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第十一章 新大陸ウエストディザイア
第362話 その時セリーヌ達は 2
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「先に結論から言うわね。私とグランとソフィアでウエストディザイアの場所を見つけたわ。」
「本当なの!?ならクリフさんに会いにいけるの?」
「落ち着いてユーナ。残念ながら場所はわかったけど、行き方はまだ見つかってないわ。」
「そう・・・」
「でもこれは大きな前進よ。安心してユーナ。きっと会いに行く方法も見つかるわ。それに・・・私もグランから話を聞いた時はユーナと同じ事を言ったわ。」
「話を続けるわね。私達はまず、本当にこの世界に別の大陸があるのかを調べたの。神様からおおよその地図はもらったけど、目にみえないんじゃ信じようがないから、自分達でも調べる事にしたの。経過はちょくちょく報告してるから皆も知ってると思うけど、ようやくこの世界の地図が完成したの。」
ジャンヌがそう言うと、ソフィアが地図を広げた。
「ここが、王国で、こったが聖国、帝国がこの辺で、魔国がこの辺りね。直接グランに飛んで確かめてもらったから間違いないと思うわ。他にも小さな島は無数にあるけど、大まかな世界の地図だから そこは理解してね。」
「改めて見ると、世界に比べて、あたし達のいる大陸はそれ程大きくないのね。海の方が格段に大きいわ。」
「ウエストディザイアを入れてないからそう見えるだけで、ここにウエストディザイアを入れるとこんな感じになるわ。」
「なるほど。私達のいる大陸よりは小さいのね。で、どうやって大陸の場所を割り出したの。そこに行っても見えないんでしょ。」
「簡単な話じゃ。ウエストディザイアが存在する場所と、存在しない場所で、我がぐるっと世界を一周してみたのじゃ。大陸のある場所を通って一周すると、ない場所に比べてかなり早く一周できたのじゃ。」
「え~っとどう言う事?」
「この地図で説明するわね。地図は四角になっかるけど、世界は端がある訳じゃないから、地図の一番左に行ったら、それは地図の一番右端にいるのと同じなのはわかるわよね?」
「うん。」
「ならサラサ。この地図を右端から左端に移動するとして、移動時間に差は出ると思う?あっ、地形の事は無視していいわ。あくまで地図上で。そうね指で地図の上を右端から左端まで移動して見て。」
サラサは言われたように、上から地図の右端から左端まで、指を移動させては、下に下がり同じ事を繰り返した。
「ちなみにサラサ。どの場所でも右から左に移動する時間は一緒ですか?」
「そりゃそうでしょ。全く同じ距離なんだから当たり前の事でしょ?」
「そうですね。ですが、これが実際に移動してみると違うのです。いいですか?よく見ててくださいね。実際にウエストディザイアのある場所を移動しようとすると・・・」
ソフィアは、サラサと同じように地図上の右端から左端へ指を進めていくが、ウエストディザイアのあるであろう所で指を止めて、ジャンプするかのように地図上をショートカットした。
「とまあこんな風に、ウエストディザイアの場所は海としての認識ではなく、ないモノとして逆側に一瞬で移動してしまうのです。結果世界一周の距離が短くなってるという事です。」
「これは本当なの?ソフィア。」
「ええ。グランとジャンヌと一緒に確かめましたから。それに・・・実際に行って確かめてみれば面白い事が起きました。なので、よければ今から皆さんも一緒に境界線を見に行きませんか?」
ソフィアの一言で定例会は一旦ストップし、グランの転移魔法でウエストディザイアがある場所へと移動した。ちなみにクリフの嫁達は結婚指輪のお陰で皆が転移魔法が使える。そして、これはクリフも知らない事だが、飛行魔法も全員が使える。これがクリフに伝わるとお姫様抱っこをしてもらえなくなる可能性があるので、クリフには黙っているのだ。
「ここにウエストディザイアがあるのね。」
「セリーヌ達はまだわからないと思う。我とジャンヌとソフィアはすでに境界線が見えておる。これから皆にも境界線が見えるようになると思うから心の準備をしておるのじゃぞ。」
ジャンヌとソフィアがグランの元を離れた。グランは一人その場で待機し、ジャンヌはセリーヌ、ユーナ、ナリアと共に10m程後方へ、ソフィアはサラサとライシャとユイとともに、50m先へと移動した。
「それでは、始めるのじゃ。」
グランはそう言うと、ジャンヌ達の所からゆっくりとソフィア達の所へ向かって進みだした。5メートル程進むと、いきなり姿が消えた。
「えっ消えた!」
「よく見て。ソフィア達の所を。」
「えっ!なんであんな所に?」
「ウエストディザイアがあった場所を移動したから、一瞬で向こうに移動したのよ。さっきも言ったでしょ。この場所はないモノとしてみなされてるって。」
ジャンヌ達の前では、グランは一瞬でソフィア達の元へ移動したように見えたのだ。当然、ソフィア達の側でも同じ驚きがあった。
だが、驚くのは更にここからだった。
「待って!!さっきまで何の変哲もない海だったのに・・・白い壁みたいなのが見えるわ。それも目の前いっぱいに。」
セリーヌの声に皆が同じ声を上げた。
「そうなのじゃ。この大陸の原理を理解すると見えるようになるみたいじゃ。これがウエストディザイアの境界線じゃ。我達が先ほどから見ていたモノじゃな。」
大陸を認識した事で、セリーヌ達には、境界線がはっきりと見えるようになった。といっても大陸が見えるのではなく、目の前が白くなっているだけではあるが。
「これをグルっと見てまわって、さっきの地図に書いたのがウエストディザイアの詳細じゃ。未だ中に入る方法は見つかっておらんが、今後の検証次第では、ここにある大陸に行く事も可能になるじゃろ。」
「すごいわグラン、ジャンヌ、ソフィア。これは大発見よ。」
世紀の大発見を果たしたセリーヌ達は、大いに喜んだ。クリフへの道が一歩前進した事に。
今後もクリフがいなくなったイーストディザイアでは、クリフの嫁を中心にウエストディザイアの研究が進んで行く事となったのだった。
「本当なの!?ならクリフさんに会いにいけるの?」
「落ち着いてユーナ。残念ながら場所はわかったけど、行き方はまだ見つかってないわ。」
「そう・・・」
「でもこれは大きな前進よ。安心してユーナ。きっと会いに行く方法も見つかるわ。それに・・・私もグランから話を聞いた時はユーナと同じ事を言ったわ。」
「話を続けるわね。私達はまず、本当にこの世界に別の大陸があるのかを調べたの。神様からおおよその地図はもらったけど、目にみえないんじゃ信じようがないから、自分達でも調べる事にしたの。経過はちょくちょく報告してるから皆も知ってると思うけど、ようやくこの世界の地図が完成したの。」
ジャンヌがそう言うと、ソフィアが地図を広げた。
「ここが、王国で、こったが聖国、帝国がこの辺で、魔国がこの辺りね。直接グランに飛んで確かめてもらったから間違いないと思うわ。他にも小さな島は無数にあるけど、大まかな世界の地図だから そこは理解してね。」
「改めて見ると、世界に比べて、あたし達のいる大陸はそれ程大きくないのね。海の方が格段に大きいわ。」
「ウエストディザイアを入れてないからそう見えるだけで、ここにウエストディザイアを入れるとこんな感じになるわ。」
「なるほど。私達のいる大陸よりは小さいのね。で、どうやって大陸の場所を割り出したの。そこに行っても見えないんでしょ。」
「簡単な話じゃ。ウエストディザイアが存在する場所と、存在しない場所で、我がぐるっと世界を一周してみたのじゃ。大陸のある場所を通って一周すると、ない場所に比べてかなり早く一周できたのじゃ。」
「え~っとどう言う事?」
「この地図で説明するわね。地図は四角になっかるけど、世界は端がある訳じゃないから、地図の一番左に行ったら、それは地図の一番右端にいるのと同じなのはわかるわよね?」
「うん。」
「ならサラサ。この地図を右端から左端に移動するとして、移動時間に差は出ると思う?あっ、地形の事は無視していいわ。あくまで地図上で。そうね指で地図の上を右端から左端まで移動して見て。」
サラサは言われたように、上から地図の右端から左端まで、指を移動させては、下に下がり同じ事を繰り返した。
「ちなみにサラサ。どの場所でも右から左に移動する時間は一緒ですか?」
「そりゃそうでしょ。全く同じ距離なんだから当たり前の事でしょ?」
「そうですね。ですが、これが実際に移動してみると違うのです。いいですか?よく見ててくださいね。実際にウエストディザイアのある場所を移動しようとすると・・・」
ソフィアは、サラサと同じように地図上の右端から左端へ指を進めていくが、ウエストディザイアのあるであろう所で指を止めて、ジャンプするかのように地図上をショートカットした。
「とまあこんな風に、ウエストディザイアの場所は海としての認識ではなく、ないモノとして逆側に一瞬で移動してしまうのです。結果世界一周の距離が短くなってるという事です。」
「これは本当なの?ソフィア。」
「ええ。グランとジャンヌと一緒に確かめましたから。それに・・・実際に行って確かめてみれば面白い事が起きました。なので、よければ今から皆さんも一緒に境界線を見に行きませんか?」
ソフィアの一言で定例会は一旦ストップし、グランの転移魔法でウエストディザイアがある場所へと移動した。ちなみにクリフの嫁達は結婚指輪のお陰で皆が転移魔法が使える。そして、これはクリフも知らない事だが、飛行魔法も全員が使える。これがクリフに伝わるとお姫様抱っこをしてもらえなくなる可能性があるので、クリフには黙っているのだ。
「ここにウエストディザイアがあるのね。」
「セリーヌ達はまだわからないと思う。我とジャンヌとソフィアはすでに境界線が見えておる。これから皆にも境界線が見えるようになると思うから心の準備をしておるのじゃぞ。」
ジャンヌとソフィアがグランの元を離れた。グランは一人その場で待機し、ジャンヌはセリーヌ、ユーナ、ナリアと共に10m程後方へ、ソフィアはサラサとライシャとユイとともに、50m先へと移動した。
「それでは、始めるのじゃ。」
グランはそう言うと、ジャンヌ達の所からゆっくりとソフィア達の所へ向かって進みだした。5メートル程進むと、いきなり姿が消えた。
「えっ消えた!」
「よく見て。ソフィア達の所を。」
「えっ!なんであんな所に?」
「ウエストディザイアがあった場所を移動したから、一瞬で向こうに移動したのよ。さっきも言ったでしょ。この場所はないモノとしてみなされてるって。」
ジャンヌ達の前では、グランは一瞬でソフィア達の元へ移動したように見えたのだ。当然、ソフィア達の側でも同じ驚きがあった。
だが、驚くのは更にここからだった。
「待って!!さっきまで何の変哲もない海だったのに・・・白い壁みたいなのが見えるわ。それも目の前いっぱいに。」
セリーヌの声に皆が同じ声を上げた。
「そうなのじゃ。この大陸の原理を理解すると見えるようになるみたいじゃ。これがウエストディザイアの境界線じゃ。我達が先ほどから見ていたモノじゃな。」
大陸を認識した事で、セリーヌ達には、境界線がはっきりと見えるようになった。といっても大陸が見えるのではなく、目の前が白くなっているだけではあるが。
「これをグルっと見てまわって、さっきの地図に書いたのがウエストディザイアの詳細じゃ。未だ中に入る方法は見つかっておらんが、今後の検証次第では、ここにある大陸に行く事も可能になるじゃろ。」
「すごいわグラン、ジャンヌ、ソフィア。これは大発見よ。」
世紀の大発見を果たしたセリーヌ達は、大いに喜んだ。クリフへの道が一歩前進した事に。
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