350 / 480
第十一章 パレルモ王国の陰謀
パレルモ王国から雷撃に対する苦情が来ました
しおりを挟む
翌日からライナー・アルフェストは外務の仕事についた。
最新の機器を揃えた巨大なボフミエの大執務室にライナーは驚いた。
筆頭魔導師を中心とした巨大な執務室は広い個室を中心としたドラフォードの執務室全体と比べればまだまだ小さかったが、それを一堂に集めた執務室の大きさがライナーを圧倒していた。
また、その中執務を取るのは内務の要ドラフォードの皇太子と外務の要、アレクサンドル皇太子を中心としており、二人を中心に各地に指示を飛ばしていた。
クリスともみじマークをつけたオーウェンはあいも変わらず、目も合わせもしなかった。
最も必死に合わせようとするオーウェンを全くクリスが無視しているからなのだが………・
そして、外務には各国から次々に魔導電話がかかってきていた。
ライナーも早速一つの電話を取った。
「こちらはボフミエ魔導国外務省アーサー・アルフェストです」
「こちらはパレルモ王国の宰相マィヤネンだ。直ちに筆頭魔導師殿と話がしたい」
「はいっ?、いきなり筆頭魔導師様と話がしたいと言われましても」
ライナーは戸惑った。
「何だ小僧。貴様と話している暇はないわ。すぐに繋がんか」
頭にきて宰相は叫んでいた。しかし、ライナーにとってパレルモ王国など、ザールの北部にある小国。ドラフォードの人間からしたら、感覚的に一伯爵家からのクレイムに等しかった。伯爵から怒りの電話があった所で即座に国王につなぐかと言うとあり得なかった。それともボフミエ魔導国は小国だからこんな時はすぐにつなぐのだろうか。ライナーはペトロの方を見た。
ペトロは当然首を振る。そもそもここ外務のトップは傍若無人として世界的に有名な赤い死神アレクサンドル・ボロゾドフなのだ。基本的にはややこしいことも全てアレクの前の段階で処理する。それでもどうにでもならなければアレクを出せばどんなに傲慢な者でもその瞬間に押し黙る。何しろアレクの前でも平然とできるのはこの中の閣僚連中を除くと世界で5人もいまい。そして、問答無用でアレクが平伏するのはシャラザールただ一人だ。そんなアレクを飛ばしてクリスにつなぐなどすれば下手したらその国が滅ぶ。
それほどの一大事なのだ。
そもそも、ライナーは公爵家の跡取りなのでドラフォードの国内の貴族で知らないものは少なかったが、海外になると大国ドラフォードの外務卿の息子でも知名度は少なかった。
「この王宮が貴国から雷撃の攻撃を受けたのだぞ。すぐに責任者を出さんか」
「雷撃ですか、しかし、貴国とは数千キロ離れておりますが…」
たしかにクリスが攻撃したとは聞いていた。しかし、何千キロも離れた国を攻撃出来るなどあり得るのだろうか。
「何を言っておる。貴国の筆頭魔導師ならば可能だろうが。我が国は貴国と交戦しているわけではない。いきなり雷撃してくるとはこれは戦争行為ではないか」
「ライナー代われ」
アレクが合図をした。
「しかし」
「良いのだ」
アレクが強引に代わった。
「き、貴様は・・・・・・」
いきなり赤い死神が不機嫌に出てきてマイヤネンは絶句した。
「これはこれはマイヤネン、久しぶりだな」
「これはアレクサンドル様。お久しぶりでございます」
一気にマイヤネンはトーンダウンする。筆頭魔導師の小娘に文句を言ってやろうと電話したのに、一番嫌なヤツが出てきた。
もっとも内務卿は大国ドラフォードの陰険皇太子だし、農務卿も隣国の大国陳王国の王女だ。文句を言えるのは筆頭魔導師のクリスくらいしかいず、そのクリス自身は見た目は可憐な少女だが、怒るとボフミエで一番の脅威であることがマイヤネンには理解できていなかった。何しろこの赤い死神が頭を下げて様付けで呼ぶくらいなのだ。
「貴様が私と喧嘩をしたいと聞こえたのだが、」
「滅相もございません」
「そうか。何ならそちの国に攻め込んでもいいぞ。丁度今は暇だ」
「そのような御冗談を」
「冗談ではないのだが。何でも聞く所によると我が国の筆頭魔導師様の雷撃が貴殿の国を直撃したというのは本当か」
「左様でございます。王宮の地下室を直撃いたしまして、幸いなことに死人は出ませんでしたが、このような事は今後止めて頂きたいと思いまして」
「それは本当のことなのか」
サイドアレクが確認した。
「本当でございます」
「しかし、我が国の筆頭魔導師様が攻撃されたところを貴様が見たわけではあるまい」
「それはそうですが、ザール教国も筆頭魔導師様が雷撃で攻撃なされたとお伺い致しました。このようなことが出来るのは世界広しと言えども貴国の筆頭魔導師様しかいらっしゃらないのでは」
「今回、我が国の筆頭魔導師様の侍女が誘拐されかけて筆頭魔導師様が雷撃をくだされたのは事実だ。しかし、その相手は尽く今回の誘拐事件を企てていた叛徒共であった。これがどういうことであるか判るか」
アレクは畳み掛けた。
「いえ、よくは」
マイヤネンは良くないことが起こりそうなのは理解できた。
「我が国の筆頭魔導師様が雷撃されたのは我が人民を飢餓に追い込んだGAFAを殲滅せんとした時が1回だ。それに魔王を攻撃された時。更に私の父皇帝に対してだ」
「な、なんと、ノルディン帝国の皇帝陛下に攻撃されたのですか」
マイヤネンは驚いた。ノルディン帝国は軍事大国。小国が攻撃してただで済むわけはない。
「何を驚くことがあろう。父はボフミエの人間に魔導爆弾を仕掛けてクリス様暗殺を図った。それに対する報復よ」
「はあ」
自分の父に対してもなんとも思っていない感情で淡々と話すアレクにマイヤネンは返って凄みを感じた。というか、いくら自国の皇太子がいるとはいえ、軍事大国を攻撃するか。それもその後存続している小国があるなどマイヤネンとしては信じられなかった。まあ赤い死神がいることで戦力的に大きいとは思うが、ノルディンは12個師団もあるのだ。それだけボフミエ魔導国の戦力は強大なのだろうか。マイヤネンにはよく判らなかった。
「ザール教の教皇に至っては我が国民を奴隷として虐げておった。判るか全て犯罪者に対して行われたのだ」
「そ、そんな」
いつの間にかマイヤネンは冷や汗をダラダラとかいていた。
「我が筆頭魔導師様に攻撃されたということは今回の犯罪の黒幕が貴国であると言うことだぞ」
「そんなことはございません」
慌ててマイヤネンは否定した。
「何を言う。筆頭魔導師様の雷撃は百発百中で今まで誤射はない。そうか、雷撃を受けたものの中に確かにパレルモの人間も含まれていたようだが」
「滅相もございません。申し訳ありません。私共の勘違いでございました。雷が城を直撃したに過ぎません」
マイヤネンはもう誤魔化すしか無かった。
「そうか。そんなに都合よく雷がなるのか」
胡散臭そうにアレクが聞く。
「いや、そうに違いないのです。この度は閣下の宸襟を勘違いで悩ませて申し訳ありませんでした」
「さようか。ならば良いが、もし、犯人がいるのならば隠し立てするとよくないぞ」
「滅相もございません。そのような怪しい人間が降りましたら、即座に貴国に差し出します」
「そうだな。そうするのが良いだろう」
そう言うとアレクはニタリと笑った。
「何しろ私も暇だ。ザール国に待機しているジャスティンもいつでも出撃可能。隣国のドラフォードと陳国にも1個師団はすぐに貸し出して頂けるそうだ。ちなみに先程貴様が怒鳴り散らした男はドラフォードの外務卿の息子だぞ。私なら謝っておくがな」
「はっ、閣下の重ね重ねの忠告。心に念じておきまする」
そう言うと平伏しそうな勢いで礼をするとマイヤネンは画面から消えた。
「ふんっ。意気地のないやつだ」
アレクは見下して言った。
「ライナー。こんな感じでやってくれ」
「はっ、頑張ります」
ライナーには到底できそうにも無かった。
「ペトロ。パレルモ王国が怪しい。ジャスティンらに連絡を頼む。それと潜入している特殊部隊にも連絡を」
「判りました」
外務がさらに騒がしくなった。
最新の機器を揃えた巨大なボフミエの大執務室にライナーは驚いた。
筆頭魔導師を中心とした巨大な執務室は広い個室を中心としたドラフォードの執務室全体と比べればまだまだ小さかったが、それを一堂に集めた執務室の大きさがライナーを圧倒していた。
また、その中執務を取るのは内務の要ドラフォードの皇太子と外務の要、アレクサンドル皇太子を中心としており、二人を中心に各地に指示を飛ばしていた。
クリスともみじマークをつけたオーウェンはあいも変わらず、目も合わせもしなかった。
最も必死に合わせようとするオーウェンを全くクリスが無視しているからなのだが………・
そして、外務には各国から次々に魔導電話がかかってきていた。
ライナーも早速一つの電話を取った。
「こちらはボフミエ魔導国外務省アーサー・アルフェストです」
「こちらはパレルモ王国の宰相マィヤネンだ。直ちに筆頭魔導師殿と話がしたい」
「はいっ?、いきなり筆頭魔導師様と話がしたいと言われましても」
ライナーは戸惑った。
「何だ小僧。貴様と話している暇はないわ。すぐに繋がんか」
頭にきて宰相は叫んでいた。しかし、ライナーにとってパレルモ王国など、ザールの北部にある小国。ドラフォードの人間からしたら、感覚的に一伯爵家からのクレイムに等しかった。伯爵から怒りの電話があった所で即座に国王につなぐかと言うとあり得なかった。それともボフミエ魔導国は小国だからこんな時はすぐにつなぐのだろうか。ライナーはペトロの方を見た。
ペトロは当然首を振る。そもそもここ外務のトップは傍若無人として世界的に有名な赤い死神アレクサンドル・ボロゾドフなのだ。基本的にはややこしいことも全てアレクの前の段階で処理する。それでもどうにでもならなければアレクを出せばどんなに傲慢な者でもその瞬間に押し黙る。何しろアレクの前でも平然とできるのはこの中の閣僚連中を除くと世界で5人もいまい。そして、問答無用でアレクが平伏するのはシャラザールただ一人だ。そんなアレクを飛ばしてクリスにつなぐなどすれば下手したらその国が滅ぶ。
それほどの一大事なのだ。
そもそも、ライナーは公爵家の跡取りなのでドラフォードの国内の貴族で知らないものは少なかったが、海外になると大国ドラフォードの外務卿の息子でも知名度は少なかった。
「この王宮が貴国から雷撃の攻撃を受けたのだぞ。すぐに責任者を出さんか」
「雷撃ですか、しかし、貴国とは数千キロ離れておりますが…」
たしかにクリスが攻撃したとは聞いていた。しかし、何千キロも離れた国を攻撃出来るなどあり得るのだろうか。
「何を言っておる。貴国の筆頭魔導師ならば可能だろうが。我が国は貴国と交戦しているわけではない。いきなり雷撃してくるとはこれは戦争行為ではないか」
「ライナー代われ」
アレクが合図をした。
「しかし」
「良いのだ」
アレクが強引に代わった。
「き、貴様は・・・・・・」
いきなり赤い死神が不機嫌に出てきてマイヤネンは絶句した。
「これはこれはマイヤネン、久しぶりだな」
「これはアレクサンドル様。お久しぶりでございます」
一気にマイヤネンはトーンダウンする。筆頭魔導師の小娘に文句を言ってやろうと電話したのに、一番嫌なヤツが出てきた。
もっとも内務卿は大国ドラフォードの陰険皇太子だし、農務卿も隣国の大国陳王国の王女だ。文句を言えるのは筆頭魔導師のクリスくらいしかいず、そのクリス自身は見た目は可憐な少女だが、怒るとボフミエで一番の脅威であることがマイヤネンには理解できていなかった。何しろこの赤い死神が頭を下げて様付けで呼ぶくらいなのだ。
「貴様が私と喧嘩をしたいと聞こえたのだが、」
「滅相もございません」
「そうか。何ならそちの国に攻め込んでもいいぞ。丁度今は暇だ」
「そのような御冗談を」
「冗談ではないのだが。何でも聞く所によると我が国の筆頭魔導師様の雷撃が貴殿の国を直撃したというのは本当か」
