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10.怪我人なんだから
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「何をしているんだ!?」
翌日もアンディ様は屋敷を訪ねてくれた。
「玄関のお掃除ですが?」
今日もお仕着せ姿の私は外の落ち葉をほうきでかき集めていたところ、彼に出くわしたのだ。
「それは見ればわかる! 俺は君へ安静にしろと言ったよな?」
今日も怒りっぽいアンディ様は、眉間にしわを寄せて言った。
「でも……このお屋敷は私のせいで人手不足ですし、アネッタたちに過度な業務を押し付けるわけにはいきません」
ちらっと彼を見上げれば、うっ、となったアンディ様が言い淀む。
「しかし、君はまだ怪我が治っていないだろう!」
「できることしか手伝っておりませんので、ご安心ください」
まだ脇腹が痛むため、拭き掃除など屈んだりする作業は難しい。あと、重たい物を持つのも。
掃き掃除は立ったまま力もいらないので、私が申し出た。
「使用人たちの仕事を増やすな……」
溜息混じりにアンディ様が言った。
(まあ、なんて失礼なんでしょう?)
この綺麗になった玄関までの道のりを見て欲しい。
使用人たちは私が手伝う姿勢に恐れ、拒絶しようとした。
アネッタとダンが援護してくれ、私はこの仕事をもぎ取ったのだ。二人は私がやることに、いちいち驚かなくなった。
(笑顔で接してくれるようになって嬉しいです)
実は、アネッタとダンさんとは昨日三人でテーブルを囲んで食事をしたのだ。
恐縮しまくる二人だったが、そのおかげで打ち解けられた気がする。
(美味しい物を一緒に囲めば、みんな笑顔になるんですね)
前世では業務外に関わるなんて面倒だし、それを好む人はいなかった。そんな余裕すらなかった。
「どうした? やはり傷が痛むのか?」
記憶の彼方に飛んでいた私は、俯いて黙り込んでしまっていた。そんな私をアンディ様が心配してくれたのだろう。
「はい、大丈夫で――!?」
彼に返事をしようと顔を上げたところで、私の心臓は飛び出そうになった。
(ち、近いです……!!)
綺麗な顔がすぐ間近にあって、私は言葉を失う。
「おい、大丈夫か?」
ただでさえ近い顔を寄せられ、私の顔は熱くなる。
(わ……まつげ、長いですね)
切れ長のアッシュグレーの瞳が、長いまつげで伏せられている。
「まったく……」
呆れたアンディ様の声とともに、私の身体が宙にふわりと浮いた。
「アンディ様!? 私、大丈夫です!」
彼に横抱きにされたのだと気付き、私は慌てて言った。
「悪いが、今日は君の意見を聞かない。寝室に運ぶぞ」
真剣な表情の彼にドキリとする。
それ以上何も言えなくなった私は、アンディ様に抱えられ、部屋まで連れて行かれた。
途中、驚く使用人の視線に恥ずかしくなりながら、私の顔は真っ赤になってしまった。
「ほら、今日はもう安静にしていろ」
ベッドに私を下した彼と視線が合わさる。
私は真っ赤な顔で、涙が滲む。恥ずかしかったことを目で訴えれば、アンディ様に顔を逸らされてしまった。
「……なんだ、その顔は……」
少し怒気を含む声に、よっぽど酷い顔をしていたのかとショックを受ける。
「……アネッタを呼んで来る」
背を向けたままアンディ様が側を離れようとしたので、私は思わず彼の服の裾を掴んだ。
「ど、どうした」
なぜか緊張感のある空気をまとい、アンディ様が振り向く。しかし私は、それどころではない。
「アネッタの手を煩わせてはダメです!」
「は?」
アンディ様が目を点にしているが続けた。
「アネッタはお仕事中です。私が手伝えないのなら、せめて邪魔をしてはいけません」
私は真面目に言った。なのに、アンディ様は大きな溜息を吐くと大きな掌で顔を覆った。
「君の世話はどうするんだ」
「私は自分のことは自分でできますので」
「君が?」
リリーはどれだけ怠慢だったのだろう。失礼なはずのアンディ様の驚く声に悲しくなる。
「……わかった。それでは俺の屋敷の使用人を貸し出そう」
「ええ!? それではアンディ様のお屋敷はどうするんですか!?」
彼の提案に私は慌ててお断りしようとする。
「君の怪我が治るまでだ。それまでは大人しくしていて欲しい。治ったなら、好きなだけ使用人たちの手伝いをするといい」
「え……」
ぽかんとする私に、アンディ様は諦めたように笑った。
「……償いをしたいのだろう? 見守ると約束したからな。ただし、怪我が治ってからだ」
彼の言葉に私は嬉しくなった。
「……はいっ! ありがとうございます! アンディ様!」
「――――っ!」
彼にお礼を伝えると、そっぽを向いてしまった。その耳は赤い。
(お礼を言われて照れているのでしょうか?)
私を心底軽蔑した目で見ていた彼は、こんな私の償いにつきあってくれようとしている。
(怒りっぽくて……でも、優しい人)
彼の人間らしい一面を見てきて、怒りながらも優しい彼に接して、私はアンディ様に惹かれる心を止められなかった。
(これが、恋というやつでしょうか?)
「ほら、寝ろ」
アンディ様が私に布団をかけ、ベッドサイドの椅子に座った。
「あの……?」
「アネッタの仕事が終わるまで警護していてやるから安心して休め」
「あ、ありがとうございま――」
困惑する私にアンディ様は続けた。
「君には記憶を取り戻してもらわないと困るからな」
(あ――――)
ズキンと胸が痛む。
アンディ様は私を心配してくれているのではない。捕まえるために、記憶を取り戻すためにも早く身体を治せと言っているのだ。
(だめですね……すぐに舞い上がってしまって……)
「リリー?」
自分を戒め、活を入れる。
「はい。アンディ様のお役目のためにも、私は記憶を取り戻したいと思います」
「――っ」
彼を早く解放するためにも。傷付いた心を隠すように笑顔を作ったけど、アンディ様がどういう表情をしているのか私は勇気がなくて見られなかった。
翌日もアンディ様は屋敷を訪ねてくれた。
「玄関のお掃除ですが?」
今日もお仕着せ姿の私は外の落ち葉をほうきでかき集めていたところ、彼に出くわしたのだ。
「それは見ればわかる! 俺は君へ安静にしろと言ったよな?」
今日も怒りっぽいアンディ様は、眉間にしわを寄せて言った。
「でも……このお屋敷は私のせいで人手不足ですし、アネッタたちに過度な業務を押し付けるわけにはいきません」
ちらっと彼を見上げれば、うっ、となったアンディ様が言い淀む。
「しかし、君はまだ怪我が治っていないだろう!」
「できることしか手伝っておりませんので、ご安心ください」
まだ脇腹が痛むため、拭き掃除など屈んだりする作業は難しい。あと、重たい物を持つのも。
掃き掃除は立ったまま力もいらないので、私が申し出た。
「使用人たちの仕事を増やすな……」
溜息混じりにアンディ様が言った。
(まあ、なんて失礼なんでしょう?)
この綺麗になった玄関までの道のりを見て欲しい。
使用人たちは私が手伝う姿勢に恐れ、拒絶しようとした。
アネッタとダンが援護してくれ、私はこの仕事をもぎ取ったのだ。二人は私がやることに、いちいち驚かなくなった。
(笑顔で接してくれるようになって嬉しいです)
実は、アネッタとダンさんとは昨日三人でテーブルを囲んで食事をしたのだ。
恐縮しまくる二人だったが、そのおかげで打ち解けられた気がする。
(美味しい物を一緒に囲めば、みんな笑顔になるんですね)
前世では業務外に関わるなんて面倒だし、それを好む人はいなかった。そんな余裕すらなかった。
「どうした? やはり傷が痛むのか?」
記憶の彼方に飛んでいた私は、俯いて黙り込んでしまっていた。そんな私をアンディ様が心配してくれたのだろう。
「はい、大丈夫で――!?」
彼に返事をしようと顔を上げたところで、私の心臓は飛び出そうになった。
(ち、近いです……!!)
綺麗な顔がすぐ間近にあって、私は言葉を失う。
「おい、大丈夫か?」
ただでさえ近い顔を寄せられ、私の顔は熱くなる。
(わ……まつげ、長いですね)
切れ長のアッシュグレーの瞳が、長いまつげで伏せられている。
「まったく……」
呆れたアンディ様の声とともに、私の身体が宙にふわりと浮いた。
「アンディ様!? 私、大丈夫です!」
彼に横抱きにされたのだと気付き、私は慌てて言った。
「悪いが、今日は君の意見を聞かない。寝室に運ぶぞ」
真剣な表情の彼にドキリとする。
それ以上何も言えなくなった私は、アンディ様に抱えられ、部屋まで連れて行かれた。
途中、驚く使用人の視線に恥ずかしくなりながら、私の顔は真っ赤になってしまった。
「ほら、今日はもう安静にしていろ」
ベッドに私を下した彼と視線が合わさる。
私は真っ赤な顔で、涙が滲む。恥ずかしかったことを目で訴えれば、アンディ様に顔を逸らされてしまった。
「……なんだ、その顔は……」
少し怒気を含む声に、よっぽど酷い顔をしていたのかとショックを受ける。
「……アネッタを呼んで来る」
背を向けたままアンディ様が側を離れようとしたので、私は思わず彼の服の裾を掴んだ。
「ど、どうした」
なぜか緊張感のある空気をまとい、アンディ様が振り向く。しかし私は、それどころではない。
「アネッタの手を煩わせてはダメです!」
「は?」
アンディ様が目を点にしているが続けた。
「アネッタはお仕事中です。私が手伝えないのなら、せめて邪魔をしてはいけません」
私は真面目に言った。なのに、アンディ様は大きな溜息を吐くと大きな掌で顔を覆った。
「君の世話はどうするんだ」
「私は自分のことは自分でできますので」
「君が?」
リリーはどれだけ怠慢だったのだろう。失礼なはずのアンディ様の驚く声に悲しくなる。
「……わかった。それでは俺の屋敷の使用人を貸し出そう」
「ええ!? それではアンディ様のお屋敷はどうするんですか!?」
彼の提案に私は慌ててお断りしようとする。
「君の怪我が治るまでだ。それまでは大人しくしていて欲しい。治ったなら、好きなだけ使用人たちの手伝いをするといい」
「え……」
ぽかんとする私に、アンディ様は諦めたように笑った。
「……償いをしたいのだろう? 見守ると約束したからな。ただし、怪我が治ってからだ」
彼の言葉に私は嬉しくなった。
「……はいっ! ありがとうございます! アンディ様!」
「――――っ!」
彼にお礼を伝えると、そっぽを向いてしまった。その耳は赤い。
(お礼を言われて照れているのでしょうか?)
私を心底軽蔑した目で見ていた彼は、こんな私の償いにつきあってくれようとしている。
(怒りっぽくて……でも、優しい人)
彼の人間らしい一面を見てきて、怒りながらも優しい彼に接して、私はアンディ様に惹かれる心を止められなかった。
(これが、恋というやつでしょうか?)
「ほら、寝ろ」
アンディ様が私に布団をかけ、ベッドサイドの椅子に座った。
「あの……?」
「アネッタの仕事が終わるまで警護していてやるから安心して休め」
「あ、ありがとうございま――」
困惑する私にアンディ様は続けた。
「君には記憶を取り戻してもらわないと困るからな」
(あ――――)
ズキンと胸が痛む。
アンディ様は私を心配してくれているのではない。捕まえるために、記憶を取り戻すためにも早く身体を治せと言っているのだ。
(だめですね……すぐに舞い上がってしまって……)
「リリー?」
自分を戒め、活を入れる。
「はい。アンディ様のお役目のためにも、私は記憶を取り戻したいと思います」
「――っ」
彼を早く解放するためにも。傷付いた心を隠すように笑顔を作ったけど、アンディ様がどういう表情をしているのか私は勇気がなくて見られなかった。
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