【完結】初恋は檸檬の味 ―後輩と臆病な僕の、恋の記録―

夢鴉

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四章 残された時間

四十六,五話 文化祭当日……その前に

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 ――本日、文化祭当日。

 俺は写真部の部室にいた。
 部室はこの数日で一年の白川と同じ一年生二人の、合計四人で設営したおかげで、有孔ボードのパーテーションが並び、そこに部員の撮った写真がいくつも飾られている。
 テーマに沿ったものもあれば、好きなものをただ撮っただけのものもある。入り口に置かれたパンフレットには、写真部の活動内容(イベント事での撮影や、以前の大学生との展示コラボ等)が書かれており、そこにもいくつか写真が乗せられている。
 一番最後のページにある番号に希望の写真の数字を入れれば、出口でそれが購入できるシステムだ。

「投票とかは無くていいんですか?」
「いい、いい。そんなのやって自分のが一番不人気だったら嫌じゃん、普通に。プロだったら必要なのかもしれないけどさぁ」
「何言ってるんですか。蒼井先輩は確実に一票は入るじゃないですか」
「は? なんで?」
「なんでって……」

 白川がじっとりとした目で俺を見る。とてつもなく痛い視線だ。俺は気づかなかったふりをして「んじゃ、後はよろしくー」と部室を後にした。
 写真部のシフトは、午後からだ。それまでは白川ともう一人の一年が担当することになっている。名前を覚えていないのは、彼女たちが幽霊部員だからだ。「文化祭はなんか楽しそうだから」と手伝いに来たらしいが、恐らくクラスから逃げてくるための口実だと俺は思っている。
(じゃなかったら、こんなつまらない仕事、引き受けないだろうし)
 ちなみに写真部の部長はこんな時になっても、部室には顔を出してこない。お陰で俺が部長の役割をやる羽目になっている。

「今度見つけたら取っ捕まえて何か奢らせてやる……!」

 まあ、相手は六組なのでほとんど会うことはないんだけども。

「先輩!」
「!」

 ふと、聞き覚えのある声が俺を引き留める。
 弾かれたように振り返れば、急いだ様子の甘利が俺を見ていた。

「あ、まり……」
「よかった、間に合った」

 はあっと息を吐く甘利。走って来たのだろうか。着ているYシャツは乱れ、中からクラスTシャツが覗いている。紫の人気色だ。
 いつもは見ない甘利の姿に、ドクリと心臓が高鳴る。

「な、なんだよ。そんなに急いでさぁ。もしかして俺に会いたかったとか?」
「はい。ずっと、会いたかったです」
「っ、やめろよ、恥ずかしい」

 男同士で、みっともない。
 口を突きそうになった言葉が、喉の奥に引っ込む。みっともないのは、逃げ回っている自分の方じゃないか。

(あーくそっ、甘利の顔が直視できねぇっ)
 久しぶりに会ったからか、顔を見るだけでも緊張で心臓が弾けそうだ。蓋をしてやっと落ち着いてきたと思っていた感情が、暴走しそうになる。そんなことをしたらダメだとわかっているのに、感情が上手く制御できない。
 甘利が一歩前に出る。俺は半歩後ろにさがった。伸ばされたリーチの長い腕が、俺の指を掴む。

「待って、先輩。逃げないで」
「っ」

 指先を絡めるだけの手。強く引き留めるわけでも、縋るわけでもない指先に、もどかしさを感じる。
(な、んだよ)
 いつもみたいに飛び掛かって来ればいいだろ。そしたらこっちだって、いつもみたいに抵抗して、逃げられるのに。
(そんな優しく、触るなよ)
 いつだったか、甘利が放課後に待っていると秋人から聞いた日。俺は逃げるようにさっさと帰ってしまった。それからも出来るだけ顔を合わせないように躍起になって逃げ回って。今日だって逃げるつもりだったんだ。どうせ文化祭になったら甘利がうちのクラスに来ることはわかっていたから。
 だから、さっきも写真部をさっさと後にしたというのに――どうして捕まるんだよ。

