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西京改名宣言
楽安
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「ん、なんだその少年は?」
野営にて一晩を明かそうとすると、この部隊の兵にしては若すぎる男を見つけた。俺の姿を見ても畏まりもしないところや、その服装を見れば日本人ではない事は確かなのだろう。
「もしかして、この間捕まえた見習い商人か?」
「ははっ! 仰る通りでございます」
近くにいた兵は急いで平伏し、俺に対して最敬礼を取る。
「……ん、少し話してみる、か。おい、通訳を連れて来い」
どうせ、今日はこのまま野営なのだから、少しばかり暇潰しをしても良い。お千達は後方の部隊なので、夜はかなり暇なのだ。ただの気まぐれだが、この時代の現地民と話すなんて早々できるものじゃない。
「先ず、名前は? あ、そうだ。それを聞く前に俺の名前を伝えろ。俺の名は豊臣秀頼。大日本帝国の皇帝だってな」
通訳がそれを伝えてやると、ようやく少年の顔に緊張が走る。まぁ、今は豪奢な着物を着ているわけでも、煌びやかな鎧を身に纏っているわけでもないので、皇帝だなどとは思いもしなかったのだろう。
「陛下、この者の名は楽安というそうです」
「……楽安?」
「は、はぁ」
この時代になんて幸せそうな名前だろう。ちょっと面白くなってきた。
「い、良い名前だな」
「それと皇帝陛下とは知らずに先程まで大変失礼な態度を取り申し訳ございません、と」
「いや、それは良いから、ちょっと暇だから話そうぜ。と、伝えてくれ」
恐らく、年は俺の2つくらい下だろうか。まぁ、俺は平均から見ると随分と身長が高いので頭一つ分近く小さいが、随分としなやかな筋肉がついている様に見える。……商人? 本当だろうか。
「随分鍛えているみたいだな?」
「商人をしていれば荷運びで力が付くそうにございます。それに、山賊などに備え、自衛能力を持つのは当然、だそうです」
「ふ~ん、まぁ、それはどうでもいいや」
この少年の本当の職業が何であれ、俺は現地民の生の声を知りたい。例えば、この凄惨な破壊跡を見てどう思っているのだろうか、もしかして、日本の軍隊がやったことだなんて思っていたりしないだろうか?
「……余りにも悲惨な光景に目を覆うばかりです。同族がこのような事態を引き起こしたことに深い悲しみと憤りを感じます。ですが、それを起こした一族は既に北京で排除され、新体制が立ち上がっています、と」
「フム、てっきり日本軍の責任にするのかと思っていたのだけれどな。岳鶯とやらはそう言うところでは公平なんだな。正直、ちょっと驚きだ」
現実、敵愾心を煽るためにもそう言ったプロパガンダを用いることは良くあることだ。少し安心はしたけれど、正直に言えばそうされた方が厄介だった気がする。
「岳鶯将軍は、誤りは正直に認めなければいけないと考えているらしいです。それに、真実はいずれ何処からか漏れるもの、そうなった時民からの信頼は地に落ち、国が亡ぶ、と。それともう一つ、皇后様の行った死者への弔いに深い感謝を伝えたいと申しています。恐らく、それもまた岳鶯将軍が真実を民に告げる理由になったのだろう、とも」
……やれやれ、𠮟責をしないで本当に正解だった。人の心というものは全くもって計算できないものだ。常識的には不正解の行動でも、そこに人の心が絡めば、正解をさえ超えることすらある。
「で、楽安。お前は日本軍相手にどんな商売をしようと思ったんだ?」
そう問いかけると、楽安は籠の中から煌びやかな小物を出してくる。それらは小さな貝殻に彫刻を施したようなもので、美しいさの中にも上品さもある。
「土産として持って帰ってもらいたい、と」
「おいおい、里心を付けさせようってか? たしかに、そう言ったものを見せられると自然と妻や娘を思い出すからなぁ」
俺の言葉を通訳が訳すと、楽安が慌てて否定しているのが分かる。
「冗談だ。それにここにいる者の多くは、妻子も共に南京に連れてきているからな。はっきり言ってそう言った策略であれば意味がない」
「陛下、この者が恐れ多くも陛下に質問したき議があるそうにございます」
「ん、良いよ。最初から俺は話そうと言ったんだ。俺ばっか質問するのは公平じゃないわな」
「はっ! この者の質問は、何故このような侵略戦争を起こすのか、この戦争に、その、正義はあるのか、と。こ、この者がそう申しているのです」
通訳が慌ててその発言が自分のものではないと否定する。そんな事は分かっているし、それはそれで良いのだ。罰しようなどとは思っていないが、彼は最近雇ったばかりでどうにもまだ俺のことを分っていないのだろう。
「通訳はただ正確に訳せばそれでいい。それがどんなに俺を非難する言葉でも、それが正確な訳であるのならば罰することはない。分からないことはそう言えば良いだけだ」
俺の言葉一つひとつに怯える通訳に優しく話しかけてやる。実際、そんなビクビクした声で言われれば、たとえそれが罵倒の言葉でも苛立ちもしないだろう。
「……さて、それは良しとして、そんな事を尋ねる商人がいると思うのか? 最初から疑っていたし、楽安もそれを分っているようだが、それにしても隠す気がなさすぎるんじゃないか?」
「その、相手方の大将と会いまみえることが出来た好機など二度と無い。だから、どうしても聞きたかった、と」
「ま、お前も若そうだからな。俺にもその気持ちは分かるよ。だから答えてやるが、その前に一つ約束しろ。俺はお前の質問に正直に答える。ただし、答えられないことは答えない。だからお前も全て正直に答えろ。いいな?」
通訳の訳を待つと、楽安はゆっくりと頷く。同意したというわけだ。
「先ず、何故このような侵略戦争を起こすのか、だが、それが俺の最終的な目的に繋がっているからだ。別に明を攻めたかったわけじゃない。たまたま明が近くに在っただけだ」
俺の目的は世界の統一、はっきり言って世界最大の強国とは言え、ただの足掛かり程度の意味合いしかない。その言葉に、楽安が何かを叫ぼうとするが、それを手で制止する。
「次は俺の番だ。……まぁ、最初にはっきりさせようか、お前は岳鶯の手の者だな?」
既にそれは分かっていることだが、楽安がしっかりと頷いた事で確認する。
「うん、まぁ、心配するな。お前は南京で開放してやる」
もっとも、今はまだ南京だが、開放するころには西京になっているだろう。
「陛下、この者がどうして正義にもとる戦をするのか、と」
「下らん。大義の前では正義など取るに足らん。理由が欲しければ、元寇の時の仕返しだとでも思えば良い。そんな事のためにしているわけじゃないけどな。……さて、俺の質問だ。正義だ云々を語る軍が、どうしてこのような無法を行える?」
俺の視線の先にはこの村の者達が入っているのであろう大きな墓。もしかしたら、明国ではこれを行ったのは日本軍だとされているのかもしれない。それも確かめておきたいことではあった。
「あれは、血に飢えた野獣の様な汚職宦官の一族が行ったことで、既にその一族に対しては罰が与えられています。ただ、彼等を丁寧に埋葬していただいた事には、大明国の一国民として深い感謝を、と」
楽安は喋りながらも明式の作法で最敬礼を取る。心の底からの感謝なのだろう、しばらくはその体制を崩さない。
「……まぁ、あれは俺の指示じゃないんだけどね。でもそうか、てっきり俺達がやったことにされているかもと思っていたよ」
「民も含め、その一件については多くの者が知っているそうです」
誰がそれを主導したのかは知らないが、随分と公平、且つ、危険な判断をする。はっきり言って、明軍の無法は大規模な農民反乱の引き金にすらなりかねない事件だったろう。そして、今そんな事が起きれば確実に明はなくなる。
「だが、そうではないところを見れば、その後に立った者が民心を集めていると言うことに他ならない。つまり、岳鶯という男はやはり民の心を掴んでいる、か。さて、俺の質問だ。岳鶯とはどんな男だ? もし会ったことがあるなら、お前の感じたことをありのままに話せ」
「強く、賢く、素早い将軍だそうです」
「んなことは知っている。そうじゃなく、もっと人柄の話だ」
「……非常に義理堅く、何があっても国を裏切ることはないそうです。また、自らの生活を切り詰めてでも部下に奉仕する姿から、大変部下に慕われているそうです」
まぁ、期待はしていなかったが、やはり登用は無理ということだろう。実際、岳鶯を調略することが、最も都合の良い方法だったが、そうは問屋が卸さないというわけだ。
「あの岳飛の子孫たる岳鶯将軍に勝てると思っているのか? そのように聞いています」
「ん、まぁ、勝てると思うというか、勝たなきゃいけないんだよ。此処はまだまだ開始位置、こんなところで躓いていたら目的を果たすなんて夢のまた夢」
「目的、とは何なのか知りたい、と」
「おいおい、俺の番だろう?」
苦笑してしまうが、こちらとして楽安に聞きたいことはもうあまりない。実際にはあるのだけれど、間諜にこれ以上を聞けばきっと彼を逃がしてやることが出来なくなる。重要な機密に踏み込めば、それを知った者も話した者も生かして放つわけにはいかなくなるのだ。
「ま、いいや。楽安、よく覚えておけ、俺は国を一つにし、争いを失くす。それも半永久的に、な。それが俺の大義だ。そのために明国は邪魔で、大日本帝国の下に組み込まなければならない」
「……」
通訳の言葉を聞いた楽安は目を白黒させている。
「楽安、今日は話せて楽しかった。明日も南京に向けて移動だからな、早く寝ておけ」
程よく俺の方も睡魔が寄って来たので話を終わらせる。彼が間諜だったことは絶対に他の者に伝えるなと厳命し、自分の陣幕に戻った。
野営にて一晩を明かそうとすると、この部隊の兵にしては若すぎる男を見つけた。俺の姿を見ても畏まりもしないところや、その服装を見れば日本人ではない事は確かなのだろう。
「もしかして、この間捕まえた見習い商人か?」
「ははっ! 仰る通りでございます」
近くにいた兵は急いで平伏し、俺に対して最敬礼を取る。
「……ん、少し話してみる、か。おい、通訳を連れて来い」
どうせ、今日はこのまま野営なのだから、少しばかり暇潰しをしても良い。お千達は後方の部隊なので、夜はかなり暇なのだ。ただの気まぐれだが、この時代の現地民と話すなんて早々できるものじゃない。
「先ず、名前は? あ、そうだ。それを聞く前に俺の名前を伝えろ。俺の名は豊臣秀頼。大日本帝国の皇帝だってな」
通訳がそれを伝えてやると、ようやく少年の顔に緊張が走る。まぁ、今は豪奢な着物を着ているわけでも、煌びやかな鎧を身に纏っているわけでもないので、皇帝だなどとは思いもしなかったのだろう。
「陛下、この者の名は楽安というそうです」
「……楽安?」
「は、はぁ」
この時代になんて幸せそうな名前だろう。ちょっと面白くなってきた。
「い、良い名前だな」
「それと皇帝陛下とは知らずに先程まで大変失礼な態度を取り申し訳ございません、と」
「いや、それは良いから、ちょっと暇だから話そうぜ。と、伝えてくれ」
恐らく、年は俺の2つくらい下だろうか。まぁ、俺は平均から見ると随分と身長が高いので頭一つ分近く小さいが、随分としなやかな筋肉がついている様に見える。……商人? 本当だろうか。
「随分鍛えているみたいだな?」
「商人をしていれば荷運びで力が付くそうにございます。それに、山賊などに備え、自衛能力を持つのは当然、だそうです」
「ふ~ん、まぁ、それはどうでもいいや」
この少年の本当の職業が何であれ、俺は現地民の生の声を知りたい。例えば、この凄惨な破壊跡を見てどう思っているのだろうか、もしかして、日本の軍隊がやったことだなんて思っていたりしないだろうか?
「……余りにも悲惨な光景に目を覆うばかりです。同族がこのような事態を引き起こしたことに深い悲しみと憤りを感じます。ですが、それを起こした一族は既に北京で排除され、新体制が立ち上がっています、と」
「フム、てっきり日本軍の責任にするのかと思っていたのだけれどな。岳鶯とやらはそう言うところでは公平なんだな。正直、ちょっと驚きだ」
現実、敵愾心を煽るためにもそう言ったプロパガンダを用いることは良くあることだ。少し安心はしたけれど、正直に言えばそうされた方が厄介だった気がする。
「岳鶯将軍は、誤りは正直に認めなければいけないと考えているらしいです。それに、真実はいずれ何処からか漏れるもの、そうなった時民からの信頼は地に落ち、国が亡ぶ、と。それともう一つ、皇后様の行った死者への弔いに深い感謝を伝えたいと申しています。恐らく、それもまた岳鶯将軍が真実を民に告げる理由になったのだろう、とも」
……やれやれ、𠮟責をしないで本当に正解だった。人の心というものは全くもって計算できないものだ。常識的には不正解の行動でも、そこに人の心が絡めば、正解をさえ超えることすらある。
「で、楽安。お前は日本軍相手にどんな商売をしようと思ったんだ?」
そう問いかけると、楽安は籠の中から煌びやかな小物を出してくる。それらは小さな貝殻に彫刻を施したようなもので、美しいさの中にも上品さもある。
「土産として持って帰ってもらいたい、と」
「おいおい、里心を付けさせようってか? たしかに、そう言ったものを見せられると自然と妻や娘を思い出すからなぁ」
俺の言葉を通訳が訳すと、楽安が慌てて否定しているのが分かる。
「冗談だ。それにここにいる者の多くは、妻子も共に南京に連れてきているからな。はっきり言ってそう言った策略であれば意味がない」
「陛下、この者が恐れ多くも陛下に質問したき議があるそうにございます」
「ん、良いよ。最初から俺は話そうと言ったんだ。俺ばっか質問するのは公平じゃないわな」
「はっ! この者の質問は、何故このような侵略戦争を起こすのか、この戦争に、その、正義はあるのか、と。こ、この者がそう申しているのです」
通訳が慌ててその発言が自分のものではないと否定する。そんな事は分かっているし、それはそれで良いのだ。罰しようなどとは思っていないが、彼は最近雇ったばかりでどうにもまだ俺のことを分っていないのだろう。
「通訳はただ正確に訳せばそれでいい。それがどんなに俺を非難する言葉でも、それが正確な訳であるのならば罰することはない。分からないことはそう言えば良いだけだ」
俺の言葉一つひとつに怯える通訳に優しく話しかけてやる。実際、そんなビクビクした声で言われれば、たとえそれが罵倒の言葉でも苛立ちもしないだろう。
「……さて、それは良しとして、そんな事を尋ねる商人がいると思うのか? 最初から疑っていたし、楽安もそれを分っているようだが、それにしても隠す気がなさすぎるんじゃないか?」
「その、相手方の大将と会いまみえることが出来た好機など二度と無い。だから、どうしても聞きたかった、と」
「ま、お前も若そうだからな。俺にもその気持ちは分かるよ。だから答えてやるが、その前に一つ約束しろ。俺はお前の質問に正直に答える。ただし、答えられないことは答えない。だからお前も全て正直に答えろ。いいな?」
通訳の訳を待つと、楽安はゆっくりと頷く。同意したというわけだ。
「先ず、何故このような侵略戦争を起こすのか、だが、それが俺の最終的な目的に繋がっているからだ。別に明を攻めたかったわけじゃない。たまたま明が近くに在っただけだ」
