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1章-1節.薬師の名門ブレルスクに入学した私は…
17.謝罪するまで痛めつけます。
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「少しは見込みがあると思ったが、見込み違いだったか?もっと状況を見てものを言わんか。この……」
「(ガコッ)」
「んぎっ!?」
「今、右肩の関節を外した。次は左肩だ。」
「ぎ…ぎざ…ま……ごんな……ごど…」
「(ガコッ)」
「んぎぃっ!?」
「状況をわかってないのはどっちだよ。このまま両腕を折る事も出来るんだが?」
「(メキメキミキッ)んぎっぐっ…が…がが………」
「どうする?腕を折ってしまったら、もう戻せないが?」
「がっ…ぁ……ぁぁ………」
「それとも、またみっともなく喚くか?それは勘弁願いたいね。見てるこっちまで惨めになるよ。」
「ッ………(ギリギリッ)」
「生徒の話を聞かない教師に価値はない。教師だって人間だから間違える。間違えない事が重要なんじゃない。間違えを誤魔化す事なく認め、繰り返さない事が重要なんだ。そして、生徒の話を聞き、生徒と共に日々成長する教師こそ本物の教師だ。」
前世の恩師は、そんな人だった。
「だから、あんたらは教員であって教師じゃない。お前は知らなかったんじゃない。知ろうとしなかったんだよ、この怠慢バカが。」
「……………」
「それで?(ググッ)何か言う事があるんじゃないか?」
「い゛っ……ず…ずばながっだ……」
「何が?」
「………」
「(グググッ)なにが?」
「ば!……ばがにじで………わ゛るがっだ……」
「ごめんなさい?」
「ご……ごめんだざいぃっ!!」
よし、こんなもんで良いだろう。
「(ペキッゴキッ……)」
「………はぁ…はぁ…はぁ……」
関節を戻してやった。
「(キッ)貴様…アレクとか言ったな……!!」
睨み付けて来た。てか、何気に名前を呼ばれたの初めてだな。知らずに勧誘してたのか。
「はい、覚えて頂けましたか。」
「貴様は退学だ!追って通知を出す!1週間後、覚悟するんだな!!」
「…………」
「どうした?驚愕で言葉も出ないか?」
「いや……ずっと疑問だったんですけど、何故1週間もかけるんですか?」
「なっ……!?」
「いくら何でも対応が遅すぎます。あなたからも掛け合って貰えませんか?1週間後と言わず、今すぐにでも私を退学にする様に。」
「な…は……?えっ………??」
わっかりやすく混乱してるなぁ。話が進まんし、怒りの方に引っ張るか。
「……にしても、まぁ。大したメンタリティだな。あんな醜態晒しておいて、どうしてメンチが切れるんだ??」
「なっ…何だと!?」
「あーあー口を閉じてろ。弱いものいじめとかやりたくないんだよ。見てるこっちが惨めになる。」
「…………っ!!(プルプルプルプル)」
「あぁそれと……退学の催促については、あくまで出来ればって話で良いから。『出来れば』で。」
「こ…こ……(プルプル)」
「こ?」
「これで勝ったと思うなよぉぉぉぉぉっ!!(ダダダダッバンッ)」
「………ぇぇ。」
そんなコテコテの捨てゼリフを吐いて、また1人の教員が教室を去っていった。
「いやいや…今のは、明らかに失言だろ。(クルッ)そう思いませんか?皆さ……」
「「「「………(ポロポロ…ポロ……)」」」」
「!?」
な…泣いてる!?何故!?……あっ、そうか。
「………申し訳ありません。私のせいで、皆さんまで退学に…」
「……違う……違うんだよ……」
「えっ?」
「(グシッ)…俺たち……薬師を…目指して…ここに…けど…」
「(グスッ)……金ないし…休みないし…寝れないし……」
「(ポロ…ポロポロ…)苦しくて…辛くて……逃げたくて……」
「……なるほど。寧ろ解放されたかったと……」
「「「「ぢがゔっ!!」」」」
「っ!!」
「……(グシッ)…薬師に…なれるか……不安で…怖くて……」
「(グスッ)毎日…眠くて…(グスッ)あだま…痛ぐでぇ……」
「(ポロポロ…)……ここまで……頑張った…のに……退学って…」
「………価値が…な゛い゛っ……で……」
「………」
そりゃあ、ショックだよな。努力が泡になるのは誰だって辛いだろう。
「(グシッ)…げど……ぎみは……(グスッ)庇っで…ぐれで…」
「えっ?」
「(ズビッ)お゛れ゛…だぢの……だめに…怒っで……ぐれで……」
「いや、あんなの怒るだろ普通。」
「「「「ぞれがっ!嬉じぐで……!!」」」」
「えっ?…いや………そんな大袈裟な。」
「大袈裟なんかじゃないぞ。」
「っ!?テ……テルマ?」
何処からともなくテルマが現れた。
「それだけ、こいつらは追い込まれてたんだよ。お前だって、バイトをしてんだからわかるだろ?」
「…………」
確かにそうだ。
よく考えてみたら、彼らにとっては決して当然の事ではなかった。
私は前世の記憶のお陰で精神は既に成人している。多少の艱難辛苦には耐えられるし、暴言も受け止められる。だから、そう簡単にここの常識に染まることはない。
けど、彼らは身も心も9歳で、前世で言えば小学校低学年だ。この年で、親から離れて集団生活をしていればそこの常識に染まっていくのは必然。
家庭で培った良心も良識も踏み躙られて、心が荒んでやがて………今の先輩達の様に自分の利権や立場を守ることばかりを考える様になる。
そんな中で、自らの不利益を恐れず自分達を庇ってくれる存在が、如何に眩しく、優しく、頼もしく思えるかを……私はよく知っていた。
何故気付けなかった?私だって大学を卒業してすぐに、同じ様な経験をしたじゃないか。
「「「「(ポロポロ…ポロポロ……)」」」」
「さて、今日の授業だが……何する?先生。」
「…………」
さて、どうするかな?
「(ガコッ)」
「んぎっ!?」
「今、右肩の関節を外した。次は左肩だ。」
「ぎ…ぎざ…ま……ごんな……ごど…」
「(ガコッ)」
「んぎぃっ!?」
「状況をわかってないのはどっちだよ。このまま両腕を折る事も出来るんだが?」
「(メキメキミキッ)んぎっぐっ…が…がが………」
「どうする?腕を折ってしまったら、もう戻せないが?」
「がっ…ぁ……ぁぁ………」
「それとも、またみっともなく喚くか?それは勘弁願いたいね。見てるこっちまで惨めになるよ。」
「ッ………(ギリギリッ)」
「生徒の話を聞かない教師に価値はない。教師だって人間だから間違える。間違えない事が重要なんじゃない。間違えを誤魔化す事なく認め、繰り返さない事が重要なんだ。そして、生徒の話を聞き、生徒と共に日々成長する教師こそ本物の教師だ。」
前世の恩師は、そんな人だった。
「だから、あんたらは教員であって教師じゃない。お前は知らなかったんじゃない。知ろうとしなかったんだよ、この怠慢バカが。」
「……………」
「それで?(ググッ)何か言う事があるんじゃないか?」
「い゛っ……ず…ずばながっだ……」
「何が?」
「………」
「(グググッ)なにが?」
「ば!……ばがにじで………わ゛るがっだ……」
「ごめんなさい?」
「ご……ごめんだざいぃっ!!」
よし、こんなもんで良いだろう。
「(ペキッゴキッ……)」
「………はぁ…はぁ…はぁ……」
関節を戻してやった。
「(キッ)貴様…アレクとか言ったな……!!」
睨み付けて来た。てか、何気に名前を呼ばれたの初めてだな。知らずに勧誘してたのか。
「はい、覚えて頂けましたか。」
「貴様は退学だ!追って通知を出す!1週間後、覚悟するんだな!!」
「…………」
「どうした?驚愕で言葉も出ないか?」
「いや……ずっと疑問だったんですけど、何故1週間もかけるんですか?」
「なっ……!?」
「いくら何でも対応が遅すぎます。あなたからも掛け合って貰えませんか?1週間後と言わず、今すぐにでも私を退学にする様に。」
「な…は……?えっ………??」
わっかりやすく混乱してるなぁ。話が進まんし、怒りの方に引っ張るか。
「……にしても、まぁ。大したメンタリティだな。あんな醜態晒しておいて、どうしてメンチが切れるんだ??」
「なっ…何だと!?」
「あーあー口を閉じてろ。弱いものいじめとかやりたくないんだよ。見てるこっちが惨めになる。」
「…………っ!!(プルプルプルプル)」
「あぁそれと……退学の催促については、あくまで出来ればって話で良いから。『出来れば』で。」
「こ…こ……(プルプル)」
「こ?」
「これで勝ったと思うなよぉぉぉぉぉっ!!(ダダダダッバンッ)」
「………ぇぇ。」
そんなコテコテの捨てゼリフを吐いて、また1人の教員が教室を去っていった。
「いやいや…今のは、明らかに失言だろ。(クルッ)そう思いませんか?皆さ……」
「「「「………(ポロポロ…ポロ……)」」」」
「!?」
な…泣いてる!?何故!?……あっ、そうか。
「………申し訳ありません。私のせいで、皆さんまで退学に…」
「……違う……違うんだよ……」
「えっ?」
「(グシッ)…俺たち……薬師を…目指して…ここに…けど…」
「(グスッ)……金ないし…休みないし…寝れないし……」
「(ポロ…ポロポロ…)苦しくて…辛くて……逃げたくて……」
「……なるほど。寧ろ解放されたかったと……」
「「「「ぢがゔっ!!」」」」
「っ!!」
「……(グシッ)…薬師に…なれるか……不安で…怖くて……」
「(グスッ)毎日…眠くて…(グスッ)あだま…痛ぐでぇ……」
「(ポロポロ…)……ここまで……頑張った…のに……退学って…」
「………価値が…な゛い゛っ……で……」
「………」
そりゃあ、ショックだよな。努力が泡になるのは誰だって辛いだろう。
「(グシッ)…げど……ぎみは……(グスッ)庇っで…ぐれで…」
「えっ?」
「(ズビッ)お゛れ゛…だぢの……だめに…怒っで……ぐれで……」
「いや、あんなの怒るだろ普通。」
「「「「ぞれがっ!嬉じぐで……!!」」」」
「えっ?…いや………そんな大袈裟な。」
「大袈裟なんかじゃないぞ。」
「っ!?テ……テルマ?」
何処からともなくテルマが現れた。
「それだけ、こいつらは追い込まれてたんだよ。お前だって、バイトをしてんだからわかるだろ?」
「…………」
確かにそうだ。
よく考えてみたら、彼らにとっては決して当然の事ではなかった。
私は前世の記憶のお陰で精神は既に成人している。多少の艱難辛苦には耐えられるし、暴言も受け止められる。だから、そう簡単にここの常識に染まることはない。
けど、彼らは身も心も9歳で、前世で言えば小学校低学年だ。この年で、親から離れて集団生活をしていればそこの常識に染まっていくのは必然。
家庭で培った良心も良識も踏み躙られて、心が荒んでやがて………今の先輩達の様に自分の利権や立場を守ることばかりを考える様になる。
そんな中で、自らの不利益を恐れず自分達を庇ってくれる存在が、如何に眩しく、優しく、頼もしく思えるかを……私はよく知っていた。
何故気付けなかった?私だって大学を卒業してすぐに、同じ様な経験をしたじゃないか。
「「「「(ポロポロ…ポロポロ……)」」」」
「さて、今日の授業だが……何する?先生。」
「…………」
さて、どうするかな?
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