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第六章 クリス ボフミエ皇帝?になる
アデリナは奴隷の方が食べていける事に気づきました
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アデリナは心の中では絶望していた。
馬車に揺られて2日がたっており、馬車は帝都に向かっているようだった。
このまま売られて娼婦として一生すごさなければならないかもしれない。あるいはどこかの国の貴族の妾として買われるかもしれない。蛮族の首長に売られるかもしれない。
不安しか無かった。
でも食料事情だけは良くなった。3食きちんと与えられるのだ。ここ5年間こんな量の食事を与えられたことは無かった。
ご飯も粒粒の普通のお米で水っぽいお粥ではないし、おかずも3品はつく。お肉もついた。
奴隷には勿体なかった。
「うん。本当に美味しい。こんな美味しいご飯久しぶり」
姿はもう一つパットしない女がご飯を食べながら言った。
女は奴隷に売られて悲しんでいる女たちを尻目にムシャムシャ食べている。
「あなた何メソメソ泣いてるの?」
少し背の高い女が泣いている少女に聞いた。
「母さんに会いたい」
少女が言う。
「あなた幾つ?」
女が聞く。
「15」
「15になって何が母さんよ。我が家は私が売られて餓死から救われた。
私もこんなにご飯食べたの久しぶりよ。あのままいってたら皆死んでいたわ。」
女が言う。
「でも、娼婦にされるのは厭」
女が泣き叫ぶ。
「まあどうなるかは判らないけど。なるようにしかならないわよ。うまくいけばいい人に買われるかもよ」
女は能天気に言う。
「あのままにしていたら弟たちも餓死していたもの。私一人が犠牲になればいいだけじゃない。
それに少なくともご飯はよいわよ。飢え死にする心配はないわ」
女は能天気だった。
「それにこの国は聖女様が皇帝陛下になられたのだもの。
必ず私たちを助けてくれるわ」
女はそう言うが、皇帝が聖女様に代わっても何も良いことは無かった。
ご飯が食べられるようになったわけでも、父が帰って来たわけでもなかった。
逆に母が売られ、私までもが売られるようになったのだ。
聖女様は余りにも上の世界にいらっしゃって庶民の事など知りもしないのだとアデリナは思った。
「金貨25万枚の借金がある?」
財務大臣の報告の前にオーウェンが叫んでいた。
「はいっ。皇帝陛下がアマダから借金されまして」
ボフミア全人口100万人が約1.6ヶ月食べていける金額だ。
「それも月に1割の利息ってどこの高利貸しだ。」
オーウェンはうなる。
「すいません。もう担保も無くて、その利息でしか貸してくれないと」
財務卿のメルヒオールが言う。
「前ボフミア帝国の負の遺産だ。ここは踏み倒しても良いのでは」
アレクが言う。
「しかし、相手はGAFAの一角ですぞ。後で何をしてくるか判ったものでは無いですぞ」
グリンゲン宮内卿が言う。
「そのお金は何に使ったのですか」
クリスが聞く。
「戦争準備にいろいろと」
「そのいろいろの中身は」
オーウェンが畳みかける。
「私は金を借りただけで何に使ったかは皇帝陛下に聞いてみないと」
メルヒオールが言う。
「メルヒオール様は現在の財務内容の精査を。次の閣議を明後日に開きます。
それまでに出してください」
「明後日ですか?」
驚いて言う。
「25万枚など大金です。そんな借金があるなんて他にも何かないか非常に気になります」
クリスが言い切る。
「概算でいいので出してください」
「オーウェン様はそのお金が何に使われたか、調べられる限りでいいので調べて頂けますか。
それ以外に何かあれば早急に」
「判りました」
「アレクサンドル様は今回踏み倒した場合のメリットとデメリットをご報告ください」
「判りました」
アレクも頷く。
「ジャンヌお姉さまは一刻も早く国の治安維持を。少なくとも王都の見回り等宜しくお願いします」
