転移特典としてゲットしたチートな箱庭で現代技術アリのスローライフをしていたら訳アリの女性たちが迷い込んできました。

山椒

文字の大きさ
56 / 56

56

しおりを挟む
 この神殿の中央の空間には石像が置かれている想定だ。

 その石像がある場所は今は空席になっている。

 この空間はアストレアが了承することを前提に作られているからこの後ろにはアストレアの石像が作られる予定だ。

 だが代替案があったらいけないから空席のままにしている。

「今からアストレアに連絡をかける」
「私は領民の様子を見てくるわ」

 とりあえず適当な範囲まで領域を広げているが屋敷があるこの街からすでに魔神病は消え去っている。

 だからテミスさんは領民の様子が気になったのだろう。

「私もけが人がいるかもしれませんのでテミスさんについて行きます」
「あぁ、俺もすぐに向かう」
「はい」

 元とは言え聖女であるエイルもテミスさんに続いた。

 リリスは俺から離れるつもりはないのは分かっているからアストレアに連絡をかける。

『上から見てたよ、優斗くん。ひとまずは領地を救ってくれてありがとう』
「まだ終わっていないですよ。今から対象をアストレアに設定します」
『うん、お願い!』

 通話を繋げながら魔道具の設定を行う。

 アストレアに設定すれば石像が勝手に出現した。

 長い髪に幼さが残る顔つきの爆乳な女神像がそこにあった。

「……これがアストレアですか?」
『すごーい! ちゃんと僕がいる!』

 マジか。僕っ子がこんな爆乳だとは思ってもみなかった。

「へー、これが正義の女神アストレアなんだ」
「リリスは他の神を見たことはあるのか?」
「神なんて見るものじゃないよ。石像があったとしても本人とは違うって言うのが常識でしょ」

 それもそうだな。

「これで設定はしました。どうですか?」
『うーん……まだ信仰の力は来ていないけど、大丈夫だね!』
「それならこれで進めますね」
『うん! また何かあったら電話するから、テミスのことお願いね!』
「さすがにここまでくれば最後までしますよ」

 そうしてアルテミスと通話を切った。

「さて、俺たちも二人を追うか」
「そうしたいんだけどさ、ちょっとここを撮影したい」
「あぁ、アラギならすぐに撮影できるだろうから待つぞ」

 カノナス領地に出てからすでにリリスは撮影を開始させていた。

 だから神殿についてもすでに撮影を開始させているからそれを待つことになった。

「この神殿って魔神病を治せる薬以外に何かあるのか?」
「ある。でもそれを使っていいものかは悩んでいる」
「言ってみ」
「まず体力を全快にさせる聖杯。それからあらゆる邪を祓う聖典。極めつけはあらうる邪を駆逐する聖槍。これらがある」
「おー、魔族にとっては厄介な道具じゃん」
「どうせだからってつけたんだが……」
「どうせならアストレアに管理を任せたらいいじゃん。使っていい人を選出させたら?」
「それはいいな。そうやって設定しておくか」

 面倒なことを言ってきたんだからそれくらいのことはしてもらわないとな。

 テミスさんの領地がこんなヤバい状況になってるなんて俺自身は分かっていなかったことをやれって言ってきたのは詐欺みたいな感じだからな。

 設定をいじってアストレアに権利が行くようにした。

 リリスとアラギを待っている間にふとエイルがどうしているのかが気になって意識を集中させるがチートな箱庭の中ではないから分からないことに気が付いた。

「……つかり過ぎていたか」

 チートな箱庭が便利すぎて全能な感覚が抜けそうにない。

 ただそういう便利魔道具を作り出して取り出すことは外にいても可能だから抜けなくても大丈夫そうだ。

 問題があるとすればこの世界の住人なら誰でも身に着けるであろう魔力制御がおざなりになるということくらいか。

 チートな箱庭でしか魔力を使っていないから普通の使い方なんて知らないからなー。

 待つついでに試しに魔力を使ってみるか。

 ……え、魔力をどうするんだ? なんか纏ったらいいのか? それとも攻撃に転じることができるのか?

 ダメだ、あとでエイルかリリスに教えてもらおう。
しおりを挟む
感想 5

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(5件)

テケトー
2026.01.01 テケトー

43へのコメント。ぇ━(*´・д・)━!!!9999無限大円のpc、機材とか作ってよ〜w

解除
テケトー
2025.12.30 テケトー

数字の打ち間違いに今気づきました(´・ω・`)
38と39でした。すいませんm(*_ _)m

2025.12.30 山椒

そういうことでしたか!

そこの間はまあエッチなことを想像していただくしかないですね……!

解除
テケトー
2025.12.29 テケトー

37最後と38最初のがあってない気がするのだけど、1話飛んだのかしら•́ω•̀)?それとも39までお預けですか•́ω•̀)?

2025.12.30 山椒

自分的には繋がっているように思っています。

37の最後はリリスが愛人になろうとして断られて、38の最初でその説得をしている感じです。

まあよく分からなかったら申し訳ないです!

解除

あなたにおすすめの小説

【完結】ご都合主義で生きてます。-ストレージは最強の防御魔法。生活魔法を工夫し創生魔法で乗り切る-

ジェルミ
ファンタジー
鑑定サーチ?ストレージで防御?生活魔法を工夫し最強に!! 28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。 しかし授かったのは鑑定や生活魔法など戦闘向きではなかった。 しかし生きていくために生活魔法を組合せ、工夫を重ね創生魔法に進化させ成り上がっていく。 え、鑑定サーチてなに? ストレージで収納防御て? お馬鹿な男と、それを支えるヒロインになれない3人の女性達。 スキルを試行錯誤で工夫し、お馬鹿な男女が幸せを掴むまでを描く。 ※この作品は「ご都合主義で生きてます。商売の力で世界を変える」を、もしも冒険者だったら、として内容を大きく変えスキルも制限し一部文章を流用し前作を読まなくても楽しめるように書いています。 またカクヨム様にも掲載しております。

異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?

来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。 そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった! 亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。 「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」 「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」 おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。 現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。 お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、 美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!

異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?

お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。 飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい? 自重して目立たないようにする? 無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ! お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は? 主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。 (実践出来るかどうかは別だけど)

ダンジョンを拾ったので、スキル〈ホームセンター〉で好き勝手リフォームします

ランド犬
ファンタジー
 異世界に転移した佐々木悠人は、召喚でも勇者でもなかった。ただ迷い込んだ先で見つけたのは、王都を望む郊外にひっそりと口を開けるダンジョン。足を踏み入れた瞬間、発動したスキルは ――〈ホームセンター〉 壁を張り替え、部屋を増やし、畑や牧場、カフェまで作れる不可思議な力だった。 気ままに始めたリフォームは、もふもふなネコミミ獣人の少女との出会いをきっかけに、思わぬ変化を呼び始める。 拡張され続けるダンジョンの先で、悠人が作り上げる“住める迷宮”とは――?

【読切短編】転生したら辺境伯家の三男でした ~のんびり暮らしたいのに、なぜか領地が発展していく~

Lihito
ファンタジー
過労死したシステムエンジニアは、異世界の辺境伯家に転生した。 三男。継承権は遠い。期待もされない。 ——最高じゃないか。 「今度こそ、のんびり生きよう」 兄たちの継承争いに巻き込まれないよう、誰も欲しがらない荒れ地を引き受けた。 静かに暮らすつもりだった。 だが、彼には「構造把握」という能力があった。 物事の問題点が、図解のように見える力。 井戸が枯れた。見て見ぬふりができなかった。 作物が育たない。見て見ぬふりができなかった。 気づけば——領地が勝手に発展していた。 「俺ののんびりライフ、どこ行った……」 これは、静かに暮らしたかった男が、なぜか成り上がっていく物語。

{完結保証}規格外の最強皇子、自由に生きて無双する〜どこへ行っても、後世まで語られる偉業を残していく、常識外れの皇子〜

Saioonji
ファンタジー
母に殴られ、命を奪われた――そのはずだった。 だが目を覚ました先は、白く豪奢な王城の一室。 赤子の身体、仕えるメイド、そして“皇子”という立場。 前世では愛されず、名前すら価値を持たなかった少年が、 今度は世界の中心に生まれ落ちてしまった。 記憶を失ったふりをしながら、 静かに、冷静に、この世界を観察する皇子。 しかし彼の中には、すでに常識外れの思考と力が芽生えていた。 ――これは復讐でも、救済でもない。 自由を求めただけの少年が、 やがて国を、歴史を、価値観そのものを揺るがしていく物語。 最強であることすら、彼にとってはただの前提条件だった。 重複投稿作品です 小説家になろうとカクヨムにも投稿しています。

転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました

SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。 不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。 14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。

異世界のんびり放浪記

立花アルト
ファンタジー
異世界に転移した少女リノは森でサバイバルしながら素材を集め、商人オルソンと出会って街アイゼルトヘ到着。 冒険者ギルドで登録と新人訓練を受け、採取や戦闘、魔法の基礎を学びながら生活準備を整え、街で道具を買い揃えつつ、次の冒険へ向けて動き始めた--。 よくある異世界転移?です。のんびり進む予定です。 小説家になろうにも投稿しています。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。