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第二部第一章 ベリズリー
毎日同じでいい
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こんな質問に彼は、ただ微笑んで保証はできないという顔を見せてきた。
これは、私も同じだけど、そんな顔はしなくたっていい、むしろ嘘でもいいから、死なないと言って欲しかった。
それだけで、少しの安堵感を得られる気がするから。
たまには嘘が現実になる日が、くるからね、嘘はついたほうがいいの。
「僕は死ぬ。もうそろそろでね」
そう思っていたら、ストレートでアルコールの高いお酒を飲むよりも、辛い言葉を、何も考えずにぶつけてきた。
しかもそれが、もう近い未来だなんで、意味が分からない。
まるで、私がここにいるから死ぬみたいじゃないか。これは、コミュ力の問題じゃない。
本当に彼は思っているのだろう。
なぜそんなことを想ったのか、私にはまだ分からない。でも彼の眼はそのうち分かるという瞳だ。
「なんでそんなことを言うの?」
閉じてた口が開く。それで言いたいことをそのままぶつけた。
意味の分からないまま、動く私の口を無防備でうざいほどだ。
「嘘、なんて言えないけど、俺知っているのさ」
本当に嘘じゃないみたいに語ろうとする彼は思わぶりなのか分からない。
でも嘘話ついていない、それだけで辛くなってしまう。
今になって訊いてしまったこと、いや気づいてしまったことを悔やむ。
有力な情報としても、私には有力じゃない。
「何を話していますの? 上位聖騎士様が死ぬ? そんなわけないので安心してください、ミア・・・・・」
アンが慰めてくれたけど、アン自身も鵜呑みにしている部分もあるという感じの眼をしたいた。
誰も瞳だけは嘘をつけない。
悲しい時の瞳、嬉しい時の瞳、通常の瞳。絶対に嘘をついていないのだ。
感情がない人物も瞳の奥に埋もれている、感情が呻いている。残酷な音が聞こえる。
それが今、プランスの瞳から聞こえた。
真実を語る音も聞こえた。
「真実なんてないほうがいいのさ。仮説として捉えてくれると俺も楽さ・・・・・。そら、飯行くぞ」
プランスはお姫様抱っこしてきて、そのまま、開いている窓へと走る。
窓には白のカーテンがかけられており、風で部屋へと入ってくる。だから、窓が開いていることに気づいた。
アンは私たちの後ろを、銃を腰に構えながら走っていることが、音で大体わかった。
「なんで窓から外に出るんですかーーーー!」
後ろから、困惑している彼女の声がした。こんな時でも丁寧な言葉遣いな彼女は、すごい。
けど、時期に言葉が悪くなっていくのだろう。
私だってそうだったから。
まあ想像できないけれど。
そんなことを、妄想しているうちに、三十メートル上空から、落ちる。
思っていたよりも、早く落ちるので、頬を冷たい涙が流れ落ちて行った。
これは、哀しい涙じゃない。たぶん恐怖からの涙だ。
そうとう私も恐怖に慣れた、と思とっていたけど、それは勘違いらしい。
「よし、早く降りれたな。効率がいいな」
一瞬の出来事なのに、私には十時間の出来事のように感じてしまい、人生を損した。
「そういう問題じゃないですよ」
「じゃあどんな?」
アンが横槍を入れると、プランスは意味が分からないように、目が点になってアンに問う。
「まず、瓦礫による、ミアの損傷。他の兵士的類による魔力攻撃による、ミアの損傷。落下時の衝撃でミアの損傷、が主に挙げられます。まあ、危険を考えたら霧がありませんが」
アンは私が物ととして見ているのか、損傷と言った。
もしかしたら、アンは私のことを自分の物として扱いたいのかもしてない。
そう考えると、彼女が可愛い子に見えてきた。
まるで、私の妹という存在のようだ。
「ねえ、なんて言ってのか分からない。・・・・・まあそれより飯だな」
プランスは笑みを浮かべて、さっき間違えて入ってしまった、酒場に向かってジャンプしながら走っていく。
そんな時、厩舎からつぶらな瞳で、シルバーが見てきた。
たぶん、自分は何も食べてないから、お腹が空いているのだろう。いや、さっきプランスがシルバーに何か食べ物を沢山あげてた。
つまり、あの瞳は嘘の瞳だ。
「あっ待ってプランス!」
追いかける私にアンは、空を飛ばしてしてくれた。
さっきみたいな恐怖はなく、ただただ空中を優雅に飛ぶ私は自惚れたことに自分で気がついた。
それなら自惚れたとは言えないけれど、私は自惚れていた。
「お前らこそずるいじゃねえか」
自分も空を優雅に飛べるのに、彼は普通の人のように思わせてくる。
たぶん貴方が何をしても、私は許してしまうだろう。
「ずるくないです。私は魔女なんですよ?」
この時私はただ、彼女を見ていた。
まさか魔女なんてと、彼女を認識すると別に普通の人間なのだと変わらずにただ彼女を大事な仲間として見れたから、安堵した。
たぶん昔なら魔女というだけで怖くなって、距離を置くかもしれない。
ふと、プランスを見ると、信じられないという顔をしていた。
「魔女ねえ、本当かな? 魔女擬なんじゃなくて?」
プランスは怖がるような瞳はしないで、まるで彼女が嘘をついているという瞳をした。
これは、私も同じだけど、そんな顔はしなくたっていい、むしろ嘘でもいいから、死なないと言って欲しかった。
それだけで、少しの安堵感を得られる気がするから。
たまには嘘が現実になる日が、くるからね、嘘はついたほうがいいの。
「僕は死ぬ。もうそろそろでね」
そう思っていたら、ストレートでアルコールの高いお酒を飲むよりも、辛い言葉を、何も考えずにぶつけてきた。
しかもそれが、もう近い未来だなんで、意味が分からない。
まるで、私がここにいるから死ぬみたいじゃないか。これは、コミュ力の問題じゃない。
本当に彼は思っているのだろう。
なぜそんなことを想ったのか、私にはまだ分からない。でも彼の眼はそのうち分かるという瞳だ。
「なんでそんなことを言うの?」
閉じてた口が開く。それで言いたいことをそのままぶつけた。
意味の分からないまま、動く私の口を無防備でうざいほどだ。
「嘘、なんて言えないけど、俺知っているのさ」
本当に嘘じゃないみたいに語ろうとする彼は思わぶりなのか分からない。
でも嘘話ついていない、それだけで辛くなってしまう。
今になって訊いてしまったこと、いや気づいてしまったことを悔やむ。
有力な情報としても、私には有力じゃない。
「何を話していますの? 上位聖騎士様が死ぬ? そんなわけないので安心してください、ミア・・・・・」
アンが慰めてくれたけど、アン自身も鵜呑みにしている部分もあるという感じの眼をしたいた。
誰も瞳だけは嘘をつけない。
悲しい時の瞳、嬉しい時の瞳、通常の瞳。絶対に嘘をついていないのだ。
感情がない人物も瞳の奥に埋もれている、感情が呻いている。残酷な音が聞こえる。
それが今、プランスの瞳から聞こえた。
真実を語る音も聞こえた。
「真実なんてないほうがいいのさ。仮説として捉えてくれると俺も楽さ・・・・・。そら、飯行くぞ」
プランスはお姫様抱っこしてきて、そのまま、開いている窓へと走る。
窓には白のカーテンがかけられており、風で部屋へと入ってくる。だから、窓が開いていることに気づいた。
アンは私たちの後ろを、銃を腰に構えながら走っていることが、音で大体わかった。
「なんで窓から外に出るんですかーーーー!」
後ろから、困惑している彼女の声がした。こんな時でも丁寧な言葉遣いな彼女は、すごい。
けど、時期に言葉が悪くなっていくのだろう。
私だってそうだったから。
まあ想像できないけれど。
そんなことを、妄想しているうちに、三十メートル上空から、落ちる。
思っていたよりも、早く落ちるので、頬を冷たい涙が流れ落ちて行った。
これは、哀しい涙じゃない。たぶん恐怖からの涙だ。
そうとう私も恐怖に慣れた、と思とっていたけど、それは勘違いらしい。
「よし、早く降りれたな。効率がいいな」
一瞬の出来事なのに、私には十時間の出来事のように感じてしまい、人生を損した。
「そういう問題じゃないですよ」
「じゃあどんな?」
アンが横槍を入れると、プランスは意味が分からないように、目が点になってアンに問う。
「まず、瓦礫による、ミアの損傷。他の兵士的類による魔力攻撃による、ミアの損傷。落下時の衝撃でミアの損傷、が主に挙げられます。まあ、危険を考えたら霧がありませんが」
アンは私が物ととして見ているのか、損傷と言った。
もしかしたら、アンは私のことを自分の物として扱いたいのかもしてない。
そう考えると、彼女が可愛い子に見えてきた。
まるで、私の妹という存在のようだ。
「ねえ、なんて言ってのか分からない。・・・・・まあそれより飯だな」
プランスは笑みを浮かべて、さっき間違えて入ってしまった、酒場に向かってジャンプしながら走っていく。
そんな時、厩舎からつぶらな瞳で、シルバーが見てきた。
たぶん、自分は何も食べてないから、お腹が空いているのだろう。いや、さっきプランスがシルバーに何か食べ物を沢山あげてた。
つまり、あの瞳は嘘の瞳だ。
「あっ待ってプランス!」
追いかける私にアンは、空を飛ばしてしてくれた。
さっきみたいな恐怖はなく、ただただ空中を優雅に飛ぶ私は自惚れたことに自分で気がついた。
それなら自惚れたとは言えないけれど、私は自惚れていた。
「お前らこそずるいじゃねえか」
自分も空を優雅に飛べるのに、彼は普通の人のように思わせてくる。
たぶん貴方が何をしても、私は許してしまうだろう。
「ずるくないです。私は魔女なんですよ?」
この時私はただ、彼女を見ていた。
まさか魔女なんてと、彼女を認識すると別に普通の人間なのだと変わらずにただ彼女を大事な仲間として見れたから、安堵した。
たぶん昔なら魔女というだけで怖くなって、距離を置くかもしれない。
ふと、プランスを見ると、信じられないという顔をしていた。
「魔女ねえ、本当かな? 魔女擬なんじゃなくて?」
プランスは怖がるような瞳はしないで、まるで彼女が嘘をついているという瞳をした。
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