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第1章 異世界
第12話 エレメンタル
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「あ~体が可笑しい」
最悪で最高な夜を終えて朝が来た。悪党でも人を殺すっていう事は大きなダメージになっているんだな。体のあちこちがポキポキなってぎこちない。
レベルアップの音を聞いて俺はすぐに眠ったんだ。流石に製作物の欄を見れる余裕はなかったよ。という事で今日は朝から製作物の確認だな。
【製作スキル LV 20】
【新】
フライパン
寸胴鍋
ホットプレート
服一式
普通の家
お風呂
井戸
トイレ
各属性の魔石
水道管
シンク
キッチン
ほうほう、機能性の高い家具が追加されたな~。
早速作ってみるかと普通の家を制作、普通の家は小さな家よりかなり大きく感じる。小さな家の二倍といった感じだな。二階建ての十二畳のリビングの家。二階は五畳の二部屋、階段は十二畳のリビングの中央にある。完全に別荘って感じだよ。ビルなんちゃらさんでも住んでいそうだ...ってあの人はもっとすごいか。
とまあ、そんな馬鹿な事を考えている時間が勿体ないので一般家庭にある家具とインフラを整えてしまおう。まさか、トイレとお風呂が作れるとは思わなかったので最高だよ。上下水道の設置なんかはよくわからないが、そこも精霊に任せれば大丈夫だろう。全て精霊任せで、精霊なしじゃ生きていけない体になりつつあります。それでいいんだ、この普通の家も精霊達のおかげで出来ているんだ。精霊達に感謝の祈りを捧げて色々作る...それでいいのだ。
「むっ...水の魔石が必要なのか」
問題が発生した。シンクを作る為には、水の魔石が必要なようだ。全属性の魔石を作るのにそれぞれのエレメンタルの核と言うのが必要なようなんだが、どうも、魔物みたいなんだよな。
「エレメンタルは、天気で現れます」
「ほんと、物知りだな..」
毎度おなじみ、石君にエレメンタルの情報を聞いた。すると天気で現れるのがわかった。
そう言えば、雨はまだ降ったことないな。雨で水は、分かる。って事は雷雨で雷、雪で氷? 嵐で風か? 火って? 魔石の製作に必要な物を見ながら推測する。天気ならば思っている通りだと思うんだが、火ってどうやって手に入るんだ? この世界は炎が降る日でもあるのか? 太古の昔は雷が木に落ちて火が生まれたとかあったんだろうけど、それは雷だからな。今回は関係ないだろう。
「熱波や晴天です」
「あ~なるほど」
石君が普通に答えてくれました。要は暑い日って感じかな? これから考えられるのは火山とかそう言った所にも存在する可能性があるな。水とかも湖とかそう言う所にいるんだろう。
「湖を手作りしたら来るんじゃないか?」
ふと思った。水の多い所なら現れるって事なんだから、人工的に作っても普通に現れるんじゃないかって。そこで15レベルの製作物の木の杖を取り出す。ただの木の杖じゃなかったんだよ、これが。
「魔法使えるんだよな。[水流]」
この世界の魔法は結構、日本語表記なんだよな。少しそこら辺は悲しかったよ。やっぱり、俺もウォーターとか英語で言いたかった。カッコいいんだよな、英語。残念に思いながらも計画を実行に移す事にする。
オークの洞窟からもっと拠点から離れた位置、森の中にぽっかりとクレーターのように穴をあけた。スコップ君とツルハシ君に頼んでやっておいてもらった。森の中の湖といった感じかな。神聖的な感じでマイナスイオンを感じるよ。
魔法をいつまで出せるか分からないからいつも通り、精霊生成薬を木の杖にドバっとかけて、木の杖君を生成。一本じゃ大変だと思って5本生成しておこう。
「マスター、命令を」
杖君は命令を求めてきたのでクレーターに水をって言ったら「了解しました」といってドバっと水流を流し始めました。どれだけ使えるんだ?
「魔法はマナを消費します。寿命もまたマナによるもの、一生分を使えば一体で同じものが5か所いっぱいにできると思います」
おお、すごいな。という事は一体でも十分、湖が出来たって事か。
心おきなく湖を作ってもらおう。ついでにエレメンタルが現れたら倒すように言っておいた。エレメンタルって強いのかな?
「エレメンタルは強敵です、物理は基本効かないので。水のエレメンタルならば5体でも行けると思います」
杖君は心強い返答をしてくれた。しかし、5体でも行けるって事はギリギリって事だよな。という事で15体を追加で生成。合計20体で作業にかかってもらおう。オーク戦争で得た精霊生成薬は豊富だからな。余裕で作れたよ。
そうこうしていると鉄のマネキンと木の馬マネキンが帰ってきた。子供を二人連れて...
