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25:カレー
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籠たくさんにある野菜を持ち帰り、キッチンに運ぶ。
「エイルさん、お風呂に入りますか?」
「これくらいのことでお風呂には入れませんよ」
あぁ、異世界とはお風呂の文化が少し違うのか。
俺はエイルさんの汗をにおったとしても全く問題はない。エイルさんも俺に汗のにおいをかがれたとしても問題ないのだろうな。
いやまあエイルさんの汗は結構いい匂いがしていた。どうして汗なのにいい匂いがするのだろうと疑問がその時出てきた。
「分かりました。それなら――」
「ま、待ってください! や、やっぱりお風呂に入ります!」
き、急になんだ。どういう心変わりをしたんだ。
「そ、そうですか。それならお風呂を溜めますね」
「そういえばどのようにお湯を溜めているのですか?」
「あぁ、説明しますね」
その説明はまだしていなかった。
俺とエイルさんは風呂場に向かってどうお風呂を溜めるのか説明する。
ちなみにお風呂掃除は俺自らやった。
エイルさんが寝た後に俺もお風呂に入ったが見た感じ湯浴みをしていたから聖女が入った後のお湯がどんな感じになるのか夜な夜な確認していた。
そのついでに掃除した。
「ここでお風呂の栓をしめて、このボタンを押したらお風呂が自動で溜まっていきます」
「えっ、そ、それで溜まっていくのですか……?」
「押してみてください」
「は、はい」
エイルさんはお風呂に設置してあるパネルのボタンを押す。
「お湯はりをします。お風呂の栓はしましたか」
「ひゃっ!」
パネルからそう声が聞こえてきて驚いたエイルさん。
「驚きましたか?」
「は、はい……このように知らせてくれるのですね」
「ちなみにお湯がたまっても教えてくれます」
「す、すごいですね……」
こういうところでも驚いてくれるから面白い。
「十分くらいで溜まりますからそれまで待ちましょう」
「十分で溜まるのですね」
「それまでテレビを見て待ちましょうか」
「はい」
リビングに戻りテレビをつければまた午後にやっているドラマをしていた。
「こ、これは毎日しているのですか!?」
「まあ大体毎日していると思います。別の作品ですけど」
大体サスペンスドラマだが。
「こ、これはお風呂に入れません……!」
そこまでテレビに釘付けになっていることに噴き出してしまう。
「ぷふっ……! そんなエイルさんにいい機能をお教えします」
俺はテレビのリモコンから今している番組の録画を始める。
「このテレビには番組を録画する機能がついています。なので用事があったり眠たかったり、そういう時に録画しておくことで後で見れるという機能があるんです」
「す、すす、すごいですね! それさえあれば見逃しません!」
「もう録画をしているのでお風呂に入ることができますよ」
「こ、これを考えた人は天才ですか……!?」
「ちなみにこのボタンで番組表って言ってどの時間帯にどの番組をしているか分かります。それで見たい番組を録画しておくのもアリですね」
「それなら明日のこの時間帯にある番組も録画しておくことができるのですか!?」
「できますよ」
「し、したいです!」
「どうぞ」
まじか。エイルさんがこんなにドハマりするなんて想像がつかなかった。
でもまあこういうのもありだ。エイルさんならメリハリがある生活をするだろうし、何なら自堕落な生活をしてくれても全く問題がないからな。
録画をしたことで安心してお風呂に入ったエイルさん。録画はちゃんと最初からとれているようにする。
エイルさんの着替えとバスタオルをまた出しておくがエイルさんの服を一通り出して渡しておかないとな。
そうじゃないと俺が毎回出すことになる。
そして俺はお昼に夏野菜のスパゲッティを作り始める。
ネットがあるから簡単にレシピが調べられる。やっぱ俺の箱庭はチートだと思いながら軽めに作る。
「ご、ごめんなさい! 優斗様にまた任せてしまって……!」
俺が料理をしているのを見て謝ってくるエイルさんだが本当に俺は気にしていない。
「これくらいはいいですよ。晩御飯には手伝ってもらいますけどね」
「はい、それはお任せください!」
☆
お昼ご飯のスパゲッティもエイルさんはおいしいと頬張り、今回はエイルさんに皿洗いをしてもらった。
そしてまたしても俺とエイルさんは二人でテレビを見た。
まあ俺はスマホをいじっている時間はあったがエイルさんはずっとテレビに夢中になっていた。
さらにまた色々なことを聞かれた。テレビショッピングのことも聞いてきた。たぶんこの番組を見ている中で一番意味をなさない家庭がここだろうな。
「さぁ、晩御飯を作りましょう」
「はい。何を作るのですか?」
「夏野菜を使ったカレーです」
「カレー?」
聞いている感じ、他の国との交流もそれほど頻繁に行われていないようだからカレーが異世界にあるのか全く分からない。
まあどうでもいい話か。
俺とエイルさんは台所に立ち、エイルさんに夏野菜を一口大に切ってもらう。
一口大がどれくらいか教えれば二回目だから迷いなく野菜を切っている。
エイルさんに野菜を切ってもらっている間にナスを先に炒め、エイルさんが野菜を切り終われば鶏肉を炒める。
鶏肉というか肉は大丈夫なのかエイルさんに今日の朝に聞けばそういうことはなかった。
「エイルさんは辛いのは大丈夫ですか?」
「はい、大丈夫です」
辛い料理は食べたことがあるのか。それならこの世界って香辛料も広まっているのか?
