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西京改名宣言
西京改名宣言
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「あれが南京……あんなにでかいのか」
俺が知っている中で一番でかい建造物は、何といっても大坂城。だが、その面積の三倍にも至る広さ。中華の城は日本のそれと思想が違うとはいえ、大坂城は中華のものに近い惣構え、だというのにそれと比較しても巨大。
「ま、まぁ、かっこいい天守もないしぃ、金ぴかの破風もないしぃ」
なんとなく対抗意識を燃やしてしまうが、隣で聞いている三成もうんうんと頷くあたり、同様に感じているのかもしれない。父上が造った大坂城が最高なんだ。うん。
そんなことを思いながら馬を進めると、城の南門の前に一騎の武者が威風堂々と立っていることに気付く。体高六尺三寸の栗毛の巨馬・帝釈栗毛に跨り、俺と同等の巨躯に長烏帽子形兜を居丈高と、
金小札色々威片肌脱胴具足で傾き、肩で風を切りながら十文字三日月槍をさげている。
「清正!? なぜ、寝ていない!」
「へ、陛下、お早く」
重症の清正がまだ肌寒いこの時期に屋外にいるなど自殺行為だ。三成も慌てて馬を走らせ、清正に近づこうとする。だが、近寄るにつれ、清正がずいぶん痩せてしまったことが見て取れる。それでも、微動だにしないその姿は、確かに戦場を先頭に立って斬り進む剛の姿のまま。
「……三成、止まれ」
「何ですと!?」
「清正と二人で話したい。あいつが俺を待っている」
恐らく、清正はもう長くない。だからこそ、本人もそれを自覚しているからこそ、最後の姿で傾いて見せたのだ。
「三成、全軍を整列させろ」
「し、しかし!」
「早くしろ。清正に最大限の礼儀を捧げるのだ」
「はっ!」
そうして、清正に相対して豊臣軍が展開されていく。数こそ千騎に足りないが、お麟を除き誰もが屈強な兵たち、その前に立ち、兵たちに告げる。
「皆、心に刻め。あれこそ豊臣の、我が軍の、我が国の守護神である! 敬礼!!」
俺を含めてだれもが片膝をつき、戦場における略式であるが、拝手をして最大限の敬意を清正に示す。そうして数十秒。
「三成、兵を連れて城に入っていろ。俺は清正と少し話してくる」
「……はっ!」
一人、もう一度馬に跨り清正のもとへと駆けていく。堂々としたその姿に、満足そうに口元を歪め清正も俺に拝手をすることで敬意を示す。
「陛下、お待ち申し上げておりました」
「ああ。待たせてすまない」
そうして、ただの二騎だけで、馬を並べて歩き出す。城門から南京城に入り、階段を上って城壁の上へ、そして、北に向けて進んでいく。その間にポツリポツリと言葉を交わす。
「陛下は、今年で19でしたかな?」
「そうだな。何時の間にやら清正と肩を並べるほどに成長したし、子ももう三人いる。順風満帆だ。これも全ては清正のおかげだ」
掛け値なしに本気でそう思っている。もちろん、清正だけではない。それでも、豊臣家にとって清正の存在が本当に大きかったことは疑いようがない。
「本当に大きくなられました。……某と初めて会った日のことを覚えておいでで?」
「初めて? う、う~ん、どこだったかなぁ」
「大坂城の、それも牢屋でございました」
……あ、思い出した。父上と一緒になってくのいちを弄んだときに初めて会ったんだ。あの時、俺はせいぜい3・4歳だっただろうか?
「あの頃は太閤殿下もまだご存命で、それに、一時期のような険も晴れて、昔のように笑っていらっしゃいました。我らが親父殿、そう呼んでいた頃のように」
「残念だが、俺の父上の記憶はそう多くない。でも、今でも覚えているよ。あんなに爺さんになっても悪戯小僧のようで、しかも、義母上にそれを叱られて」
「ハハ、何せおね様は豊臣の御袋様にございますれば」
眼下に南京の街を見下ろしながら、城壁を行く二騎の歩みは止まらない。東門の上を通り抜け、そのままに北門に向かう。北、すなわち、長江や明の国を望む場所へと。
「……陛下、豊臣家は本当に暖かいところでした。一時期、石田殿たちとは諍いを起こしましたが、それも両者共に豊臣家を愛していたことが理由」
「分かっている。まぁ、それでもあれがあったから今の俺がいる。結果良ければということだ」
「ハハ、そうですな。今は豊臣の誰もが陛下を見て過ごしていられる」
「あの頃だって俺はいたんだ。まぁ、小さすぎて頼りなく思えるのも仕方のないことだけどな」
「そうでしたな。今は本当に大きくなられた。体だけじゃない、そして心も」
「心のほうは自信がない」
「クク、それでよろしいのでしょう。六十を超えても悪戯小僧、それが豊臣なのですから」
愉快そうに、笑い、一瞬、そうしたことでどこかを痛めたのか、顔が苦痛に歪む。
「清正!?」
「陛下、どうか最後まで」
「……分かった」
今すぐに馬から降ろさせて布団に寝かせてやりたい。そう思いながらも、清正の最後の願いに頷く。
その後も、ポツリポツリと思い出話をしながらも、目的地である北の城壁に少しずつ近づいていく。
「清正。俺はな、この明を足掛かりに世界中を平らげるつもりだ」
「……は?」
「世界を相手に最大の悪戯だ。すべての国をなくし、一所にまとめる」
「なんと!?」
「無理と笑うか?」
北壁に到達し、今度はその中央へ向かって馬首を向ける。
「農民から天下人に成る様を見てきた某ですぞ?」
「ああ、それに比べりゃ大したことないかもしれないな」
逆にこっちが笑ってしまう。そうしているうちについに北壁の中心へと辿り着く。
「……だというのに、某はこれ以上お付き合いできぬようにございます。もう、この体は言うことを聞いてくれぬ。愛馬に跨るのもこれが最後となりましょう。なんと口惜しい、動きさえすれば、陛下の、親父殿の御子の、行先を切り拓けたというのに。まだまだこれからだというのに、なんと情けない!」
清正は拳を握りしめ、自分の腿を殴りつける。フルフルと震えるその足は、清正の意思に反してもう限界だと訴えているかのようだ。
「そうじゃない」
「は?」
「父上が死んだ時にさ、心の中では思っていた。どうしてこんなに幼い俺を残していく、どうしてもっと長く生きて、もっと盤石な地盤を残してくれなかったんだってさ」
「そ、それは」
「そう、言っても仕方ないことだ。父上は我武者羅に天下を手に入れ、それをできる限りの形で俺に残した。でもさ、もしかしたらその天下は家康のものになっていたかもしれない」
「……」
「だが、今はそうじゃない。俺が立ち上がり、如水の助けを得、清正達と共に体制を盤石にし、父上のやり残した朝鮮、明へと足を踏み入れた。あ、ついでに皇帝にもなったな」
「クク、ついででございますか」
「ああ、ついでだ。清正、そういうものなんだよ。誰もが全てやりたいことをやりきって死ねるわけじゃない。だが、そこには跡を継いでくれる者がいる。それを更に進展させてくれる者がいる。俺だって何時息絶えるか分からない。もしかしたら、志半ば、そんなこともあるのかもしれない」
北壁から見渡す広大な大地。まだまだ見えない明の首都。道を阻む最高の将軍。
「陛下……」
「だがな、やれるところまでやる。それで駄目なら、ほれ」
振り返り、北壁の下を見る。そこには南京守備群も含めて五千を優に超えた数の兵たちが集い、こちらを見上げている。整列し、清正の最後の勇姿を見るために。
「あそこにはお前が育てた兵が、将がいる。清正は生きていく、これからもずっとな」
「本当に、立派になられた」
清正は、それを見て天を仰ぎみる。一瞬、目元がきらりと光った気がした。
「……然らば、陛下。御身が臣、加藤清正。これにて最後のご奉公にございまする」
「ああ。今まで本当にありがとう」
互いに拝手にて最敬礼を行い、清正が城下に向け一歩踏み出す。
「皆、良く聞けい! 陛下よりお言葉をいただく」
城中の全ての者に聞こえるように、響き渡るように清正の声が轟く。
「これよりこの南京は、西京と名を改める! これよりこの地は大日本帝国が西の都、我らが守るべき土地である。そして、我らは此処から遥かに北に、そして西へと目指し、明国の全てを我らが国の一部と成す!」
清正に負けぬようにと大喝を発し、ついに西京への改名を宣言した。
清正が亡くなったのは、それから一週間後のことだった。
俺が知っている中で一番でかい建造物は、何といっても大坂城。だが、その面積の三倍にも至る広さ。中華の城は日本のそれと思想が違うとはいえ、大坂城は中華のものに近い惣構え、だというのにそれと比較しても巨大。
「ま、まぁ、かっこいい天守もないしぃ、金ぴかの破風もないしぃ」
なんとなく対抗意識を燃やしてしまうが、隣で聞いている三成もうんうんと頷くあたり、同様に感じているのかもしれない。父上が造った大坂城が最高なんだ。うん。
そんなことを思いながら馬を進めると、城の南門の前に一騎の武者が威風堂々と立っていることに気付く。体高六尺三寸の栗毛の巨馬・帝釈栗毛に跨り、俺と同等の巨躯に長烏帽子形兜を居丈高と、
金小札色々威片肌脱胴具足で傾き、肩で風を切りながら十文字三日月槍をさげている。
「清正!? なぜ、寝ていない!」
「へ、陛下、お早く」
重症の清正がまだ肌寒いこの時期に屋外にいるなど自殺行為だ。三成も慌てて馬を走らせ、清正に近づこうとする。だが、近寄るにつれ、清正がずいぶん痩せてしまったことが見て取れる。それでも、微動だにしないその姿は、確かに戦場を先頭に立って斬り進む剛の姿のまま。
「……三成、止まれ」
「何ですと!?」
「清正と二人で話したい。あいつが俺を待っている」
恐らく、清正はもう長くない。だからこそ、本人もそれを自覚しているからこそ、最後の姿で傾いて見せたのだ。
「三成、全軍を整列させろ」
「し、しかし!」
「早くしろ。清正に最大限の礼儀を捧げるのだ」
「はっ!」
そうして、清正に相対して豊臣軍が展開されていく。数こそ千騎に足りないが、お麟を除き誰もが屈強な兵たち、その前に立ち、兵たちに告げる。
「皆、心に刻め。あれこそ豊臣の、我が軍の、我が国の守護神である! 敬礼!!」
俺を含めてだれもが片膝をつき、戦場における略式であるが、拝手をして最大限の敬意を清正に示す。そうして数十秒。
「三成、兵を連れて城に入っていろ。俺は清正と少し話してくる」
「……はっ!」
一人、もう一度馬に跨り清正のもとへと駆けていく。堂々としたその姿に、満足そうに口元を歪め清正も俺に拝手をすることで敬意を示す。
「陛下、お待ち申し上げておりました」
「ああ。待たせてすまない」
そうして、ただの二騎だけで、馬を並べて歩き出す。城門から南京城に入り、階段を上って城壁の上へ、そして、北に向けて進んでいく。その間にポツリポツリと言葉を交わす。
「陛下は、今年で19でしたかな?」
「そうだな。何時の間にやら清正と肩を並べるほどに成長したし、子ももう三人いる。順風満帆だ。これも全ては清正のおかげだ」
掛け値なしに本気でそう思っている。もちろん、清正だけではない。それでも、豊臣家にとって清正の存在が本当に大きかったことは疑いようがない。
「本当に大きくなられました。……某と初めて会った日のことを覚えておいでで?」
「初めて? う、う~ん、どこだったかなぁ」
「大坂城の、それも牢屋でございました」
……あ、思い出した。父上と一緒になってくのいちを弄んだときに初めて会ったんだ。あの時、俺はせいぜい3・4歳だっただろうか?
「あの頃は太閤殿下もまだご存命で、それに、一時期のような険も晴れて、昔のように笑っていらっしゃいました。我らが親父殿、そう呼んでいた頃のように」
「残念だが、俺の父上の記憶はそう多くない。でも、今でも覚えているよ。あんなに爺さんになっても悪戯小僧のようで、しかも、義母上にそれを叱られて」
「ハハ、何せおね様は豊臣の御袋様にございますれば」
眼下に南京の街を見下ろしながら、城壁を行く二騎の歩みは止まらない。東門の上を通り抜け、そのままに北門に向かう。北、すなわち、長江や明の国を望む場所へと。
「……陛下、豊臣家は本当に暖かいところでした。一時期、石田殿たちとは諍いを起こしましたが、それも両者共に豊臣家を愛していたことが理由」
「分かっている。まぁ、それでもあれがあったから今の俺がいる。結果良ければということだ」
「ハハ、そうですな。今は豊臣の誰もが陛下を見て過ごしていられる」
「あの頃だって俺はいたんだ。まぁ、小さすぎて頼りなく思えるのも仕方のないことだけどな」
「そうでしたな。今は本当に大きくなられた。体だけじゃない、そして心も」
「心のほうは自信がない」
「クク、それでよろしいのでしょう。六十を超えても悪戯小僧、それが豊臣なのですから」
愉快そうに、笑い、一瞬、そうしたことでどこかを痛めたのか、顔が苦痛に歪む。
「清正!?」
「陛下、どうか最後まで」
「……分かった」
今すぐに馬から降ろさせて布団に寝かせてやりたい。そう思いながらも、清正の最後の願いに頷く。
その後も、ポツリポツリと思い出話をしながらも、目的地である北の城壁に少しずつ近づいていく。
「清正。俺はな、この明を足掛かりに世界中を平らげるつもりだ」
「……は?」
「世界を相手に最大の悪戯だ。すべての国をなくし、一所にまとめる」
「なんと!?」
「無理と笑うか?」
北壁に到達し、今度はその中央へ向かって馬首を向ける。
「農民から天下人に成る様を見てきた某ですぞ?」
「ああ、それに比べりゃ大したことないかもしれないな」
逆にこっちが笑ってしまう。そうしているうちについに北壁の中心へと辿り着く。
「……だというのに、某はこれ以上お付き合いできぬようにございます。もう、この体は言うことを聞いてくれぬ。愛馬に跨るのもこれが最後となりましょう。なんと口惜しい、動きさえすれば、陛下の、親父殿の御子の、行先を切り拓けたというのに。まだまだこれからだというのに、なんと情けない!」
清正は拳を握りしめ、自分の腿を殴りつける。フルフルと震えるその足は、清正の意思に反してもう限界だと訴えているかのようだ。
「そうじゃない」
「は?」
「父上が死んだ時にさ、心の中では思っていた。どうしてこんなに幼い俺を残していく、どうしてもっと長く生きて、もっと盤石な地盤を残してくれなかったんだってさ」
「そ、それは」
「そう、言っても仕方ないことだ。父上は我武者羅に天下を手に入れ、それをできる限りの形で俺に残した。でもさ、もしかしたらその天下は家康のものになっていたかもしれない」
「……」
「だが、今はそうじゃない。俺が立ち上がり、如水の助けを得、清正達と共に体制を盤石にし、父上のやり残した朝鮮、明へと足を踏み入れた。あ、ついでに皇帝にもなったな」
「クク、ついででございますか」
「ああ、ついでだ。清正、そういうものなんだよ。誰もが全てやりたいことをやりきって死ねるわけじゃない。だが、そこには跡を継いでくれる者がいる。それを更に進展させてくれる者がいる。俺だって何時息絶えるか分からない。もしかしたら、志半ば、そんなこともあるのかもしれない」
北壁から見渡す広大な大地。まだまだ見えない明の首都。道を阻む最高の将軍。
「陛下……」
「だがな、やれるところまでやる。それで駄目なら、ほれ」
振り返り、北壁の下を見る。そこには南京守備群も含めて五千を優に超えた数の兵たちが集い、こちらを見上げている。整列し、清正の最後の勇姿を見るために。
「あそこにはお前が育てた兵が、将がいる。清正は生きていく、これからもずっとな」
「本当に、立派になられた」
清正は、それを見て天を仰ぎみる。一瞬、目元がきらりと光った気がした。
「……然らば、陛下。御身が臣、加藤清正。これにて最後のご奉公にございまする」
「ああ。今まで本当にありがとう」
互いに拝手にて最敬礼を行い、清正が城下に向け一歩踏み出す。
「皆、良く聞けい! 陛下よりお言葉をいただく」
城中の全ての者に聞こえるように、響き渡るように清正の声が轟く。
「これよりこの南京は、西京と名を改める! これよりこの地は大日本帝国が西の都、我らが守るべき土地である。そして、我らは此処から遥かに北に、そして西へと目指し、明国の全てを我らが国の一部と成す!」
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