転移特典としてゲットしたチートな箱庭で現代技術アリのスローライフをしていたら訳アリの女性たちが迷い込んできました。

山椒

文字の大きさ
37 / 56

37:ランジェリーショップ

しおりを挟む
 ショッピングモールへは家の中から行くことができる。

 リビングを出た廊下の収納を開ければ、実家なら掃除道具を入れていたが今はエレベーターとなっていた。

「おー」

 エレベーターの中を興味津々で見ているリリス。

 俺とエイルもエレベーターに乗り込んでB1のボタンを押せば扉はしまってエレベーターは下に動く。

「わっ」

 エレベーターが動く拍子にリリスが油断していたのかバランスを崩して俺にしがみついてくる。

「大丈夫か?」
「うん、大丈夫。ありがと」

 大きな胸が当たっていたが今の俺は一応満足している状態だからそんな魔性のおっぱいでも今のところ反応はしない。

 まあ急激に充填しているのを感じるからあれだけどね。

 エレベーターが動き出すこと数秒でエレベーターは止まり、チンッという音と共に扉が開く。

「おー……!」

 扉が開けばそこはショッピングモールの中だった。

 エレベーターは元の世界にあったショッピングモールの出入り口に設置しているため、吹き抜けで二階と三階も見えてとても広い世界が俺たちの目の前にあった。

 そんな未知のショッピングモールを見てリリスは至るところを見ていた。

「すごいね……キラキラしてる」
「暗くないようにしているからな」

 ショッピングモールに出る前にはエレベーターの前にある靴を履いて出る。ちゃんとリリスの靴もあらかじめ準備していたから全員が靴を履いてショッピングモールに入る。

「とてもワクワクしますよね。一日では回りきれないくらいの場所です」
「そうだね……」

 エイルもこのショッピングモールが好きだから来れば必ずワクワクした顔をしている。

 まあエイルも言うてまだ四回くらいしか来ていないからな。隅々まで見れていないし、リセットする時に流行に乗り遅れないように更新もしているから新しいものが次から次へと切り替わっている。

「じゃあ適当に回っていくか」
「はい!」
「おー!」

 誰もいないがちゃんと営業しているショッピングモールの中を三人で歩いていく。

 基本一階は食料品が売られているコーナーやグルメ・レストランコーナーが多い。

 まあだけど今は朝食を食べたばかりだからそこには食いつかないだろう。

「ここに入ってみよ」

 リリスがそう示したのはランジェリーショップだった。

 まあサキュバスらしいと言えばサキュバスらしいが……いやまあここで入るのを拒否することはない。

 だって昨日はそれ以上のことをしていたのだから恥ずかしがることはない。それに他に客がいるわけでもないんだから社会的地位を考える必要のな居場所だ。よし、断る理由はないな。

「あぁ、分かった」

 こうして入ろうと言われるのは初めてだから少しドキドキはしているな。

 エイルもここに入るのは初めてだから興味深そうに見ている。

 ちなみにエイルに用意した下着は俺が決めたのではなく似合うものとして勝手に用意されているものだ。

「おー……ここは男に魅せるための服がおかれている場所?」
「いや違うから」

 そう否定はしたがそうではない場合もあるからな。

 勝負下着というものがある。だからといって肯定するのはダメだろうな。

「見て、これよくない?」

 リリスが手に取ったのは黒のセクシーブラだった。

「まあそうだな」

 適当に相づちを打っておく。

 それにしてもサキュバスがブラジャーに興味をもつのは意外だ。ブラジャーなんてつけない方がサキュバスらしいはずなのに。

「でもこれの大きいサイズがないなー」
「それは中々ないだろ……」

 リリスのバストは見た感じQ以上ありそうだ。だから特注じゃないとないだろ。

「それの大きいサイズなら用意するぞ」
「まじ? ならお願い」

 俺は即座にリリスが気に入って持っているブラをリリスの大きさに調節した。

「はい、できたぞ」
「おー、便利。何でもできるねー」
「この箱庭限定だけどな」
「じゃあ早速」

 そう言えばリリスはこの場で服を脱ぎ始めた。

「ちょ、ちょっと何をしているんですか!?」
「なにって、これに着替えるつもり」
「それならあっちの更衣室で着替えればいいじゃないですか!」
「えー、ここでもよくない? だってここにはあたしたちしかいないんだからさー」
「ここには優斗がいます!」
「昨日それ以上のことをしたんだからいいじゃんかー」

 確かにそれ以上のことをしたわけだが、何度も見るのは俺の股間に悪いからな。

「そ、そうではありません! ゆ、優斗は私の旦那様なんですから!」
「えっ」

 俺は一体いつからエイルの旦那様になっているんだ?

「えっ?」

 そして俺のその反応にエイルも驚いた様子だった。

「ゆ、優斗……?」
「あー、その、付き合うって認識は合っているよな?」
「はい! これから共に愛し、死が二人を分かつことなく永遠に愛し合う。そういう認識だったのですが……」
「えっ、それって夫婦だよな……?」
「はい」

 エイルはそれが当然と言わんばかりの表情をしている。

 あぁ、エイルはあれだな。箱入り娘だったわけだしそういう倫理観がガチガチのところにいたからそういうことになっているんだ。

「だ、ダメでしたでしょうか……?」
「そんなわけないぞ。大丈夫だ。俺たち夫婦だ」

 エイルが不安そうにしているからもう腹をくくるしかないと思った。

「ありがとうございます! 改めて、これから末永くよろしくお願い致しますっ」
「あぁ」

 エイルのことを甘く見ていたな。これは完全に俺の敗北だ。

「それならさ、優斗の愛人になってもいい?」
「ダメに決まっています」

 リリスの提案に即刻却下するエイル。

「いいじゃんか。あたしなら優斗が気持ちいいことを教えてあげられるよ? 昨日もあたしが手伝って気持ち良さそうにしていたよね」
「うっ……そ、それはそうですが……」

 あー、これは完全にリリスにペースをつかまれている。

 ホント、人間がサキュバスを相手にすると怖いなー。
しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

【完結】ご都合主義で生きてます。-ストレージは最強の防御魔法。生活魔法を工夫し創生魔法で乗り切る-

ジェルミ
ファンタジー
鑑定サーチ?ストレージで防御?生活魔法を工夫し最強に!! 28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。 しかし授かったのは鑑定や生活魔法など戦闘向きではなかった。 しかし生きていくために生活魔法を組合せ、工夫を重ね創生魔法に進化させ成り上がっていく。 え、鑑定サーチてなに? ストレージで収納防御て? お馬鹿な男と、それを支えるヒロインになれない3人の女性達。 スキルを試行錯誤で工夫し、お馬鹿な男女が幸せを掴むまでを描く。 ※この作品は「ご都合主義で生きてます。商売の力で世界を変える」を、もしも冒険者だったら、として内容を大きく変えスキルも制限し一部文章を流用し前作を読まなくても楽しめるように書いています。 またカクヨム様にも掲載しております。

異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?

来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。 そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった! 亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。 「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」 「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」 おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。 現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。 お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、 美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!

異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?

お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。 飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい? 自重して目立たないようにする? 無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ! お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は? 主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。 (実践出来るかどうかは別だけど)

ダンジョンを拾ったので、スキル〈ホームセンター〉で好き勝手リフォームします

ランド犬
ファンタジー
 異世界に転移した佐々木悠人は、召喚でも勇者でもなかった。ただ迷い込んだ先で見つけたのは、王都を望む郊外にひっそりと口を開けるダンジョン。足を踏み入れた瞬間、発動したスキルは ――〈ホームセンター〉 壁を張り替え、部屋を増やし、畑や牧場、カフェまで作れる不可思議な力だった。 気ままに始めたリフォームは、もふもふなネコミミ獣人の少女との出会いをきっかけに、思わぬ変化を呼び始める。 拡張され続けるダンジョンの先で、悠人が作り上げる“住める迷宮”とは――?

【読切短編】転生したら辺境伯家の三男でした ~のんびり暮らしたいのに、なぜか領地が発展していく~

Lihito
ファンタジー
過労死したシステムエンジニアは、異世界の辺境伯家に転生した。 三男。継承権は遠い。期待もされない。 ——最高じゃないか。 「今度こそ、のんびり生きよう」 兄たちの継承争いに巻き込まれないよう、誰も欲しがらない荒れ地を引き受けた。 静かに暮らすつもりだった。 だが、彼には「構造把握」という能力があった。 物事の問題点が、図解のように見える力。 井戸が枯れた。見て見ぬふりができなかった。 作物が育たない。見て見ぬふりができなかった。 気づけば——領地が勝手に発展していた。 「俺ののんびりライフ、どこ行った……」 これは、静かに暮らしたかった男が、なぜか成り上がっていく物語。

{完結保証}規格外の最強皇子、自由に生きて無双する〜どこへ行っても、後世まで語られる偉業を残していく、常識外れの皇子〜

Saioonji
ファンタジー
母に殴られ、命を奪われた――そのはずだった。 だが目を覚ました先は、白く豪奢な王城の一室。 赤子の身体、仕えるメイド、そして“皇子”という立場。 前世では愛されず、名前すら価値を持たなかった少年が、 今度は世界の中心に生まれ落ちてしまった。 記憶を失ったふりをしながら、 静かに、冷静に、この世界を観察する皇子。 しかし彼の中には、すでに常識外れの思考と力が芽生えていた。 ――これは復讐でも、救済でもない。 自由を求めただけの少年が、 やがて国を、歴史を、価値観そのものを揺るがしていく物語。 最強であることすら、彼にとってはただの前提条件だった。 重複投稿作品です 小説家になろうとカクヨムにも投稿しています。

転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました

SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。 不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。 14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。

異世界のんびり放浪記

立花アルト
ファンタジー
異世界に転移した少女リノは森でサバイバルしながら素材を集め、商人オルソンと出会って街アイゼルトヘ到着。 冒険者ギルドで登録と新人訓練を受け、採取や戦闘、魔法の基礎を学びながら生活準備を整え、街で道具を買い揃えつつ、次の冒険へ向けて動き始めた--。 よくある異世界転移?です。のんびり進む予定です。 小説家になろうにも投稿しています。

処理中です...