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38:ランジェリーショップ2
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「ちょっとこっち来て」
「は、はい」
エイルはリリスに呼ばれて俺と距離があるところで会話を始めた。
このチートな箱庭の主である俺は聞こうと思えば聞くことはできるが、そんな野暮な真似はしない。
遠くから二人をチラチラと見ていればあちらもこちらをチラチラと見ていた。
そしてしばらくしてからエイルとリリスが戻ってきた。
「交渉の結果、あたしは優斗の愛人になりましたー」
リリスのその発言に何とも言えない表情をしているエイルがいる。
「エイルも納得しているのか?」
「……はい。境遇も境遇なので、仕方がないと判断しました。ですが! 優斗が納得したらの話です! まだ優斗が了承していない限りは愛人ではありません!」
どんな話をしていたのかが気になるがまあとりあえずリリスを見る。
「ねぇ優斗」
少し甘えたような声色でリリスが話しかけてくる。
「あたしはこの体質でいつも男からは気持ち悪い目で見られていた。だけどこの空間限定とはいえ、そういう目で見てこない優斗と出会った。これから先あたしを見てくれる男は優斗しかいないよ」
「……そんなことはないだろ」
「そんなことはある。だって冷静沈着で国のことを考えていたアダムがあんな豹変してクーデターを起こすくらいだよ?」
「えっ、まじか」
「大まじ」
最初からあんな性格だと思っていたが……まさに傾国の美女、サキュバスというわけか。
「だから断言してる。優斗が認めてくれないとあたしは一人寂しく生きていくことになるんだよなー」
その言葉に何とも言えない。
おそらくリリスは自分からここを出るつもりはないのだろう。それほどリリスの体質が厄介なものになっている。
だから俺が拒否すれば寂しく生きていくことになる、という一種の脅しをしているわけか。
「しかもあたしはサキュバスで、精液を食べないといけないしー。その好みが今のところ優斗にしか出せないんだよねー」
俺に言い訳を与えるかのようにリリスはそう言ってくる。
たぶんだが、エイルもこういう言い回しをされて折れたんだろうな。エイルは魔族だとしてもそういうところは優しい女の子だ。
「……分かった」
「優斗ならそう言ってくれると思った」
別にリリスの体が魅力的とかそういうのではない。
リリスがこちらの優しさに漬け込んでいるだけだ。
「ごめんね、エイル」
「いえ、優斗は悪くありません。……ただ魔族に屈してしまっただけです」
なんかエイルがそういうと聖女が快楽落ちしたみたいに聞こえるな。だがそういうネタは抜けないからそういう状況を見かけたらぶっ壊す予定だ。外に出る予定はないけど。
「ほらほら、エイルに似合うのを見繕ってあげるー」
「はい……」
あぁ、そういうところも交換条件としてやっていたのか。
「こ、これですか!?」
「絶対に優斗は喜んで精液を溜める」
「……はい」
俺の見えないところでコソコソとエイルの下着を選んでいる二人。
「はいはい、優斗は後ろを向いててねー」
「あぁ」
二人のやりたいようにやらせればいいと思って後ろを向いて待つこと数分。
「ゆ、優斗……」
エイルに呼ばれたことで振り返れば下着姿のエイルが恥ずかしそうにそこにいた。
白を基調にして緑の装飾がなされている透け透けのセクシー下着をエイルは着ていた。
それはとてもエイルの可愛らしさを際立たせているし、エロさもあった。
「ど、どうですか……?」
「めっちゃいいよ。めっちゃ可愛い」
「あ、ありがとうございます……」
俺が素直にそう言えばエイルは恥ずかしそうに、嬉しそうにして笑う。
「エイル、優斗が言っていることはホント。溜まっていく音が聞こえてくるから」
「もっと他に言い方がないのかよ……」
俺が興奮していることを知ったエイルは顔を真っ赤にしてうつむく。
ていうか普通に痛いくらいにたってるし。
聖女で昨日まで純真無垢だったエイルがこんなことをしているんだぞ? 興奮しないわけがない。
「あー……匂いがすごい」
「えっ、何がだ?」
「精液」
「もっと他の言い方があるだろ!」
「でもそこで誤魔化しても仕方がないじゃんかー」
くっ、サキュバスの倫理観は本当にやばいな。
ただリリスの言っていることは本当だから厳しく言えないんだよな……。
「その、優斗」
「は、はい」
エイルから何を言われるのかと身構える。
だけどエイルは何かを言おうとするが言い淀んでいる様子だった。
それに助け舟を出したのはリリスで、リリスはエイルの耳元で何かをささやいた。
エイルはそのことでより一層顔を真っ赤にするがようやく口を開いた。
「その……する?」
「は、はい」
エイルはリリスに呼ばれて俺と距離があるところで会話を始めた。
このチートな箱庭の主である俺は聞こうと思えば聞くことはできるが、そんな野暮な真似はしない。
遠くから二人をチラチラと見ていればあちらもこちらをチラチラと見ていた。
そしてしばらくしてからエイルとリリスが戻ってきた。
「交渉の結果、あたしは優斗の愛人になりましたー」
リリスのその発言に何とも言えない表情をしているエイルがいる。
「エイルも納得しているのか?」
「……はい。境遇も境遇なので、仕方がないと判断しました。ですが! 優斗が納得したらの話です! まだ優斗が了承していない限りは愛人ではありません!」
どんな話をしていたのかが気になるがまあとりあえずリリスを見る。
「ねぇ優斗」
少し甘えたような声色でリリスが話しかけてくる。
「あたしはこの体質でいつも男からは気持ち悪い目で見られていた。だけどこの空間限定とはいえ、そういう目で見てこない優斗と出会った。これから先あたしを見てくれる男は優斗しかいないよ」
「……そんなことはないだろ」
「そんなことはある。だって冷静沈着で国のことを考えていたアダムがあんな豹変してクーデターを起こすくらいだよ?」
「えっ、まじか」
「大まじ」
最初からあんな性格だと思っていたが……まさに傾国の美女、サキュバスというわけか。
「だから断言してる。優斗が認めてくれないとあたしは一人寂しく生きていくことになるんだよなー」
その言葉に何とも言えない。
おそらくリリスは自分からここを出るつもりはないのだろう。それほどリリスの体質が厄介なものになっている。
だから俺が拒否すれば寂しく生きていくことになる、という一種の脅しをしているわけか。
「しかもあたしはサキュバスで、精液を食べないといけないしー。その好みが今のところ優斗にしか出せないんだよねー」
俺に言い訳を与えるかのようにリリスはそう言ってくる。
たぶんだが、エイルもこういう言い回しをされて折れたんだろうな。エイルは魔族だとしてもそういうところは優しい女の子だ。
「……分かった」
「優斗ならそう言ってくれると思った」
別にリリスの体が魅力的とかそういうのではない。
リリスがこちらの優しさに漬け込んでいるだけだ。
「ごめんね、エイル」
「いえ、優斗は悪くありません。……ただ魔族に屈してしまっただけです」
なんかエイルがそういうと聖女が快楽落ちしたみたいに聞こえるな。だがそういうネタは抜けないからそういう状況を見かけたらぶっ壊す予定だ。外に出る予定はないけど。
「ほらほら、エイルに似合うのを見繕ってあげるー」
「はい……」
あぁ、そういうところも交換条件としてやっていたのか。
「こ、これですか!?」
「絶対に優斗は喜んで精液を溜める」
「……はい」
俺の見えないところでコソコソとエイルの下着を選んでいる二人。
「はいはい、優斗は後ろを向いててねー」
「あぁ」
二人のやりたいようにやらせればいいと思って後ろを向いて待つこと数分。
「ゆ、優斗……」
エイルに呼ばれたことで振り返れば下着姿のエイルが恥ずかしそうにそこにいた。
白を基調にして緑の装飾がなされている透け透けのセクシー下着をエイルは着ていた。
それはとてもエイルの可愛らしさを際立たせているし、エロさもあった。
「ど、どうですか……?」
「めっちゃいいよ。めっちゃ可愛い」
「あ、ありがとうございます……」
俺が素直にそう言えばエイルは恥ずかしそうに、嬉しそうにして笑う。
「エイル、優斗が言っていることはホント。溜まっていく音が聞こえてくるから」
「もっと他に言い方がないのかよ……」
俺が興奮していることを知ったエイルは顔を真っ赤にしてうつむく。
ていうか普通に痛いくらいにたってるし。
聖女で昨日まで純真無垢だったエイルがこんなことをしているんだぞ? 興奮しないわけがない。
「あー……匂いがすごい」
「えっ、何がだ?」
「精液」
「もっと他の言い方があるだろ!」
「でもそこで誤魔化しても仕方がないじゃんかー」
くっ、サキュバスの倫理観は本当にやばいな。
ただリリスの言っていることは本当だから厳しく言えないんだよな……。
「その、優斗」
「は、はい」
エイルから何を言われるのかと身構える。
だけどエイルは何かを言おうとするが言い淀んでいる様子だった。
それに助け舟を出したのはリリスで、リリスはエイルの耳元で何かをささやいた。
エイルはそのことでより一層顔を真っ赤にするがようやく口を開いた。
「その……する?」
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