296 / 480
第九章 ザール教騒乱
ザール教国決戦1 戦神は親征しました
しおりを挟む
「シャラザール。200名集合いたしました」
ジャンヌが報告する。
「我が魔導師団50名。ジャスティン率いる騎士団より50名。ドラフォードより20名。ノルデインより20名。テレーゼより20名。その他40名。出撃準備完了いたしました」
「良し。本来ならば、ザール教国は余の一撃で消滅させたいところであるが、クリスの小娘の希望もあろう。アレク、まず、貴様ら皇太子連中で降伏勧告を全世界のザール教徒に行うが良い」
「はっ。ではまず、ザール教国に降伏勧告を行います」
「うむ。ジャルカ、それが終われば全世界あてにそれを流せ」
「はい。本当にシャラザール様は人使いが荒いですな」
「何か申したか」
「いえ、何でもございません」
ジャルカは慌てて否定した。
「外務卿。ザール本国と繋がりました」
悠然が報告する。
画面にはマウノ・アールネ教皇魔導師団長が出た。
「私はボフミエ国外務卿アレクサンドル・ボロゾドフである」
「これはこれははじめまして。私は教皇魔導師団長を拝命しておりますマウノ・アールネと申します」
「ふんっ。教皇はどうした」
「何をおっしゃいます。貴国の筆頭魔導師様によって暗殺されました」
「あっはっはっは」
アレクはそれを聞いて大声で笑い出した。
「外務卿、笑われるとはどういうことですか」
色をなしてマウノが言う。
「嘘は休み休み言え」
「嘘ですと。何を証拠に」
アレクは手を振った。
そこには女奴隷たちに姦淫している教皇の姿が映し出された。
「ははは、ボフミエの小娘よ。貴様も信者共に殺されて終わりだ。余に逆らう奴らはこのように殺されるか奴隷に叩き落としてやるわ」
画面では教皇の痴態があからさまに映っていた。
「な、これをどこで」
「ふんっ。我が諜報機関は優秀だからな。貴様らの手先によって多くが殺されたようだが、貴様の後ろにもまだ残っておるぞ」
アレクが脅す。
「な、何をご冗談を」
聞き捨てならぬ言葉にマウノは引きつった声を出した。
「これにより、我が筆頭魔導師様はご決断された。このような汚らしい教皇の存在自体が世の罪悪であると。麻薬禁止令、奴隷禁止令の2つの禁止令に違反し事も明白である。更に本来品行方正であるべくザール教のトップの教皇自らがこのような蛮行を行っている事実は許されるべきではないとご親征をご決断なされた。貴様らに警告する。直ちに我らに降伏せよ。」
「な、何をボフミエなどという小国がちょございな」
「さようか。貴様には警告したぞ」
アレクは合図をして画面から消させる。
「全ザール教徒に注ぐ。このような汚らしい教皇をトップに据えていて、貴様らはこれでも人間か。直ちに改宗すれば良し。さもなければ、麻薬使用幇助並びに奴隷禁止令違反、国家反逆罪にて逮捕する」
アレクは隣のジャンヌに変わる。
「私はボフミエ魔導国魔導師団長のジャンヌ・マーマレードだ。ノルディン、ドラフォード、テレーゼ、陳、ジパグ各国と連合し、これより、ザール教国を攻撃する。速やかに降伏せよ。降伏しない場合は悪逆非道の教皇に与するものとして処断する」
「私は内務卿のオーウェン・ドラフォードです。我が連合軍はこれより攻撃を開始する。ザール教国の良心に乗っ取り速やかに降伏し、変態教皇を拘束、こちらに引き渡すことを期待する」
「教育卿のアメリア・テレーゼです。本日我が枕元に戦神シャラザールが立たれて泣いておられました。我が息子ザールが残せしザール教がこのような非道なことに手を貸していることなど許せんと。我が天罰をザール教国に与えるとのことです。我が国ボフミエ始め多くの国のか弱い女性が性奴隷に貶められてザール教の神父たちに性搾取されています。そして、あなた方のミサに常用を続けると廃人になるという恐ろしい麻薬パラウェイが使用されているのです。
