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第2章 天界と魔界
第54話 過去
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◇
『私は天界で頑張る。あなたはこの地上で頑張って。そうしたらいつかまた、一緒に冒険できるから』
「テセラ! ……夢か」
私はサターン。命を一つ狩られて魔王城に帰ってきた。死を迎えるといつもあの時の夢を見る。今回の死は50年ぶりだ。圧倒的な強者による死は久しぶりだ。同じ天使からの死でもある。
「よう、魔王様」
「グダスか」
私は死を迎えるとこの棺に戻される。四天王でもグダスとメイデスだけがこの場所を知っている。彼は『アキラにやられたのか?』と聞いてきたので首を横に振って答えた。
「アキラと言えばそうかもしれないが、彼の従魔の一人だよ」
「天使の方か。悪魔の方はアキラにピッタリ引っ付いてるはずだからな」
まるで見て来たかのように話すグダス。どこかで接触したという事か。
「どこでアキラに会った?」
私は裸で生き返った。服を着替えながら質問すると彼は楽しそうに話す。
「有意義な相談をされたよ。まどろみの洞窟でな」
聞いておいてなんだが場所は見当ついていた。アキラが生きているのは知っていた。天界への扉を開かせないためには死んでくれていた方がよかった。しかし、私は彼が生きていることを知った時、安堵していた。何故かはわからない……。
「アキラは前世からの記憶を保持してる。異世界転生者ってやつだ」
「……そうか」
「驚かないんだな」
グダスの話を聞いて小さく頷いて返す。
驚くわけがない。赤ん坊が強いなど、異世界転生者でしか不可能だ。天界の扉を開く目的も見当はついている。
「前世の世界に戻りたいんだろう」
「知ってたのか?」
「見当はついている。異世界転生者の多くは戻りたがるものだ」
私の声にグダスが問いかけてくる。
叶わぬ願いをいとも簡単に叶えていく異世界転生者達。その多くが前世の世界に戻りたがる。
そして、無謀な挑戦をする。天界への扉の開き方が知られていないのは、天使の羽根の入手難易度もあるが扉を開けた者がいなくなっていることが一番大きな要因だ。
私は扉を開いた一人、あの死を経験した時のことだ。
「サターン様はどうして天界への扉を開けたくないのですか?」
服装を整え終わるとメイデスが入ってくる。グダスとメイデスで視線を反復させると話始める。
「あれは50年前のことだ。私が不死になったばかりの時だ」
「不死!?」
私の言葉にいちいち驚くメイデス。メイデスとは30年程一緒にいるんだがな。まだ知らなかったか。
「いちいち驚くなよメイデス」
「だ、だって……」
「更に教えておくけどな。魔王は人族と魔族のハーフだ。更にヴァンパイアの種族のハーフで蝙蝠から情報を得られる。蝙蝠の超音波を言語化してアキラ達の話を知ったわけだよな」
驚愕するメイデスにグダスが注意する。グダスは私のことをよく知っている。彼の言葉に頷いて答えると話を進める。
「仲間と共に天界への扉を調査していた。その中の一人に天使が一人いた。私は天使に惚れて、彼女の力になりたくて不死を求めた」
今思えば俗物のような考えだな。女性の為に力を求めるなどというのは。
「仲間の中には異世界転生者もいた。誰にも知られていない異世界転生者だ。気さくな奴だった。とても優しい奴だった。天使、テセラは彼の為に天界への扉を開くことを決意した。私はテセラの為に扉を開くことを決意した」
私達は浅はかだった。天界への扉が皆の夢で輝かしい希望に満ちたことだと思っていた。
しかし、現実は残酷だった。
『シュン!?』
あの時のことを思い出すと、テセラの悲痛な表情と声が思い出される。
恋した男が死ぬところを見せられた彼女の表情と声。それをやったのが彼女と同じ天使だった。それが私と彼女の命拾いした理由でもある。
『天使よ。我らと来ることを許そう。来なければこの場で二人とも死を迎える』
大きな扉から出て来た天使によって、異世界転生者のシュンは死んだ。その天使が更に俺達に絶望の提案をしてくる。テセラを守らないといけない。私は彼女と天使の間に入り、両手を広げる。
「テセラは渡さない! 殺すなら俺を殺せ!」
「サターン……」
震える体で声をあげる。テセラも同じように震えながらシュンの遺体を抱きしめる。
『妙なことをいう。不死者を殺せとはお笑いだ。まあいいだろう。殺してやろう』
天使は気持ちの悪い笑みを浮かべる。私をまるで果物を摘むように殺してくる。ブチブチブチブチ……。何度も何度も死を経験させられる。
この時は【死の棺】の存在を知らなかった。ただただその場で蘇るだけの不死者だった。弱ければずっと殺されるだけ。
私は死を迎えるたびに大切なものが無くなっていくように感じ、心に傷を負った。
「やめて! やめてよ!」
いつの間にか頭を抑えてかがんでいた私を、今度は彼女が庇ってくれる。顔をあげることもできない私は彼女の足しか見えなかった。
『では天界に来るがいい。運が良ければ大天使となり、死をなかったことにできるかもしれないぞ』
天使の甘い言葉に希望を見つけるテセラ。恐怖でかがんでいた私に彼女はあの言葉をささやく。
『私は天界で頑張る。あなたはこの地上で頑張って。そうしたらいつかまた、一緒に冒険できるから』
そして、テセラはシュンの遺体と共に天界へと入っていった。
「はは、思った以上に壮絶でやんの」
私の語った物語を聞いてグダスは項垂れた。メイデスは泣き出している。感受性が高い子だな。
「天使ってやつはそんなに強かったのか?」
「ああ、アキラと同じくらいだ。今回、私を殺した天使も同じだ」
「そりゃすげえ! 一度やってみたいぜ」
グダスは楽しそうに指を鳴らし出す。そんな気持ちになるような話ではなかったんだがな。
「ではサターン様はテセラ様との約束を果たすために扉を開かないことにしたのですか?」
「……」
メイデスの質問に私は答えられずにいた。
私は彼女のせいにして天使から逃げているだけだ。彼女が頑張れと言ったから地上で頑張った。しかし、いつまで頑張っていればいいんだ。いつまで頑張れば彼女と一緒に冒険ができるのだろうか。その答えは天界にしかない。本来なら開けるしか……ないんだ。それなのに私は……。
「それでアキラの両親をどうするつもりだ?」
「話をしよう。今度は本当に歓迎して迎える」
グダスの声に正直に答える。二人に話して本来の目的を思い出した。
私は逃げていた今までの自分と決別する。私は扉を開きたい。
『私は天界で頑張る。あなたはこの地上で頑張って。そうしたらいつかまた、一緒に冒険できるから』
「テセラ! ……夢か」
私はサターン。命を一つ狩られて魔王城に帰ってきた。死を迎えるといつもあの時の夢を見る。今回の死は50年ぶりだ。圧倒的な強者による死は久しぶりだ。同じ天使からの死でもある。
「よう、魔王様」
「グダスか」
私は死を迎えるとこの棺に戻される。四天王でもグダスとメイデスだけがこの場所を知っている。彼は『アキラにやられたのか?』と聞いてきたので首を横に振って答えた。
「アキラと言えばそうかもしれないが、彼の従魔の一人だよ」
「天使の方か。悪魔の方はアキラにピッタリ引っ付いてるはずだからな」
まるで見て来たかのように話すグダス。どこかで接触したという事か。
「どこでアキラに会った?」
私は裸で生き返った。服を着替えながら質問すると彼は楽しそうに話す。
「有意義な相談をされたよ。まどろみの洞窟でな」
聞いておいてなんだが場所は見当ついていた。アキラが生きているのは知っていた。天界への扉を開かせないためには死んでくれていた方がよかった。しかし、私は彼が生きていることを知った時、安堵していた。何故かはわからない……。
「アキラは前世からの記憶を保持してる。異世界転生者ってやつだ」
「……そうか」
「驚かないんだな」
グダスの話を聞いて小さく頷いて返す。
驚くわけがない。赤ん坊が強いなど、異世界転生者でしか不可能だ。天界の扉を開く目的も見当はついている。
「前世の世界に戻りたいんだろう」
「知ってたのか?」
「見当はついている。異世界転生者の多くは戻りたがるものだ」
私の声にグダスが問いかけてくる。
叶わぬ願いをいとも簡単に叶えていく異世界転生者達。その多くが前世の世界に戻りたがる。
そして、無謀な挑戦をする。天界への扉の開き方が知られていないのは、天使の羽根の入手難易度もあるが扉を開けた者がいなくなっていることが一番大きな要因だ。
私は扉を開いた一人、あの死を経験した時のことだ。
「サターン様はどうして天界への扉を開けたくないのですか?」
服装を整え終わるとメイデスが入ってくる。グダスとメイデスで視線を反復させると話始める。
「あれは50年前のことだ。私が不死になったばかりの時だ」
「不死!?」
私の言葉にいちいち驚くメイデス。メイデスとは30年程一緒にいるんだがな。まだ知らなかったか。
「いちいち驚くなよメイデス」
「だ、だって……」
「更に教えておくけどな。魔王は人族と魔族のハーフだ。更にヴァンパイアの種族のハーフで蝙蝠から情報を得られる。蝙蝠の超音波を言語化してアキラ達の話を知ったわけだよな」
驚愕するメイデスにグダスが注意する。グダスは私のことをよく知っている。彼の言葉に頷いて答えると話を進める。
「仲間と共に天界への扉を調査していた。その中の一人に天使が一人いた。私は天使に惚れて、彼女の力になりたくて不死を求めた」
今思えば俗物のような考えだな。女性の為に力を求めるなどというのは。
「仲間の中には異世界転生者もいた。誰にも知られていない異世界転生者だ。気さくな奴だった。とても優しい奴だった。天使、テセラは彼の為に天界への扉を開くことを決意した。私はテセラの為に扉を開くことを決意した」
私達は浅はかだった。天界への扉が皆の夢で輝かしい希望に満ちたことだと思っていた。
しかし、現実は残酷だった。
『シュン!?』
あの時のことを思い出すと、テセラの悲痛な表情と声が思い出される。
恋した男が死ぬところを見せられた彼女の表情と声。それをやったのが彼女と同じ天使だった。それが私と彼女の命拾いした理由でもある。
『天使よ。我らと来ることを許そう。来なければこの場で二人とも死を迎える』
大きな扉から出て来た天使によって、異世界転生者のシュンは死んだ。その天使が更に俺達に絶望の提案をしてくる。テセラを守らないといけない。私は彼女と天使の間に入り、両手を広げる。
「テセラは渡さない! 殺すなら俺を殺せ!」
「サターン……」
震える体で声をあげる。テセラも同じように震えながらシュンの遺体を抱きしめる。
『妙なことをいう。不死者を殺せとはお笑いだ。まあいいだろう。殺してやろう』
天使は気持ちの悪い笑みを浮かべる。私をまるで果物を摘むように殺してくる。ブチブチブチブチ……。何度も何度も死を経験させられる。
この時は【死の棺】の存在を知らなかった。ただただその場で蘇るだけの不死者だった。弱ければずっと殺されるだけ。
私は死を迎えるたびに大切なものが無くなっていくように感じ、心に傷を負った。
「やめて! やめてよ!」
いつの間にか頭を抑えてかがんでいた私を、今度は彼女が庇ってくれる。顔をあげることもできない私は彼女の足しか見えなかった。
『では天界に来るがいい。運が良ければ大天使となり、死をなかったことにできるかもしれないぞ』
天使の甘い言葉に希望を見つけるテセラ。恐怖でかがんでいた私に彼女はあの言葉をささやく。
『私は天界で頑張る。あなたはこの地上で頑張って。そうしたらいつかまた、一緒に冒険できるから』
そして、テセラはシュンの遺体と共に天界へと入っていった。
「はは、思った以上に壮絶でやんの」
私の語った物語を聞いてグダスは項垂れた。メイデスは泣き出している。感受性が高い子だな。
「天使ってやつはそんなに強かったのか?」
「ああ、アキラと同じくらいだ。今回、私を殺した天使も同じだ」
「そりゃすげえ! 一度やってみたいぜ」
グダスは楽しそうに指を鳴らし出す。そんな気持ちになるような話ではなかったんだがな。
「ではサターン様はテセラ様との約束を果たすために扉を開かないことにしたのですか?」
「……」
メイデスの質問に私は答えられずにいた。
私は彼女のせいにして天使から逃げているだけだ。彼女が頑張れと言ったから地上で頑張った。しかし、いつまで頑張っていればいいんだ。いつまで頑張れば彼女と一緒に冒険ができるのだろうか。その答えは天界にしかない。本来なら開けるしか……ないんだ。それなのに私は……。
「それでアキラの両親をどうするつもりだ?」
「話をしよう。今度は本当に歓迎して迎える」
グダスの声に正直に答える。二人に話して本来の目的を思い出した。
私は逃げていた今までの自分と決別する。私は扉を開きたい。
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