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第四章 王立高等学園
シャラザール降臨
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訓練場にいたジャンヌはすさまじい力を感じていた。
「や、やばい!シャラザールだ」
真っ青になってアレクは言った。
「全員いくぞ」
ジャンヌが転移する。
慌てて転移できる5人が続き、一瞬の逡巡のうちにアレクも仕方なしに続く。
メイは眠り薬を盛られたのか既に眠りこけていた。
飲まされたその酒をクリスは噴出した。
その先にはクリスがしなだれかかってくれるのを期待したヘルマンがいた。
「まずいぞ!」
クリスはそのグラスをヘルマンに向けて投げつけた。
「何をする!」
ずぶぬれになってなおかつグラスを投げつけられたヘルマンは叫んでいた。
「それを言うのは私だろう!」
いつの間にか大剣を持っていたクリスはドンとそれを地面に叩きつけた。
周りの男たちは全員地面に叩きつけられていた。
「クリス様!」
慌てたアルバートが駆けこんで来た。
そして雰囲気の違うクリスに絶句する。
その周りにジャンヌらが転移した来た。
そしてクリス、いやシャラザールに頭を垂れる。
「お久しぶりです。シャラザール」
全員跪いていた。
「ジャンヌ。相変わらず警備はザルだな!」
シャラザールが言う。
「クリスに簡単に酒を飲ませるとは」
「申し訳ありません。学園内だと安心しておりました」
ジャンヌが頭を垂れる。
「ふんっボフミエなどという三流国が我が物顔で歩くなどマーマレードも落ちぶれたな」
「何を言う、侯爵令嬢風情が!」
何も知らないヘルマンが言う。
「ほう、口だけは達者だな。
久しぶりに剣技でもつけてやろうか、そこの三下。そのなまくら剣で切り付けてきてみろ」
顎で付けている剣を指す。
「何を言う。これはボフミエの宝剣。悪魔をも倒す聖剣と言われているのだぞ」
「ふんっ。能書きはいい。そんななまくら剣、素手で相手してやるわ」
「おのれ」
「王子」
危険を感じた護衛隊長が止めようとしたが、ヘルマンは剣を抜いて切りかかった。
その剣を素手で止めるとシャラザールは握りつぶしていた。
「ひぃー――」
ヘルマンは悲鳴を上げる。
「弱い奴はすっこんでいろ」
平手でヘルマンを張り倒していた。
ヘルマンは壁に突き刺さっていた。
「そこの護衛隊長。貴様か今回の悪巧みをしたのは」
護衛隊長は顔面蒼白だった。
力が違いすぎる。
ただただ突っ立っているだけだった。
「歯を食いしばれ」
シャラザールの拳が顔面を見舞う。
歯が数本そのまま飛び出した。
ボフミエの連中は全員ならばされてビンタされていた。
「ジャンヌ。久々に訓練付けてやろう。そこの赤い死神と一緒にかかってこい。」
終わるとシャラザールは立ち上がった。
ジャンヌが剣で切り付けるがそれをはじきつつアレクが後ろから切り付けるのをシャラザールは軽く躱す。
「最近我との仲を邪魔してくれているそうでは無いか」
アレクに言う。
「め、滅相もございません」
必死に躱しながらアレクが否定する。
「ふんっどうだか」
シャラザールの剣にアレクは弾き飛ばされていた。
「先日酒を召されて出られなかったのはなぜですか?」
何回か切り結んだジャンヌが聞く。
「貴様の母親が原因だ」
「は?」
ジャンヌは何を言われたか判らなかった。
「あの母だけは苦手なのだ。昔の乳母を思い出すのだ」
シャラザールは苦り切っていった。
という事はジャンヌの母の近くにいればシャラザールの恐怖から逃れられる?
アレクは一瞬考えた。
その瞬間シャラザールに弾き飛ばされる。
「アレク、貴様今よこしまな考えをしたな!」
「そんな事はありません」
真っ青になってアレクが言う。
「まあ良い。夜は長いからな」
いつの間にか亜空間に放り込まれた一同は朝日が顔を出すまでシャラザールにしごかれたのだった。
「や、やばい!シャラザールだ」
真っ青になってアレクは言った。
「全員いくぞ」
ジャンヌが転移する。
慌てて転移できる5人が続き、一瞬の逡巡のうちにアレクも仕方なしに続く。
メイは眠り薬を盛られたのか既に眠りこけていた。
飲まされたその酒をクリスは噴出した。
その先にはクリスがしなだれかかってくれるのを期待したヘルマンがいた。
「まずいぞ!」
クリスはそのグラスをヘルマンに向けて投げつけた。
「何をする!」
ずぶぬれになってなおかつグラスを投げつけられたヘルマンは叫んでいた。
「それを言うのは私だろう!」
いつの間にか大剣を持っていたクリスはドンとそれを地面に叩きつけた。
周りの男たちは全員地面に叩きつけられていた。
「クリス様!」
慌てたアルバートが駆けこんで来た。
そして雰囲気の違うクリスに絶句する。
その周りにジャンヌらが転移した来た。
そしてクリス、いやシャラザールに頭を垂れる。
「お久しぶりです。シャラザール」
全員跪いていた。
「ジャンヌ。相変わらず警備はザルだな!」
シャラザールが言う。
「クリスに簡単に酒を飲ませるとは」
「申し訳ありません。学園内だと安心しておりました」
ジャンヌが頭を垂れる。
「ふんっボフミエなどという三流国が我が物顔で歩くなどマーマレードも落ちぶれたな」
「何を言う、侯爵令嬢風情が!」
何も知らないヘルマンが言う。
「ほう、口だけは達者だな。
久しぶりに剣技でもつけてやろうか、そこの三下。そのなまくら剣で切り付けてきてみろ」
顎で付けている剣を指す。
「何を言う。これはボフミエの宝剣。悪魔をも倒す聖剣と言われているのだぞ」
「ふんっ。能書きはいい。そんななまくら剣、素手で相手してやるわ」
「おのれ」
「王子」
危険を感じた護衛隊長が止めようとしたが、ヘルマンは剣を抜いて切りかかった。
その剣を素手で止めるとシャラザールは握りつぶしていた。
「ひぃー――」
ヘルマンは悲鳴を上げる。
「弱い奴はすっこんでいろ」
平手でヘルマンを張り倒していた。
ヘルマンは壁に突き刺さっていた。
「そこの護衛隊長。貴様か今回の悪巧みをしたのは」
護衛隊長は顔面蒼白だった。
力が違いすぎる。
ただただ突っ立っているだけだった。
「歯を食いしばれ」
シャラザールの拳が顔面を見舞う。
歯が数本そのまま飛び出した。
ボフミエの連中は全員ならばされてビンタされていた。
「ジャンヌ。久々に訓練付けてやろう。そこの赤い死神と一緒にかかってこい。」
終わるとシャラザールは立ち上がった。
ジャンヌが剣で切り付けるがそれをはじきつつアレクが後ろから切り付けるのをシャラザールは軽く躱す。
「最近我との仲を邪魔してくれているそうでは無いか」
アレクに言う。
「め、滅相もございません」
必死に躱しながらアレクが否定する。
「ふんっどうだか」
シャラザールの剣にアレクは弾き飛ばされていた。
「先日酒を召されて出られなかったのはなぜですか?」
何回か切り結んだジャンヌが聞く。
「貴様の母親が原因だ」
「は?」
ジャンヌは何を言われたか判らなかった。
「あの母だけは苦手なのだ。昔の乳母を思い出すのだ」
シャラザールは苦り切っていった。
という事はジャンヌの母の近くにいればシャラザールの恐怖から逃れられる?
アレクは一瞬考えた。
その瞬間シャラザールに弾き飛ばされる。
「アレク、貴様今よこしまな考えをしたな!」
「そんな事はありません」
真っ青になってアレクが言う。
「まあ良い。夜は長いからな」
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