「左様でございます。王宮の地下室を直撃いたしまして、幸いなことに死人は出ませんでしたが、このような事は今後止めて頂きたいと思いまして」
「それは本当のことなのか」
サイドアレクが確認した。
「本当でございます」
「しかし、我が国の筆頭魔導師様が攻撃されたところを貴様が見たわけではあるまい」
「それはそうですが、ザール教国も筆頭魔導師様が雷撃で攻撃なされたとお伺い致しました。このようなことが出来るのは世界広しと言えども貴国の筆頭魔導師様しかいらっしゃらないのでは」
「今回、我が国の筆頭魔導師様の侍女が誘拐されかけて筆頭魔導師様が雷撃をくだされたのは事実だ。しかし、その相手は尽く今回の誘拐事件を企てていた叛徒共であった。これがどういうことであるか判るか」
アレクは畳み掛けた。
「いえ、よくは」
マイヤネンは良くないことが起こりそうなのは理解できた。
「我が国の筆頭魔導師様が雷撃されたのは我が人民を飢餓に追い込んだGAFAを殲滅せんとした時が1回だ。それに魔王を攻撃された時。更に私の父皇帝に対してだ」
「な、なんと、ノルディン帝国の皇帝陛下に攻撃されたのですか」
マイヤネンは驚いた。ノルディン帝国は軍事大国。小国が攻撃してただで済むわけはない。
「何を驚くことがあろう。父はボフミエの人間に魔導爆弾を仕掛けてクリス様暗殺を図った。それに対する報復よ」
「はあ」
自分の父に対してもなんとも思っていない感情で淡々と話すアレクにマイヤネンは返って凄みを感じた。というか、いくら自国の皇太子がいるとはいえ、軍事大国を攻撃するか。それもその後存続している小国があるなどマイヤネンとしては信じられなかった。まあ赤い死神がいることで戦力的に大きいとは思うが、ノルディンは12個師団もあるのだ。それだけボフミエ魔導国の戦力は強大なのだろうか。マイヤネンにはよく判らなかった。
「ザール教の教皇に至っては我が国民を奴隷として虐げておった。判るか全て犯罪者に対して行われたのだ」
「そ、そんな」
いつの間にかマイヤネンは冷や汗をダラダラとかいていた。
「我が筆頭魔導師様に攻撃されたということは今回の犯罪の黒幕が貴国であると言うことだぞ」
「そんなことはございません」
慌ててマイヤネンは否定した。
「何を言う。筆頭魔導師様の雷撃は百発百中で今まで誤射はない。そうか、雷撃を受けたものの中に確かにパレルモの人間も含まれていたようだが」
「滅相もございません。申し訳ありません。私共の勘違いでございました。雷が城を直撃したに過ぎません」
マイヤネンはもう誤魔化すしか無かった。
「そうか。そんなに都合よく雷がなるのか」
胡散臭そうにアレクが聞く。
「いや、そうに違いないのです。この度は閣下の宸襟を勘違いで悩ませて申し訳ありませんでした」
「さようか。ならば良いが、もし、犯人がいるのならば隠し立てするとよくないぞ」
「滅相もございません。そのような怪しい人間が降りましたら、即座に貴国に差し出します」
「そうだな。そうするのが良いだろう」
そう言うとアレクはニタリと笑った。
「何しろ私も暇だ。ザール国に待機しているジャスティンもいつでも出撃可能。隣国のドラフォードと陳国にも1個師団はすぐに貸し出して頂けるそうだ。ちなみに先程貴様が怒鳴り散らした男はドラフォードの外務卿の息子だぞ。私なら謝っておくがな」
「はっ、閣下の重ね重ねの忠告。心に念じておきまする」
そう言うと平伏しそうな勢いで礼をするとマイヤネンは画面から消えた。
「ふんっ。意気地のないやつだ」
アレクは見下して言った。
「ライナー。こんな感じでやってくれ」
「はっ、頑張ります」
ライナーには到底できそうにも無かった。
「ペトロ。パレルモ王国が怪しい。ジャスティンらに連絡を頼む。それと潜入している特殊部隊にも連絡を」
「判りました」
外務がさらに騒がしくなった。
0
あなたにおすすめの小説
【完】あの、……どなたでしょうか?
桐生桜月姫
恋愛
「キャサリン・ルーラー
爵位を傘に取る卑しい女め、今この時を以て貴様との婚約を破棄する。」
見た目だけは、麗しの王太子殿下から出た言葉に、婚約破棄を突きつけられた美しい女性は………
「あの、……どなたのことでしょうか?」
まさかの意味不明発言!!
今ここに幕開ける、波瀾万丈の間違い婚約破棄ラブコメ!!
結末やいかに!!
*******************
執筆終了済みです。
【完結】私が誰だか、分かってますか?
美麗
恋愛
アスターテ皇国
時の皇太子は、皇太子妃とその侍女を妾妃とし他の妃を娶ることはなかった
出産時の出血により一時病床にあったもののゆっくり回復した。
皇太子は皇帝となり、皇太子妃は皇后となった。
そして、皇后との間に産まれた男児を皇太子とした。
以降の子は妾妃との娘のみであった。
表向きは皇帝と皇后の仲は睦まじく、皇后は妾妃を受け入れていた。
ただ、皇帝と皇后より、皇后と妾妃の仲はより睦まじくあったとの話もあるようだ。
残念ながら、この妾妃は産まれも育ちも定かではなかった。
また、後ろ盾も何もないために何故皇后の侍女となったかも不明であった。
そして、この妾妃の娘マリアーナははたしてどのような娘なのか…
17話完結予定です。
完結まで書き終わっております。
よろしくお願いいたします。
完結 王族の醜聞がメシウマ過ぎる件
音爽(ネソウ)
恋愛
王太子は言う。
『お前みたいなつまらない女など要らない、だが優秀さはかってやろう。第二妃として存分に働けよ』
『ごめんなさぁい、貴女は私の代わりに公儀をやってねぇ。だってそれしか取り柄がないんだしぃ』
公務のほとんどを丸投げにする宣言をして、正妃になるはずのアンドレイナ・サンドリーニを蹴落とし正妃の座に就いたベネッタ・ルニッチは高笑いした。王太子は彼女を第二妃として迎えると宣言したのである。
もちろん、そんな事は罷りならないと王は反対したのだが、その言葉を退けて彼女は同意をしてしまう。
屈辱的なことを敢えて受け入れたアンドレイナの真意とは……
*表紙絵自作
「君の話はつまらない」と言われて婚約を破棄されましたが、本当につまらないのはあなたの方ですよ。
冬吹せいら
恋愛
「君の話はつまらない」
公爵令息のハメッド・リベルトンに婚約破棄をされた伯爵令嬢、リゼッタ・アリスベル。
リゼッタは聡明な美少女だ。
しかし、ハメッドはそんなリゼッタと婚約を破棄し、子爵令嬢のアイナ・ゴールドハンと婚約を結び直す。
その一方、リゼッタに好意を寄せていた侯爵家の令息が、彼女の家を訪れて……?