後で聞こうと思いながら夏野菜を加えて炒め、水を加える。沸騰すればエイルさんにあくをとってもらう。
エイルさんから手伝いたいというオーラが突き刺さってくるから要所要所で手伝ってもらう。
野菜を柔らかくなるまで煮込み、市販のカレールーを入れて溶かす。
「それは何ですか?」
「カレーを作るためのルーです。香辛料を自分で配合しなくても簡単にカレーを作れるものですね」
「香辛料ですか!? こ、高価なものを使うんですか……?」
「元の世界では高価なものではないですよ」
「……みなさんお金持ちなのですね」
「いや違いますから」
そういえば昔は香辛料は献上品としても使われていたと聞く。だからまあこの世界でもそうなっているのだろうな。
それはともかく、エイルさんが克服したトマトを入れて弱火でかき混ぜる。
「これが、カレーですか」
時々かき混ぜるのはエイルさんにしてもらう。
「そうです。俺の国ではカレーライスとして食べるのが一般的ですから、今日は白飯と一緒に食べましょう」
「はい、そうします」
カレーっていいよな。カレーうどんとかナンで食べたりと色々な食べ方がある。
しかも辛さを変えれば楽しさを変えられる。いい食べ物をインドの人は開発してくれた。
そして最後にナスを入れてカレーが出来上がったことで白飯を大きなお皿についで、カレーをよそう。
エイルさんにはスプーンを持って行ってもらって手伝ってもらう。
カレーのいいにおいをさせるリビングにて俺とエイルさんは対面で席に座る。
エイルさんが祈りを終わらせたタイミングで俺は手を合わせる。するとエイルさんも手を合わせた。
「いただきます」
「いただきます」
俺の後に続いていただきますを言うエイルさん。
俺はカレーがかかっているご飯の部分をすくってナスと一緒に食べる。
「エイルさんが手伝ってくれたからおいしいですよ」
「ほ、本当ですか? ありがとうございます」
俺の真似をしてか同じことをエイルさんはしてカレーを口に運ぶ。
「……おいしいです」
「それはよかった」
辛い人が苦手な人は少しの辛味でも汗をかくらしいがエイルさんはそういうのがなく食べ進めている。
ま、エイルさんとの共同生活は何とかいけそうだな。
「エイルさん、お風呂に入りますか?」
「これくらいのことでお風呂には入れませんよ」
あぁ、異世界とはお風呂の文化が少し違うのか。
俺はエイルさんの汗をにおったとしても全く問題はない。エイルさんも俺に汗のにおいをかがれたとしても問題ないのだろうな。
いやまあエイルさんの汗は結構いい匂いがしていた。どうして汗なのにいい匂いがするのだろうと疑問がその時出てきた。
「分かりました。それなら――」
「ま、待ってください! や、やっぱりお風呂に入ります!」
き、急になんだ。どういう心変わりをしたんだ。
「そ、そうですか。それならお風呂を溜めますね」
「そういえばどのようにお湯を溜めているのですか?」
「あぁ、説明しますね」
その説明はまだしていなかった。
俺とエイルさんは風呂場に向かってどうお風呂を溜めるのか説明する。
ちなみにお風呂掃除は俺自らやった。
エイルさんが寝た後に俺もお風呂に入ったが見た感じ湯浴みをしていたから聖女が入った後のお湯がどんな感じになるのか夜な夜な確認していた。
そのついでに掃除した。
「ここでお風呂の栓をしめて、このボタンを押したらお風呂が自動で溜まっていきます」
「えっ、そ、それで溜まっていくのですか……?」
「押してみてください」
「は、はい」
エイルさんはお風呂に設置してあるパネルのボタンを押す。
「お湯はりをします。お風呂の栓はしましたか」
「ひゃっ!」
パネルからそう声が聞こえてきて驚いたエイルさん。
「驚きましたか?」
「は、はい……このように知らせてくれるのですね」
「ちなみにお湯がたまっても教えてくれます」
「す、すごいですね……」
こういうところでも驚いてくれるから面白い。
「十分くらいで溜まりますからそれまで待ちましょう」
「十分で溜まるのですね」
「それまでテレビを見て待ちましょうか」
「はい」
リビングに戻りテレビをつければまた午後にやっているドラマをしていた。
「こ、これは毎日しているのですか!?」
「まあ大体毎日していると思います。別の作品ですけど」
大体サスペンスドラマだが。
「こ、これはお風呂に入れません……!」
そこまでテレビに釘付けになっていることに噴き出してしまう。
「ぷふっ……! そんなエイルさんにいい機能をお教えします」
俺はテレビのリモコンから今している番組の録画を始める。
「このテレビには番組を録画する機能がついています。なので用事があったり眠たかったり、そういう時に録画しておくことで後で見れるという機能があるんです」
「す、すす、すごいですね! それさえあれば見逃しません!」
「もう録画をしているのでお風呂に入ることができますよ」
「こ、これを考えた人は天才ですか……!?」
「ちなみにこのボタンで番組表って言ってどの時間帯にどの番組をしているか分かります。それで見たい番組を録画しておくのもアリですね」
「それなら明日のこの時間帯にある番組も録画しておくことができるのですか!?」
「できますよ」
「し、したいです!」
「どうぞ」
まじか。エイルさんがこんなにドハマりするなんて想像がつかなかった。
でもまあこういうのもありだ。エイルさんならメリハリがある生活をするだろうし、何なら自堕落な生活をしてくれても全く問題がないからな。
録画をしたことで安心してお風呂に入ったエイルさん。録画はちゃんと最初からとれているようにする。
エイルさんの着替えとバスタオルをまた出しておくがエイルさんの服を一通り出して渡しておかないとな。
そうじゃないと俺が毎回出すことになる。
そして俺はお昼に夏野菜のスパゲッティを作り始める。
ネットがあるから簡単にレシピが調べられる。やっぱ俺の箱庭はチートだと思いながら軽めに作る。
「ご、ごめんなさい! 優斗様にまた任せてしまって……!」
俺が料理をしているのを見て謝ってくるエイルさんだが本当に俺は気にしていない。
「これくらいはいいですよ。晩御飯には手伝ってもらいますけどね」
「はい、それはお任せください!」
☆
お昼ご飯のスパゲッティもエイルさんはおいしいと頬張り、今回はエイルさんに皿洗いをしてもらった。
そしてまたしても俺とエイルさんは二人でテレビを見た。
まあ俺はスマホをいじっている時間はあったがエイルさんはずっとテレビに夢中になっていた。
さらにまた色々なことを聞かれた。テレビショッピングのことも聞いてきた。たぶんこの番組を見ている中で一番意味をなさない家庭がここだろうな。
「さぁ、晩御飯を作りましょう」
「はい。何を作るのですか?」
「夏野菜を使ったカレーです」
「カレー?」
聞いている感じ、他の国との交流もそれほど頻繁に行われていないようだからカレーが異世界にあるのか全く分からない。
まあどうでもいい話か。
俺とエイルさんは台所に立ち、エイルさんに夏野菜を一口大に切ってもらう。
一口大がどれくらいか教えれば二回目だから迷いなく野菜を切っている。
エイルさんに野菜を切ってもらっている間にナスを先に炒め、エイルさんが野菜を切り終われば鶏肉を炒める。
鶏肉というか肉は大丈夫なのかエイルさんに今日の朝に聞けばそういうことはなかった。
「エイルさんは辛いのは大丈夫ですか?」
「はい、大丈夫です」
辛い料理は食べたことがあるのか。それならこの世界って香辛料も広まっているのか?
後で聞こうと思いながら夏野菜を加えて炒め、水を加える。沸騰すればエイルさんにあくをとってもらう。
エイルさんから手伝いたいというオーラが突き刺さってくるから要所要所で手伝ってもらう。
野菜を柔らかくなるまで煮込み、市販のカレールーを入れて溶かす。
「それは何ですか?」
「カレーを作るためのルーです。香辛料を自分で配合しなくても簡単にカレーを作れるものですね」
「香辛料ですか!? こ、高価なものを使うんですか……?」
「元の世界では高価なものではないですよ」
「……みなさんお金持ちなのですね」
「いや違いますから」
そういえば昔は香辛料は献上品としても使われていたと聞く。だからまあこの世界でもそうなっているのだろうな。
それはともかく、エイルさんが克服したトマトを入れて弱火でかき混ぜる。
「これが、カレーですか」
時々かき混ぜるのはエイルさんにしてもらう。
「そうです。俺の国ではカレーライスとして食べるのが一般的ですから、今日は白飯と一緒に食べましょう」
「はい、そうします」
カレーっていいよな。カレーうどんとかナンで食べたりと色々な食べ方がある。
しかも辛さを変えれば楽しさを変えられる。いい食べ物をインドの人は開発してくれた。
そして最後にナスを入れてカレーが出来上がったことで白飯を大きなお皿についで、カレーをよそう。
エイルさんにはスプーンを持って行ってもらって手伝ってもらう。
カレーのいいにおいをさせるリビングにて俺とエイルさんは対面で席に座る。
エイルさんが祈りを終わらせたタイミングで俺は手を合わせる。するとエイルさんも手を合わせた。
「いただきます」
「いただきます」
俺の後に続いていただきますを言うエイルさん。
俺はカレーがかかっているご飯の部分をすくってナスと一緒に食べる。
「エイルさんが手伝ってくれたからおいしいですよ」
「ほ、本当ですか? ありがとうございます」
俺の真似をしてか同じことをエイルさんはしてカレーを口に運ぶ。
「……おいしいです」
「それはよかった」
辛い人が苦手な人は少しの辛味でも汗をかくらしいがエイルさんはそういうのがなく食べ進めている。
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