俺の目的は世界の統一、はっきり言って世界最大の強国とは言え、ただの足掛かり程度の意味合いしかない。その言葉に、楽安が何かを叫ぼうとするが、それを手で制止する。
「次は俺の番だ。……まぁ、最初にはっきりさせようか、お前は岳鶯の手の者だな?」
既にそれは分かっていることだが、楽安がしっかりと頷いた事で確認する。
「うん、まぁ、心配するな。お前は南京で開放してやる」
もっとも、今はまだ南京だが、開放するころには西京になっているだろう。
「陛下、この者がどうして正義にもとる戦をするのか、と」
「下らん。大義の前では正義など取るに足らん。理由が欲しければ、元寇の時の仕返しだとでも思えば良い。そんな事のためにしているわけじゃないけどな。……さて、俺の質問だ。正義だ云々を語る軍が、どうしてこのような無法を行える?」
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「あれは、血に飢えた野獣の様な汚職宦官の一族が行ったことで、既にその一族に対しては罰が与えられています。ただ、彼等を丁寧に埋葬していただいた事には、大明国の一国民として深い感謝を、と」
楽安は喋りながらも明式の作法で最敬礼を取る。心の底からの感謝なのだろう、しばらくはその体制を崩さない。
「……まぁ、あれは俺の指示じゃないんだけどね。でもそうか、てっきり俺達がやったことにされているかもと思っていたよ」
「民も含め、その一件については多くの者が知っているそうです」
誰がそれを主導したのかは知らないが、随分と公平、且つ、危険な判断をする。はっきり言って、明軍の無法は大規模な農民反乱の引き金にすらなりかねない事件だったろう。そして、今そんな事が起きれば確実に明はなくなる。
「だが、そうではないところを見れば、その後に立った者が民心を集めていると言うことに他ならない。つまり、岳鶯という男はやはり民の心を掴んでいる、か。さて、俺の質問だ。岳鶯とはどんな男だ? もし会ったことがあるなら、お前の感じたことをありのままに話せ」
「強く、賢く、素早い将軍だそうです」
「んなことは知っている。そうじゃなく、もっと人柄の話だ」
「……非常に義理堅く、何があっても国を裏切ることはないそうです。また、自らの生活を切り詰めてでも部下に奉仕する姿から、大変部下に慕われているそうです」
まぁ、期待はしていなかったが、やはり登用は無理ということだろう。実際、岳鶯を調略することが、最も都合の良い方法だったが、そうは問屋が卸さないというわけだ。
「あの岳飛の子孫たる岳鶯将軍に勝てると思っているのか? そのように聞いています」
「ん、まぁ、勝てると思うというか、勝たなきゃいけないんだよ。此処はまだまだ開始位置、こんなところで躓いていたら目的を果たすなんて夢のまた夢」
「目的、とは何なのか知りたい、と」
「おいおい、俺の番だろう?」
苦笑してしまうが、こちらとして楽安に聞きたいことはもうあまりない。実際にはあるのだけれど、間諜にこれ以上を聞けばきっと彼を逃がしてやることが出来なくなる。重要な機密に踏み込めば、それを知った者も話した者も生かして放つわけにはいかなくなるのだ。
「ま、いいや。楽安、よく覚えておけ、俺は国を一つにし、争いを失くす。それも半永久的に、な。それが俺の大義だ。そのために明国は邪魔で、大日本帝国の下に組み込まなければならない」
「……」
通訳の言葉を聞いた楽安は目を白黒させている。
「楽安、今日は話せて楽しかった。明日も南京に向けて移動だからな、早く寝ておけ」
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