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第三章 白と黒
第73話 精霊さん出番なの
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ダイジロウおじさんが来てメイギスお姉ちゃんにインクさんとイチさんとお父さん、シークっていう黒服の人にダイジロウおじさんとジロウさんが対峙しているの。巨人さんの体を大地にして戦っているの、結構狭いのに頑張っているの。空を飛べるのはメイギスお姉ちゃんたちとインクさんだけ、ダイジロウおじさんたちは飛べないから大変そうなの。
「娘、お前は行かないのか?」
「顔だけさん?」
「……グランダークだ」
顔だけの人が話しかけてきたの。名前聞いてなかったから聞き返したら、一度目を瞑ってこたえてくれたの。結構、いい人っぽいの?
「あの者達では私の部下と娘は殺せないぞ」
「大丈夫なの、みんな精霊さんに愛されているの」
みんな、それぞれの精霊さんがいるの、守るように一緒に戦っているの。お姉ちゃんたちは精霊を使えるみたいだけど、詠唱はカットできていなくて、少し時間がかかる感じなの。ダイジロウおじさんたちは詠唱カット出来ているの、みんなすごいの。
お父さんなんてアイと同じで七属性の魔法を使うの。ラルクお兄ちゃんの時は白いクジラさんだけだった。アイ達はやっぱり、特別なの。
「確かに詠唱は早いな。しかし」
グランダークはそういったの。少しするとメイギスお姉ちゃんとシークが押し始めたの。少しずつインクさん達が傷ついていくの。
「アイ! 心配するな。こっちは僕が何とかする。グランダークを止めてくれ。グランダークは体を奈落に向かわせてるはずだ」
「人間! なぜそれを」
グランダークはお父さんの言葉に驚いているの。さっきお姉ちゃんと話していた復活の為に奈落っていうところに向かおうとしているみたいなの。
「メイギス裏切ったのか!」
「お父様!」
「そうだったな。お前がそんなことをするはずはない」
グランダークはお姉ちゃんを疑ったけど、すぐに思いなおしたの。メイギスお姉ちゃんたちは結構、仲がいいみたいなの。
「知ったからといってどうすることもできないだろう」
「やるの! アイが相手なの!」
アイは精霊さんに合図を送るの。巨人さんを倒すには爆発を制御するしかないの!
「な、なんだそれは! 疑似太陽とでもいうのか!」
「疑似太陽? そんなの知らないの!」
「メイギス! 離れろ!」
「お父様」
「みな! 離れるんじゃ!」
アイの精霊さんが爆発を制御して、真っ白い球を作り出したの。それを見たみんながアイから離れていくの。ダイジロウおじさんたちは巨人から離れて岩陰に隠れてみているの。そんなに怖がらなくても大丈夫なの。精霊さんがついているの。
「危ないみたいだからお空に飛んでいくの~」
「な、我の体を軽く持ち上げるだと! お前の精霊はまさか! 神霊だとでもいうのか!」
巨人さんを持ち上げるとグランダークがうるさくなったの。お空に高い高いして、雲まで上げたの。ここまで高く上げればもう大丈夫なの!
「爆発するの~」
「ぐあっ、あああぁぁぁぁぁ」
目の前が真っ白になって爆発の衝撃が来たの。精霊さんが守ってくれたから衝撃は大丈夫なの。
巨人さんが跡形もなく消えていったの。顔だけで浮いていたグランダークも消えていったの。
「お父様~……」
メイギスお姉ちゃんは座り込んで涙しているの。お姉ちゃんはお母さんだから、アイも悲しいの。だけど、お母さんに良い子になってほしいからやるしかなかったの。
「終わりだな」
「……油断したな!」
「なっ」
メイギスお姉ちゃんが座り込んじゃったからお父さんが慰めるために近づくとお姉ちゃんが大きな鎌で切りつけてきた。だけど、
「なんで! なんで止まるのよ……」
「サエカ……」
「私はサエカじゃない! メイギスよ!」
お姉ちゃんは涙して叫んでいるの。お姉ちゃんは大きな鎌を地面に叩きつけたの。地面が揺れているの、凄い力なの。
「メなの!」
「アイ……よくもお父様を」
「メなの!」
「……なんであなたが泣いているのよ」
アイはお姉ちゃんの前に降りたの。世界を滅ぼそうとするなんて絶対にメなの! いけないことをしたらちゃんと叱らないとダメなの。アイは泣いているの。
お姉ちゃんのお父さんを殺してしまったから泣いているの。
「精霊さんが倒さないといけないって言っていたの」
「お父様を?」
「世界が滅びちゃうからなの……」
「……いいじゃない。こんな世界滅びたって」
「ダメなの! この世界にはルナちゃん達がいるの」
この世界が壊れたらルナちゃん達が大変なことになっちゃうの、絶対にそんなことさせないの。
「……そうよね。あなたには友達がいるのよね。私にはお父様しかいなかった……。だから……、さよなら」
「お姉ちゃん!?」「サエカ!?」
お姉ちゃんはサヨナラって言って自分に鎌を突き立てたの。
「……私の命でお父様は生き返る。お父様は奈落に力を封じていて、本当の力を手に入れるつもりだった。それは私を守る為。あなたにやられてしまったからこうするしかない」
「なんでなの、なんで……」
「あなたのせいじゃないわ。人間たちのせい。アイのせいじゃないわ。あの事故だってそう……」
「「!?」」
お姉ちゃんはそう言って霧になって消えたの。お姉ちゃんが消えて少しすると地震が発生したの。アイは涙が止まらないの。
「娘、お前は行かないのか?」
「顔だけさん?」
「……グランダークだ」
顔だけの人が話しかけてきたの。名前聞いてなかったから聞き返したら、一度目を瞑ってこたえてくれたの。結構、いい人っぽいの?