そう、あなた方は騙されていたのです。先程の画像を見られて如何に教皇アードルフ・ナッティネンが悪逆非道の人間のクズだということがよくおわかりになられたと思います。今こそ我らとともに立ち上がり、ザール教の害悪を取り除こうではありませんか」、
「コレキヨ・ジパグ財務卿です。戦神シャラザールはお怒りです。直ちに降伏を。これ以上の抵抗はお怒りに火に油を注ぐようなものです」
「内務次官の一人の依然です。ザールの皆さん。シャラザールはお怒りです。直ちに降伏を。反抗する場合は、天罰が必ず下ると思います。兵士の皆さん。速やかに降伏して下さい。あんな汚らしい教皇のために命を捨てることは無駄死にと言うか、地獄へのパスポートです。
えっ、はい、判りました。シャラザールは今から転移攻撃にうつられるそうです。降伏する場合はその場に平伏せよとのことです」
「以上だ。我らはこれより転移攻撃に入る。既に陳国より2個師団の南下が。ドラフォードより1個師団の北上が確認された。我が本体はそれ以上の戦力を持つ。速やかな降伏を期待する」
「よし、全軍攻撃に移るぞ」
シャラザールが命令した。
ジャルカが大掛かりな魔法陣を発動させる。
200名が光りに包まれると次の瞬間に消えた。
ジャンヌが報告する。
「我が魔導師団50名。ジャスティン率いる騎士団より50名。ドラフォードより20名。ノルデインより20名。テレーゼより20名。その他40名。出撃準備完了いたしました」
「良し。本来ならば、ザール教国は余の一撃で消滅させたいところであるが、クリスの小娘の希望もあろう。アレク、まず、貴様ら皇太子連中で降伏勧告を全世界のザール教徒に行うが良い」
「はっ。ではまず、ザール教国に降伏勧告を行います」
「うむ。ジャルカ、それが終われば全世界あてにそれを流せ」
「はい。本当にシャラザール様は人使いが荒いですな」
「何か申したか」
「いえ、何でもございません」
ジャルカは慌てて否定した。
「外務卿。ザール本国と繋がりました」
悠然が報告する。
画面にはマウノ・アールネ教皇魔導師団長が出た。
「私はボフミエ国外務卿アレクサンドル・ボロゾドフである」
「これはこれははじめまして。私は教皇魔導師団長を拝命しておりますマウノ・アールネと申します」
「ふんっ。教皇はどうした」
「何をおっしゃいます。貴国の筆頭魔導師様によって暗殺されました」
「あっはっはっは」
アレクはそれを聞いて大声で笑い出した。
「外務卿、笑われるとはどういうことですか」
色をなしてマウノが言う。
「嘘は休み休み言え」
「嘘ですと。何を証拠に」
アレクは手を振った。
そこには女奴隷たちに姦淫している教皇の姿が映し出された。
「ははは、ボフミエの小娘よ。貴様も信者共に殺されて終わりだ。余に逆らう奴らはこのように殺されるか奴隷に叩き落としてやるわ」
画面では教皇の痴態があからさまに映っていた。
「な、これをどこで」
「ふんっ。我が諜報機関は優秀だからな。貴様らの手先によって多くが殺されたようだが、貴様の後ろにもまだ残っておるぞ」
アレクが脅す。
「な、何をご冗談を」
聞き捨てならぬ言葉にマウノは引きつった声を出した。
「これにより、我が筆頭魔導師様はご決断された。このような汚らしい教皇の存在自体が世の罪悪であると。麻薬禁止令、奴隷禁止令の2つの禁止令に違反し事も明白である。更に本来品行方正であるべくザール教のトップの教皇自らがこのような蛮行を行っている事実は許されるべきではないとご親征をご決断なされた。貴様らに警告する。直ちに我らに降伏せよ。」
「な、何をボフミエなどという小国がちょございな」
「さようか。貴様には警告したぞ」
アレクは合図をして画面から消させる。
「全ザール教徒に注ぐ。このような汚らしい教皇をトップに据えていて、貴様らはこれでも人間か。直ちに改宗すれば良し。さもなければ、麻薬使用幇助並びに奴隷禁止令違反、国家反逆罪にて逮捕する」
アレクは隣のジャンヌに変わる。
「私はボフミエ魔導国魔導師団長のジャンヌ・マーマレードだ。ノルディン、ドラフォード、テレーゼ、陳、ジパグ各国と連合し、これより、ザール教国を攻撃する。速やかに降伏せよ。降伏しない場合は悪逆非道の教皇に与するものとして処断する」
「私は内務卿のオーウェン・ドラフォードです。我が連合軍はこれより攻撃を開始する。ザール教国の良心に乗っ取り速やかに降伏し、変態教皇を拘束、こちらに引き渡すことを期待する」
「教育卿のアメリア・テレーゼです。本日我が枕元に戦神シャラザールが立たれて泣いておられました。我が息子ザールが残せしザール教がこのような非道なことに手を貸していることなど許せんと。我が天罰をザール教国に与えるとのことです。我が国ボフミエ始め多くの国のか弱い女性が性奴隷に貶められてザール教の神父たちに性搾取されています。そして、あなた方のミサに常用を続けると廃人になるという恐ろしい麻薬パラウェイが使用されているのです。
そう、あなた方は騙されていたのです。先程の画像を見られて如何に教皇アードルフ・ナッティネンが悪逆非道の人間のクズだということがよくおわかりになられたと思います。今こそ我らとともに立ち上がり、ザール教の害悪を取り除こうではありませんか」、
「コレキヨ・ジパグ財務卿です。戦神シャラザールはお怒りです。直ちに降伏を。これ以上の抵抗はお怒りに火に油を注ぐようなものです」
「内務次官の一人の依然です。ザールの皆さん。シャラザールはお怒りです。直ちに降伏を。反抗する場合は、天罰が必ず下ると思います。兵士の皆さん。速やかに降伏して下さい。あんな汚らしい教皇のために命を捨てることは無駄死にと言うか、地獄へのパスポートです。
えっ、はい、判りました。シャラザールは今から転移攻撃にうつられるそうです。降伏する場合はその場に平伏せよとのことです」
「以上だ。我らはこれより転移攻撃に入る。既に陳国より2個師団の南下が。ドラフォードより1個師団の北上が確認された。我が本体はそれ以上の戦力を持つ。速やかな降伏を期待する」
「よし、全軍攻撃に移るぞ」
シャラザールが命令した。
ジャルカが大掛かりな魔法陣を発動させる。
200名が光りに包まれると次の瞬間に消えた。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】私が誰だか、分かってますか?
美麗
恋愛
アスターテ皇国
時の皇太子は、皇太子妃とその侍女を妾妃とし他の妃を娶ることはなかった
出産時の出血により一時病床にあったもののゆっくり回復した。
皇太子は皇帝となり、皇太子妃は皇后となった。
そして、皇后との間に産まれた男児を皇太子とした。
以降の子は妾妃との娘のみであった。
表向きは皇帝と皇后の仲は睦まじく、皇后は妾妃を受け入れていた。
ただ、皇帝と皇后より、皇后と妾妃の仲はより睦まじくあったとの話もあるようだ。
残念ながら、この妾妃は産まれも育ちも定かではなかった。
また、後ろ盾も何もないために何故皇后の侍女となったかも不明であった。
そして、この妾妃の娘マリアーナははたしてどのような娘なのか…
17話完結予定です。
完結まで書き終わっております。
よろしくお願いいたします。
【完】あの、……どなたでしょうか?
桐生桜月姫
恋愛
「キャサリン・ルーラー
爵位を傘に取る卑しい女め、今この時を以て貴様との婚約を破棄する。」
見た目だけは、麗しの王太子殿下から出た言葉に、婚約破棄を突きつけられた美しい女性は………
「あの、……どなたのことでしょうか?」
まさかの意味不明発言!!
今ここに幕開ける、波瀾万丈の間違い婚約破棄ラブコメ!!
結末やいかに!!
*******************
執筆終了済みです。
完結 王族の醜聞がメシウマ過ぎる件
音爽(ネソウ)
恋愛
王太子は言う。
『お前みたいなつまらない女など要らない、だが優秀さはかってやろう。第二妃として存分に働けよ』
『ごめんなさぁい、貴女は私の代わりに公儀をやってねぇ。だってそれしか取り柄がないんだしぃ』
公務のほとんどを丸投げにする宣言をして、正妃になるはずのアンドレイナ・サンドリーニを蹴落とし正妃の座に就いたベネッタ・ルニッチは高笑いした。王太子は彼女を第二妃として迎えると宣言したのである。
もちろん、そんな事は罷りならないと王は反対したのだが、その言葉を退けて彼女は同意をしてしまう。
屈辱的なことを敢えて受け入れたアンドレイナの真意とは……
*表紙絵自作
「お幸せに」と微笑んだ悪役令嬢は、二度と戻らなかった。
パリパリかぷちーの
恋愛
王太子から婚約破棄を告げられたその日、
クラリーチェ=ヴァレンティナは微笑んでこう言った。
「どうか、お幸せに」──そして姿を消した。
完璧すぎる令嬢。誰にも本心を明かさなかった彼女が、
“何も持たずに”去ったその先にあったものとは。
これは誰かのために生きることをやめ、
「私自身の幸せ」を選びなおした、
ひとりの元・悪役令嬢の再生と静かな愛の物語。
断腸の思いで王家に差し出した孫娘が婚約破棄されて帰ってきた
兎屋亀吉
恋愛
ある日王家主催のパーティに行くといって出かけた孫娘のエリカが泣きながら帰ってきた。買ったばかりのドレスは真っ赤なワインで汚され、左頬は腫れていた。話を聞くと王子に婚約を破棄され、取り巻きたちに酷いことをされたという。許せん。戦じゃ。この命燃え尽きようとも、必ずや王家を滅ぼしてみせようぞ。
捨てられ侯爵令嬢ですが、逃亡先で息子と幸せに過ごしていますので、邪魔しないでください。
蒼月柚希
恋愛
公爵様の呪いは解かれました。
これで、貴方も私も自由です。
……だから、もういいですよね?
私も、自由にして……。
5年後。
私は、ある事情から生まれ育った祖国を離れ、
親切な冒険者パーティーと、その地を治める辺境伯様のご家族に守られながら、
今日も幸せに子育てをしています。
だから貴方も勝手に、お幸せになってくださいね。
私のことは忘れて……。
これは、お互いの思いがこじれ、離れ離れになってしまった一組の夫婦の物語。
はたして、夫婦は無事に、離婚を回避することができるのか?
【完結】婿入り予定の婚約者は恋人と結婚したいらしい 〜そのひと爵位継げなくなるけどそんなに欲しいなら譲ります〜
早奈恵
恋愛
【完結】ざまぁ展開あります⚫︎幼なじみで婚約者のデニスが恋人を作り、破談となってしまう。困ったステファニーは急遽婿探しをする事になる。⚫︎新しい相手と婚約発表直前『やっぱりステファニーと結婚する』とデニスが言い出した。⚫︎辺境伯になるにはステファニーと結婚が必要と気が付いたデニスと辺境伯夫人になりたかった恋人ブリトニーを前に、ステファニーは新しい婚約者ブラッドリーと共に対抗する。⚫︎デニスの恋人ブリトニーが不公平だと言い、デニスにもチャンスをくれと縋り出す。⚫︎そしてデニスとブラッドが言い合いになり、決闘することに……。
さよなら初恋。私をふったあなたが、後悔するまで
ミカン♬
恋愛
2025.10.11ホットランキング1位になりました。夢のようでとても嬉しいです!
読んでくださって、本当にありがとうございました😊
前世の記憶を持つオーレリアは可愛いものが大好き。
婚約者(内定)のメルキオは子供の頃結婚を約束した相手。彼は可愛い男の子でオーレリアの初恋の人だった。
一方メルキオの初恋の相手はオーレリアの従姉妹であるティオラ。ずっとオーレリアを悩ませる種だったのだが1年前に侯爵家の令息と婚約を果たし、オーレリアは安心していたのだが……
ティオラは婚約を解消されて、再びオーレリア達の仲に割り込んできた。
★補足:ティオラは王都の学園に通うため、祖父が預かっている孫。養子ではありません。
★補足:全ての嫡出子が爵位を受け継ぎ、次男でも爵位を名乗れる、緩い世界です。
2万字程度。なろう様にも投稿しています。
オーレリア・マイケント 伯爵令嬢(ヒロイン)
レイン・ダーナン 男爵令嬢(親友)
ティオラ (ヒロインの従姉妹)
メルキオ・サーカズ 伯爵令息(ヒロインの恋人)
マーキス・ガルシオ 侯爵令息(ティオラの元婚約者)
ジークス・ガルシオ 侯爵令息(マーキスの兄)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる