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第一章 ゲームの世界へ
第25話 ノンナクエスト
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「ランカ様、もう行ってしまうのですか?」
無事にレベルを50にしてオルコッドへと帰ろうと思ったらリトルが悲しそうな表情で声をあげる。
「仲間達も帰ってきたんだから寂しくないでしょ?」
「寂しいです! ランカ様がいなくなったら!」
リトルは僕を慕ってくれてる。少し恥ずかしいけど、嬉しいな。
「また来るから、支配者の間の畑とかちゃんと収穫しててよ。もちろん食べてもいいからさ」
「ぐすっ。絶対ですよ! 帰ってきてくださいね」
安心させる言葉をかけると涙して見送ってくれる。馬車に乗り込んでみんなで手を振って帰路に立つ。いつまでも翼を振ってくるリトルとその仲間達。優しい魔物もいるってわかって少し考えさせられることになったな。
とにかく、魔物を見たら攻撃というわけにもいかなくなっちゃった。といっても例外はいる。
「狼の魔物!」
「儂に任せろ!」
レッドの声にルドマンさんが馬車から降りて狼の頭をかち割っていく。
知能のある魔物は稀だ。いい魔物だと思って近づいたら大変な目にあう。明らかに攻撃的な魔物はこの狼みたいに、人をみたら目を血走らせて襲ってくるから判断しやすい。
「ん~、ここら辺の魔物は余裕だな~」
狼の魔物を仕留めるルドマンさんを見て呟く。彼は一人で5体の狼を仕留めてる。新しく作った大きなハンマーを武器にしてるのに、素早い狼を簡単に倒してる。みんなも限界突破のクエストが近いな。僕はその時が来てしまったけれど。
僕がなんでこんなに限界突破のクエストを毛嫌いしているかというと、一人でこなさないといけないボスと戦うからだ。あるアイテムを集めてある場所でアイテムを使うとそのボスが出てくる。アイテムを集めるのも大変で、更に強いボスと一人で戦う。装備が整っている僕たちなら楽勝だけれど、アイテム集めが大変そうだ。はぁ~、考えるだけで億劫。だけど、勇者を目指しているからやらないと……あと合計3回やらないといけないんだけどね。
「ん? なんじゃこれは……」
限界突破のクエストのことを考えているとルドマンさんが一枚の紙を拾ってる。僕はそれを見て、血の気が引いた。
「なになに? 愛する娘ノンナ?」
「ルドマンさん読んじゃダメ!」
ルドマンさんの朗読するのを止められなかった。そして、彼の背後に少女が現れる。
「おじさんありがとう。それ私のお母さんからの手紙なんだ」
少女の言葉を聞いて僕は更に血の気が引くのが分かる。この少女の名前はルドマンさんが拾った手紙に書いてある通りノンナ。ゲームにももちろん現れる。
街道に現れる魔物から稀に手に入るアイテム【手紙】。その内容を見るだけでノンナが現れる。そして、強制的にクエストが始まってしまう……。
「どうしたんですか師匠?」
「顔色が悪いわよ?」
アスノ君とレッドに心配される。
この後のことを考えるとこんな表情にもなるよ。
「嬢ちゃんのだったか。一人で旅をしておるのか?」
「拾ってくれてありがとう。うん、私達は呪われてるから一緒には旅できないんだ」
手紙を手渡すルドマンさん。悲しそうに事情を話すノンナ。
「呪い? それはどういう?」
「おじさん達には教えてあげてもいいかな。私の名前はノンナ。私達は呪われてる。その呪いっていうのはね」
ルドマンさんの質問に答えていくノンナ。
僕は知っている。彼女と彼女の両親がかかっている呪いは【死霊体】。死霊を集めやすくなる体になる病気だ。
「死霊体にかかってる私達はいつも死霊に体を奪われる危険があるの。でも、それだけならお父さんともお母さんとも一緒に旅が出来るんだけど」
ノンナが涙ながらに説明していく。僕は彼女から離れようとしてみるけれど、無駄だった。ある一定の距離まで行くと見えない壁に阻まれる。
たぶん、反対方向も彼女の声が聞こえる距離で見えない壁が……強制クエストからは逃げられない。ゲームを現実にしたのに、こういうところはゲームのままだな。
「お父さんとお母さんと一緒にいると死霊の数が凄い事になって、グールやゾンビが大きな群れを作っちゃう。そうなると街を襲ってしまう。だから、私達はバラバラで旅を続けてるの」
ノンナが説明し終わると空が暗くなる。そして、見えない壁がなくなってる。完全にゲームと一緒だ。
「なんだ? 空が暗く……」
「師匠!? あれ!」
ノンナが現れた方角の地面が黒く染まっていく。黒くなっている方向を見ているとグールとゾンビの大群が僕らを目指して歩いてくる。
「そ、そんな!? お父さんとお母さんが会っちゃったってこと?」
「まあ、そういうことだよ」
ノンナちゃんの声にため息混じりに声をあげる。剣を構えて戦う準備をするとみんなも同じように構えた。
「ノンナちゃんは馬車の中へ」
「は、はい」
ノンナちゃんを馬車へ案内すると、みんなと顔を見合って魔物の大群に走り出す。
100? 1000? それ以上いるだろうか。そんなゾンビやグールを蹴散らしていく。
「みんな、ポーションはまだある?」
「は、はい!」
「まだ」
「儂もあるぞ」
少し息を切らせてみんなに声をかける。みんな元気に答えてくれる。背中を任せられるいい仲間達だ。
「ハァハァ。まだ終わらないのか」
ノンナの強制クエストは耐久クエストだ。ゾンビとグールの襲撃から一定時間生き残れば達成になる。ノンナちゃんがやられてしまうとそれでも失敗になってしまう。
かなりのゾンビとグールを倒してきたはず、時間は分からないけれど、そろそろ終わってもいいはずだ。
「し、師匠。地面が!」
「お! はぁ~やっと終わった……」
アスノ君の声にホッと胸をなでおろす。黒くなっていた大地が元に戻る。
思っていた通り、終わりがやってきた。残ったゾンビとグールを倒せば終わりだ。動きが遅いから簡単に倒せる……戦利品や経験値がもらえれば美味しいんだけどね……。
僕が一番嫌だったのはこれだ! 戦利品や経験値がもらえない強制クエスト。もちろん、報酬なんていうものもない。手紙を読んだら強制的に始まるくせに報酬がない。最悪なクエストだ。
「返り血でドロドロね」
「どっちがゾンビだか分からんな」
レッドの声に笑いながら答えるルドマンさん。僕らはみんな同じように返り血でドロドロ。体を洗いたい。
「皆さん、すみません。私のせいで……」
「なに、いい運動になったよ」
「すみません……」
ノンナちゃんが申し訳なさそうに馬車から出てきて声をあげる。レッドが微笑んで答えると彼女は更に悲しい表情になっていく。
「お父さんとお母さんはオルコッドに行ってるはず。大丈夫かな?」
「あ! そうか……」
ゲームの中では手紙を持った人の所にだけゾンビとグールが現れる。だけど、実際にはノンナちゃんの両親がいるんだ。この街道の先のオルコッドにいるはずの彼女の両親。そこも大混乱になっているはず。
「早く帰ろう」
僕がそう言うとみんな大きく頷いて馬車に乗り込む。綺麗な布地をタオル代わりにして軽く体を拭う。はぁ~、限界突破のクエストもやらないといけないのに。まさか、ノンナの強制クエストに出くわすとはな。
無事にレベルを50にしてオルコッドへと帰ろうと思ったらリトルが悲しそうな表情で声をあげる。
「仲間達も帰ってきたんだから寂しくないでしょ?」
「寂しいです! ランカ様がいなくなったら!」
リトルは僕を慕ってくれてる。少し恥ずかしいけど、嬉しいな。
「また来るから、支配者の間の畑とかちゃんと収穫しててよ。もちろん食べてもいいからさ」
「ぐすっ。絶対ですよ! 帰ってきてくださいね」
安心させる言葉をかけると涙して見送ってくれる。馬車に乗り込んでみんなで手を振って帰路に立つ。いつまでも翼を振ってくるリトルとその仲間達。優しい魔物もいるってわかって少し考えさせられることになったな。
とにかく、魔物を見たら攻撃というわけにもいかなくなっちゃった。といっても例外はいる。
「狼の魔物!」
「儂に任せろ!」
レッドの声にルドマンさんが馬車から降りて狼の頭をかち割っていく。
知能のある魔物は稀だ。いい魔物だと思って近づいたら大変な目にあう。明らかに攻撃的な魔物はこの狼みたいに、人をみたら目を血走らせて襲ってくるから判断しやすい。
「ん~、ここら辺の魔物は余裕だな~」
狼の魔物を仕留めるルドマンさんを見て呟く。彼は一人で5体の狼を仕留めてる。新しく作った大きなハンマーを武器にしてるのに、素早い狼を簡単に倒してる。みんなも限界突破のクエストが近いな。僕はその時が来てしまったけれど。
僕がなんでこんなに限界突破のクエストを毛嫌いしているかというと、一人でこなさないといけないボスと戦うからだ。あるアイテムを集めてある場所でアイテムを使うとそのボスが出てくる。アイテムを集めるのも大変で、更に強いボスと一人で戦う。装備が整っている僕たちなら楽勝だけれど、アイテム集めが大変そうだ。はぁ~、考えるだけで億劫。だけど、勇者を目指しているからやらないと……あと合計3回やらないといけないんだけどね。
「ん? なんじゃこれは……」
限界突破のクエストのことを考えているとルドマンさんが一枚の紙を拾ってる。僕はそれを見て、血の気が引いた。
「なになに? 愛する娘ノンナ?」
「ルドマンさん読んじゃダメ!」
ルドマンさんの朗読するのを止められなかった。そして、彼の背後に少女が現れる。
「おじさんありがとう。それ私のお母さんからの手紙なんだ」
少女の言葉を聞いて僕は更に血の気が引くのが分かる。この少女の名前はルドマンさんが拾った手紙に書いてある通りノンナ。ゲームにももちろん現れる。
街道に現れる魔物から稀に手に入るアイテム【手紙】。その内容を見るだけでノンナが現れる。そして、強制的にクエストが始まってしまう……。
「どうしたんですか師匠?」
「顔色が悪いわよ?」
アスノ君とレッドに心配される。
この後のことを考えるとこんな表情にもなるよ。
「嬢ちゃんのだったか。一人で旅をしておるのか?」
「拾ってくれてありがとう。うん、私達は呪われてるから一緒には旅できないんだ」
手紙を手渡すルドマンさん。悲しそうに事情を話すノンナ。
「呪い? それはどういう?」
「おじさん達には教えてあげてもいいかな。私の名前はノンナ。私達は呪われてる。その呪いっていうのはね」
ルドマンさんの質問に答えていくノンナ。
僕は知っている。彼女と彼女の両親がかかっている呪いは【死霊体】。死霊を集めやすくなる体になる病気だ。
「死霊体にかかってる私達はいつも死霊に体を奪われる危険があるの。でも、それだけならお父さんともお母さんとも一緒に旅が出来るんだけど」
ノンナが涙ながらに説明していく。僕は彼女から離れようとしてみるけれど、無駄だった。ある一定の距離まで行くと見えない壁に阻まれる。
たぶん、反対方向も彼女の声が聞こえる距離で見えない壁が……強制クエストからは逃げられない。ゲームを現実にしたのに、こういうところはゲームのままだな。
「お父さんとお母さんと一緒にいると死霊の数が凄い事になって、グールやゾンビが大きな群れを作っちゃう。そうなると街を襲ってしまう。だから、私達はバラバラで旅を続けてるの」
ノンナが説明し終わると空が暗くなる。そして、見えない壁がなくなってる。完全にゲームと一緒だ。
「なんだ? 空が暗く……」
「師匠!? あれ!」
ノンナが現れた方角の地面が黒く染まっていく。黒くなっている方向を見ているとグールとゾンビの大群が僕らを目指して歩いてくる。
「そ、そんな!? お父さんとお母さんが会っちゃったってこと?」
「まあ、そういうことだよ」
ノンナちゃんの声にため息混じりに声をあげる。剣を構えて戦う準備をするとみんなも同じように構えた。
「ノンナちゃんは馬車の中へ」
「は、はい」
ノンナちゃんを馬車へ案内すると、みんなと顔を見合って魔物の大群に走り出す。
100? 1000? それ以上いるだろうか。そんなゾンビやグールを蹴散らしていく。
「みんな、ポーションはまだある?」
「は、はい!」
「まだ」
「儂もあるぞ」
少し息を切らせてみんなに声をかける。みんな元気に答えてくれる。背中を任せられるいい仲間達だ。
「ハァハァ。まだ終わらないのか」
ノンナの強制クエストは耐久クエストだ。ゾンビとグールの襲撃から一定時間生き残れば達成になる。ノンナちゃんがやられてしまうとそれでも失敗になってしまう。
かなりのゾンビとグールを倒してきたはず、時間は分からないけれど、そろそろ終わってもいいはずだ。
「し、師匠。地面が!」
「お! はぁ~やっと終わった……」
アスノ君の声にホッと胸をなでおろす。黒くなっていた大地が元に戻る。
思っていた通り、終わりがやってきた。残ったゾンビとグールを倒せば終わりだ。動きが遅いから簡単に倒せる……戦利品や経験値がもらえれば美味しいんだけどね……。
僕が一番嫌だったのはこれだ! 戦利品や経験値がもらえない強制クエスト。もちろん、報酬なんていうものもない。手紙を読んだら強制的に始まるくせに報酬がない。最悪なクエストだ。
「返り血でドロドロね」
「どっちがゾンビだか分からんな」
レッドの声に笑いながら答えるルドマンさん。僕らはみんな同じように返り血でドロドロ。体を洗いたい。
「皆さん、すみません。私のせいで……」
「なに、いい運動になったよ」
「すみません……」
ノンナちゃんが申し訳なさそうに馬車から出てきて声をあげる。レッドが微笑んで答えると彼女は更に悲しい表情になっていく。
「お父さんとお母さんはオルコッドに行ってるはず。大丈夫かな?」
「あ! そうか……」
ゲームの中では手紙を持った人の所にだけゾンビとグールが現れる。だけど、実際にはノンナちゃんの両親がいるんだ。この街道の先のオルコッドにいるはずの彼女の両親。そこも大混乱になっているはず。
「早く帰ろう」
僕がそう言うとみんな大きく頷いて馬車に乗り込む。綺麗な布地をタオル代わりにして軽く体を拭う。はぁ~、限界突破のクエストもやらないといけないのに。まさか、ノンナの強制クエストに出くわすとはな。
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