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「はー……怒涛の展開でした……!」
ドラマを見終えて満足しているエイルさん。
「異世界の方々はこのようなものを毎日見ているのですね……」
「俺はあまり見ていないですけどね」
「こんなに面白いのにですか!?」
「目が肥えているというのがあります。それに単純にテレビ離れもありますね」
「……異世界の方々はすごいのですね」
信じらないといった顔をしているが、これからエイルさんがテレビを見ていたらこうなる。いやならないか?
ていうかあれだな、サブスクが見れるようにすればドラマとかも見放題だからエイルさん的にはありなのかもしれないが何せお金を払えないからなー。
……あっ、お金を払わなくていいじゃないか。
俺の力で見れるテレビを作れば全く問題ないのか。さすがにスパチャとかは無理だけどインディーゲームでもそれができるように作ればいいんだ。
えっ、できるよな? いやさすがにできるだろ。ここまでなんでもできてこれができませんなんてことはない。
まー、違法視聴な感じは否めないが……そもそも俺は異世界にいるのだからその法律に従う必要はないか!
神様だって見たいと思ったサブスク配信のドラマを違法で見ているはずだから大丈夫だろ。
「ふわぁ……あっ」
俺がそう考えていればエイルさんはかわいいあくびをした。
それを俺に見られて恥ずかしそうにしているエイルさんもかわいい。
「今日は色々とあったから眠たいんですね。もう休んでください」
「はい……そうさせてもらいます」
今日は追放されたり違う世界に来たりして色々と大変だっただろう。今までドラマを楽しんでいたことがかなり異常だったと思う。
「部屋に必要なものはありますか?」
「いえ……あれほど立派なベッドがありますから十分です」
「気軽に必要なものを言ってください。人にとって寝ることは大事ですからね」
「はい、それは十分に分かっています」
聖女にそんなことを言うのは釈迦に説法だったかな。
「それでは、おやすみなさい。優斗様」
「おやすみなさい」
エイルさんはリビングから二階に上がっていき二階の部屋の扉が閉まる音を聞いた。
お風呂に入ったしご飯も食べた。それでドラマも見てリラックスしていた。だからエイルさんはしっかりと寝れるだろうな。
ドラマを見て興奮が収まらなくて眠れない可能性は無きにしも非ず。
それでも色々とあったから眠れるだろうなー。
今はあの真面目な聖女がゆっくりと休めれるようにしよう。そこから何をするのかはエイルさん次第だ。
とりあえず今はサブスクが見れるようにテレビを作り直せるか確認してみよう。
「ん?」
俺のスマホが震えて着信を示していた。
このスマホには母さんと父さんしかかかってこない。そういう風に設定したからな。
今のところ俺は前の世界で行方不明になっているから母さんと父さんの二人にしか異世界に着ていることを伝えていない。だから数少ない友人にも教えていないし通じないようにしている。
二人以外からかかってこないと思っているからこそ油断して画面を見る。
『不明』
着信主は分からなかった。
そのことに目をむくほど驚いてしまった。
ありえない。迷惑電話などかかってくるはずがない。かかってくるのは絶対に二人だけだ。
……ただ、これが誰なのか分からないが出ないと正体が分からないから出ることにした。
「……はい」
『あ、あの、そちらは優斗様のお電話で間違いないでしょうか……?』
「……はい」
まあ俺のことを知っているのは当然か。
『わたくしは、聖女に加護を授けている女神、パナケアと申します……』
ふわふわとしている声色でそう言うが衝撃だった。
「えっ、エイルさんに加護を与えたあのパナケアさんですか」
『はい……!』
「なんでそんな女神様が俺に電話をかけてきているんですか?」
つかどうやって電話をかけているんだよ。
『その、お礼を言おうかと……』
「お礼? あぁ、エイルさんのことですか?」
『はい。それから、謝罪を』
「謝罪?」
あー、もしかしてここに導いたことか?
『優斗様がいる場所に、わたくしは無断でエイルちゃんを導きました……急ぎだったとは言え、ごめんなさい』
「やっぱり神様ならできるんですね」
『はい、できます』
何か対策を考えていないといけないのかー。
「別にエイルさんのことは構いませんよ。一報は欲しかったですけど」
『ごめんなさい……!』
……なんだかこの神もエイルさんみたいな雰囲気を感じるな。
「もう大丈夫ですよ。ここが神に通じないのは分かりましたから」
今のままではな。
俺の能力の名前は神をも超越する箱庭。神に通じないわけがない。
『ありがとうございます……!』
「次があるかどうかは分かりませんけど、まあ連絡はください」
『必ず……でも、わたくしの地区は、いないかもしれません』
「どういうことですか?」
『その、エイルちゃんの仕打ちを見ていた他の神が、加護を打ち切ると言っているので……』
えっ!? なにそのすごい見たい展開は! ちょっとスマホで見れるようにしよう!
「それは……アイテル聖王国がやばいってことですか」
『……もう、知りません』
あっ、激おこな感じですね。これはさすがに神でも許容できなかったようだ。
「このことはエイルさんに言わないようにする方向でいいですか?」
『はい……エイルちゃんが望まない限りは、言わなくていいです』
「分かりました。それとエイルさんのことは任せてください、しっかりとエイルさんがここから出ていくまではしっかりとサポートしますから」
元からそのつもりだが神にもそう宣言する。
『ふふっ……心配していませんよ……』
ドラマを見終えて満足しているエイルさん。
「異世界の方々はこのようなものを毎日見ているのですね……」
「俺はあまり見ていないですけどね」
「こんなに面白いのにですか!?」
「目が肥えているというのがあります。それに単純にテレビ離れもありますね」
「……異世界の方々はすごいのですね」
信じらないといった顔をしているが、これからエイルさんがテレビを見ていたらこうなる。いやならないか?
ていうかあれだな、サブスクが見れるようにすればドラマとかも見放題だからエイルさん的にはありなのかもしれないが何せお金を払えないからなー。
……あっ、お金を払わなくていいじゃないか。
俺の力で見れるテレビを作れば全く問題ないのか。さすがにスパチャとかは無理だけどインディーゲームでもそれができるように作ればいいんだ。
えっ、できるよな? いやさすがにできるだろ。ここまでなんでもできてこれができませんなんてことはない。
まー、違法視聴な感じは否めないが……そもそも俺は異世界にいるのだからその法律に従う必要はないか!
神様だって見たいと思ったサブスク配信のドラマを違法で見ているはずだから大丈夫だろ。
「ふわぁ……あっ」
俺がそう考えていればエイルさんはかわいいあくびをした。
それを俺に見られて恥ずかしそうにしているエイルさんもかわいい。
「今日は色々とあったから眠たいんですね。もう休んでください」
「はい……そうさせてもらいます」
今日は追放されたり違う世界に来たりして色々と大変だっただろう。今までドラマを楽しんでいたことがかなり異常だったと思う。
「部屋に必要なものはありますか?」
「いえ……あれほど立派なベッドがありますから十分です」
「気軽に必要なものを言ってください。人にとって寝ることは大事ですからね」
「はい、それは十分に分かっています」
聖女にそんなことを言うのは釈迦に説法だったかな。
「それでは、おやすみなさい。優斗様」
「おやすみなさい」
エイルさんはリビングから二階に上がっていき二階の部屋の扉が閉まる音を聞いた。
お風呂に入ったしご飯も食べた。それでドラマも見てリラックスしていた。だからエイルさんはしっかりと寝れるだろうな。
ドラマを見て興奮が収まらなくて眠れない可能性は無きにしも非ず。
それでも色々とあったから眠れるだろうなー。
今はあの真面目な聖女がゆっくりと休めれるようにしよう。そこから何をするのかはエイルさん次第だ。
とりあえず今はサブスクが見れるようにテレビを作り直せるか確認してみよう。
「ん?」
俺のスマホが震えて着信を示していた。
このスマホには母さんと父さんしかかかってこない。そういう風に設定したからな。
今のところ俺は前の世界で行方不明になっているから母さんと父さんの二人にしか異世界に着ていることを伝えていない。だから数少ない友人にも教えていないし通じないようにしている。
二人以外からかかってこないと思っているからこそ油断して画面を見る。
『不明』
着信主は分からなかった。
そのことに目をむくほど驚いてしまった。
ありえない。迷惑電話などかかってくるはずがない。かかってくるのは絶対に二人だけだ。
……ただ、これが誰なのか分からないが出ないと正体が分からないから出ることにした。
「……はい」
『あ、あの、そちらは優斗様のお電話で間違いないでしょうか……?』
「……はい」
まあ俺のことを知っているのは当然か。
『わたくしは、聖女に加護を授けている女神、パナケアと申します……』
ふわふわとしている声色でそう言うが衝撃だった。
「えっ、エイルさんに加護を与えたあのパナケアさんですか」
『はい……!』
「なんでそんな女神様が俺に電話をかけてきているんですか?」
つかどうやって電話をかけているんだよ。
『その、お礼を言おうかと……』
「お礼? あぁ、エイルさんのことですか?」
『はい。それから、謝罪を』
「謝罪?」
あー、もしかしてここに導いたことか?
『優斗様がいる場所に、わたくしは無断でエイルちゃんを導きました……急ぎだったとは言え、ごめんなさい』
「やっぱり神様ならできるんですね」
『はい、できます』
何か対策を考えていないといけないのかー。
「別にエイルさんのことは構いませんよ。一報は欲しかったですけど」
『ごめんなさい……!』
……なんだかこの神もエイルさんみたいな雰囲気を感じるな。
「もう大丈夫ですよ。ここが神に通じないのは分かりましたから」
今のままではな。
俺の能力の名前は神をも超越する箱庭。神に通じないわけがない。
『ありがとうございます……!』
「次があるかどうかは分かりませんけど、まあ連絡はください」
『必ず……でも、わたくしの地区は、いないかもしれません』
「どういうことですか?」
『その、エイルちゃんの仕打ちを見ていた他の神が、加護を打ち切ると言っているので……』
えっ!? なにそのすごい見たい展開は! ちょっとスマホで見れるようにしよう!
「それは……アイテル聖王国がやばいってことですか」
『……もう、知りません』
あっ、激おこな感じですね。これはさすがに神でも許容できなかったようだ。
「このことはエイルさんに言わないようにする方向でいいですか?」
『はい……エイルちゃんが望まない限りは、言わなくていいです』
「分かりました。それとエイルさんのことは任せてください、しっかりとエイルさんがここから出ていくまではしっかりとサポートしますから」
元からそのつもりだが神にもそう宣言する。
『ふふっ……心配していませんよ……』
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