結婚してるのに、屋敷を出たら幸せでした。

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第四部第五章 久しぶりの人間界

調査

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 調査を再開する。ナラがまさかの大悪魔なんて思いもしなかった。
 理由は悪魔という者があれだけ美しい人なんて考えもしなかったからだ。それに、プランスがどうして話しかけに行ったかが問題だ。
 大悪魔で魔道具を武器を作ってもらいたいのか? それならわかるが、どうして彼女のことを知っていたかだ。
 もしかして、ナラは仲間なの? 悪魔だよ?
 
 じゃあなぜ助けた? 悪魔は普通自分の身を守るために必死になる生物で誰にもつくはずがないし、人間は敵。それならどうして村にいたの?
 食べるためか? それならなんで、そこにナラがいるとプランスは分かったのだろう?
 ずっと、そこにいるということなのか?

 いやそんなことを考えるより、調査のほうが先だ。調査を優先して何が隠されているかを見つけ出す。多分リセのやっていることと、魔界のことはまた別だろう。
 これはあくまで私の勘であるから分からない。それでも疑うのは自然だと思う。
 
 私はしゃがみ土そ確認する。また新しい毒が見つかるかもしれないからだ。

 その時、プランスから通信で声が聞こえた。

 [ミア、一旦戻るんだ。たぶん聖騎士の群れが来る]

 そこまで恐ろしいことではないけど、まあ確かに危険があるのならば戻ったほうがいい。
 これはあくまで、誰も死なないようにするための調査だから私が死んでしまっては、元もこうもない。

 だから私は魔界へと変えるためベリズリーに向かう。そういえないどうやって、人間を魔界に送り込んでいるのだ? ルカと同じように魔法で作り出しているのか?
 それならまあ話はつくが、真実はわからないままであった。

「プランス、今も人間たちは魔界に入ってきてる?」

 私は問うと彼は。

 [ああ、まあまあ降ってきてる人間の雨だな」

 どうしてそんなにも、人がいるのだ? ルカの王国だけではそんなにいるはずもないし、今は結界で王国を囲ってるからそれは無理なはずだ。
 だとしたらゼレーナ王国だけじゃないのか? もしかして今、攻撃してきてるのは人間界全てなのかもしれない。だとしたら結構はヤバい状況である。

「それだとしたら、人間界全体から攻撃されているんじゃないの?」

 [それは最初っからそうだろ? でも今回は一致団結したのか?]

 プランスは少し疑問気味の声で言った。確かに、人間界にいる全ての生命体が一致団結することなんて滅多にない。

「そうね・・・」

 私は少し考える。だとしたらどうやってくり抜けるかが問題なのだ。まあ確かに魔界にいる者たちはすごい力を持っている。

  しかし、人間界全体からの攻撃となると話は別だ。いくら魔界が強力な戦士や魔物を抱えているとはいえ、相手が人間界全土となれば、持ちこたえるのは簡単ではない。何より、敵は数で押し寄せてくる。その圧倒的な人数は、魔界の戦力をすり減らすには十分だろう。

「人間界が一致団結するって、そんなこと今まであったかしら?」

 私は再びプランスに問いかける。確かに歴史上、人間界がまとまって行動するなんてほとんど聞いたことがない。常に内部での争い、利害の衝突が続いていたはずだ。

 [いや、まれだな。けど、今度の状況を見る限り、そうでもなさそうだ。何かが起きてる。]

 プランスの言葉に不安が募る。何か、根本的に異変が起きているのだろう。人間界が一丸となって魔界に侵攻するという前代未聞の事態。その背景にある原因を突き止める必要がある。

「とにかく、今は戻るわ。調査は後回しね。」

 私はすぐさま身を翻し、魔界へ戻る準備を進める。ベリズリーを経由して魔界に帰還しようとする矢先、心の奥底に一つの疑念が湧き上がる。

「ねえ、プランス。もしかして、これは何かの罠なんじゃないの? ルカやゼレーナ王国、そして人間界全体・・・・・これが一つの大きな計画だったとしたら?」

 私はその考えに囚われてしまった。もし、これがただの偶発的な侵入ではなく、長い年月をかけて仕組まれた陰謀であったとしたら、私たちはすでに手遅れかもしれない。

 [罠だろうがなんだろうが、俺たちはやるしかない。守るべきものがあるんだ。]

 プランスの声は力強い。しかし、その強さに隠された焦りも感じ取ることができた。確かに、彼の言う通りだ。考えるべきことは多いが、今は行動が先だ。

「わかった。すぐに戻るわ。」

 私の声が響いた瞬間、急に空が暗くなり、地面が揺れ始めた。

「何だ・・・・・?」

 私は足元を見つめ、周囲を確認する。地面が不気味なほど振動し、まるで何かが目覚めたかのようだ。次の瞬間、遠くの空に黒い霧が立ち上り、異様な気配が漂ってきた。

「これって・・・・・?」

 まさか、人間界からの攻撃の合図なのか? それとも、何か別の存在が・・・・・?

 その答えを知る暇もなく、私は急いでベリズリーへ向かうことにした。時間がない――私たちの戦いは、もう始まっているのかもしれない。
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