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第1章 成長
第14話 ラッド
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「ハァハァ、これでどうだ! やったレベル上がった」
森を探索して更に3匹のゴブリンを見つけた。すべてラッドが倒すと彼のレベルが上がる。
息を切らせて達成感で仰向けに倒れるラッド。思わず笑うと彼がニッコリと微笑む。
「まだまだ~これからもっと。って疲れた……」
「ふふ、今日はこのくらいにしておいた方がいいかもね」
ラッドは立とうとするけど、力が入らない様子で体を起こすだけで立てなくなってる。
私は彼に手を伸ばして立たせてあげると肩を貸す。
「重いだろ?」
「ううん。全然」
恥ずかしそうに顔を赤くさせるラッド。重いわけない、私はステータスが高すぎるんだから。
「ゴアァァァァ!」
「「え?」」
町に帰ろうと肩を貸しながら歩いていると背後から地響きのような声が聞こえてくる。
二人で後ろを振り向くと木が倒れて道が作られるのが見える。
「と、トロール?」
道を作っていたものが姿を現した。木と同じくらいの背丈の魔物、トロール。人型の魔物でとても大きい。私はすぐにラッドから離れる。
「ラッド! もう動けるでしょ? 逃げて」
「逃げてってファムはどうするんだ!」
「時間を稼ぐ、できれば倒しちゃうよ」
「た、倒すってお前……」
ラッドに逃げるように言うと彼は剣を抜いてトロールに構える。私を残してはいけないってわけね。
でも、彼は怯えてる。表情が恐怖を物語ってる。それもそのはず、自分の何倍も大きな存在に見下ろされているんだから。まだ全然離れているのに、動けなくなってる。
「あ、ああ……」
「馬鹿! 逃げなさい!」
恐怖で顔を引きつらせるラッド。トロールは木を引き抜いて投げつけてくる。私は彼を庇う。木は私にぶつかり二つに割れた。
「ふぁ、ファム……大丈夫なのか?」
「大丈夫。怖がらなくていい。目を瞑ってて」
覆いかぶさる私を心配するラッド。彼の顔を手で覆って声をかけると彼は目を瞑ってくれる。
「あまり子供を怖がらせないでよ」
「グルルルル」
ダモクレスをインベントリから取り出して構える。トロールは再度木を引き抜いて武器にする。
普通の人ならそれでもいいかもしれない。だけど、私と戦うなら鉄くらいは持ってこないとダメね。
「ハァッ!」
リーチの長い木を横なぎに払ってくるトロール。それを上に躱して私も横なぎにダモクレスを走らせる。
トロールの首が地面に落ちて辺りが静かになった。
「ファム! ファム! 無事か?」
「うん。大丈夫。私よりもラッドは大丈夫?」
「え? ああ、大丈夫だ。って足が動かね。折れてるみたいだ」
「え!? 大丈夫なの!?」
ラッドが静かになったからか、心配になって声を上げる。私が答えるとホッとした様子で話す。
最初の木を投げつけてきた時にかすっちゃったのかな。
「ほんとだ!? どうしよ」
「は、はは。大丈夫だよ。こんなのすぐに治る」
「すぐには治らないよ。ごめんねラッド……」
「なんでファムが謝るんだよ。謝るのは俺の方だ。情けねえ、動けなかった」
怪我を見て謝ると彼はニッコリと笑ってくれる。
だけど、違う。私なら絶対に無傷で助けられた。私なら簡単に助けられたんだ。私の判断が遅かった。
素手でもいいからすぐにトロールに突進するべきだった。ダンジョンの最深部の魔物じゃないなら、簡単に倒せるんだから。
「添え木をつけて縛らないと。変な方向で固まっちゃう」
私はそこらへんに落ちてる枝を拾う。痛がる彼に上着を脱いでもらって縛り付ける。
「いてててて! もっと優しくしてくれよ」
「ごめん。でも、こうしないと」
見様見真似の応急処置。それを終えると彼に肩を貸して街へと帰る。
「ん? ファムちゃんとラッド? なにがあったんだ?」
城門につくと怪我をしてるラッドに気が付いて声をかけてくるガストンさん。事情を話すと仲間の兵士を森に向かわせてくれる。
「トロールとは驚きだな。だが子供二人で倒しちまうとはな。末恐ろしい」
ガストンさんは嬉しそうに褒めてくれる。ラッドは複雑な表情になってる。
「とにかく。無事でよかった」
複雑な表情だったラッドに気が付いてガストンさんは私達の頭を撫でてくれる。
彼はラッドが恐怖で表情を作ってると思ったのかもしれない。彼の手はとても温かくてひとりでに涙がこみあげてくる。
「魔石は抜いてきたのか?」
「あ、はい。抜かりなく」
「ははは、でかした。死骸はこっちで片付けておく。そのままにしておいたらゾンビになっちまうからな」
魔石を見せてニカッと笑うと彼は再度頭を撫でてくれる。
トロールの魔石は親指程の大きさになってる。いくらになるのか期待しちゃうな。
死骸は放置するとマナがたまっていって動き出すんだよね。生ける屍、ゾンビになって生きているものを狙う。
ゴブリンくらいの大きさなら死骸は放置していても大丈夫なんだけど、トロールくらいの大きさになると、体に含まれるマナが多いからゾンビ化しちゃう。改めて思うけど、この世界はほんと恐ろしい世界。
「足が折れてるのか。応急処置はファムがやったのか?」
「はい」
「見事だ。ポーションを使うぞ」
ガストンさんはラッドの足を見て添え木をそのままで赤い液体の入った瓶を足に傾ける。
液体がラッドの足に触れると緑色に輝きだす。
「すげぇ!? 治ってく!」
ラッドは感動で声を上げた。
ポーションか。私も欲しいな。ラッドだけじゃない。みんなが怪我をしたときに治せるように。怪我を治す魔法はないのかな?
「ガストンさん。怪我を治す魔法は知りませんか?」
「ん? ああ! なるほどな。トロールを倒したのは魔法ってわけか。その歳で魔法を使えるんだな」
ガストンさんは私の問いかけに納得して手を叩く。魔法が使えればトロールも倒せる、そう思ったんだろうな。
でも、残念でした。トロールは剣で倒しました。
「【ヒール】って魔法がある。だが、詠唱は俺は覚えていないな。なんせ使えないから覚えないんだ」
「そうですか…」
ガストンさんが残念そうに話してくれる。詠唱がないと使えないか。でも、魔法名がわかればなんとかなるかも。今度実験してみよう。
森を探索して更に3匹のゴブリンを見つけた。すべてラッドが倒すと彼のレベルが上がる。
息を切らせて達成感で仰向けに倒れるラッド。思わず笑うと彼がニッコリと微笑む。
「まだまだ~これからもっと。って疲れた……」
「ふふ、今日はこのくらいにしておいた方がいいかもね」
ラッドは立とうとするけど、力が入らない様子で体を起こすだけで立てなくなってる。
私は彼に手を伸ばして立たせてあげると肩を貸す。
「重いだろ?」
「ううん。全然」
恥ずかしそうに顔を赤くさせるラッド。重いわけない、私はステータスが高すぎるんだから。
「ゴアァァァァ!」
「「え?」」
町に帰ろうと肩を貸しながら歩いていると背後から地響きのような声が聞こえてくる。
二人で後ろを振り向くと木が倒れて道が作られるのが見える。
「と、トロール?」
道を作っていたものが姿を現した。木と同じくらいの背丈の魔物、トロール。人型の魔物でとても大きい。私はすぐにラッドから離れる。
「ラッド! もう動けるでしょ? 逃げて」
「逃げてってファムはどうするんだ!」
「時間を稼ぐ、できれば倒しちゃうよ」
「た、倒すってお前……」
ラッドに逃げるように言うと彼は剣を抜いてトロールに構える。私を残してはいけないってわけね。
でも、彼は怯えてる。表情が恐怖を物語ってる。それもそのはず、自分の何倍も大きな存在に見下ろされているんだから。まだ全然離れているのに、動けなくなってる。
「あ、ああ……」
「馬鹿! 逃げなさい!」
恐怖で顔を引きつらせるラッド。トロールは木を引き抜いて投げつけてくる。私は彼を庇う。木は私にぶつかり二つに割れた。
「ふぁ、ファム……大丈夫なのか?」
「大丈夫。怖がらなくていい。目を瞑ってて」
覆いかぶさる私を心配するラッド。彼の顔を手で覆って声をかけると彼は目を瞑ってくれる。
「あまり子供を怖がらせないでよ」
「グルルルル」
ダモクレスをインベントリから取り出して構える。トロールは再度木を引き抜いて武器にする。
普通の人ならそれでもいいかもしれない。だけど、私と戦うなら鉄くらいは持ってこないとダメね。
「ハァッ!」
リーチの長い木を横なぎに払ってくるトロール。それを上に躱して私も横なぎにダモクレスを走らせる。
トロールの首が地面に落ちて辺りが静かになった。
「ファム! ファム! 無事か?」
「うん。大丈夫。私よりもラッドは大丈夫?」
「え? ああ、大丈夫だ。って足が動かね。折れてるみたいだ」
「え!? 大丈夫なの!?」
ラッドが静かになったからか、心配になって声を上げる。私が答えるとホッとした様子で話す。
最初の木を投げつけてきた時にかすっちゃったのかな。
「ほんとだ!? どうしよ」
「は、はは。大丈夫だよ。こんなのすぐに治る」
「すぐには治らないよ。ごめんねラッド……」
「なんでファムが謝るんだよ。謝るのは俺の方だ。情けねえ、動けなかった」
怪我を見て謝ると彼はニッコリと笑ってくれる。
だけど、違う。私なら絶対に無傷で助けられた。私なら簡単に助けられたんだ。私の判断が遅かった。
素手でもいいからすぐにトロールに突進するべきだった。ダンジョンの最深部の魔物じゃないなら、簡単に倒せるんだから。
「添え木をつけて縛らないと。変な方向で固まっちゃう」
私はそこらへんに落ちてる枝を拾う。痛がる彼に上着を脱いでもらって縛り付ける。
「いてててて! もっと優しくしてくれよ」
「ごめん。でも、こうしないと」
見様見真似の応急処置。それを終えると彼に肩を貸して街へと帰る。
「ん? ファムちゃんとラッド? なにがあったんだ?」
城門につくと怪我をしてるラッドに気が付いて声をかけてくるガストンさん。事情を話すと仲間の兵士を森に向かわせてくれる。
「トロールとは驚きだな。だが子供二人で倒しちまうとはな。末恐ろしい」
ガストンさんは嬉しそうに褒めてくれる。ラッドは複雑な表情になってる。
「とにかく。無事でよかった」
複雑な表情だったラッドに気が付いてガストンさんは私達の頭を撫でてくれる。
彼はラッドが恐怖で表情を作ってると思ったのかもしれない。彼の手はとても温かくてひとりでに涙がこみあげてくる。
「魔石は抜いてきたのか?」
「あ、はい。抜かりなく」
「ははは、でかした。死骸はこっちで片付けておく。そのままにしておいたらゾンビになっちまうからな」
魔石を見せてニカッと笑うと彼は再度頭を撫でてくれる。
トロールの魔石は親指程の大きさになってる。いくらになるのか期待しちゃうな。
死骸は放置するとマナがたまっていって動き出すんだよね。生ける屍、ゾンビになって生きているものを狙う。
ゴブリンくらいの大きさなら死骸は放置していても大丈夫なんだけど、トロールくらいの大きさになると、体に含まれるマナが多いからゾンビ化しちゃう。改めて思うけど、この世界はほんと恐ろしい世界。
「足が折れてるのか。応急処置はファムがやったのか?」
「はい」
「見事だ。ポーションを使うぞ」
ガストンさんはラッドの足を見て添え木をそのままで赤い液体の入った瓶を足に傾ける。
液体がラッドの足に触れると緑色に輝きだす。
「すげぇ!? 治ってく!」
ラッドは感動で声を上げた。
ポーションか。私も欲しいな。ラッドだけじゃない。みんなが怪我をしたときに治せるように。怪我を治す魔法はないのかな?
「ガストンさん。怪我を治す魔法は知りませんか?」
「ん? ああ! なるほどな。トロールを倒したのは魔法ってわけか。その歳で魔法を使えるんだな」
ガストンさんは私の問いかけに納得して手を叩く。魔法が使えればトロールも倒せる、そう思ったんだろうな。
でも、残念でした。トロールは剣で倒しました。
「【ヒール】って魔法がある。だが、詠唱は俺は覚えていないな。なんせ使えないから覚えないんだ」
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