「あの者達では私の部下と娘は殺せないぞ」
「大丈夫なの、みんな精霊さんに愛されているの」
みんな、それぞれの精霊さんがいるの、守るように一緒に戦っているの。お姉ちゃんたちは精霊を使えるみたいだけど、詠唱はカットできていなくて、少し時間がかかる感じなの。ダイジロウおじさんたちは詠唱カット出来ているの、みんなすごいの。
お父さんなんてアイと同じで七属性の魔法を使うの。ラルクお兄ちゃんの時は白いクジラさんだけだった。アイ達はやっぱり、特別なの。
「確かに詠唱は早いな。しかし」
グランダークはそういったの。少しするとメイギスお姉ちゃんとシークが押し始めたの。少しずつインクさん達が傷ついていくの。
「アイ! 心配するな。こっちは僕が何とかする。グランダークを止めてくれ。グランダークは体を奈落に向かわせてるはずだ」
「人間! なぜそれを」
グランダークはお父さんの言葉に驚いているの。さっきお姉ちゃんと話していた復活の為に奈落っていうところに向かおうとしているみたいなの。
「メイギス裏切ったのか!」
「お父様!」
「そうだったな。お前がそんなことをするはずはない」
グランダークはお姉ちゃんを疑ったけど、すぐに思いなおしたの。メイギスお姉ちゃんたちは結構、仲がいいみたいなの。
「知ったからといってどうすることもできないだろう」
「やるの! アイが相手なの!」
アイは精霊さんに合図を送るの。巨人さんを倒すには爆発を制御するしかないの!
「な、なんだそれは! 疑似太陽とでもいうのか!」
「疑似太陽? そんなの知らないの!」
「メイギス! 離れろ!」
「お父様」
「みな! 離れるんじゃ!」
アイの精霊さんが爆発を制御して、真っ白い球を作り出したの。それを見たみんながアイから離れていくの。ダイジロウおじさんたちは巨人から離れて岩陰に隠れてみているの。そんなに怖がらなくても大丈夫なの。精霊さんがついているの。
「危ないみたいだからお空に飛んでいくの~」
「な、我の体を軽く持ち上げるだと! お前の精霊はまさか! 神霊だとでもいうのか!」
巨人さんを持ち上げるとグランダークがうるさくなったの。お空に高い高いして、雲まで上げたの。ここまで高く上げればもう大丈夫なの!
「爆発するの~」
「ぐあっ、あああぁぁぁぁぁ」
目の前が真っ白になって爆発の衝撃が来たの。精霊さんが守ってくれたから衝撃は大丈夫なの。
巨人さんが跡形もなく消えていったの。顔だけで浮いていたグランダークも消えていったの。
「お父様~……」
メイギスお姉ちゃんは座り込んで涙しているの。お姉ちゃんはお母さんだから、アイも悲しいの。だけど、お母さんに良い子になってほしいからやるしかなかったの。
「終わりだな」
「……油断したな!」
「なっ」
メイギスお姉ちゃんが座り込んじゃったからお父さんが慰めるために近づくとお姉ちゃんが大きな鎌で切りつけてきた。だけど、
「なんで! なんで止まるのよ……」
「サエカ……」
「私はサエカじゃない! メイギスよ!」
お姉ちゃんは涙して叫んでいるの。お姉ちゃんは大きな鎌を地面に叩きつけたの。地面が揺れているの、凄い力なの。
「メなの!」
「アイ……よくもお父様を」
「メなの!」
「……なんであなたが泣いているのよ」
アイはお姉ちゃんの前に降りたの。世界を滅ぼそうとするなんて絶対にメなの! いけないことをしたらちゃんと叱らないとダメなの。アイは泣いているの。
お姉ちゃんのお父さんを殺してしまったから泣いているの。
「精霊さんが倒さないといけないって言っていたの」
「お父様を?」
「世界が滅びちゃうからなの……」
「……いいじゃない。こんな世界滅びたって」
「ダメなの! この世界にはルナちゃん達がいるの」
この世界が壊れたらルナちゃん達が大変なことになっちゃうの、絶対にそんなことさせないの。
「……そうよね。あなたには友達がいるのよね。私にはお父様しかいなかった……。だから……、さよなら」
「お姉ちゃん!?」「サエカ!?」
お姉ちゃんはサヨナラって言って自分に鎌を突き立てたの。
「……私の命でお父様は生き返る。お父様は奈落に力を封じていて、本当の力を手に入れるつもりだった。それは私を守る為。あなたにやられてしまったからこうするしかない」
「なんでなの、なんで……」
「あなたのせいじゃないわ。人間たちのせい。アイのせいじゃないわ。あの事故だってそう……」
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お姉ちゃんはそう言って霧になって消えたの。お姉ちゃんが消えて少しすると地震が発生したの。アイは涙が止まらないの。
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