113 / 170
第四部第五章 久しぶりの人間界
調査
しおりを挟む
調査を再開する。ナラがまさかの大悪魔なんて思いもしなかった。
理由は悪魔という者があれだけ美しい人なんて考えもしなかったからだ。それに、プランスがどうして話しかけに行ったかが問題だ。
大悪魔で魔道具を武器を作ってもらいたいのか? それならわかるが、どうして彼女のことを知っていたかだ。
もしかして、ナラは仲間なの? 悪魔だよ?
じゃあなぜ助けた? 悪魔は普通自分の身を守るために必死になる生物で誰にもつくはずがないし、人間は敵。それならどうして村にいたの?
食べるためか? それならなんで、そこにナラがいるとプランスは分かったのだろう?
ずっと、そこにいるということなのか?
いやそんなことを考えるより、調査のほうが先だ。調査を優先して何が隠されているかを見つけ出す。多分リセのやっていることと、魔界のことはまた別だろう。
これはあくまで私の勘であるから分からない。それでも疑うのは自然だと思う。
私はしゃがみ土そ確認する。また新しい毒が見つかるかもしれないからだ。
その時、プランスから通信で声が聞こえた。
[ミア、一旦戻るんだ。たぶん聖騎士の群れが来る]
そこまで恐ろしいことではないけど、まあ確かに危険があるのならば戻ったほうがいい。
これはあくまで、誰も死なないようにするための調査だから私が死んでしまっては、元もこうもない。
だから私は魔界へと変えるためベリズリーに向かう。そういえないどうやって、人間を魔界に送り込んでいるのだ? ルカと同じように魔法で作り出しているのか?
それならまあ話はつくが、真実はわからないままであった。
「プランス、今も人間たちは魔界に入ってきてる?」
私は問うと彼は。
[ああ、まあまあ降ってきてる人間の雨だな」
どうしてそんなにも、人がいるのだ? ルカの王国だけではそんなにいるはずもないし、今は結界で王国を囲ってるからそれは無理なはずだ。
だとしたらゼレーナ王国だけじゃないのか? もしかして今、攻撃してきてるのは人間界全てなのかもしれない。だとしたら結構はヤバい状況である。
「それだとしたら、人間界全体から攻撃されているんじゃないの?」
[それは最初っからそうだろ? でも今回は一致団結したのか?]
プランスは少し疑問気味の声で言った。確かに、人間界にいる全ての生命体が一致団結することなんて滅多にない。
「そうね・・・」
私は少し考える。だとしたらどうやってくり抜けるかが問題なのだ。まあ確かに魔界にいる者たちはすごい力を持っている。
しかし、人間界全体からの攻撃となると話は別だ。いくら魔界が強力な戦士や魔物を抱えているとはいえ、相手が人間界全土となれば、持ちこたえるのは簡単ではない。何より、敵は数で押し寄せてくる。その圧倒的な人数は、魔界の戦力をすり減らすには十分だろう。
「人間界が一致団結するって、そんなこと今まであったかしら?」
私は再びプランスに問いかける。確かに歴史上、人間界がまとまって行動するなんてほとんど聞いたことがない。常に内部での争い、利害の衝突が続いていたはずだ。
[いや、まれだな。けど、今度の状況を見る限り、そうでもなさそうだ。何かが起きてる。]
プランスの言葉に不安が募る。何か、根本的に異変が起きているのだろう。人間界が一丸となって魔界に侵攻するという前代未聞の事態。その背景にある原因を突き止める必要がある。
「とにかく、今は戻るわ。調査は後回しね。」
私はすぐさま身を翻し、魔界へ戻る準備を進める。ベリズリーを経由して魔界に帰還しようとする矢先、心の奥底に一つの疑念が湧き上がる。
「ねえ、プランス。もしかして、これは何かの罠なんじゃないの? ルカやゼレーナ王国、そして人間界全体・・・・・これが一つの大きな計画だったとしたら?」
私はその考えに囚われてしまった。もし、これがただの偶発的な侵入ではなく、長い年月をかけて仕組まれた陰謀であったとしたら、私たちはすでに手遅れかもしれない。
[罠だろうがなんだろうが、俺たちはやるしかない。守るべきものがあるんだ。]
プランスの声は力強い。しかし、その強さに隠された焦りも感じ取ることができた。確かに、彼の言う通りだ。考えるべきことは多いが、今は行動が先だ。
「わかった。すぐに戻るわ。」
私の声が響いた瞬間、急に空が暗くなり、地面が揺れ始めた。
「何だ・・・・・?」
私は足元を見つめ、周囲を確認する。地面が不気味なほど振動し、まるで何かが目覚めたかのようだ。次の瞬間、遠くの空に黒い霧が立ち上り、異様な気配が漂ってきた。
「これって・・・・・?」
まさか、人間界からの攻撃の合図なのか? それとも、何か別の存在が・・・・・?
その答えを知る暇もなく、私は急いでベリズリーへ向かうことにした。時間がない――私たちの戦いは、もう始まっているのかもしれない。
理由は悪魔という者があれだけ美しい人なんて考えもしなかったからだ。それに、プランスがどうして話しかけに行ったかが問題だ。
大悪魔で魔道具を武器を作ってもらいたいのか? それならわかるが、どうして彼女のことを知っていたかだ。
もしかして、ナラは仲間なの? 悪魔だよ?
じゃあなぜ助けた? 悪魔は普通自分の身を守るために必死になる生物で誰にもつくはずがないし、人間は敵。それならどうして村にいたの?
食べるためか? それならなんで、そこにナラがいるとプランスは分かったのだろう?
ずっと、そこにいるということなのか?
いやそんなことを考えるより、調査のほうが先だ。調査を優先して何が隠されているかを見つけ出す。多分リセのやっていることと、魔界のことはまた別だろう。
これはあくまで私の勘であるから分からない。それでも疑うのは自然だと思う。
私はしゃがみ土そ確認する。また新しい毒が見つかるかもしれないからだ。
その時、プランスから通信で声が聞こえた。
[ミア、一旦戻るんだ。たぶん聖騎士の群れが来る]
そこまで恐ろしいことではないけど、まあ確かに危険があるのならば戻ったほうがいい。
これはあくまで、誰も死なないようにするための調査だから私が死んでしまっては、元もこうもない。
だから私は魔界へと変えるためベリズリーに向かう。そういえないどうやって、人間を魔界に送り込んでいるのだ? ルカと同じように魔法で作り出しているのか?
それならまあ話はつくが、真実はわからないままであった。
「プランス、今も人間たちは魔界に入ってきてる?」
私は問うと彼は。
[ああ、まあまあ降ってきてる人間の雨だな」
どうしてそんなにも、人がいるのだ? ルカの王国だけではそんなにいるはずもないし、今は結界で王国を囲ってるからそれは無理なはずだ。
だとしたらゼレーナ王国だけじゃないのか? もしかして今、攻撃してきてるのは人間界全てなのかもしれない。だとしたら結構はヤバい状況である。
「それだとしたら、人間界全体から攻撃されているんじゃないの?」
[それは最初っからそうだろ? でも今回は一致団結したのか?]
プランスは少し疑問気味の声で言った。確かに、人間界にいる全ての生命体が一致団結することなんて滅多にない。
「そうね・・・」
私は少し考える。だとしたらどうやってくり抜けるかが問題なのだ。まあ確かに魔界にいる者たちはすごい力を持っている。
しかし、人間界全体からの攻撃となると話は別だ。いくら魔界が強力な戦士や魔物を抱えているとはいえ、相手が人間界全土となれば、持ちこたえるのは簡単ではない。何より、敵は数で押し寄せてくる。その圧倒的な人数は、魔界の戦力をすり減らすには十分だろう。
「人間界が一致団結するって、そんなこと今まであったかしら?」
私は再びプランスに問いかける。確かに歴史上、人間界がまとまって行動するなんてほとんど聞いたことがない。常に内部での争い、利害の衝突が続いていたはずだ。
[いや、まれだな。けど、今度の状況を見る限り、そうでもなさそうだ。何かが起きてる。]
プランスの言葉に不安が募る。何か、根本的に異変が起きているのだろう。人間界が一丸となって魔界に侵攻するという前代未聞の事態。その背景にある原因を突き止める必要がある。
「とにかく、今は戻るわ。調査は後回しね。」
私はすぐさま身を翻し、魔界へ戻る準備を進める。ベリズリーを経由して魔界に帰還しようとする矢先、心の奥底に一つの疑念が湧き上がる。
「ねえ、プランス。もしかして、これは何かの罠なんじゃないの? ルカやゼレーナ王国、そして人間界全体・・・・・これが一つの大きな計画だったとしたら?」
私はその考えに囚われてしまった。もし、これがただの偶発的な侵入ではなく、長い年月をかけて仕組まれた陰謀であったとしたら、私たちはすでに手遅れかもしれない。
[罠だろうがなんだろうが、俺たちはやるしかない。守るべきものがあるんだ。]
プランスの声は力強い。しかし、その強さに隠された焦りも感じ取ることができた。確かに、彼の言う通りだ。考えるべきことは多いが、今は行動が先だ。
「わかった。すぐに戻るわ。」
私の声が響いた瞬間、急に空が暗くなり、地面が揺れ始めた。
「何だ・・・・・?」
私は足元を見つめ、周囲を確認する。地面が不気味なほど振動し、まるで何かが目覚めたかのようだ。次の瞬間、遠くの空に黒い霧が立ち上り、異様な気配が漂ってきた。
「これって・・・・・?」
まさか、人間界からの攻撃の合図なのか? それとも、何か別の存在が・・・・・?
その答えを知る暇もなく、私は急いでベリズリーへ向かうことにした。時間がない――私たちの戦いは、もう始まっているのかもしれない。
11
あなたにおすすめの小説
『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
三年の想いは小瓶の中に
月山 歩
恋愛
結婚三周年の記念日だと、邸の者達がお膳立てしてくれた二人だけのお祝いなのに、その中心で一人夫が帰らない現実を受け入れる。もう彼を諦める潮時かもしれない。だったらこれからは自分の人生を大切にしよう。アレシアは離縁も覚悟し、邸を出る。
※こちらの作品は契約上、内容の変更は不可であることを、ご理解ください。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
〈完結〉【書籍化&コミカライズ・取り下げ予定】毒を飲めと言われたので飲みました。
ごろごろみかん。
恋愛
王妃シャリゼは、稀代の毒婦、と呼ばれている。
国中から批判された嫌われ者の王妃が、やっと処刑された。
悪は倒れ、国には平和が戻る……はずだった。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる