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第九章 ザール教騒乱
ザール教の枢軸卿は赤い死神に謁見しました
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その日の閣議の後、クリスは執務室でイライラしながらアデリナらが帰ってくるのを待っていた。
クリスが不機嫌なのが伝わって、皆ピリピリしていた。
フェビアンは針のむしろだったが、逃げるべく即座にグリフィズの諜報局に移って行ったので、クリスはイライラを解消する手立てを失って、さらにいらいらが募っていた。
一応、現在の状況が内密にクリスとオーウェンからイザベラらには伝えられるが、こんなクリスは初めてなので、イザベラらは戸惑っていた。
「クリス様。大丈夫です。アデリナもビアンカもしっかりした子らですから」
あまりに見かねて別室にクリスを誘ってイザベラが話す。
「そうですよ。クリス様。彼女らは奴隷として売られたこともあるのですから、そう簡単に麻薬の餌食にはなりませんよ」
ミアもクリスを慰める。
「そうは言っても、ミア、私あの子達のことに気付いてあげられなくて」
「クリス様が100%把握するのは不可能です。私が掴んでいなかったのが悪いのです」
ミアが言う。
「ビアンカは公爵令嬢の友達が出来たととても喜んでいまししたから」
「そのビアンカの心を弄ぶなど、あの公爵の子も許しません」
「でも、クリス様。あのロヴィーサという子も繰られているだけだと思います」
「そうです。この前の舞踏会で見た感じでも、到底、人を嵌めるなど高等なことが出来るとは思えません」
イザベラとミアの言葉にクリスもそう言えばそうだと頷いた。
「そうですね。どちらにしろあの子らを罠にはめようとしたザール教の面々は許しません」
クリスは二人に頷いた。
一方執務室にも衝撃が走っていた。
その当事者のザール教の枢軸卿が筆頭魔導師に挨拶に宮殿に来たのだ。
「何だと、ザール教の枢軸卿がクリスに挨拶だと」
オーウェンが切れて言った。
「どうします。クリス様につなぎますか」
ヘルマンが訊く。
「つなげるわけ無いだろう。麻薬販売の親方なんかにクリスを会わせられるか。ここは私が会おう」
オーウェンが言った。
「いや、オーウェン。外交絡みは私の出番だろう。ザール教は小さいながらも国を持っている」
横からアレクが首を突っ込んできた。
「じゃあ、一緒に出るか」
「たかだか1宗派の枢軸卿だろう。閣僚が二人も会う必要はないだろう。筆頭魔導師様に面会を希望するなんて思い上がりも甚だしい。格の違いを思い知らせてやるよ」
オーウェンの言葉にアレクはニヤリと笑った。
アルヴィ・パーテロは謁見室に通されてからイライラと待っていた。既に通されてから1時間が経とうとしていた。
「この私を1時間も待たすなど、筆頭魔導師は何様のつもりだ」
ザール教の信者は全世界に200万人も知るのだ。アルヴィはその中でも5人といない枢軸卿の1人なのだ。小国などではすぐに国王も飛んでくるくらいなのに。ボフミエなどという辺境の筆頭魔導師風情が1時間も待たせるとはどういう事だ。
そこへマントを翻してアレクが入ってきた。後ろにペトロと悠然と词语が続く。
アルヴィは筆頭魔導師の小娘でないことに驚いたが、相手を見て慌てて頭を下げた。
「待たせたな。ザール教のなんだったかな」
「アルヴィ枢軸卿です」
ペトロが横から告げる。
「そう、その枢軸卿だ」
馬鹿にしたようにアレクが言う。
「筆頭魔導師殿は」
戸惑ってアルヴィは思わず口が滑っていた。
「おいっ」
アレクがギロリとアルヴィを睨んだ。
「ヒィィィ」
思わずアルヴィは震え上がった。
「ザールの使い、筆頭魔導師様だ。間違えるな」
アレクが威圧して言い切る。
「も、申し訳ありません」
思わずアルヴィは頭を下げていた。
「貴様ごときに筆頭魔導師様がお会いいただけるわけ無かろう。もし会って頂きたければ、貴様らのトップ自ら1年前に申し込みに来い」
アレクは言い渡していた。
「私自らが会ってやるのも温情だぞ。本来ならばそこにいる悠然に代わりに会わせるところだが、気まぐれに会ってやったのだ。感謝しろよ。まあ、本来ならば私に会うのも1ヶ月前の申し込みが必要だがな。それも、部下風情が会いに来るなど片腹痛いわ」
そう言うとアレクは笑った。
流石にアルヴィがむっとすると
「不服か。何なら貴様の国を滅ぼしてやってもよいが」
アレクが物騒なことを言い出した。そう彼は本来ならノルディン帝国の皇太子にして赤い死神。
彼の手によって滅ぼされた国は片手には収まらないのだ。彼が本気になればザール教は大打撃を食らうに違いない。
「も、申し訳ありません。決してそのようなことは。アレクサンドル皇太子殿下にお会い頂けて光栄でございます」
アルヴィは平伏しそうな勢いで謝った。そうなのだ。ノルディン帝国ではザール教は本当に細々と活動しているに過ぎなかった。皇太子なんかに会うことなど不可能なのだ。ザール教の幹部として初めて会えたのだ。本来これは大きな前進以外の何物でもなかった。筆頭魔導師に会う以上の進展であることは間違いなかった。ここは少しでも親しくなるに越した事はなかった。
「ザールの使者よ。私はここではボフミエ魔導国の外務卿だ。間違えてもらっては困るが」
「申し訳ありません。アレクサンドル外務卿にお会いできただけで身に余る栄誉でございます」
アルヴィは揉み手をせんばかりに従順になっていた。
「何だこれは面白くない。もっと反発してくれないと」
ボソリとアレクが言う。
その言葉に不審そうにアルヴィが見る。
「外務卿。心の言葉が漏れています」
ペトロが慌てて注意した。
「いかがなさいましたか」
「いや、なんでも無い。そうだ。できれば貴様らの教会を一度見てみたいと思ったのだが」
「えっ本当でございますか。ぜひともご覧頂きたいのですが」
アレクの言葉に喜んでアルヴィは応える。
「ペトロ。明日の夕方ならなんとかなるか」
「おそらくは大丈夫かと」
「判った。明日の夕方に公爵家の聖堂に行かせて頂く」
「はっ。お待ちしております」
ニタリと笑ったアレクにこれも大喜びのアルヴィが頭を下げた。
ノルディンへの布教の可能性を考えるアルヴィと突入のための下調べに行こうとするアレクの思いは大きく乖離していた。
クリスが不機嫌なのが伝わって、皆ピリピリしていた。
フェビアンは針のむしろだったが、逃げるべく即座にグリフィズの諜報局に移って行ったので、クリスはイライラを解消する手立てを失って、さらにいらいらが募っていた。
一応、現在の状況が内密にクリスとオーウェンからイザベラらには伝えられるが、こんなクリスは初めてなので、イザベラらは戸惑っていた。
「クリス様。大丈夫です。アデリナもビアンカもしっかりした子らですから」
あまりに見かねて別室にクリスを誘ってイザベラが話す。
「そうですよ。クリス様。彼女らは奴隷として売られたこともあるのですから、そう簡単に麻薬の餌食にはなりませんよ」
ミアもクリスを慰める。
「そうは言っても、ミア、私あの子達のことに気付いてあげられなくて」
「クリス様が100%把握するのは不可能です。私が掴んでいなかったのが悪いのです」
ミアが言う。
「ビアンカは公爵令嬢の友達が出来たととても喜んでいまししたから」
「そのビアンカの心を弄ぶなど、あの公爵の子も許しません」
「でも、クリス様。あのロヴィーサという子も繰られているだけだと思います」
「そうです。この前の舞踏会で見た感じでも、到底、人を嵌めるなど高等なことが出来るとは思えません」
イザベラとミアの言葉にクリスもそう言えばそうだと頷いた。
「そうですね。どちらにしろあの子らを罠にはめようとしたザール教の面々は許しません」
クリスは二人に頷いた。
一方執務室にも衝撃が走っていた。
その当事者のザール教の枢軸卿が筆頭魔導師に挨拶に宮殿に来たのだ。
「何だと、ザール教の枢軸卿がクリスに挨拶だと」
オーウェンが切れて言った。
「どうします。クリス様につなぎますか」
ヘルマンが訊く。
「つなげるわけ無いだろう。麻薬販売の親方なんかにクリスを会わせられるか。ここは私が会おう」
オーウェンが言った。
「いや、オーウェン。外交絡みは私の出番だろう。ザール教は小さいながらも国を持っている」
横からアレクが首を突っ込んできた。
「じゃあ、一緒に出るか」
「たかだか1宗派の枢軸卿だろう。閣僚が二人も会う必要はないだろう。筆頭魔導師様に面会を希望するなんて思い上がりも甚だしい。格の違いを思い知らせてやるよ」
オーウェンの言葉にアレクはニヤリと笑った。
アルヴィ・パーテロは謁見室に通されてからイライラと待っていた。既に通されてから1時間が経とうとしていた。
「この私を1時間も待たすなど、筆頭魔導師は何様のつもりだ」
ザール教の信者は全世界に200万人も知るのだ。アルヴィはその中でも5人といない枢軸卿の1人なのだ。小国などではすぐに国王も飛んでくるくらいなのに。ボフミエなどという辺境の筆頭魔導師風情が1時間も待たせるとはどういう事だ。
そこへマントを翻してアレクが入ってきた。後ろにペトロと悠然と词语が続く。
アルヴィは筆頭魔導師の小娘でないことに驚いたが、相手を見て慌てて頭を下げた。
「待たせたな。ザール教のなんだったかな」
「アルヴィ枢軸卿です」
ペトロが横から告げる。
「そう、その枢軸卿だ」
馬鹿にしたようにアレクが言う。
「筆頭魔導師殿は」
戸惑ってアルヴィは思わず口が滑っていた。
「おいっ」
アレクがギロリとアルヴィを睨んだ。
「ヒィィィ」
思わずアルヴィは震え上がった。
「ザールの使い、筆頭魔導師様だ。間違えるな」
アレクが威圧して言い切る。
「も、申し訳ありません」
思わずアルヴィは頭を下げていた。
「貴様ごときに筆頭魔導師様がお会いいただけるわけ無かろう。もし会って頂きたければ、貴様らのトップ自ら1年前に申し込みに来い」
アレクは言い渡していた。
「私自らが会ってやるのも温情だぞ。本来ならばそこにいる悠然に代わりに会わせるところだが、気まぐれに会ってやったのだ。感謝しろよ。まあ、本来ならば私に会うのも1ヶ月前の申し込みが必要だがな。それも、部下風情が会いに来るなど片腹痛いわ」
そう言うとアレクは笑った。
流石にアルヴィがむっとすると
「不服か。何なら貴様の国を滅ぼしてやってもよいが」
アレクが物騒なことを言い出した。そう彼は本来ならノルディン帝国の皇太子にして赤い死神。
彼の手によって滅ぼされた国は片手には収まらないのだ。彼が本気になればザール教は大打撃を食らうに違いない。
「も、申し訳ありません。決してそのようなことは。アレクサンドル皇太子殿下にお会い頂けて光栄でございます」
アルヴィは平伏しそうな勢いで謝った。そうなのだ。ノルディン帝国ではザール教は本当に細々と活動しているに過ぎなかった。皇太子なんかに会うことなど不可能なのだ。ザール教の幹部として初めて会えたのだ。本来これは大きな前進以外の何物でもなかった。筆頭魔導師に会う以上の進展であることは間違いなかった。ここは少しでも親しくなるに越した事はなかった。
「ザールの使者よ。私はここではボフミエ魔導国の外務卿だ。間違えてもらっては困るが」
「申し訳ありません。アレクサンドル外務卿にお会いできただけで身に余る栄誉でございます」
アルヴィは揉み手をせんばかりに従順になっていた。
「何だこれは面白くない。もっと反発してくれないと」
ボソリとアレクが言う。
その言葉に不審そうにアルヴィが見る。
「外務卿。心の言葉が漏れています」
ペトロが慌てて注意した。
「いかがなさいましたか」
「いや、なんでも無い。そうだ。できれば貴様らの教会を一度見てみたいと思ったのだが」
「えっ本当でございますか。ぜひともご覧頂きたいのですが」
アレクの言葉に喜んでアルヴィは応える。
「ペトロ。明日の夕方ならなんとかなるか」
「おそらくは大丈夫かと」
「判った。明日の夕方に公爵家の聖堂に行かせて頂く」
「はっ。お待ちしております」
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