「判った」
ジャンヌが頷く。
「ジャスティン様はジャンヌお姉さまの手助けをお願いします。
それとグリフィズ様と共に治安要員の確保と訓練を」
「了解しました」
ジャスティンとマーマレードのジャンヌの元同僚で今は部下のグリフィズが頷く。
クリスは優秀な知り合いを伝とお願いで手に入れていた。
そして、その下には有望そうなボフミアの若手をつけていた。
あと10年もすれば素晴らしい国の組織になるとは思えたが、今この危機を乗り越えられるかどうか不安な一面もあった。
クリスは不安な予感しかしなかった。
何かもっと隠されているような気がする。
その不安が閣議の終了の後にジャルカを訪ねさせる。
「これはこれはクリス様。お呼びいただければそちらに参りますのに」
ジャルカがのんびりと言った。
「ジャルカ様。お手数ですが、この国がどうなっているかもっと詳しくお調べいただくわけにはいかないでしょうか」
「このおいぼれにそれを望まれますか」
「本来ならば私たちがもっとしっかりしていればいいのですが、
財務卿はまだ何か大切な事を隠しているような気がしますし、膿は出来る限り早く出し切った方が良いと思います。何かとんでもない事が隠されているような気がして。
なんとかお力をお借り出来ないかと」
クリスは頼み込んだ。
「まあ、クリス様をこの位置につけた責任の一旦は私にもあるかもしれませんからの。
少しは老体に鞭打って働いてみます」
ジャルカは笑って言った。
「何卒宜しくお願いいたします」
クリスは頭を下げた。
「そう、その謙虚さです。クリス様が素晴らしいのは」
「謙虚などと、自らの力が無いからです」
「いやいやどこぞの馬鹿皇太子はふんぞり返っていればよいと考えているものもいますからな。
私の忠告など全く聞かない者もいますし…」
「ハクシュン」
ジャンヌは盛大なくしゃみをした。
見回りにザンらと出た途端にこれだ。
「どうしました?夏風邪ですか」
「ザン、今は冬よ」
冷静なライラが突っ込む。
「言っても俺らから言うと夏だぜ。この気温は」
ザンが言う。
「そうかと言うと夜は冷えるしな。姫様も布団を蹴飛ばしして寝ていて風邪ひいたのでは」
横からヨハンが言う。
「そんなガキみたいなことしない。絶対にどこかの誰かがろくでもない噂をしているに違いない」
ジャンヌが言い切った。
噂をすると言えばジャルカかジャルカかジャルカしかいない。
絶対にお目付け役の爺がクリスに愚痴っているに違いない。
ジャンヌの予感は当たっていた。
「どうでしたかな。財務卿」
電話の向こうでモーリツが聞く。
「言われたように一同慌てふためいておりましたぞ」
笑ってメルヒオールがいう。
「これでGAFAで金貨100万枚の借金があると知ればどうでしょうな」
「しかし、それをきちんと払って頂けますかな」
モーリツが聞く。
普通は踏み倒そうと動く奴もいるはずだ。
「アレク殿下らは踏み倒しそうでしたな」
「ノルディン皇太子殿下ですか」
唇を上にあげてモーリツがいう。
「いつまでもノルディン皇太子殿下のつもりでいてもらっては困りますな
借りた金は払って頂かないと」
笑ってモーリツが言う。
と言ってもアレクはノルディン帝国の皇太子はそのままに今の役職についているのだが。
GAFAにかかればノルディン帝国と言っても恐れの対象では無いようだった。
「メルヒオール様にも渡したお金分は働いてもらわないと」
「判っておる。当然その方らに悪いようには動かないようにする。
しかし、赤い死神らがどのように動くかは確実な事は判らんぞ」
「ある程度はこちらで手は打ってあります。メルヒオール様には借金返済の方向で動いていただいて
後はこちらにお任せください」
「んっ宜しく頼むぞ」
「そちらこそよろしくお願いします」
にやっと笑ってモーリツは電話を切った。
「どうだ、うまくいきそうか」
電話の様子を後ろから見ていたランベルト・アマダはきいた。
「メルヒオールもある程度は動いてくれましょう。
まあうまくいかない時は切り捨てれば済むことですが」
「モーリツは怖いな」
「ランベルト様にはかないませんよ」
二人は笑い合った。
馬車に揺られて2日がたっており、馬車は帝都に向かっているようだった。
このまま売られて娼婦として一生すごさなければならないかもしれない。あるいはどこかの国の貴族の妾として買われるかもしれない。蛮族の首長に売られるかもしれない。
不安しか無かった。
でも食料事情だけは良くなった。3食きちんと与えられるのだ。ここ5年間こんな量の食事を与えられたことは無かった。
ご飯も粒粒の普通のお米で水っぽいお粥ではないし、おかずも3品はつく。お肉もついた。
奴隷には勿体なかった。
「うん。本当に美味しい。こんな美味しいご飯久しぶり」
姿はもう一つパットしない女がご飯を食べながら言った。
女は奴隷に売られて悲しんでいる女たちを尻目にムシャムシャ食べている。
「あなた何メソメソ泣いてるの?」
少し背の高い女が泣いている少女に聞いた。
「母さんに会いたい」
少女が言う。
「あなた幾つ?」
女が聞く。
「15」
「15になって何が母さんよ。我が家は私が売られて餓死から救われた。
私もこんなにご飯食べたの久しぶりよ。あのままいってたら皆死んでいたわ。」
女が言う。
「でも、娼婦にされるのは厭」
女が泣き叫ぶ。
「まあどうなるかは判らないけど。なるようにしかならないわよ。うまくいけばいい人に買われるかもよ」
女は能天気に言う。
「あのままにしていたら弟たちも餓死していたもの。私一人が犠牲になればいいだけじゃない。
それに少なくともご飯はよいわよ。飢え死にする心配はないわ」
女は能天気だった。
「それにこの国は聖女様が皇帝陛下になられたのだもの。
必ず私たちを助けてくれるわ」
女はそう言うが、皇帝が聖女様に代わっても何も良いことは無かった。
ご飯が食べられるようになったわけでも、父が帰って来たわけでもなかった。
逆に母が売られ、私までもが売られるようになったのだ。
聖女様は余りにも上の世界にいらっしゃって庶民の事など知りもしないのだとアデリナは思った。
「金貨25万枚の借金がある?」
財務大臣の報告の前にオーウェンが叫んでいた。
「はいっ。皇帝陛下がアマダから借金されまして」
ボフミア全人口100万人が約1.6ヶ月食べていける金額だ。
「それも月に1割の利息ってどこの高利貸しだ。」
オーウェンはうなる。
「すいません。もう担保も無くて、その利息でしか貸してくれないと」
財務卿のメルヒオールが言う。
「前ボフミア帝国の負の遺産だ。ここは踏み倒しても良いのでは」
アレクが言う。
「しかし、相手はGAFAの一角ですぞ。後で何をしてくるか判ったものでは無いですぞ」
グリンゲン宮内卿が言う。
「そのお金は何に使ったのですか」
クリスが聞く。
「戦争準備にいろいろと」
「そのいろいろの中身は」
オーウェンが畳みかける。
「私は金を借りただけで何に使ったかは皇帝陛下に聞いてみないと」
メルヒオールが言う。
「メルヒオール様は現在の財務内容の精査を。次の閣議を明後日に開きます。
それまでに出してください」
「明後日ですか?」
驚いて言う。
「25万枚など大金です。そんな借金があるなんて他にも何かないか非常に気になります」
クリスが言い切る。
「概算でいいので出してください」
「オーウェン様はそのお金が何に使われたか、調べられる限りでいいので調べて頂けますか。
それ以外に何かあれば早急に」
「判りました」
「アレクサンドル様は今回踏み倒した場合のメリットとデメリットをご報告ください」
「判りました」
アレクも頷く。
「ジャンヌお姉さまは一刻も早く国の治安維持を。少なくとも王都の見回り等宜しくお願いします」
「判った」
ジャンヌが頷く。
「ジャスティン様はジャンヌお姉さまの手助けをお願いします。
それとグリフィズ様と共に治安要員の確保と訓練を」
「了解しました」
ジャスティンとマーマレードのジャンヌの元同僚で今は部下のグリフィズが頷く。
クリスは優秀な知り合いを伝とお願いで手に入れていた。
そして、その下には有望そうなボフミアの若手をつけていた。
あと10年もすれば素晴らしい国の組織になるとは思えたが、今この危機を乗り越えられるかどうか不安な一面もあった。
クリスは不安な予感しかしなかった。
何かもっと隠されているような気がする。
その不安が閣議の終了の後にジャルカを訪ねさせる。
「これはこれはクリス様。お呼びいただければそちらに参りますのに」
ジャルカがのんびりと言った。
「ジャルカ様。お手数ですが、この国がどうなっているかもっと詳しくお調べいただくわけにはいかないでしょうか」
「このおいぼれにそれを望まれますか」
「本来ならば私たちがもっとしっかりしていればいいのですが、
財務卿はまだ何か大切な事を隠しているような気がしますし、膿は出来る限り早く出し切った方が良いと思います。何かとんでもない事が隠されているような気がして。
なんとかお力をお借り出来ないかと」
クリスは頼み込んだ。
「まあ、クリス様をこの位置につけた責任の一旦は私にもあるかもしれませんからの。
少しは老体に鞭打って働いてみます」
ジャルカは笑って言った。
「何卒宜しくお願いいたします」
クリスは頭を下げた。
「そう、その謙虚さです。クリス様が素晴らしいのは」
「謙虚などと、自らの力が無いからです」
「いやいやどこぞの馬鹿皇太子はふんぞり返っていればよいと考えているものもいますからな。
私の忠告など全く聞かない者もいますし…」
「ハクシュン」
ジャンヌは盛大なくしゃみをした。
見回りにザンらと出た途端にこれだ。
「どうしました?夏風邪ですか」
「ザン、今は冬よ」
冷静なライラが突っ込む。
「言っても俺らから言うと夏だぜ。この気温は」
ザンが言う。
「そうかと言うと夜は冷えるしな。姫様も布団を蹴飛ばしして寝ていて風邪ひいたのでは」
横からヨハンが言う。
「そんなガキみたいなことしない。絶対にどこかの誰かがろくでもない噂をしているに違いない」
ジャンヌが言い切った。
噂をすると言えばジャルカかジャルカかジャルカしかいない。
絶対にお目付け役の爺がクリスに愚痴っているに違いない。
ジャンヌの予感は当たっていた。
「どうでしたかな。財務卿」
電話の向こうでモーリツが聞く。
「言われたように一同慌てふためいておりましたぞ」
笑ってメルヒオールがいう。
「これでGAFAで金貨100万枚の借金があると知ればどうでしょうな」
「しかし、それをきちんと払って頂けますかな」
モーリツが聞く。
普通は踏み倒そうと動く奴もいるはずだ。
「アレク殿下らは踏み倒しそうでしたな」
「ノルディン皇太子殿下ですか」
唇を上にあげてモーリツがいう。
「いつまでもノルディン皇太子殿下のつもりでいてもらっては困りますな
借りた金は払って頂かないと」
笑ってモーリツが言う。
と言ってもアレクはノルディン帝国の皇太子はそのままに今の役職についているのだが。
GAFAにかかればノルディン帝国と言っても恐れの対象では無いようだった。
「メルヒオール様にも渡したお金分は働いてもらわないと」
「判っておる。当然その方らに悪いようには動かないようにする。
しかし、赤い死神らがどのように動くかは確実な事は判らんぞ」
「ある程度はこちらで手は打ってあります。メルヒオール様には借金返済の方向で動いていただいて
後はこちらにお任せください」
「んっ宜しく頼むぞ」
「そちらこそよろしくお願いします」
にやっと笑ってモーリツは電話を切った。
「どうだ、うまくいきそうか」
電話の様子を後ろから見ていたランベルト・アマダはきいた。
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