最悪で最高な夜を終えて朝が来た。悪党でも人を殺すっていう事は大きなダメージになっているんだな。体のあちこちがポキポキなってぎこちない。
レベルアップの音を聞いて俺はすぐに眠ったんだ。流石に製作物の欄を見れる余裕はなかったよ。という事で今日は朝から製作物の確認だな。
【製作スキル LV 20】
【新】
フライパン
寸胴鍋
ホットプレート
服一式
普通の家
お風呂
井戸
トイレ
各属性の魔石
水道管
シンク
キッチン
ほうほう、機能性の高い家具が追加されたな~。
早速作ってみるかと普通の家を制作、普通の家は小さな家よりかなり大きく感じる。小さな家の二倍といった感じだな。二階建ての十二畳のリビングの家。二階は五畳の二部屋、階段は十二畳のリビングの中央にある。完全に別荘って感じだよ。ビルなんちゃらさんでも住んでいそうだ...ってあの人はもっとすごいか。
とまあ、そんな馬鹿な事を考えている時間が勿体ないので一般家庭にある家具とインフラを整えてしまおう。まさか、トイレとお風呂が作れるとは思わなかったので最高だよ。上下水道の設置なんかはよくわからないが、そこも精霊に任せれば大丈夫だろう。全て精霊任せで、精霊なしじゃ生きていけない体になりつつあります。それでいいんだ、この普通の家も精霊達のおかげで出来ているんだ。精霊達に感謝の祈りを捧げて色々作る...それでいいのだ。
「むっ...水の魔石が必要なのか」
問題が発生した。シンクを作る為には、水の魔石が必要なようだ。全属性の魔石を作るのにそれぞれのエレメンタルの核と言うのが必要なようなんだが、どうも、魔物みたいなんだよな。
「エレメンタルは、天気で現れます」
「ほんと、物知りだな..」
毎度おなじみ、石君にエレメンタルの情報を聞いた。すると天気で現れるのがわかった。
そう言えば、雨はまだ降ったことないな。雨で水は、分かる。って事は雷雨で雷、雪で氷? 嵐で風か? 火って? 魔石の製作に必要な物を見ながら推測する。天気ならば思っている通りだと思うんだが、火ってどうやって手に入るんだ? この世界は炎が降る日でもあるのか? 太古の昔は雷が木に落ちて火が生まれたとかあったんだろうけど、それは雷だからな。今回は関係ないだろう。
「熱波や晴天です」
「あ~なるほど」
石君が普通に答えてくれました。要は暑い日って感じかな? これから考えられるのは火山とかそう言った所にも存在する可能性があるな。水とかも湖とかそう言う所にいるんだろう。
「湖を手作りしたら来るんじゃないか?」
ふと思った。水の多い所なら現れるって事なんだから、人工的に作っても普通に現れるんじゃないかって。そこで15レベルの製作物の木の杖を取り出す。ただの木の杖じゃなかったんだよ、これが。
「魔法使えるんだよな。[水流]」
この世界の魔法は結構、日本語表記なんだよな。少しそこら辺は悲しかったよ。やっぱり、俺もウォーターとか英語で言いたかった。カッコいいんだよな、英語。残念に思いながらも計画を実行に移す事にする。
オークの洞窟からもっと拠点から離れた位置、森の中にぽっかりとクレーターのように穴をあけた。スコップ君とツルハシ君に頼んでやっておいてもらった。森の中の湖といった感じかな。神聖的な感じでマイナスイオンを感じるよ。
魔法をいつまで出せるか分からないからいつも通り、精霊生成薬を木の杖にドバっとかけて、木の杖君を生成。一本じゃ大変だと思って5本生成しておこう。
「マスター、命令を」
杖君は命令を求めてきたのでクレーターに水をって言ったら「了解しました」といってドバっと水流を流し始めました。どれだけ使えるんだ?
「魔法はマナを消費します。寿命もまたマナによるもの、一生分を使えば一体で同じものが5か所いっぱいにできると思います」
おお、すごいな。という事は一体でも十分、湖が出来たって事か。
心おきなく湖を作ってもらおう。ついでにエレメンタルが現れたら倒すように言っておいた。エレメンタルって強いのかな?
「エレメンタルは強敵です、物理は基本効かないので。水のエレメンタルならば5体でも行けると思います」
杖君は心強い返答をしてくれた。しかし、5体でも行けるって事はギリギリって事だよな。という事で15体を追加で生成。合計20体で作業にかかってもらおう。オーク戦争で得た精霊生成薬は豊富だからな。余裕で作れたよ。
そうこうしていると鉄のマネキンと木の馬マネキンが帰ってきた。子供を二人連れて...
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