婚約者にざまぁしない話(ざまぁ有り)

しぎ

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婚約破棄

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「ガブリエーレ!お前は僕とこのローザが友人であり、仲がいいことに嫉妬し、ローザをいじめたな!調べはついているんだぞ!」
ひしとしがみつき、体を寄せ合う姿はどう見ても恋人同士にしか見えないが、王子は少女とはあくまで友人同士であり、ガブリエーレが勘違いしていじめたように見せたいらしい。
「ローザの頭から水をかけ、教科書を破り、階段から突き落とした!見ろ!お前を怖がって震えている!なんでこんなにひどいことが出来るんだ!」
「怖かったですアラン様~。ほら!今もあたしのことをにらんでます~」
えんえんと泣きまねをするローザを抱きしめて王子が慰める。ベルンハルトが背中をやさしく撫で、コリンが宝石を渡す。その姿は悲劇の令嬢・・・という風に王子たちには見えているらしい。
「証拠とは?」
ガブリエーレの質問に王子がきっと睨みつける。
「ローザがお前たちにいじめられたといっているんだ!それが証拠だろう!」
パーティー会場中に何とも言えない空気が流れる。
「本人の証言は証拠とは言えないでしょう」
エメラインが小首をかしげる。
「お前の言うことなんか聞いていない!」
ベルンハルトが叫び、エメラインにつかみかかろうとする。
その前にさっとガブリエーレが手を出し制止した。
「私たちが彼女を虐めていたとして、そしてその証拠があるとして。アラン様たちは私たちに何をお望みなのですか?」
ベルンハルトが身を引き、王子のそばに戻る。
王子は勝ち誇ったように笑った。
「もちろん、お前とは婚約破棄をする。王妃となるのはローザだ!」

「承りました。婚約破棄、いたしましょう」
ガブリエーレが笑った。
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