「犯人は追放!」無実の彼女は国に絶対に必要な能力者で“価値の高い女性”だった
佐藤 美奈
恋愛
セリーヌ・エレガント公爵令嬢とフレッド・ユーステルム王太子殿下は婚約成立を祝した。
その数週間後、ヴァレンティノ王立学園50周年の創立記念パーティー会場で、信じられない事態が起こった。
フレッド殿下がセリーヌ令嬢に婚約破棄を宣言した。様々な分野で活躍する著名な招待客たちは、激しい動揺と衝撃を受けてざわつき始めて、人々の目が一斉に注がれる。
フレッドの横にはステファニー男爵令嬢がいた。二人は恋人のような雰囲気を醸し出す。ステファニーは少し前に正式に聖女に選ばれた女性であった。
ステファニーの策略でセリーヌは罪を被せられてしまう。信じていた幼馴染のアランからも冷たい視線を向けられる。
セリーヌはいわれのない無実の罪で国を追放された。悔しくてたまりませんでした。だが彼女には秘められた能力があって、それは聖女の力をはるかに上回るものであった。
彼女はヴァレンティノ王国にとって絶対的に必要で貴重な女性でした。セリーヌがいなくなるとステファニーは聖女の力を失って、国は急速に衰退へと向かう事となる……。
【本編完結】婚約者を守ろうとしたら寧ろ盾にされました。腹が立ったので記憶を失ったふりをして婚約解消を目指します。
しろねこ。
恋愛
「君との婚約を解消したい」
その言葉を聞いてエカテリーナはニコリと微笑む。
「了承しました」
ようやくこの日が来たと内心で神に感謝をする。
(わたくしを盾にし、更に記憶喪失となったのに手助けもせず、他の女性に擦り寄った婚約者なんていらないもの)
そんな者との婚約が破談となって本当に良かった。
(それに欲しいものは手に入れたわ)
壁際で沈痛な面持ちでこちらを見る人物を見て、頬が赤くなる。
(愛してくれない者よりも、自分を愛してくれる人の方がいいじゃない?)
エカテリーナはあっさりと自分を捨てた男に向けて頭を下げる。
「今までありがとうございました。殿下もお幸せに」
類まれなる美貌と十分な地位、そして魔法の珍しいこの世界で魔法を使えるエカテリーナ。
だからこそ、ここバークレイ国で第二王子の婚約者に選ばれたのだが……それも今日で終わりだ。
今後は自分の力で頑張ってもらおう。
ハピエン、自己満足、ご都合主義なお話です。
ちゃっかりとシリーズ化というか、他作品と繋がっています。
カクヨムさん、小説家になろうさん、ノベルアッププラスさんでも連載中(*´ω`*)
表紙絵は猫絵師さんより(。・ω・。)ノ♡
【完結】お父様の再婚相手は美人様
すみ 小桜(sumitan)
恋愛
シャルルの父親が子連れと再婚した!
二人は美人親子で、当主であるシャルルをあざ笑う。
でもこの国では、美人だけではどうにもなりませんよ。
さよなら初恋。私をふったあなたが、後悔するまで
ミカン♬
恋愛
2025.10.11ホットランキング1位になりました。夢のようでとても嬉しいです!
読んでくださって、本当にありがとうございました😊
前世の記憶を持つオーレリアは可愛いものが大好き。
婚約者(内定)のメルキオは子供の頃結婚を約束した相手。彼は可愛い男の子でオーレリアの初恋の人だった。
一方メルキオの初恋の相手はオーレリアの従姉妹であるティオラ。ずっとオーレリアを悩ませる種だったのだが1年前に侯爵家の令息と婚約を果たし、オーレリアは安心していたのだが……
ティオラは婚約を解消されて、再びオーレリア達の仲に割り込んできた。
★補足:ティオラは王都の学園に通うため、祖父が預かっている孫。養子ではありません。
★補足:全ての嫡出子が爵位を受け継ぎ、次男でも爵位を名乗れる、緩い世界です。
2万字程度。なろう様にも投稿しています。
オーレリア・マイケント 伯爵令嬢(ヒロイン)
レイン・ダーナン 男爵令嬢(親友)
ティオラ (ヒロインの従姉妹)
メルキオ・サーカズ 伯爵令息(ヒロインの恋人)
マーキス・ガルシオ 侯爵令息(ティオラの元婚約者)
ジークス・ガルシオ 侯爵令息(マーキスの兄)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる