結婚してるのに、屋敷を出たら幸せでした。

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第四部第六章 終戦

一話

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 さすがの俺でも、この攻撃をおうまくかわすことはできないから、ミーデスでなんとか、対抗できている。魔界で戦いたくなかったからテレポーション魔力を使ったけど、ルカまで加えられて、今はとてもカオスな状況。
 勝てる気がしないから逃げるべきなのだろうけど、逃げることができないのだ。理由は、ルカの魔力によりテレポーション魔力を封ずられているからだ。
 また死んでしまうかもしれない。そうは考えるが、死にたくないとも思ってしまう。命をかけるのが苦手な俺は、誰かのために命をかけるって決めている。
 自分が死んだって誰も悲しまないって思えば少し、死んでもいいと思えるけど、悲しむ人々の顔が頭に浮かぶ。
 それでも死んでもいいと思えるけど、ミアの悲しむ顔だけは見たくないと思った。
 だから、誰も考えないようなことが、照らすかもしれない。俺が生きて帰るという偉業が・・・起きる可能性だってある。

「なかなか強いですね・・・・・」

 クリスチャードが言った。今は一旦休憩しているようだ。ルカに関してはほぼ攻撃をしてこない。多分自分が加勢しても意味がないということを知っているのだろう。
 今、ルカが加勢したところで、俺のミーデスでやられるということを分かっているのだろう。

 そんなことを考えているとクリスチャードは、無防備に刀を抜刀し俺の腹を掠った。だけど、すぐにミーデスで攻撃した。
 だから、俺の傷はなかったものになり、クリスチャードは傷を負うだけになっていた。

 そのことを完全に理解しているルカは無謀なことはしてこない。頭がなかなかいいということだ。あまり戦いたくない人物である。それに、俺は動くことしたくない。
 理由は、動けば負ける可能性があるからだ。ルカの魔力攻撃を潜り抜けれることは、俺にはできない。
 ルカの強さはクリスチャードの比じゃない。
 前よりも強くなっているから戦いたくないのが、本音かもしれない。逃げたいという思いもあるものの、魔界の者を裏切ることなんてしたくない。
 
「私よりも強いとはなかなかです。もう私は」

 クリスチャードはルカの方に飛んだ。理由がわからないが、まさか乗り移るとかはないよな? そうだとしたら、ルカの精神力に負けて、ルカの力の一部にしかならないぞ? 
 それでも俺に勝ちたいのか? でも一対一になったら俺の方にも武がある。

「まさかそうなるとはな・・・・・」
 
 俺はつぶやいた。だけど、何も返す言葉なんて持ち合わせないもんだ。
 だから、力で捩じ伏せるしかないようだ。

「ふうん。僕はここで引きます」

 ルカの言葉に俺は立ち止まった理由は、どうして今ここで引くのかだ。今なら勝てる確率まであるのに。俺を殺せるのは今しか何のになぜ、逃げるのだ?
 俺に勝てないと見たのか? それとも紋様が出ることに気づいたのか? 魔王になることで、紋様が出る。でもたまに、怒りや憎しみ憎悪が爆発した場合、魔族なら出せる可能性があるらしい。
 だが今の俺では出せるかどうかだ。自分の意思で出せる時もあるし出せない時もある。なのにどうして逃げた? 逃げるところが間違っている。
 もしかして何か裏があるのか? それかただ、紋様に怖がって逃げただけか?
 そんな器はじゃない。確かに、勝つ戦いしかしない性格だけどこの戦いは勝てる戦いだった。

 まあいい。死ななかったのだから、俺も引くとするか。

 俺は余った魔力でテレポーション魔力を発動させた。紋様を出してから魔力が爆発的に増加したためかテレポーション魔力も自由に行えることができた。
 でも、ルカの一部にクリスチャードが忍び込んでいるとなるとなかなかカオスな状況になっている。
 そのため、俺も紋様を出す特訓をしなければならない。
 もんようを自由に出せるようになれたなら革命が起きるかもしれない。
 紋様を自由に出せた場合、ルカも敵じゃなくなるかもしれない。まあ、それで戦争を始めるわけではない。

 そんなことを考えながら、指を鳴らし、テレポーションした。もちろん魔王城だ。
 ミアのところに行こう。たぶん、すごく心配しているだろうし。
 
 俺は魔王城に着くと、ミアの魔力を探知するため、魔力探知に真剣になった。

 魔王城には色々な魔族がいる。
 例えば、強い者、弱い者、どちらでもない者、頭が切れる者、学者、医師、兵隊、これらが魔力探知をするとすぐにわかる。
 そして自分の国がどれだけ安全なのか平和なのかを理解できる。
 そんなことを考えていると、ミアは自分の部屋にいることがわかった。微妙に啜り泣くような魔力を感じ取った。

 俺は急いで、最上階まで走る。階段はこのまま真っ直ぐ行けばある。そこを高速の登りすぐに最上階だ。
 確かに、テレポーション魔力を使えばいいが、魔力がもうミリ単位しかない。
 だから無論できないのだ。自分でも自分を恨んでしまうほど悔しいがそれが現実なのでしょうがないと、俺は考える。

 そして、階段をお上がるにつれて、とてもいい気分になる。ミアが近くいると思えるからだ。
 こんな思いそんなに感じられない。そう考えて階段を登った。
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