58 / 170
第三部一章 人生というのは残酷非道
本の解読
しおりを挟む
私と彼女は一旦離れ離れになった。
そして私は魔導書と呼ばれる古びた本を片手に持ち、椅子に座った。
机はないけれど、この椅子は座り心地が良く長時間でも座って入れそうであった。
でも、出来るだけ早く終わらせないと駄目だ。罪を償うのに長居していては意味がない。
私は魔導書との一ページ目を開いた。魔導書は大体全部読む事が必要なので、なかなかストレスと労力が要る。
しかも一日でこの長さを読むのは常人には無理と言っていいだろう。
だけど私の解読魔力なら速読することが出来る。なのでおよそ一時間もあれば全て読むことが可能なのだ。
解読魔力発動。速読
スラスラとページが捲れていく。
まず最初にこの呪文の発動方法&条件の印一。
ドラ・キュリアの死体を用意。伝説の植物、華山を用意。
魔力はゼロの状態で片手に当魔導書を持つ。その最中にある呪文を唱えよ。けれど、この呪文を唱える者は全て読み切った者であることが発動条件である。
神より魂を下ろしてもらおう。喜怒哀楽をまとめた完全なる魂を
こんなことを書くほどのことかと、いつも魔導書を読むと思う。それに、魔導書全てを読まなければ駄目らしい。
その意味が分からないし一ページ一ページが詩のように短い。
だから子供でも読める。けれど、私の魔力でようやく解読ができるから常人には絶対に読めないしルカでさえも全く読めないだろう。
しかもこの魔力を言語化することはできてもどう書くかが分からない。
本当にこれに関しては才能が物を言う。だから私は才能に恵まれ、二ヶ月間は環境に恵まれた。これが私の最大の運であろうのだろう。
今は少し物足りない気分であるが、仲間のアンとシルバーに救われて、恵まれている。
欲を言えばプランスがいないことだろう。だけど近い未来プランスも近くにいる世界になって私は恋に関しても、恵まれる。
第二の呪文
生き返りの魔法は太陽が沈む夜にしか出来ない。
呪文を扱う上で必要なのが、執念と躊躇いない心である。だから呪文を使う君にはちゃんとした、事情があるかどうかだ。
どういうことが全てが重なってようやくこの呪文を使いこなせるだろう。
だが本が古びているから読める文字も読めなくなるだろう。
それに誰にも読めないように書いた。もしこの文を読んでいる人がいるのなら、本当にドラ・キュリアを生き返らせれるのか不安に感じていることだろう。
だが本当だ。この呪文もその一種。
魂はここにあり
この呪文また変に言い難い。それに恥ずかしい。
だから強力な魔力なのかもしれない。たまに変なやつが強力な呪文のことがあるから、こういうのはチャレンジすべきなのだ。
最高だよね、ここにプランスがいたらもっと良かった。けど、今生き返りの魔法があることが分かったから、なんだか勇気をもらえた。
♢♢♢
一時間で読み切ると、私は魔力が一滴も無くなってしまい、ぐったりしてしまった。
だから魔導書は嫌いなんだ、魔力がこんなに消費するなら巻き物をたくさん読んだほうが有効的である。だけど今はそんなこと、言えるわけがない。
今はただ私はドラ・キュリアを生き返らせることに集中である。
「お姉さん、読めなかったか?」
心配な顔を長老はしていて、申し訳ないと思ったがなんとか読み切れたから、私の罪はだいぶ減ったと思う。
「いえ、全部読み切りました」
「本当か、意外な結果だ」
長老は喜ぶことなく、ただ私の眼を見ていた。
その眼は私の髄液まで見透かしているような眼で、相当な手練ということが分かった。これだけの迫力なら植物の方は触れるだろう。
それなのにどうして、アンに頼んだのだろうか? そこがしっくりこない。
それはこのお方が強いどころじゃないからだ。聖騎士よりも強い。
もしかしたら、プランスと同等の迫力。
「お前さんプランスの嫁じゃな? それでプランスは死んだのか?」
長老はよく意味が分からないことを口に出した。
しかも、プランスが死んだということに何も動揺することもなく、私を嫁と呼んだ。
それは私が願っていることだ。プランスの嫁に私はなりたかった、でもなる前に彼は死んでしまった。なのに、私はプランスの嫁ということに本当にしっくりきた。
意味が分からないほどにプランスの嫁でよかったと思った。
「プランスは死にました・・・。私はプランスの嫁じゃないです」
事実を伝えると、長老は意味が分からないという顔をして怪訝な目つきで見てきた。
まさか信じていないのか? それにどうしてプランスの嫁を見たことがあるのだ? プランスには嫁がいたのか?
「いや、お前さんはプランスの嫁だ。現にプランスのことが好きだろう?」
長老は全てを見透かすようにして、言い当てる。でも、好きだけで嫁になれるほどこの世は楽じゃないし、に嫁がいたなんて信じられない。
「はい、でもお嫁さんがいたなんて知りませんでした・・・」
「いや、わしの眼は言っているプランスの嫁はお前さんミア・アネリアじゃ」
少し怖くなったけれど、本当にそれならいいとも思った。
そして私は魔導書と呼ばれる古びた本を片手に持ち、椅子に座った。
机はないけれど、この椅子は座り心地が良く長時間でも座って入れそうであった。
でも、出来るだけ早く終わらせないと駄目だ。罪を償うのに長居していては意味がない。
私は魔導書との一ページ目を開いた。魔導書は大体全部読む事が必要なので、なかなかストレスと労力が要る。
しかも一日でこの長さを読むのは常人には無理と言っていいだろう。
だけど私の解読魔力なら速読することが出来る。なのでおよそ一時間もあれば全て読むことが可能なのだ。
解読魔力発動。速読
スラスラとページが捲れていく。
まず最初にこの呪文の発動方法&条件の印一。
ドラ・キュリアの死体を用意。伝説の植物、華山を用意。
魔力はゼロの状態で片手に当魔導書を持つ。その最中にある呪文を唱えよ。けれど、この呪文を唱える者は全て読み切った者であることが発動条件である。
神より魂を下ろしてもらおう。喜怒哀楽をまとめた完全なる魂を
こんなことを書くほどのことかと、いつも魔導書を読むと思う。それに、魔導書全てを読まなければ駄目らしい。
その意味が分からないし一ページ一ページが詩のように短い。
だから子供でも読める。けれど、私の魔力でようやく解読ができるから常人には絶対に読めないしルカでさえも全く読めないだろう。
しかもこの魔力を言語化することはできてもどう書くかが分からない。
本当にこれに関しては才能が物を言う。だから私は才能に恵まれ、二ヶ月間は環境に恵まれた。これが私の最大の運であろうのだろう。
今は少し物足りない気分であるが、仲間のアンとシルバーに救われて、恵まれている。
欲を言えばプランスがいないことだろう。だけど近い未来プランスも近くにいる世界になって私は恋に関しても、恵まれる。
第二の呪文
生き返りの魔法は太陽が沈む夜にしか出来ない。
呪文を扱う上で必要なのが、執念と躊躇いない心である。だから呪文を使う君にはちゃんとした、事情があるかどうかだ。
どういうことが全てが重なってようやくこの呪文を使いこなせるだろう。
だが本が古びているから読める文字も読めなくなるだろう。
それに誰にも読めないように書いた。もしこの文を読んでいる人がいるのなら、本当にドラ・キュリアを生き返らせれるのか不安に感じていることだろう。
だが本当だ。この呪文もその一種。
魂はここにあり
この呪文また変に言い難い。それに恥ずかしい。
だから強力な魔力なのかもしれない。たまに変なやつが強力な呪文のことがあるから、こういうのはチャレンジすべきなのだ。
最高だよね、ここにプランスがいたらもっと良かった。けど、今生き返りの魔法があることが分かったから、なんだか勇気をもらえた。
♢♢♢
一時間で読み切ると、私は魔力が一滴も無くなってしまい、ぐったりしてしまった。
だから魔導書は嫌いなんだ、魔力がこんなに消費するなら巻き物をたくさん読んだほうが有効的である。だけど今はそんなこと、言えるわけがない。
今はただ私はドラ・キュリアを生き返らせることに集中である。
「お姉さん、読めなかったか?」
心配な顔を長老はしていて、申し訳ないと思ったがなんとか読み切れたから、私の罪はだいぶ減ったと思う。
「いえ、全部読み切りました」
「本当か、意外な結果だ」
長老は喜ぶことなく、ただ私の眼を見ていた。
その眼は私の髄液まで見透かしているような眼で、相当な手練ということが分かった。これだけの迫力なら植物の方は触れるだろう。
それなのにどうして、アンに頼んだのだろうか? そこがしっくりこない。
それはこのお方が強いどころじゃないからだ。聖騎士よりも強い。
もしかしたら、プランスと同等の迫力。
「お前さんプランスの嫁じゃな? それでプランスは死んだのか?」
長老はよく意味が分からないことを口に出した。
しかも、プランスが死んだということに何も動揺することもなく、私を嫁と呼んだ。
それは私が願っていることだ。プランスの嫁に私はなりたかった、でもなる前に彼は死んでしまった。なのに、私はプランスの嫁ということに本当にしっくりきた。
意味が分からないほどにプランスの嫁でよかったと思った。
「プランスは死にました・・・。私はプランスの嫁じゃないです」
事実を伝えると、長老は意味が分からないという顔をして怪訝な目つきで見てきた。
まさか信じていないのか? それにどうしてプランスの嫁を見たことがあるのだ? プランスには嫁がいたのか?
「いや、お前さんはプランスの嫁だ。現にプランスのことが好きだろう?」
長老は全てを見透かすようにして、言い当てる。でも、好きだけで嫁になれるほどこの世は楽じゃないし、に嫁がいたなんて信じられない。
「はい、でもお嫁さんがいたなんて知りませんでした・・・」
「いや、わしの眼は言っているプランスの嫁はお前さんミア・アネリアじゃ」
少し怖くなったけれど、本当にそれならいいとも思った。
11
あなたにおすすめの小説
『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
三年の想いは小瓶の中に
月山 歩
恋愛
結婚三周年の記念日だと、邸の者達がお膳立てしてくれた二人だけのお祝いなのに、その中心で一人夫が帰らない現実を受け入れる。もう彼を諦める潮時かもしれない。だったらこれからは自分の人生を大切にしよう。アレシアは離縁も覚悟し、邸を出る。
※こちらの作品は契約上、内容の変更は不可であることを、ご理解ください。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
〈完結〉【書籍化&コミカライズ・取り下げ予定】毒を飲めと言われたので飲みました。
ごろごろみかん。
恋愛
王妃シャリゼは、稀代の毒婦、と呼ばれている。
国中から批判された嫌われ者の王妃が、やっと処刑された。
悪は倒れ、国には平和が戻る……はずだった。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる