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第一章 ゲームの世界へ
第20話 旅立ち
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「じゃあみんな出発するよ~」
「「「は~い」おう」」
馬車を買って次の日。早起きして馬車に乗り込む。帆馬車の中からルガーさんに手を振って出発。
「朝も早いので、何かあったらすぐに起こしますから寝ててもいいですよ~」
「そう言うわけにもいかないよ」
御者席からアスノ君が気を使ってくれる。それにこたえて彼の隣に座る。歩くと走るの間位の速度の風が頬をかすめる。いい天気だし、旅日和だな。
「大きな森に入るまでは何もないゆっくり行こう」
馬車の中でそういうレッド。ルドマンさんも頷いてる。
ニールキャニオンの方角の森と言ったら【隠遁の森】か。静かだけど視線を感じる森だ。ゲームの時は何もなかったけど、あの視線の正体が拝めるかもな。
「見えてきた」
しばらく街道を進んでいくと街道を覆い隠す様に現れた森。濃い緑色の森は何か出そうで怖くなってくる。
「フクロウかな?」
「ホ~ホ~」
「ははは、うまいうまい」
森の中を進む馬車の中。フクロウの鳴き声に反応するとアスノ君が真似して見せる。やっぱり視線を感じるけど、見回しても特に気になるものは見えない。フクロウの姿も見えない、鳴き声だけだ。
「魔物もいない森、不思議」
森を無事に抜けてレッドが呟く。本当に何もなかったな。そう思っていると街道の先にオークが三体見える。レッドとルドマンさんに視線を送ると頷いて答えてくれる。
「アスノ君は休んでて」
「はい! 皆さん頑張って」
馬車から降りて剣を構える。二人も剣を構えるとオークたちも僕らに気が付いて片手斧を構えてくる。
「一人一体ね」
「「おう」ん」
人差し指をたてて二人に言うと早々にレッドが駆けていく。彼女がオークたちを通り過ぎるとやつらはレッドに走り出す。女性だから惹きつけられるのかもな。野蛮な奴らだから。
「や!」
「どっこいせ!」
僕らに背中を見せてきたからすかさず近づいて剣を振り下ろす。一撃で倒し終わるとルドマンさんとハイタッチで喜ぶ。
「難なく倒せたね」
「はは、レッドのおかげだよ」
二人で喜んでいる間にレッドもオークの首を切り落としていた。流石と言うかなんというか。
「オークは豚の肉を落とすんだよな~」
戦利品と半透明の戦利品が肉の塊。装備を持っていたのにそれは落とさないんだな。装備を無くそうと徹底してるな。今の所、装備を落としたのはゴブリンのこん棒と木の盾か。共通して言えるのは木っていう所かな。
「野営の時に食べよう」
「ん、美味しいよ。王都ではミノタウロスの戦利品の方が人気だけど」
僕の提案を聞いてレッドが教えてくれる。
ミノタウロスって事は牛肉かな? ミノタウロスはかなり上位の魔物だ。Aランクだったかな。近いうちに会いたい魔物だな。
「そろそろ見えてきますよ~」
オークを倒してしばらく街道を進んでいるとオレンジ色の岩肌が見えてくる。草木が急になくなって可笑しな感じだな。ここら辺はゲームの世界を思わせてくる。
「夕日が落ちかかってる。今日はここで野営かな」
草木が無くなる境界線で野営をすることにした。馬に水とニンジンを食べさせて僕らは焚火をつける。そして、お待ちかねの豚肉をフライパンで焼いていく。お昼はガーフさんに作ってもらったお弁当を食べた、凄く美味しかったけど、それを超えられるかな。
「う、うまいぞ~!」
「ほ、ほんと美味しい」
ルドマンさんと一緒に声をあげる。
白米の代わりに白いパンも取り出して、焼いた肉をパンと一緒に口に入れる。塩を振っただけの豚肉はパンともよく合う。まあ本音を言うと白米が欲しい所だけどね。
ガーフさんには悪いけど、やっぱり出来立ての方が美味しいな。
「え? 私とアスノ君が馬車でいいの?」
「はい。御者をしていたアスノ君と女性のレッドが妥当でしょ」
豚肉を堪能してお腹いっぱいになると眠る準備をする。レッドが首を傾げて問いかけてくる。僕の話を聞くと悩みだしてしまう。
「騎士になった時から女というのは捨てたんだが……」
どうやら、彼女のプライドみたいなのを傷つけてしまったみたいだな。ちゃんと言葉を選ばないとダメだったか。
「レッドは僕らの中で一番強いでしょ? だから馬車で万全な状態を保ってほしいんだ。見張りは僕とルドマンさんでやるからさ」
「……そう言う事にしておく。でも、次からは私も見張りをするよ。いいね?」
僕の説得を聞いて言葉を返すと彼女は馬車に乗り込んでくれる。アスノ君も乗るとルドマンさんが見張りに立った。
「若い頃のようでワクワクするの~」
ルドマンさんは楽しそうに見張りに立つ。彼にとっては楽しい旅になってるみたいだ。なんか嬉しい。
僕は地べたに布を引いて仮眠をとる。月が真上に来たら起こしてもらう予定だ。
「ランカ。起きてくれ。交代の時間だ」
「はっ!?」
その時間はすぐにやってくる。ルドマンさんに起こされて飛び起きる。彼も流石に眠そうに目をこすっている。
「ふぁ~……。現実になると大変だな~」
ルドマンさんが横になるのを見届けて見張りに立つ。ゲームだとこんな時間もない。夜もレベル上げという狩りを続けていたからな~。ゲーム内の時間なんてあっという間だからね。
「少し冷えてきた。こういうのも現実ならではだな」
夜は昼よりも気温が低くなる。日本にいるとあまり感じない気温の変化だな。最近は本当に熱いままだったからな~。羽織れる布は多めにインベントリに入れておいてある。旅の準備は万端だ。羽織ってあたりを見張るけれど、何も見られない。
「は~、大きな月」
ビッグムーンとでも言うべきだろうか。まるで落ちてくるんじゃないかと見まごう月だ。満月というのもあって余計に目立つ。
「月が綺麗ね」
「レッド?」
月を見上げているとレッドが馬車から降りてきて声をかけてくる。鎧を脱いだ彼女は寝巻に着替えていて、少し寒そうだ。
「眠れないの?」
声をかけながら布を羽織らせる。彼女は軽く『ありがと』というとその場に座り込む。
「ふふ、アスノ君が眠るのを待ってたんだ。あなたと話したくてね」
「え?」
クスクスと笑うレッド。その言葉にドキッとしてしまう。
「弟の為にラストエリクサーを作ってくれたんでしょ、ありがと」
布を羽織って、温かくなったのか彼女は顔を赤くさせてお礼を言ってくる。
「ああ~、そのことでか。ははは、びっくりした」
「え? びっくり?」
なんだと思って声を漏らすとレッドは赤い顔を近づけてくる。
「ち、近いですレッドさん……」
「あ、ごめんなさい」
のけぞりながら声を漏らすと彼女は恥ずかしそうにそっぽを向いた。思わず”さん”なんて言ってしまった。
「あなたって不思議な人ね」
レッドはそう言うと立ち上がる。
「そうかな?」
「そうよ。だって、誰よりもこの世界を知っているみたいなんだもの。私の弟の事とか」
否定しようと思ったら肯定されてしまう。気のせいかレッドはいつもの口調じゃないな。女の子のような喋り方になっている。って女の子なんだからそりゃそうか。
「今回の【ニールキャニオン】のこともそうでしょ? レベル上げに適しているなんて誰も思わない。来ようとも思わないわ。危険だから」
彼女の言葉にうなずく。
ニールキャニオンのワイバーンは確かに危険な魔物だ。群れでいることも多いから、脅威度がランクで記せるならAランクと言ったところか。
「群れでいるからこそレベル上げにいいんだ」
「ふふ、本当に不思議。まるで見てきたみたいに言うのね」
僕の言葉に彼女は鋭く指摘してくる。何度も見てるんだよな~。洞穴の中に蝙蝠のように逆さで眠るワイバーンの群れをね。
「そろそろ私も寝るね。おやすみなさい」
「おやすみ」
女性らしく小さく手を振って馬車に戻っていくレッド。可愛らしい彼女に見惚れながら僕も手を振ってこたえた。あこがれのレッドと同じ空間にいるんだな。再度、ゲームの世界が現実になったんだと理解する夜だった。
「「「は~い」おう」」
馬車を買って次の日。早起きして馬車に乗り込む。帆馬車の中からルガーさんに手を振って出発。
「朝も早いので、何かあったらすぐに起こしますから寝ててもいいですよ~」
「そう言うわけにもいかないよ」
御者席からアスノ君が気を使ってくれる。それにこたえて彼の隣に座る。歩くと走るの間位の速度の風が頬をかすめる。いい天気だし、旅日和だな。
「大きな森に入るまでは何もないゆっくり行こう」
馬車の中でそういうレッド。ルドマンさんも頷いてる。
ニールキャニオンの方角の森と言ったら【隠遁の森】か。静かだけど視線を感じる森だ。ゲームの時は何もなかったけど、あの視線の正体が拝めるかもな。
「見えてきた」
しばらく街道を進んでいくと街道を覆い隠す様に現れた森。濃い緑色の森は何か出そうで怖くなってくる。
「フクロウかな?」
「ホ~ホ~」
「ははは、うまいうまい」
森の中を進む馬車の中。フクロウの鳴き声に反応するとアスノ君が真似して見せる。やっぱり視線を感じるけど、見回しても特に気になるものは見えない。フクロウの姿も見えない、鳴き声だけだ。
「魔物もいない森、不思議」
森を無事に抜けてレッドが呟く。本当に何もなかったな。そう思っていると街道の先にオークが三体見える。レッドとルドマンさんに視線を送ると頷いて答えてくれる。
「アスノ君は休んでて」
「はい! 皆さん頑張って」
馬車から降りて剣を構える。二人も剣を構えるとオークたちも僕らに気が付いて片手斧を構えてくる。
「一人一体ね」
「「おう」ん」
人差し指をたてて二人に言うと早々にレッドが駆けていく。彼女がオークたちを通り過ぎるとやつらはレッドに走り出す。女性だから惹きつけられるのかもな。野蛮な奴らだから。
「や!」
「どっこいせ!」
僕らに背中を見せてきたからすかさず近づいて剣を振り下ろす。一撃で倒し終わるとルドマンさんとハイタッチで喜ぶ。
「難なく倒せたね」
「はは、レッドのおかげだよ」
二人で喜んでいる間にレッドもオークの首を切り落としていた。流石と言うかなんというか。
「オークは豚の肉を落とすんだよな~」
戦利品と半透明の戦利品が肉の塊。装備を持っていたのにそれは落とさないんだな。装備を無くそうと徹底してるな。今の所、装備を落としたのはゴブリンのこん棒と木の盾か。共通して言えるのは木っていう所かな。
「野営の時に食べよう」
「ん、美味しいよ。王都ではミノタウロスの戦利品の方が人気だけど」
僕の提案を聞いてレッドが教えてくれる。
ミノタウロスって事は牛肉かな? ミノタウロスはかなり上位の魔物だ。Aランクだったかな。近いうちに会いたい魔物だな。
「そろそろ見えてきますよ~」
オークを倒してしばらく街道を進んでいるとオレンジ色の岩肌が見えてくる。草木が急になくなって可笑しな感じだな。ここら辺はゲームの世界を思わせてくる。
「夕日が落ちかかってる。今日はここで野営かな」
草木が無くなる境界線で野営をすることにした。馬に水とニンジンを食べさせて僕らは焚火をつける。そして、お待ちかねの豚肉をフライパンで焼いていく。お昼はガーフさんに作ってもらったお弁当を食べた、凄く美味しかったけど、それを超えられるかな。
「う、うまいぞ~!」
「ほ、ほんと美味しい」
ルドマンさんと一緒に声をあげる。
白米の代わりに白いパンも取り出して、焼いた肉をパンと一緒に口に入れる。塩を振っただけの豚肉はパンともよく合う。まあ本音を言うと白米が欲しい所だけどね。
ガーフさんには悪いけど、やっぱり出来立ての方が美味しいな。
「え? 私とアスノ君が馬車でいいの?」
「はい。御者をしていたアスノ君と女性のレッドが妥当でしょ」
豚肉を堪能してお腹いっぱいになると眠る準備をする。レッドが首を傾げて問いかけてくる。僕の話を聞くと悩みだしてしまう。
「騎士になった時から女というのは捨てたんだが……」