 懇願するような目で見ないで欲しい。
 甘い言葉で俺を惑わさないで欲しい。
 嬉しいとか、馬鹿なことを思わせないで欲しい。


「先輩」
「な、なに」

 ドクン、ドクンと心臓が嫌な音を立てる。
 きゅっと握られた指先に、嫌なことばかりを考えていたここ数日の自分が、綺麗さっぱりいなくなってしまいそうだった。

 甘利の真っすぐな視線に、俺は息が苦しくなるのを感じる。
 何を言われるのか。連絡も、待っているのを無視したことも、今回ばかりは俺が全部悪い。分かってるけど、それを甘利から言われるのは恐ろしい。
 甘利の口がゆっくりと開く。俺は目を強く閉じた。




「よかったら、文化祭、一緒に回りませんか?」
「……へ?」

 はっと顔を上げる。甘利はさっきと同じ、真剣な顔で俺を見ていた。

「ぶ、文化祭?」
「はい。今日か明日か、どっちでもいいです。あ。でも俺、今日の午後と明日の午前はクラスと陸上部のシフトが入ってるんでした。なので、それ以外で。どこか空いてませんか?」
「は? え?」
「駄目ですか? もし難しそうなら、俺の方でどっちか変わってもらえるかどうか検討してもらいますので」

 急な展開に頭が付いてこない。
(てっきり罵倒されるか泣かれるか、覚悟してたんだけど)
 今目の前にいる甘利は、いつも通りの甘利だ。マイペースで、俺の事ばっかりの甘利。今だって俺の為にシフトを合わせようとしている。

「先輩? ハッ。もしかしてもう既に別の人と約束が……!?」
「あ、いや。それは別に」

 どうせ秋人と夏生しかいねーし、と心の中で付け加える。甘利はそんな俺に気づいているのか否か分からないが、「よかった」と安堵した声で呟いた。
(よかった、って……)
 ぶわっと熱が込み上げる。余計甘利の顔がみられなくなった。まるで、『俺が他の奴と遊びに行かなくて良かった』って言われているみたいで。
(だあああッ!! だから!! 思考が一々乙女なんだっつーのッ!!)

 俺はブンブンと自分の頭上を手で振り払った。
 何も知らない甘利が首を傾げ、「虫でもいましたか?」と問いかけて来る。俺は「なんでもない」と首を振った。

「そ、それより、文化祭だったよな」
「あ、はい。って言っても、もうすぐ始まっちゃうんですけど……」
「いーよ」
「えっ」
「だからっ、一緒に回ってやってもいいって言ってんだよッ!」

 顔が熱くなる。自分の中の羞恥が一気に駆け上って来るのを感じる。
 甘利は驚いた顔のまま、その場で制止する。瞬きを一度、二度して、「本当、ですか」と呟いた。

「ほ、本当も何も、嘘ついてどうすんだよ」
「ッ、本当に、良いんですかッ!?」
「だ、だからいいって言って――!」
「ありがとうございます!」

 ガシリ。甘利に捕まれた腕が痛い。
 しかし、真っすぐ俺を見て、嬉しさを口にする甘利に俺は何も言えなかった。
(そんな顔で見てくんなよ……っ)
 絆されてしまいそうだ。
 数日かけて積み上げた感情が、一瞬で塗り替えられてしまいそうになる。

 甘利は「いつ空いてますか!?」と食い気味に俺に問いかけた。「明日の、午後なら……」と呟く。

「わかりました。何時から何時まで大丈夫ですか?」
「えっと、一時から、終わりまで……。片付けは手伝わないと」
「じゃあ十六時くらいまでですかね」

 てきぱきと決めていく甘利に、俺はぽかんと口を開けてしまう。
 逃がさないように腕を掴んだ手が、するすると落ちて俺の手を掴む。もう片方の手ではスマートフォンを弄っていた。しばらくして、ブブ、とスマートフォンが振動する。

「今、メッセで内容送っておきました」
「そんなことしなくても」
「忘れられたら困るので」

 甘利は苦く笑う。俺は「そっか」と呟いた。
(通知、消さないでおいてよかった)

「それじゃあ、明日の文化祭デート、楽しみにしてますね」
「お、おお……って、デートじゃねーし!」

 バッと顔を上げ、叫ぶ。しかし、甘利は既に手を上げ、走り去っていた。その背中は嬉しそうで、俺は追撃で叫ぶ気にも慣れなかった。
(っ、くそ……!)

「変なこと言いやがって……」

 俺はその場に蹲る。握られた手が、未だ熱を持っていて熱かった。頬に触れれば、似たような熱を感じる。
(単純な自分が嫌んなるわ)
 俺はしばらくその場で蹲ると、尻ポケットに入れていたスマートフォンが鳴るのを感じる。また甘利が変なことを送って来たのかと取り出せば、表示されていた名前に「げっ」と声を漏らした。

「やっべ、忘れてた!」

 俺は弾かれたように立ち上がると、自分のクラスへと猛ダッシュした。


 幸い、教師に見つかることもなく教室に辿り着いた。
 しかし、控室になっている教室に入った瞬間――俺は全員の目に射抜かれた。すでに準備を終えた面々の中に、文化祭実行委員の姿が見える。鋭い視線に、俺は背筋が伸びた。

「蒼井君……」
「わ、悪い。すっかり忘れてて……」
「いい訳は良いから、さっさと準備してっ!」

 怒りに満ちた実行委員の声に、俺は「はいいいッ!」と返事をして、自分の衣装を掻っ攫った。奥の試着室のような場所に入り、慌てて衣装を着ていく。薄っぺらい生地はいろいろと不安になるが、コスプレ衣装なんてこんなものだろう。
 どうせ今日明日しか着ることはないんだから、と自分に言い聞かせながら、手早く服を着ていく。最後に帽子を被ろうとすれば、シャッとカーテンが開けられた。

「ひっ?!」
「ちょっと。情けない声出さないでもらえる?」

 着替えている途中に急に女子にカーテン開けられたら、誰でも情けない声の一つや二つ出ると思うんだけど。
 俺の気持ちを他所に、カーテンを開けた女子は「着替えたわね。帽子被る前にメイクするから、こっち来て!」と俺の腕を引っ張った。仕方ないのでついていくと、椅子に座らせられる。
 目の前の机には鑑と見慣れないメイク道具が散らばっている。

「目、閉じて」
「あ、はい」

 俺は素直に目を閉じた。顔に何かを塗りたくられているのを感じる。「別に、男だしメイクなんかしなくても……」と言えば、「男だからこそ多少マシにするんでしょうが!」と怒られた。
(マシ……マシって……)
 いやでも、彼女たちの言っていることは正しいのかもしれない。彼女たちは少しでもよく見られたいと、あれこれ試行錯誤しているのだ。男がしない理由はないのかもしれない。
(実際、見た目がいい奴の方がモテるしな)
 俺だってそういう気持ちはわからなくないが、どうしても“面倒くささ”が勝ってしまう。俺たち男は、もう少し彼女たちを見習った方がいいのかもしれない。女子に「目、触るよ」と言われ、俺は頷く。

「そういえば、蒼井って一年生と仲いいじゃん?」
「え? ああ、甘利の事?」
「そう! どうやって知り合ったのかなーって思って」

「あと、甘利君って彼女いる?」と聞かれ、俺は一瞬口を詰まらせた。

「……彼女はいない。けど、好きな奴はいる、らしい」
「マジ!? 誰誰!? やっぱり二年のマネの子!?」
「マネ?」
「ほら、あの陸上の部のマネで美人な子!」

「美浦さんって言ったっけ?」と言われ、俺はああ、と呟いた。
(確かに、あの二人お似合いだもんな)
 甘利の方は美浦さんをどう思っているかはわからないけど、美浦さんは甘利を狙っていたように見える。
(……俺が甘利を振れば、甘利は美浦さんの方に行くのかな)
 もしそうなら、そっちの方が甘利にとっていいんじゃないだろうか。もしかしたらまた変なことしてって怒られるかもしれない。それはそれで怖い。けど、無い話じゃない。

「違うよ」
「え?」
「だから、甘利の好きな人は美浦さんじゃない」

 俺は自然と零れた言葉に、しばらくしてハッとした。
(なんで、俺こんなこと……)
 いつもなら甘利の話をする女子たちにむかついて『知らねーよ。甘利に聞け』って一蹴していたのに、律儀に……しかもちゃんと返事をしてしまった。
 ふと、教室中の全女子が俺を見ていることに気が付く。ギラギラとした視線に、俺はやらかしたことを本能的に理解した。体を後ろに引けば、がたりと椅子が音を立てる。
(早く胡麻化さないと……!)

「ええっと、たしか、そうだった気がする、なぁ、なんて……」
「マジで!!?」
「ちょっ、特大ニュースじゃん!」
「あの、えっと」
「美浦さん以外に好きになる人がいるってこと!?」
「美人!? それとも可愛い系!? 蒼井君、知ってる!?」
「いや、しらな――」
「嘘おっしゃい! 知ってそうな素振りだったくせに!」

(ひぃいいいっ! 女子こわっ!? コイバナしてる女子ってこんな怖いのかよ!?)
 俺の僅かな抵抗は、一瞬たりとも役に立たなかった。
 グイグイ押し寄せてくる女子に、俺は「あの」とか「ちょっと待って」とかしか言えない。女子に囲まれるなんて憧れていたシチュエーションなのに、話の内容と勢いで全然喜べない。

「それにしても、あのイケメンでエースの甘利君が好きな人かぁ」
「ハイハイ! 年上のめっちゃデキるお姉さんとか!」
「中学校同じだった女子とかじゃないの?」
「幼馴染で年下もアリだよね。昔から知ってて恋愛的には見てなかったけど~みたいな!」
「何それ、少女漫画じゃん!」
「少女漫画でも持って来ないと、甘利くんほどのイケメンが恋するなんてシチュエーション思いつかないでしょ! あと甘利君自身が完全に少女漫画!!」
「「「それはそう!」」」

(そうなのかよ)
 俺は目の前の女子たちに、内心ツッコむ。
(確かにアイツ、ロマンチストなところあるけど)
 だからと言って、少女漫画に出てくる王子様のようにキリッとはしていないし、勉強だってできるわけじゃない。犬のようにブンブン尻尾を振って懐いて、どこまでもついてくる――動物番組に出る犬のほうが合っている気がする。
(今日だって、あんなに嬉しそうに駆け寄って来て……)

「で? 誰なの蒼井くん」
「え?」
「“え?”じゃない! あのイケメンのハートを射抜いた女はどんな女なのかって聞いてるの!」

(ハートを射抜いたって)
 俺はその表現に笑いそうになる。しかし、彼女たちは本気だ。本気で、甘利のことを知りたいと思っている。
(……嫌だな)

「あー、悪いけど、聞きたいんだったら甘利に直接聞いて」
「ちょっと!」
「言い逃げ!? カッコ悪いわよ!」
「バーカ。ちげーよ。普通そういうの、勝手に他人に言われたくないだろ」

 喚く女子たちに、俺は正論を叩きつける。女子たちはぐっと口元を引き結んだ。

「俺が勝手に話していいことじゃない。つまり、俺はあいつが公言しない限り、話さない。わかったか?」
「うっ」
「そ、そうだよね。ごめん」
「うちら舞い上がっちゃったね」

 女子たちは肩を落とし、それぞれ謝罪を口にしながら持ち場に戻っていく。その背中を見送りながら、俺は何とも言えない気持ちになっていた。
(ごめんな、みんな)
 正論とはいえ、ズルい逃げ方をしたとは思う。彼女たちだって純粋に気になっただけで、悪気があったわけじゃないことはわかっているし、食い下がってこないところを見るに、本当にいい子たちなのだろう。
(でも、話したところで、きっとみんなの納得する答えは出せないだろうし)


 甘利の好きな相手が俺だなんて、きっと誰も喜ばない。それが俺は一番怖かった。


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