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第一章 誕生
第5話 じいちゃん
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「えええ!? じいちゃん侍!? おまけに忍者も!? 僧侶って嘘だったのか!」
じいちゃんの職業も上乗せされた。流石の結果に驚愕。
「ステータスがハザードさん達よるも遥かに高い。そういえば、よく武勇伝を言っていたけど、本当だったんだな~」
ドラゴンと戦ったとか、英雄と共に戦ったとか、酔うと凄いことばっかり言ってたっけ。なんだか懐かしいな。
「驚きだったけど、高くなるのはいいことだ。ハザードさん達の死亡をギルドに知らせに行かないと」
ダンジョンで倒れてリコさん達に運んでもらった。それから次の日になっちゃったんだよな。ダンジョンに潜って五日くらい経ったことになるな。
両開きのドアを開いて冒険者ギルドに入る。昼前ということもあって人はまばら。併設されている酒場にも人は見られないな。
「ん? アレアか」
受付で座っているツンツン頭のツィンさんが僕に気づいてくれる。僕はツィンさんに報告する。
「ハザードさん達は全滅です。あと、別のパーティーの遺体も発見しました」
「なに!? 2パーティーが全滅ってことか?」
「はい。僕以外は」
ツィンさんは驚愕して頭を抱える。
「は~、ハザード達は悔やまれるな。これからだって言うのによ」
「はい……」
「でも、よく大丈夫だったな」
「はは、運が……よくて」
ハザードさん達に嵌められた……なんて報告するのも彼らに悪いよね。死んでしまったんだから罰は受けてるはずだし。それに遺体を利用させてもらっている後ろめたさもある。ここは黙っておこう。
「確かに運がいい。遺体をだしてくれ、死亡確認する」
「はい。ハザードさん達以外のも出しますね」
「ああ」
マジックバッグから遺体を取り出す。もちろん、一部は取り出さずに所持しておく。そうしないとステータスが下がっちゃうからね。
「11体か……誰か手伝ってくれ」
「「はい」」
ツィンさんの掛け声で二人の職員が答えて調べ始める。転移した先にいた遺体は損傷が結構酷い。冒険者に登録するときにもらえる【タグ】を見て確認しないといけないな。
タグを取り出す職員さんはそれを水晶に当てる。名前と顔が水晶に映し出された。
「ツィンさん!」
「ん? どうした? なっ!? レリックのグナトじゃねえか!?」
職員さんが驚いてツィンさんの肩を叩く。水晶を確認したツィンさんが驚愕の声をあげた。
レリックのグナトって誰?
「誰ですか?」
「はっ? 知らないのかアレア。レリックのグナトって言ったら50レベルの戦士だぞ。あと数年もすれば勇者になると言われていた男だ。こっちはその相方の剣士レゾ……おいおいおいおい。最近見ないから遠出の依頼をこなしてると思ってたんだがな。まさか、ダンジョンで死んじまってるとは」
首を傾げて質問するとツィンさんが答えてくれた。そんな凄い人がサラマンダーにやられちゃったのか。
まあ、マグマっていう悪条件があったから仕方ないか。
「アレアはよく無事に帰ってこれたな。こいつらが死ぬほどのダンジョンの深部じゃ生きた心地がしなかっただろ」
「は、ははは、ほんとそうですよ。逃げて逃げてって感じで」
詳細を言わないようにツィンさんに答える。流石に魔物を全部蹴散らしました、なんて言ったら驚いて倒れちゃうもんな。
「しかし、気をつけろよアレア」
「え? 気をつけろって何に出すか?」
ツィンさんが不意に耳打ちしてきた。
「ハザード達の帰りが遅いって借金取りが騒いでたんだ」
「ええ!? 借金取り?」
「ああ、どうやらあいつら借金してたみたいでな。稼ぐためにアレアを誘ったんじゃないかって言われてたんだぞ」
まさかの勧誘理由。確かに戦闘の役に立たない荷物持ちを好き好んで誘う人はそんなにいない。ダンジョンで得た素材を多くしまえても結局帰ってこれなかったら意味がないからね。
出来るだけ生き残る能力の高い職業の人を誘ったほうがいいんだよな。
「ハザード達とパーティーだったなんてバレたら保証しろなんて言われるに違いない。ギルドは黙っているが、いつかバレちまうからな」
「あっ、はい。気をつけます」
「よし、じゃあ、今日はどうする? 当分はダンジョンは行きたくないだろ?」
ツィンさんは人懐っこい笑顔で掲示板へと視線を向ける。後ろでは遺体の確認が出来てタグを壁に貼り付けた。ハザードさん達やレリックのパーティーの人達のものも次々と貼り付けられていく。
冒険者ギルドの受付の後ろの壁にはタグがたくさん張り付けられている。
この街、エスパイアのギルドに所属していた冒険者が死ぬとタグはここに飾られる。壁一面にびっしりと鉄、銅、銀、金のタグが光ってる。それぞれランクを示していて金の上には白金が存在しているらしい。エスパイアには白金が存在しないのでタグはないな。
「ん~どうしようかな。あっ! そうだ。魔物を換金してほしいんだった」
「おおそうか。なんでも卸していいぞ。今日は暇なんだ」
マジックバッグをゴソゴソして話すとツィンさんは頬杖をついて余裕綽々。
僕はいくらになるかな~っとサラマンダーを一匹出そうとする。しかし、その時、
「アレア~。暇なら俺達のパーティーに入れよ」
「え?」
今にもサラマンダーが顔を出しそうな時に声がかけられる。気のない返事をしたと思われたみたいで睨みつけてくるおじさん。誰だこの人?
「おいおい。忘れたのかよ。このピッツァ様をよ~」
「ピッツァさん?」
顔は印象的だ、眉毛がない。モヒカンと言われる雄鶏のような頭もかなり印象に残る。でも、僕は知らない。
「てめ~、ふざけんじゃねえぞ!」
ゴスン! そんな音が聞こえるほどの勢いで殴りつけてくるピッツァさん。でも、僕は全然痛くなかった。代わりにピッツァさんの指が折れていた。
「ぎゃ~。俺の指が」
人がまばらの冒険者ギルドにピッツァさんの叫び声が響く。みんな僕らに注目してしまう。
「ど、どうしたんだよピッツァさん」
「こ、この野郎が俺の指を」
彼のパーティーメンバーが心配して声をかけてきた。僕は首を横に振るけど、お構いなしに僕の胸倉をつかんできた。
「てめえ。俺達のリーダーに手を出しやがったな」
「いや、僕は何も」
「は? じゃあ、なんでピッツァさんの指が折れてんだ?」
胸ぐらを掴んでくる少年。僕と同い年くらいだろうか? 至近距離で睨みつけてくるけど、僕が被害者なので声をあげる。
「ピッツァさんが殴ってきたんだよ。それで折れちゃったの」
「ああ、俺も見ていたぞ。悪いのはピッツァだ。まあ驚くのも無理はないけどな」
弁明するとツィンさんも説明してくれた。少年は渋々胸ぐらから手を離した。
「じゃあ、俺も」
「!?」
手を離したと思ったら思いっきり振りかぶって殴りつけてきた。顔面にゆっくりと拳が向かってくる。走馬灯っていうやつかな? 悠長な時間が流れていく。
……これって避けれるな、避けちゃお。
ステータスがあがったことでこういう感覚も強くなったのかもな。顔へ向けられた攻撃って言うのもあるのかもしれないけど、簡単に避けられた。少年は自信たっぷりな様子で大きく振りかぶっていた、躱されると思っていなかったようでそのまま転んだ。
「て、てめえ。避けやがったな」
「あ~うん。躱せたから」
「て、てめえ!」
少年は苛立ちを見せると僕の言葉に憤ってナイフを取り出す。今にも僕へと向けられるナイフ、僕はため息をついてしまう。
「昨日やっと帰ってきたんだ。あんまりいじめないでよ」
「に、荷物持ちの分際で」
次第に汗を流しだす少年。目はやる気に満ちていく。僕の強さに気が付き始めたのかもな。
「アレアさん!?」
「あっ、さっきぶりですねリコさん」
リコさんがギルドに入ってくる。思わず振り返ると胸に何かが当たる感触に視線を戻した。そこには少年がナイフを刺してきている光景が見えた。
わなわなと震える少年。手に持っているナイフを見て怯えている。
ナイフは根元から折れていて、もう使い物にならない様子だ。
……え!?
じいちゃんの職業も上乗せされた。流石の結果に驚愕。
「ステータスがハザードさん達よるも遥かに高い。そういえば、よく武勇伝を言っていたけど、本当だったんだな~」
ドラゴンと戦ったとか、英雄と共に戦ったとか、酔うと凄いことばっかり言ってたっけ。なんだか懐かしいな。
「驚きだったけど、高くなるのはいいことだ。ハザードさん達の死亡をギルドに知らせに行かないと」
ダンジョンで倒れてリコさん達に運んでもらった。それから次の日になっちゃったんだよな。ダンジョンに潜って五日くらい経ったことになるな。
両開きのドアを開いて冒険者ギルドに入る。昼前ということもあって人はまばら。併設されている酒場にも人は見られないな。
「ん? アレアか」
受付で座っているツンツン頭のツィンさんが僕に気づいてくれる。僕はツィンさんに報告する。
「ハザードさん達は全滅です。あと、別のパーティーの遺体も発見しました」
「なに!? 2パーティーが全滅ってことか?」
「はい。僕以外は」
ツィンさんは驚愕して頭を抱える。
「は~、ハザード達は悔やまれるな。これからだって言うのによ」
「はい……」
「でも、よく大丈夫だったな」
「はは、運が……よくて」
ハザードさん達に嵌められた……なんて報告するのも彼らに悪いよね。死んでしまったんだから罰は受けてるはずだし。それに遺体を利用させてもらっている後ろめたさもある。ここは黙っておこう。
「確かに運がいい。遺体をだしてくれ、死亡確認する」
「はい。ハザードさん達以外のも出しますね」
「ああ」
マジックバッグから遺体を取り出す。もちろん、一部は取り出さずに所持しておく。そうしないとステータスが下がっちゃうからね。
「11体か……誰か手伝ってくれ」
「「はい」」
ツィンさんの掛け声で二人の職員が答えて調べ始める。転移した先にいた遺体は損傷が結構酷い。冒険者に登録するときにもらえる【タグ】を見て確認しないといけないな。
タグを取り出す職員さんはそれを水晶に当てる。名前と顔が水晶に映し出された。
「ツィンさん!」
「ん? どうした? なっ!? レリックのグナトじゃねえか!?」
職員さんが驚いてツィンさんの肩を叩く。水晶を確認したツィンさんが驚愕の声をあげた。
レリックのグナトって誰?
「誰ですか?」
「はっ? 知らないのかアレア。レリックのグナトって言ったら50レベルの戦士だぞ。あと数年もすれば勇者になると言われていた男だ。こっちはその相方の剣士レゾ……おいおいおいおい。最近見ないから遠出の依頼をこなしてると思ってたんだがな。まさか、ダンジョンで死んじまってるとは」
首を傾げて質問するとツィンさんが答えてくれた。そんな凄い人がサラマンダーにやられちゃったのか。
まあ、マグマっていう悪条件があったから仕方ないか。
「アレアはよく無事に帰ってこれたな。こいつらが死ぬほどのダンジョンの深部じゃ生きた心地がしなかっただろ」
「は、ははは、ほんとそうですよ。逃げて逃げてって感じで」
詳細を言わないようにツィンさんに答える。流石に魔物を全部蹴散らしました、なんて言ったら驚いて倒れちゃうもんな。
「しかし、気をつけろよアレア」
「え? 気をつけろって何に出すか?」
ツィンさんが不意に耳打ちしてきた。
「ハザード達の帰りが遅いって借金取りが騒いでたんだ」
「ええ!? 借金取り?」
「ああ、どうやらあいつら借金してたみたいでな。稼ぐためにアレアを誘ったんじゃないかって言われてたんだぞ」
まさかの勧誘理由。確かに戦闘の役に立たない荷物持ちを好き好んで誘う人はそんなにいない。ダンジョンで得た素材を多くしまえても結局帰ってこれなかったら意味がないからね。
出来るだけ生き残る能力の高い職業の人を誘ったほうがいいんだよな。
「ハザード達とパーティーだったなんてバレたら保証しろなんて言われるに違いない。ギルドは黙っているが、いつかバレちまうからな」
「あっ、はい。気をつけます」