どうやら、彼女のプライドみたいなのを傷つけてしまったみたいだな。ちゃんと言葉を選ばないとダメだったか。
「レッドは僕らの中で一番強いでしょ? だから馬車で万全な状態を保ってほしいんだ。見張りは僕とルドマンさんでやるからさ」
「……そう言う事にしておく。でも、次からは私も見張りをするよ。いいね?」
僕の説得を聞いて言葉を返すと彼女は馬車に乗り込んでくれる。アスノ君も乗るとルドマンさんが見張りに立った。
「若い頃のようでワクワクするの~」
ルドマンさんは楽しそうに見張りに立つ。彼にとっては楽しい旅になってるみたいだ。なんか嬉しい。
僕は地べたに布を引いて仮眠をとる。月が真上に来たら起こしてもらう予定だ。
「ランカ。起きてくれ。交代の時間だ」
「はっ!?」
その時間はすぐにやってくる。ルドマンさんに起こされて飛び起きる。彼も流石に眠そうに目をこすっている。
「ふぁ~……。現実になると大変だな~」
ルドマンさんが横になるのを見届けて見張りに立つ。ゲームだとこんな時間もない。夜もレベル上げという狩りを続けていたからな~。ゲーム内の時間なんてあっという間だからね。
「少し冷えてきた。こういうのも現実ならではだな」
夜は昼よりも気温が低くなる。日本にいるとあまり感じない気温の変化だな。最近は本当に熱いままだったからな~。羽織れる布は多めにインベントリに入れておいてある。旅の準備は万端だ。羽織ってあたりを見張るけれど、何も見られない。
「は~、大きな月」
ビッグムーンとでも言うべきだろうか。まるで落ちてくるんじゃないかと見まごう月だ。満月というのもあって余計に目立つ。
「月が綺麗ね」
「レッド?」
月を見上げているとレッドが馬車から降りてきて声をかけてくる。鎧を脱いだ彼女は寝巻に着替えていて、少し寒そうだ。
「眠れないの?」
声をかけながら布を羽織らせる。彼女は軽く『ありがと』というとその場に座り込む。
「ふふ、アスノ君が眠るのを待ってたんだ。あなたと話したくてね」
「え?」
クスクスと笑うレッド。その言葉にドキッとしてしまう。
「弟の為にラストエリクサーを作ってくれたんでしょ、ありがと」
布を羽織って、温かくなったのか彼女は顔を赤くさせてお礼を言ってくる。
「ああ~、そのことでか。ははは、びっくりした」
「え? びっくり?」
なんだと思って声を漏らすとレッドは赤い顔を近づけてくる。
「ち、近いですレッドさん……」
「あ、ごめんなさい」
のけぞりながら声を漏らすと彼女は恥ずかしそうにそっぽを向いた。思わず”さん”なんて言ってしまった。
「あなたって不思議な人ね」
レッドはそう言うと立ち上がる。
「そうかな?」
「そうよ。だって、誰よりもこの世界を知っているみたいなんだもの。私の弟の事とか」
否定しようと思ったら肯定されてしまう。気のせいかレッドはいつもの口調じゃないな。女の子のような喋り方になっている。って女の子なんだからそりゃそうか。
「今回の【ニールキャニオン】のこともそうでしょ? レベル上げに適しているなんて誰も思わない。来ようとも思わないわ。危険だから」
彼女の言葉にうなずく。
ニールキャニオンのワイバーンは確かに危険な魔物だ。群れでいることも多いから、脅威度がランクで記せるならAランクと言ったところか。
「群れでいるからこそレベル上げにいいんだ」
「ふふ、本当に不思議。まるで見てきたみたいに言うのね」
僕の言葉に彼女は鋭く指摘してくる。何度も見てるんだよな~。洞穴の中に蝙蝠のように逆さで眠るワイバーンの群れをね。
「そろそろ私も寝るね。おやすみなさい」
「おやすみ」
女性らしく小さく手を振って馬車に戻っていくレッド。可愛らしい彼女に見惚れながら僕も手を振ってこたえた。あこがれのレッドと同じ空間にいるんだな。再度、ゲームの世界が現実になったんだと理解する夜だった。
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