3 / 191
序章-1節.王都の学園に入学する事になった私は…
1. 幼馴染が寝付くまで相手しました。
しおりを挟む
〈ゴトッ…ゴトゴトッ…ゴトゴトゴトッ〉
「あんちゃん、見えてきたぜ。」
「………ん?」
「この橋を渡ったら直ぐに検問だ。準備しときな。」
「……わかりました。」
ここは馬車の中。ほのかに薄暗く、不規則な揺れが妙に心地良い。
どうやら、馬車の揺れが心地良くて転寝してたみたいだ。
そんな馬車の旅もそろそろ終わりかと思うと、なんだか名残惜しいな。こんなに穏やかな朝は久しぶりだ。
何しろ、出発した日から連日忙しなかったからな。
***
バークレー領から王都までは、かなりの距離がある。
バークレー領そのものが、ソルランテ王国の最西端に位置している上に、王都へ続く大橋も渡る必要がある。
だから、王都を目指すとなるとどうしても長旅になってしまう。
王都までの中間地点にあたるバンデンクラット公爵領まで馬車でも1週間かかるため、王都までは半月かかる計算だ。
そして、入学手続きのためにバンデンクラット公爵の紹介状が必要となる。
だから、バンデンクラット領にいる幼馴染と待ち合わせをして紹介状を受け取ってから一般用の乗り合い馬車で王都へ出発する。それが私の考えた計画だ。
そのために、私は幼馴染のやっている商会の屋敷に来ている……のだが……
「(ギュッ)」
「………」
私は今、少女にしがみつかれている。
彼女はティアリス。待ち合わせをしてない方の幼馴染だ。
「……離してくれないかな?」
「やだ。」
しかも、しっかり関節と重心を抑えられて逃げられない。
「もうそろそろ、馬車の手配をしないといけないから……」
「そんな事より、一緒に遊ぼ?」
「私も、出来れば遊びたいよ?けど」
「じゃあ、遊ぼ?」
「そうはいかないんだよ。今日中に出発しなくちゃいけないから…」
「じゃあ、一緒に連れてって。」
「だめです。」
「(ギシッ)じゃあ、遊ぼ?」
さらに、腕に力が込められる。
参ったな。
こうなる事がわかっていたから見つからない様にして来たのに……全く、どこから嗅ぎつけたんだか。
「その辺にしてあげてくださいよ姉さん。アレクが困ってます。」
「おぉ、ハクラ。久しぶりだな。」
「えぇ、お久しぶりです。」
こいつはハクラ。本来の待ち合わせ相手で、ティアの義弟だ。さらに言えば、私やティアと同じ9歳だが、この商会を取り仕切る若旦那でもある。
「一緒にアレクを見送りましょうよ。組み手でも買い物でも食べ歩きでも、僕が代わりに相手しますから。」
「やっ!アレクも一緒が良い!!3人で遊ぼ?」
頑なだ。
ていうか、『ハクラなんかじゃ嫌!』とか『アレクの方が良い!!』とか言い出さないんだよなぁ、この子。
しかも、学園は卒業するまで3年掛かる。これまでは、月に一度は会えていたけど、王都の学園に入ってしまえばこうして頻繁に会う事も出来ない。
そうなった時、彼女がどんな行動に出るか………想像すら出来ないな。
やっぱり、今からでも入学は辞退……
「……そう言うと思いましたよ。(ピラッ)」
ハクラは一枚の書類を取り出した。
「お父さまから許可を取り付けて来ました。一緒に王都に行きましょう。」
「……え?許可??」
ちょっと待て。どういう事だ?
「ハクラ、これって……」
「最近、大橋前の町『ランパス』を介して王都との取引を始めたんです。今回は、そこへの視察という程で僕たちも同行します。」
「マジか。」
「そこにしばらく滞在して王都との交渉に移っていく……という大義名分があれば、王都とランパスを行き来する事も可能な筈です。毎日…とはいきませんが、毎週会いに行けますよ。」
「おいおい、他の仕事はどうすんだ?」
「問題ありません。向こうに既にオフィスを用意しました。視察はあくまで建前で、これはどっちかって言うと引越しなんですよ。」
「……抜かりないな。」
「えぇ。お父さまの企みを知った時から、こうなる事は確信していましたから。この日に向けて準備して来ました。」
「そいつはまた……ご苦労な事で。」
「ありがとうございます。」
ほんと、姉のためなら何でもするんだから大したもんだよ。
「それと、(チャリッ)これを。」
「これは?」
見たところ、鍵の様だが……
「勝手ながら、王都の宿はこちらで用意させていただきました。学生寮では、足繁く通えませんから。」
ほんと、抜かりないな。あの人にそっくりだ。
「馬車の手配は済ませてあります。さ、行きましょう。姉さん。」
「…………」
「…姉さん?」
変だな。てっきり大はしゃぎするかと思ったけど、さっきからずっと黙り込んでしまっている。
「どうしました?『ランパス』からでしたら、これまで以上にアレクに合う事だって出来ます。そうでしょう、アレク?」
「そうだな。せっかくだし、到着したら3人で王都を散策しようか。」
「ほら、アレクだって怒ってませんよ。早く行きましょう?」
「……ごめん、ハクラ。」
「え?」
「「「ハクラ様!大変です!!」」」
使用人の人達が飛び込んできた。
「「………」」
嫌な予感しかしないな。ハクラも同じことを思った様だ。
「………よし、1人ずつ聞こうか。どうした?」
「馬車の車輪がありません!」
「手綱もやられています!!」
「そもそも馬が居ません!!!」
「……何という事だ。」
流石のハクラも、想定外だった様だ。
「……仕方ない。それなら一般用の乗り合い馬車で……」
「(ガチャッ)ハクラ様!!大変です!!」
「オーケー。街中の『ランパス』行き乗り合い馬車だけが何故かダメになってたんだな。」
「どっ!?……どうしてそれを!?」
「勘。」
なるほど。
「(ムニィッ)…ティア?」
「……ふぁぃ。」
「………食べちゃった?」
「……(コクリ)」
この食いしん坊……やらかしたな。
「(ムニムニグニグニ)」
「ゃぁぁ……」
それはそれとして、せっかくの機会だし頬を入念に揉みほぐしておこう。
しかし、これじゃあ今日中に出発は無理だな。というか、数日間は足止めじゃないかな。馬車じゃどうやっても間に合わない。
「(パッ)……わかったよ。」
仕方ない。
「ティア、ハクラ。買い物に行こうか。」
「「えっ!?」」
「聞こえなかったか?今日中に馬車で出発は無理だ。今日一日は遊ぼうじゃないか。」
「ほんと!?」
「良いんですか?それだと入学式に……」
「言っただろ?馬車で出発は無理だって。」
「……なるほど。わかりました。」
「それで?何して遊ぶ?」
「(むにぃ)姉さぁん?」
「ひゃうっ」
「(モニモニグニグニモニモニグニグニ)二度と、馬車を食べない。わかった?」
「ごめぇんなぁ……ひぁぁい……」
今度は、ハクラがティアの頬をこねはじめた。
ほんと、仲良いよな。
「あんちゃん、見えてきたぜ。」
「………ん?」
「この橋を渡ったら直ぐに検問だ。準備しときな。」
「……わかりました。」
ここは馬車の中。ほのかに薄暗く、不規則な揺れが妙に心地良い。
どうやら、馬車の揺れが心地良くて転寝してたみたいだ。
そんな馬車の旅もそろそろ終わりかと思うと、なんだか名残惜しいな。こんなに穏やかな朝は久しぶりだ。
何しろ、出発した日から連日忙しなかったからな。
***
バークレー領から王都までは、かなりの距離がある。
バークレー領そのものが、ソルランテ王国の最西端に位置している上に、王都へ続く大橋も渡る必要がある。
だから、王都を目指すとなるとどうしても長旅になってしまう。
王都までの中間地点にあたるバンデンクラット公爵領まで馬車でも1週間かかるため、王都までは半月かかる計算だ。
そして、入学手続きのためにバンデンクラット公爵の紹介状が必要となる。
だから、バンデンクラット領にいる幼馴染と待ち合わせをして紹介状を受け取ってから一般用の乗り合い馬車で王都へ出発する。それが私の考えた計画だ。
そのために、私は幼馴染のやっている商会の屋敷に来ている……のだが……
「(ギュッ)」
「………」
私は今、少女にしがみつかれている。
彼女はティアリス。待ち合わせをしてない方の幼馴染だ。
「……離してくれないかな?」
「やだ。」
しかも、しっかり関節と重心を抑えられて逃げられない。
「もうそろそろ、馬車の手配をしないといけないから……」
「そんな事より、一緒に遊ぼ?」
「私も、出来れば遊びたいよ?けど」
「じゃあ、遊ぼ?」
「そうはいかないんだよ。今日中に出発しなくちゃいけないから…」
「じゃあ、一緒に連れてって。」
「だめです。」
「(ギシッ)じゃあ、遊ぼ?」
さらに、腕に力が込められる。
参ったな。
こうなる事がわかっていたから見つからない様にして来たのに……全く、どこから嗅ぎつけたんだか。
「その辺にしてあげてくださいよ姉さん。アレクが困ってます。」
「おぉ、ハクラ。久しぶりだな。」
「えぇ、お久しぶりです。」
こいつはハクラ。本来の待ち合わせ相手で、ティアの義弟だ。さらに言えば、私やティアと同じ9歳だが、この商会を取り仕切る若旦那でもある。
「一緒にアレクを見送りましょうよ。組み手でも買い物でも食べ歩きでも、僕が代わりに相手しますから。」
「やっ!アレクも一緒が良い!!3人で遊ぼ?」
頑なだ。
ていうか、『ハクラなんかじゃ嫌!』とか『アレクの方が良い!!』とか言い出さないんだよなぁ、この子。
しかも、学園は卒業するまで3年掛かる。これまでは、月に一度は会えていたけど、王都の学園に入ってしまえばこうして頻繁に会う事も出来ない。
そうなった時、彼女がどんな行動に出るか………想像すら出来ないな。
やっぱり、今からでも入学は辞退……
「……そう言うと思いましたよ。(ピラッ)」
ハクラは一枚の書類を取り出した。
「お父さまから許可を取り付けて来ました。一緒に王都に行きましょう。」
「……え?許可??」
ちょっと待て。どういう事だ?
「ハクラ、これって……」
「最近、大橋前の町『ランパス』を介して王都との取引を始めたんです。今回は、そこへの視察という程で僕たちも同行します。」
「マジか。」
「そこにしばらく滞在して王都との交渉に移っていく……という大義名分があれば、王都とランパスを行き来する事も可能な筈です。毎日…とはいきませんが、毎週会いに行けますよ。」
「おいおい、他の仕事はどうすんだ?」
「問題ありません。向こうに既にオフィスを用意しました。視察はあくまで建前で、これはどっちかって言うと引越しなんですよ。」
「……抜かりないな。」
「えぇ。お父さまの企みを知った時から、こうなる事は確信していましたから。この日に向けて準備して来ました。」
「そいつはまた……ご苦労な事で。」
「ありがとうございます。」
ほんと、姉のためなら何でもするんだから大したもんだよ。
「それと、(チャリッ)これを。」
「これは?」
見たところ、鍵の様だが……
「勝手ながら、王都の宿はこちらで用意させていただきました。学生寮では、足繁く通えませんから。」
ほんと、抜かりないな。あの人にそっくりだ。
「馬車の手配は済ませてあります。さ、行きましょう。姉さん。」
「…………」
「…姉さん?」
変だな。てっきり大はしゃぎするかと思ったけど、さっきからずっと黙り込んでしまっている。
「どうしました?『ランパス』からでしたら、これまで以上にアレクに合う事だって出来ます。そうでしょう、アレク?」
「そうだな。せっかくだし、到着したら3人で王都を散策しようか。」
「ほら、アレクだって怒ってませんよ。早く行きましょう?」
「……ごめん、ハクラ。」
「え?」
「「「ハクラ様!大変です!!」」」
使用人の人達が飛び込んできた。
「「………」」
嫌な予感しかしないな。ハクラも同じことを思った様だ。
「………よし、1人ずつ聞こうか。どうした?」
「馬車の車輪がありません!」
「手綱もやられています!!」
「そもそも馬が居ません!!!」
「……何という事だ。」
流石のハクラも、想定外だった様だ。
「……仕方ない。それなら一般用の乗り合い馬車で……」
「(ガチャッ)ハクラ様!!大変です!!」
「オーケー。街中の『ランパス』行き乗り合い馬車だけが何故かダメになってたんだな。」
「どっ!?……どうしてそれを!?」
「勘。」
なるほど。
「(ムニィッ)…ティア?」
「……ふぁぃ。」
「………食べちゃった?」
「……(コクリ)」
この食いしん坊……やらかしたな。
「(ムニムニグニグニ)」
「ゃぁぁ……」
それはそれとして、せっかくの機会だし頬を入念に揉みほぐしておこう。
しかし、これじゃあ今日中に出発は無理だな。というか、数日間は足止めじゃないかな。馬車じゃどうやっても間に合わない。
「(パッ)……わかったよ。」
仕方ない。
「ティア、ハクラ。買い物に行こうか。」
「「えっ!?」」
「聞こえなかったか?今日中に馬車で出発は無理だ。今日一日は遊ぼうじゃないか。」
「ほんと!?」
「良いんですか?それだと入学式に……」
「言っただろ?馬車で出発は無理だって。」
「……なるほど。わかりました。」
「それで?何して遊ぶ?」
「(むにぃ)姉さぁん?」
「ひゃうっ」
「(モニモニグニグニモニモニグニグニ)二度と、馬車を食べない。わかった?」
「ごめぇんなぁ……ひぁぁい……」
今度は、ハクラがティアの頬をこねはじめた。
ほんと、仲良いよな。
2
あなたにおすすめの小説
転生したみたいなので異世界生活を楽しみます
さっちさん
ファンタジー
又々、題名変更しました。
内容がどんどんかけ離れていくので…
沢山のコメントありがとうございます。対応出来なくてすいません。
誤字脱字申し訳ございません。気がついたら直していきます。
感傷的表現は無しでお願いしたいと思います😢
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ありきたりな転生ものの予定です。
主人公は30代後半で病死した、天涯孤独の女性が幼女になって冒険する。
一応、転生特典でスキルは貰ったけど、大丈夫か。私。
まっ、なんとかなるっしょ。
スラム街の幼女、魔導書を拾う。
海夏世もみじ
ファンタジー
スラム街でたくましく生きている六歳の幼女エシラはある日、貴族のゴミ捨て場で一冊の本を拾う。その本は一人たりとも契約できた者はいない伝説の魔導書だったが、彼女はなぜか契約できてしまう。
それからというもの、様々なトラブルに巻き込まれいくうちにみるみる強くなり、スラム街から世界へと羽ばたいて行く。
これは、その魔導書で人々の忘れ物を取り戻してゆき、決して忘れない、忘れられない〝忘れじの魔女〟として生きるための物語。
婚約破棄して廃嫡された馬鹿王子、冒険者になって自由に生きようとするも、何故か元婚約者に追いかけて来られて修羅場です。
平井敦史
ファンタジー
公爵令嬢ヘンリエッタとの婚約破棄を宣言した王太子マルグリスは、父王から廃嫡されてしまう。
マルグリスは王族の身分も捨て去り、相棒のレニーと共に冒険者として生きていこうと決意するが、そんな彼をヘンリエッタが追いかけて来て……!?
素直になれない三人の、ドタバタ冒険ファンタジー。
※「小説家になろう」、「カクヨム」にも掲載しています。
俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。
詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~
Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」
病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。
気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた!
これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。
だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。
皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。
その結果、
うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。
慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。
「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。
僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに!
行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。
そんな僕が、ついに魔法学園へ入学!
当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート!
しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。
魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。
この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――!
勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる!
腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
50歳元艦長、スキル【酒保】と指揮能力で異世界を生き抜く。残り物の狂犬と天然エルフを拾ったら、現代物資と戦術で最強部隊ができあがりました
月神世一
ファンタジー
「命を捨てて勝つな。生きて勝て」
50歳の元イージス艦長が、ブラックコーヒーと海軍カレー、そして『指揮能力』で異世界を席巻する!
海上自衛隊の艦長だった坂上真一(50歳)は、ある日突然、剣と魔法の異世界へ転移してしまう。
再就職先を求めて人材ギルドへ向かうも、受付嬢に言われた言葉は――
「50歳ですか? シルバー求人はやってないんですよね」
途方に暮れる坂上の前にいたのは、誰からも見放された二人の問題児。
子供の泣き声を聞くと殺戮マシーンと化す「狂犬」龍魔呂。
規格外の魔力を持つが、方向音痴で市場を破壊する「天然」エルフのルナ。
「やれやれ。手のかかる部下を持ったもんだ」
坂上は彼らを拾い、ユニークスキル【酒保(PX)】を発動する。
呼び出すのは、自衛隊の補給物資。
高品質な食料、衛生用品、そして戦場の士気を高めるコーヒーと甘味。
魔法は使えない。だが、現代の戦術と無限の補給があれば負けはない。
これは、熟練の指揮官が「残り物」たちを最強の部隊へと育て上げ、美味しいご飯を食べるだけの、大人の冒険譚。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる