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第一章 愛
第7話 お買い物に行くの
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「ふあ~なの...」
ルナちゃんと一緒のベッドに寝て起きたの。まだ、お日様が上ってないけど、アイは早起きだから起きてしまったの。
「フニフニなの」
ルナちゃんのほっぺをお触りなの。お母さんの二の腕みたいに柔らかいの。お母さんは太ってないって怒って触らせないけど、ルナちゃんのほっぺはお触り自由なの。アイが許すの。
「おトイレに行きたいの」
お部屋から出ておトイレに向かうの。アイは大人だから、おトイレくらい一人で行けるの。
「確か、一階にあるの」
何度か行ってるから場所は知っているの。階段が怖いけど、自分で降りれるの、アイは大人なの。大人だと思ってたの、
「わ~....なの?」
階段で転んでしまったの、長い階段だったから怖かったけど、大丈夫なの。アイは宙に浮けるから大丈夫だったの、アイは鳥さんだったの? 自分でも初めて知ったの。
「快適なの~」
階段から転んでそのまま宙に浮いておトイレに向かうの。鳥さんはこんなに楽ちんなの、初めて知ったの。
「ふ~..なの」
お父さんのモノマネをして、ため息をつくの。おトイレとお風呂の後は必ずやるの。
「もう、アイったら」
「ルナちゃんおはようなの!」
「おはよう、居なくなってたから夢かと思っちゃったじゃない」
「痛いの」
ルナちゃんが少し息を切らせてるの。アイを探していたの? 何だかごめんなの。
ルナちゃんにデコピンをされちゃったの。少し強くて痛いの。
「今日は何しましょうか?」
ルナちゃんが嬉しそうにそう言ってるの。早く起きてるからメイドさん達がせかせかとお着替えさせてくれているの。ルナちゃんのお部屋に戻ってくるとメイドさん達がお辞儀してきていたの。ちょっと申し訳なかったの。着替えさせてもらいながらルナちゃんと予定を考えるの。
「今日は町に買い物に行きましょうか?」
「町なの?」
「そうよ。アイに服を買ってあげたいのよ。いつまでも私の服じゃ、いやでしょ?」
ルナちゃんのお洋服はすっごく可愛いの。だから、嫌じゃないの。
「って言うのは建前で、私が着せたかったりするわ」
アイが首を曲げてるとルナちゃんが頬を赤くしたの。本当は自分が買いたいだけなの、お母さんもそう言う時あったの。自分のお洋服を買いたいだけなのにアイを連れていくの、そう言う時は決まってアイのお洋服を買いに行きましょうって言うの。アイは知っているの。
「では、手配いたします」
「昨日の馬車でいいわよ」
「いえ、昨日の馬車はその...馬がいなくなってしまったので今日は別の物を用意しています」
「あら、そうなの? いなくなった?」
「はい...」
オーグナーさんがルナちゃんの問いかけに顔が可笑しくなっているの。お馬さんはいなくなっちゃったの? 真っ白でカッコよかったから会いたいの。
「...まあ、いいわ。手配は大丈夫なのでしょ?」
「はい」
「じゃあ、行きましょう」
「なの~」
ルナちゃんに引っ張られておうちの玄関に向かうの。アイゼンさんとウテナさんはまだ起きてないうちに出掛けたいみたいなの。また茶化されるとか言っているの。
「お馬さんが焦げてるの~」
「あら? 茶色い馬は見たことないの?」
「見たことあるけど、昨日の馬の方が良かったの」
アイは真っ白いお馬さんの方が好きなの、お馬さんは白い方がカッコいいの。
「う~ん、でも強そうなの?」
「アイ様! ...お触りになりますと危険ですので...」
「なの?」
お馬さんを触ろうと思ったらオーグナーさんに止められたの。昨日は触らせてくれたのにおかしいの。
「オーグナー? どうしたの?」
「...危険なのでございます」
「そ、そうなの?」
ルナちゃんも可笑しいと思って聞いてるんだけど、オーグナーさんは圧を強めて危ないって言ってるの。ルナちゃんはそれ以上聞くのをやめているの、オーグナーさんが何だか怖いの。
「オーグナーが怖かったわね。どうしたのかしら?」
「怖かったの」
茶色いお馬さんが引っ張る馬車に乗ったの。ルナちゃんがオーグナーさんの事を言ってるけど、アイも同意なの。とっても怖い顔していたの。
「それにしても、お父様達は起きてこなかったわね。いつもなら、お母様が起きてきても可笑しくなかったのだけど」
「なの?」
「そうよ。お母様は毎朝、メイドよりも早く起きてお父様の為のご飯を作っていたんだから」
ウテナさんはアイゼンさんが大好きなの、うちのお母さんと一緒で、お父さんの為に料理をしていたみたいなの。
「メイド長とオーグナーとはしょっちゅう言い合いをしていたわ。最終的にはオーグナー達が折れたのだけれど」
「喧嘩はいけないの!」
「喧嘩じゃないのよ。私達は自分で自分の事をしてはいけないのよ。メイド達の仕事がなくなってしまうもの。まあ、そう言う私も色々と我儘を言っているのだけど」
「なの?」
ルナちゃんはため息をついているの。メイドさん達に色々してもらうのがルナちゃん達の仕事なの? 自分の事は自分でやらないといけないの、アイはお母さんにそう言われたの。自分でお着がえしなさいって、お母さんに会いたいの。
「お母さんは見つからないの?」
「えっ、アイの?」
「なの...」
「お父様でもそんなすぐには無理よ。あと一週間はかかるんじゃないかしら?」
「一週間って明日なの?」
「一週間はもっとよ。明日の明日のそのまた明日を二回よ」
「遠いの...」
何だか悲しくなってきたの。
「ちょっと、アイ..」
「泣いてないの..」
「泣いてるじゃない」
「泣いてないの」
「もう、今のうちに泣いておきなさい。これからお買い物なんだから」
「なの..」
アイは泣いちゃったの。ルナちゃんに抱きしめられて我慢できなかったの。しょうがないの。
ルナちゃんと一緒のベッドに寝て起きたの。まだ、お日様が上ってないけど、アイは早起きだから起きてしまったの。
「フニフニなの」
ルナちゃんのほっぺをお触りなの。お母さんの二の腕みたいに柔らかいの。お母さんは太ってないって怒って触らせないけど、ルナちゃんのほっぺはお触り自由なの。アイが許すの。
「おトイレに行きたいの」
お部屋から出ておトイレに向かうの。アイは大人だから、おトイレくらい一人で行けるの。
「確か、一階にあるの」
何度か行ってるから場所は知っているの。階段が怖いけど、自分で降りれるの、アイは大人なの。大人だと思ってたの、
「わ~....なの?」
階段で転んでしまったの、長い階段だったから怖かったけど、大丈夫なの。アイは宙に浮けるから大丈夫だったの、アイは鳥さんだったの? 自分でも初めて知ったの。
「快適なの~」
階段から転んでそのまま宙に浮いておトイレに向かうの。鳥さんはこんなに楽ちんなの、初めて知ったの。
「ふ~..なの」
お父さんのモノマネをして、ため息をつくの。おトイレとお風呂の後は必ずやるの。
「もう、アイったら」
「ルナちゃんおはようなの!」
「おはよう、居なくなってたから夢かと思っちゃったじゃない」
「痛いの」
ルナちゃんが少し息を切らせてるの。アイを探していたの? 何だかごめんなの。
ルナちゃんにデコピンをされちゃったの。少し強くて痛いの。
「今日は何しましょうか?」
ルナちゃんが嬉しそうにそう言ってるの。早く起きてるからメイドさん達がせかせかとお着替えさせてくれているの。ルナちゃんのお部屋に戻ってくるとメイドさん達がお辞儀してきていたの。ちょっと申し訳なかったの。着替えさせてもらいながらルナちゃんと予定を考えるの。
「今日は町に買い物に行きましょうか?」
「町なの?」
「そうよ。アイに服を買ってあげたいのよ。いつまでも私の服じゃ、いやでしょ?」
ルナちゃんのお洋服はすっごく可愛いの。だから、嫌じゃないの。
「って言うのは建前で、私が着せたかったりするわ」
アイが首を曲げてるとルナちゃんが頬を赤くしたの。本当は自分が買いたいだけなの、お母さんもそう言う時あったの。自分のお洋服を買いたいだけなのにアイを連れていくの、そう言う時は決まってアイのお洋服を買いに行きましょうって言うの。アイは知っているの。
「では、手配いたします」
「昨日の馬車でいいわよ」
「いえ、昨日の馬車はその...馬がいなくなってしまったので今日は別の物を用意しています」
「あら、そうなの? いなくなった?」
「はい...」
オーグナーさんがルナちゃんの問いかけに顔が可笑しくなっているの。お馬さんはいなくなっちゃったの? 真っ白でカッコよかったから会いたいの。
「...まあ、いいわ。手配は大丈夫なのでしょ?」
「はい」
「じゃあ、行きましょう」
「なの~」
ルナちゃんに引っ張られておうちの玄関に向かうの。アイゼンさんとウテナさんはまだ起きてないうちに出掛けたいみたいなの。また茶化されるとか言っているの。
「お馬さんが焦げてるの~」
「あら? 茶色い馬は見たことないの?」
「見たことあるけど、昨日の馬の方が良かったの」
アイは真っ白いお馬さんの方が好きなの、お馬さんは白い方がカッコいいの。
「う~ん、でも強そうなの?」
「アイ様! ...お触りになりますと危険ですので...」
「なの?」
お馬さんを触ろうと思ったらオーグナーさんに止められたの。昨日は触らせてくれたのにおかしいの。
「オーグナー? どうしたの?」
「...危険なのでございます」
「そ、そうなの?」
ルナちゃんも可笑しいと思って聞いてるんだけど、オーグナーさんは圧を強めて危ないって言ってるの。ルナちゃんはそれ以上聞くのをやめているの、オーグナーさんが何だか怖いの。
「オーグナーが怖かったわね。どうしたのかしら?」
「怖かったの」
茶色いお馬さんが引っ張る馬車に乗ったの。ルナちゃんがオーグナーさんの事を言ってるけど、アイも同意なの。とっても怖い顔していたの。
「それにしても、お父様達は起きてこなかったわね。いつもなら、お母様が起きてきても可笑しくなかったのだけど」
「なの?」
「そうよ。お母様は毎朝、メイドよりも早く起きてお父様の為のご飯を作っていたんだから」
ウテナさんはアイゼンさんが大好きなの、うちのお母さんと一緒で、お父さんの為に料理をしていたみたいなの。
「メイド長とオーグナーとはしょっちゅう言い合いをしていたわ。最終的にはオーグナー達が折れたのだけれど」
「喧嘩はいけないの!」
「喧嘩じゃないのよ。私達は自分で自分の事をしてはいけないのよ。メイド達の仕事がなくなってしまうもの。まあ、そう言う私も色々と我儘を言っているのだけど」
「なの?」
ルナちゃんはため息をついているの。メイドさん達に色々してもらうのがルナちゃん達の仕事なの? 自分の事は自分でやらないといけないの、アイはお母さんにそう言われたの。自分でお着がえしなさいって、お母さんに会いたいの。
「お母さんは見つからないの?」
「えっ、アイの?」
「なの...」
「お父様でもそんなすぐには無理よ。あと一週間はかかるんじゃないかしら?」
「一週間って明日なの?」
「一週間はもっとよ。明日の明日のそのまた明日を二回よ」
「遠いの...」
何だか悲しくなってきたの。
「ちょっと、アイ..」
「泣いてないの..」
「泣いてるじゃない」
「泣いてないの」
「もう、今のうちに泣いておきなさい。これからお買い物なんだから」
「なの..」
アイは泣いちゃったの。ルナちゃんに抱きしめられて我慢できなかったの。しょうがないの。
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