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第五部第三章 ルカ
神の名前
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彼女は陽気に前を歩く。
どこへいくのだろうか? どこを回るのか、私には全くわからなかったけど、無性についていくことにした。
「あのさ、ここら辺甘い物食べれるところある?」
彼女は振り返るとそう言った。
私とアンは目を合わせて、同時に言葉を発する。
「「間違いなく、魔王城の一階にあるカフェです」」
この言葉を聞いた彼女は、動物のように顔を垂らした。まるで、とろけるお肉のようだ。
あ、でもこんなことを思っていたら、心を読まれてしまったり・・・・・・してしまうのでは?
「一様言っておくけど、私は心を読めないのよ?」
彼女は振り返って微笑むようにして言った。
心を読めないというのはどういうことだろうか?
女神族の王となればなんでもできるというのが、ほぼ常識として入っている。なのに、女神族の得意な技の心を読むという魔力を、女神の王は使えない。
確かに、誰しも完璧でないことは、明確であるがこうも脱線しているとは考え難かった。それにまだ、同盟も不可侵条約も結んでない、以上嘘ついてもなんの、裏切りでもない。
「それは誠ですか?」
「何堅苦しい感じ出してるの? いつも通りでいいの! 私はただの高校生」
高校生という言葉が、耳に残る。高校生なんて言葉知らないからだ。天界には存在するのかもしれないけど、私は知らなかった。
だから、興味を持ったけど、堅苦しい感じが嫌なのは、彼女も同じということがわかって、胸が躍った。
こう言われたら、私も従うしかにだろう。だから、いつも通りの言葉を使って、あくまでも友達と見せるべきなのかもしれない。
「お姉ちゃん、私は敬語を使わなくいいの?」
アンが優しく問う。その姿に、私は微笑みながら言葉を、
「敬語は使わんくていいじゃないかな? だって、アン自身も敬語使われたら嫌じゃないかな?」
返した。なんの変哲もない会話には、彼女も混ざっている。いや、彼女が発端かもね。
そんなこんなで、魔王城の階段までついた。さっきは、この階段をプランスと登ったり降りたししていた。
あのようなことが、できるのは戦争が一時的に収まっているからだろう。戦争が悪化していた場合に関しては、もう魔界自体が崩れるだろう。
プランスは最前線で戦い、私は後ろ盾として、国民の看病の他、兵士達の治癒。それか私も前に出るのかもしれない。前に出て死ぬ気で戦いに出る可能性まである。
そうなったらもう、最悪と言っていいだろう。まあ、その戦争に私が出なきゃならないほど、現状が悪化しているのなら、喜びんで最前線に立つ。
魔界の顔として。
そんなことを考えながら、階段をゆっくり降りるが、瞬間移動もできるため、こんなことわざわざしなくていいと考えている、自分がいる。
だけど、交友関係を深めるにあたって、少しの時間は命取りになりかねる。
そのため、この時間を丁重に使うことが必要不可欠となっている。
「それで、名前ってなんていうの?」
アンは、敬語を使わなかった。今まではそう言っても、言う通りにしなかっただろう。だけど、相手は女神の王。
言うことを聞かないせいで、今回の会議が水の泡になったら嫌だろう。
だから、私も普通に接している。
「ルミ・アイラブユー」
意外と、普通の名前であった。私はそこが嬉しかったのか、顔から微笑みを勝手に垂らしていた。
まるで、惰眠をするように、仮眠をするのとは一味違い、惰眠を貪るようにできる感覚に暖かく照らされていた。
こんなことを考えられるのも、今日を平和に出来たからだろう。だけど、明日は明日の危険が迫る。決して気を抜くことはできないし、まだ今日の幕が降りたわけでもあるまい。
気を抜いたらそこが、墓場となって死を覚悟すべきことになってしまう。だから、まだ完全に信用しきれていない者には警戒しておく必要がある。
これは仕方ないこちであるのかもしれない。
「いい名前ですね! 私なんてミア・フリンスですよ?」
プランスと結婚しているため、こんな名前を名乗らなければならない。
苗字がもう少し可愛げがあったらいいのになー
叶わないようなことを、また胸で溜息を吐いた。これは、夢物語とは違い未来に希望なんて見えていなかった。これこそが変わらない現実というものなのかもしれない。
そんなことを考えながら、彼女の目を見た。
「でも、お姉ちゃん私の方がもっと壮絶だって、なにせアン・アネリアだもん。あが続いているから嫌」
彼女のこの名前はとてもいいと思うけれど、アンにもコンプレックスはあるのだろうか? でも、私の名前本当に可愛い名前が良かったな~
そんな、ふうに考えていると、彼女が不意に怪訝な顔をした。
「貴女達ね! 私の方がダメダメな名前なのよ! 自信持って自分の名前を自慢しな?」
いやいや、と、言いそうになったけど、誰しも名前へのコンプレックスがあるのだと少々気が滅入っている。甘い物を食べる前にこんな会話をしてしまうとは・・・・・・
先が思いやられるまま、階段を降り階を降りていく。
どこへいくのだろうか? どこを回るのか、私には全くわからなかったけど、無性についていくことにした。
「あのさ、ここら辺甘い物食べれるところある?」
彼女は振り返るとそう言った。
私とアンは目を合わせて、同時に言葉を発する。
「「間違いなく、魔王城の一階にあるカフェです」」
この言葉を聞いた彼女は、動物のように顔を垂らした。まるで、とろけるお肉のようだ。
あ、でもこんなことを思っていたら、心を読まれてしまったり・・・・・・してしまうのでは?
「一様言っておくけど、私は心を読めないのよ?」
彼女は振り返って微笑むようにして言った。
心を読めないというのはどういうことだろうか?
女神族の王となればなんでもできるというのが、ほぼ常識として入っている。なのに、女神族の得意な技の心を読むという魔力を、女神の王は使えない。
確かに、誰しも完璧でないことは、明確であるがこうも脱線しているとは考え難かった。それにまだ、同盟も不可侵条約も結んでない、以上嘘ついてもなんの、裏切りでもない。
「それは誠ですか?」
「何堅苦しい感じ出してるの? いつも通りでいいの! 私はただの高校生」
高校生という言葉が、耳に残る。高校生なんて言葉知らないからだ。天界には存在するのかもしれないけど、私は知らなかった。
だから、興味を持ったけど、堅苦しい感じが嫌なのは、彼女も同じということがわかって、胸が躍った。
こう言われたら、私も従うしかにだろう。だから、いつも通りの言葉を使って、あくまでも友達と見せるべきなのかもしれない。
「お姉ちゃん、私は敬語を使わなくいいの?」
アンが優しく問う。その姿に、私は微笑みながら言葉を、
「敬語は使わんくていいじゃないかな? だって、アン自身も敬語使われたら嫌じゃないかな?」
返した。なんの変哲もない会話には、彼女も混ざっている。いや、彼女が発端かもね。
そんなこんなで、魔王城の階段までついた。さっきは、この階段をプランスと登ったり降りたししていた。
あのようなことが、できるのは戦争が一時的に収まっているからだろう。戦争が悪化していた場合に関しては、もう魔界自体が崩れるだろう。
プランスは最前線で戦い、私は後ろ盾として、国民の看病の他、兵士達の治癒。それか私も前に出るのかもしれない。前に出て死ぬ気で戦いに出る可能性まである。
そうなったらもう、最悪と言っていいだろう。まあ、その戦争に私が出なきゃならないほど、現状が悪化しているのなら、喜びんで最前線に立つ。
魔界の顔として。
そんなことを考えながら、階段をゆっくり降りるが、瞬間移動もできるため、こんなことわざわざしなくていいと考えている、自分がいる。
だけど、交友関係を深めるにあたって、少しの時間は命取りになりかねる。
そのため、この時間を丁重に使うことが必要不可欠となっている。
「それで、名前ってなんていうの?」
アンは、敬語を使わなかった。今まではそう言っても、言う通りにしなかっただろう。だけど、相手は女神の王。
言うことを聞かないせいで、今回の会議が水の泡になったら嫌だろう。
だから、私も普通に接している。
「ルミ・アイラブユー」
意外と、普通の名前であった。私はそこが嬉しかったのか、顔から微笑みを勝手に垂らしていた。
まるで、惰眠をするように、仮眠をするのとは一味違い、惰眠を貪るようにできる感覚に暖かく照らされていた。
こんなことを考えられるのも、今日を平和に出来たからだろう。だけど、明日は明日の危険が迫る。決して気を抜くことはできないし、まだ今日の幕が降りたわけでもあるまい。
気を抜いたらそこが、墓場となって死を覚悟すべきことになってしまう。だから、まだ完全に信用しきれていない者には警戒しておく必要がある。
これは仕方ないこちであるのかもしれない。
「いい名前ですね! 私なんてミア・フリンスですよ?」
プランスと結婚しているため、こんな名前を名乗らなければならない。
苗字がもう少し可愛げがあったらいいのになー
叶わないようなことを、また胸で溜息を吐いた。これは、夢物語とは違い未来に希望なんて見えていなかった。これこそが変わらない現実というものなのかもしれない。
そんなことを考えながら、彼女の目を見た。
「でも、お姉ちゃん私の方がもっと壮絶だって、なにせアン・アネリアだもん。あが続いているから嫌」
彼女のこの名前はとてもいいと思うけれど、アンにもコンプレックスはあるのだろうか? でも、私の名前本当に可愛い名前が良かったな~
そんな、ふうに考えていると、彼女が不意に怪訝な顔をした。
「貴女達ね! 私の方がダメダメな名前なのよ! 自信持って自分の名前を自慢しな?」
いやいや、と、言いそうになったけど、誰しも名前へのコンプレックスがあるのだと少々気が滅入っている。甘い物を食べる前にこんな会話をしてしまうとは・・・・・・
先が思いやられるまま、階段を降り階を降りていく。
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