「よし、じゃあ、今日はどうする? 当分はダンジョンは行きたくないだろ?」
ツィンさんは人懐っこい笑顔で掲示板へと視線を向ける。後ろでは遺体の確認が出来てタグを壁に貼り付けた。ハザードさん達やレリックのパーティーの人達のものも次々と貼り付けられていく。
冒険者ギルドの受付の後ろの壁にはタグがたくさん張り付けられている。
この街、エスパイアのギルドに所属していた冒険者が死ぬとタグはここに飾られる。壁一面にびっしりと鉄、銅、銀、金のタグが光ってる。それぞれランクを示していて金の上には白金が存在しているらしい。エスパイアには白金が存在しないのでタグはないな。
「ん~どうしようかな。あっ! そうだ。魔物を換金してほしいんだった」
「おおそうか。なんでも卸していいぞ。今日は暇なんだ」
マジックバッグをゴソゴソして話すとツィンさんは頬杖をついて余裕綽々。
僕はいくらになるかな~っとサラマンダーを一匹出そうとする。しかし、その時、
「アレア~。暇なら俺達のパーティーに入れよ」
「え?」
今にもサラマンダーが顔を出しそうな時に声がかけられる。気のない返事をしたと思われたみたいで睨みつけてくるおじさん。誰だこの人?
「おいおい。忘れたのかよ。このピッツァ様をよ~」
「ピッツァさん?」
顔は印象的だ、眉毛がない。モヒカンと言われる雄鶏のような頭もかなり印象に残る。でも、僕は知らない。
「てめ~、ふざけんじゃねえぞ!」
ゴスン! そんな音が聞こえるほどの勢いで殴りつけてくるピッツァさん。でも、僕は全然痛くなかった。代わりにピッツァさんの指が折れていた。
「ぎゃ~。俺の指が」
人がまばらの冒険者ギルドにピッツァさんの叫び声が響く。みんな僕らに注目してしまう。
「ど、どうしたんだよピッツァさん」
「こ、この野郎が俺の指を」
彼のパーティーメンバーが心配して声をかけてきた。僕は首を横に振るけど、お構いなしに僕の胸倉をつかんできた。
「てめえ。俺達のリーダーに手を出しやがったな」
「いや、僕は何も」
「は? じゃあ、なんでピッツァさんの指が折れてんだ?」
胸ぐらを掴んでくる少年。僕と同い年くらいだろうか? 至近距離で睨みつけてくるけど、僕が被害者なので声をあげる。
「ピッツァさんが殴ってきたんだよ。それで折れちゃったの」
「ああ、俺も見ていたぞ。悪いのはピッツァだ。まあ驚くのも無理はないけどな」
弁明するとツィンさんも説明してくれた。少年は渋々胸ぐらから手を離した。
「じゃあ、俺も」
「!?」
手を離したと思ったら思いっきり振りかぶって殴りつけてきた。顔面にゆっくりと拳が向かってくる。走馬灯っていうやつかな? 悠長な時間が流れていく。
……これって避けれるな、避けちゃお。
ステータスがあがったことでこういう感覚も強くなったのかもな。顔へ向けられた攻撃って言うのもあるのかもしれないけど、簡単に避けられた。少年は自信たっぷりな様子で大きく振りかぶっていた、躱されると思っていなかったようでそのまま転んだ。
「て、てめえ。避けやがったな」
「あ~うん。躱せたから」
「て、てめえ!」
少年は苛立ちを見せると僕の言葉に憤ってナイフを取り出す。今にも僕へと向けられるナイフ、僕はため息をついてしまう。
「昨日やっと帰ってきたんだ。あんまりいじめないでよ」
「に、荷物持ちの分際で」
次第に汗を流しだす少年。目はやる気に満ちていく。僕の強さに気が付き始めたのかもな。
「アレアさん!?」
「あっ、さっきぶりですねリコさん」
リコさんがギルドに入ってくる。思わず振り返ると胸に何かが当たる感触に視線を戻した。そこには少年がナイフを刺してきている光景が見えた。
わなわなと震える少年。手に持っているナイフを見て怯えている。
ナイフは根元から折れていて、もう使い物にならない様子だ。
……え!?
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