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[リア]
婚活 §1
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淑女による淑女のための高級おぱんつショップ『淑女の秘密』がオープンし、商人街に大きなムーヴメントを起こしている。
お店の方針で、商品名には必ず「デザイナーの名前」を入れており、マダム・ルビー・オリオンの名は再び脚光を浴びていた。
いつぞやマダムを失墜させた根も葉もないうわさは正式な捜査が済み、流布した文官は裁きを受けている。
文官から徴収した罰金の一部が慰謝料となってマダムへ支払われたが、彼女はそれをすべて『聖女の家』に寄付してしまい、周りを驚かせた。彼女は自ら働いて手に入れたお金だけで借金をすべて返済し、最高に輝いている。
つくづく彼女をおぱんつプロジェクトに誘ってよかったと思う。一時的に天狗になっていた時代はあれど、やはり自分のセンスと努力で道を切り拓いてきた人だ。彼女から学ぶことは多かった。
当初の予想どおり、最初から日本のランジェリーショップのようなお店にはならなかった。
少しずつ世間の目を慣らしながら地固めをしていく必要があり、花柄やレース付きの可愛い「ステテコおぱんつ」など、保守的な層を引き付けるためのアイテムがまだまだ大半を占めている。
庶民向け店舗の出店計画も、実現はだいぶ先になりそうだ。まずはオルランディアに産業革命を起こす必要があり、大量生産に向けて縫製機の開発を後押ししなくてはならない。
おぱんつ会議は新たなフェーズに入り、これからも続いていく。
商人街が盛り上がる中、旅に出ていたイレーネさんが帰ってきた。
彼女は王宮大舞踏会の直後から家族でルアラン王国を訪れ、一ヶ月以上かけてあちこちの観光名所を巡っていた。
旅のメインイベントは、ルアラン出身の人気画家、ヴィッヒル・ハートの個展だ。
わたしも行きたかったけれど、結婚式や視察旅行の時期と重なっていたため泣く泣く諦め、彼女のお土産話を心待ちにしていた。
「どうだった? ハート様の個展! 良かった?」
午後の日が当たる暖かいサロンで、わたしは身を乗り出した。
「マジでヤバかった……ヴィッヒル・ハート……」
彼女はテーブルに両肘をついてガッと頭を抱えた。令嬢ことばを忘れ、カラオケで騒ぎすぎた翌朝のような声を出している。
「あのね、リア様。絶対、ぜえっったいにイケメンですわっ!」
「……あれ? 絵の話じゃないの?」
「わたくし、本人を見ちゃった気がするのです。いや、絶対に見ちゃってるの! あれは本人なの!」
おお、落ち着け、友よ(笑)
個展の会場でヴィッヒル・ハート本人と思しき男性の後ろ姿を見かけ、それが金髪のイケメンだったと興奮している。
ヴィッヒル・ハートは謎多き天才画家だ。
芸術関係の雑誌には「実力派の若手」と、取ってつけたような紹介文が載っているだけで、年齢を含め詳しいことはすべて「非公開」とされている。
「プロフィールなんて絵と関係ない」と、本人が言ったとか言わなかったとか……少しクセのある人物らしいのだ。
アレンさんに聞いたところ「画家の若手は若くない」と名言(迷言?)が飛び出した。
画家の世界の「若手」は、だいたい四十代あたりを指すらしい。それより下は「駆け出し」とか「新進気鋭」とか、もっとフレッシュな言葉で表現されることが多いそうだ。
「四十代のイケメン……? イレーネさんて、年上好きなのでしたっけ?」
「いいえ、全然」と、彼女は笑っている。
「どうして本人だと思ったの?」
「その人が『ハートさん』と呼ばれて、返事をしていたのです。彼の名は筆名ですから。ルアランに同じ家名を持つ人はいないのですよ」
「おお……。ということは、まさしくご本人降臨」
彼女がうらやましかった。ハート様はファンレターすらも受け付けていないため、お会いする以外に感謝の気持ちを伝えることができない。支援者になれば、活動資金を提供する代わりに交流もできるのだろうけれど、隣国にいては難しいだろう。
イレーネさんのお土産話は珍道中記のようで、楽しい話ばかりだった。
彼女が面白いのはいつものことだけれど、アラニス家の人々も明るい性格をしているので、一家で移動すると必然的に面白いことが起きてしまうようだ。
彼女は帰国してすぐに『淑女の秘密』を訪れ、買い物をしてくれたらしい。
「ドレスの中もおしゃれして、素敵な男性を射止めてね」と言うと、彼女の表情がふっと暗くなった。
「……どうしたの?」
「ううん。もう結婚は諦めていますの。新しい家族は励ましてくださるけれど、何かほかのことで家に貢献できればと思って……」
彼女らしからぬ弱気な発言に、わたしは一瞬言葉を失った。
イレーネさんは素直な人だ。
確かに、初めて謝罪に来た頃は「もう結婚は諦めた」と話していたけれど、それは時間の経過とともに前向きな発言へと変わっていった。
家のために結婚をしたい。でも、求めるのは愛のある結婚生活だ。相手を好きになりたいから、できればイケメンで優しくて明るい人がいい。そのためなら出会いの形やきっかけには一切こだわらない。政略結婚でもなんでも来いだ――と、常々そう話していた。
「何があったの? 夜会で流行中のスウィーツ・ビュッフェはいいの?」と、わたしは尋ねた。
「うっ! た、確かにそれは魅力的なのですけれど……」
彼女は動揺している。
近頃、高級ホテルではスウィーツ・ビュッフェが流行りだ。高額なうえに時間制限がある。しかし、舞踏会の軽食コーナーに登場した場合は別料金がかからないし、会が終わるまで時間無制限だ。断然お得だと、貴族令嬢の間で話題になっている。
「殿方に『どれがいい?』ってケーキを取ってもらいたい、と言っていたでしょう?」
「ふぐっ! そ、それはスゴクしてもらいたい……ですけれど」
スウィーツ・ビュッフェの流行とともに、貴族令息の間では、女性にケーキを取ってあげながら交流をするのが流行っている。
彼女が「男性と一緒に甘いものを食べながら、甘い話をして激甘な関係になれれば最高に幸せだ」と力説していたのは、わずか数か月前のことだ。
「それに『本物のスローダンス』を踊るのではなかったの?」
「うううっ! 踊りたいっ。踊りたいですわ~っ」
「イケメンと頬を合わせ、しっとりと濃密な大人の時間を共有するのでしょう?」
「うぁあぁぁん、すごぉーくしたぁ~いっ!」
出会い系の夜会は王宮舞踏会とは似て非なるものだ。
楽団は巷で流行っているポップな曲も奏でるし、カラフルな照明やミラーボールも登場してビカビカに派手な場合もあると聞く。そこで時折かかるムーディーな曲に合わせ、オトナはしっとりとスローダンスを踊るのだ。
いずれも貴族向けの雑誌などに載った旬の夜会事情だった。自他ともに認める「流行りもの大好き人間」の彼女が、諦められるわけがない。
「夜会の蝶になるのではなかったのーっ!」
「なりたいですわーっ!」
「それを全部諦めるなんて、イレーネさんらしくないわ。わたしでよければ、詳しく事情を話して」
「ううう……リア様ぁぁ……」
彼女は美しいブルーの瞳に涙を溜めている。いったい何があったのだろう。
お店の方針で、商品名には必ず「デザイナーの名前」を入れており、マダム・ルビー・オリオンの名は再び脚光を浴びていた。
いつぞやマダムを失墜させた根も葉もないうわさは正式な捜査が済み、流布した文官は裁きを受けている。
文官から徴収した罰金の一部が慰謝料となってマダムへ支払われたが、彼女はそれをすべて『聖女の家』に寄付してしまい、周りを驚かせた。彼女は自ら働いて手に入れたお金だけで借金をすべて返済し、最高に輝いている。
つくづく彼女をおぱんつプロジェクトに誘ってよかったと思う。一時的に天狗になっていた時代はあれど、やはり自分のセンスと努力で道を切り拓いてきた人だ。彼女から学ぶことは多かった。
当初の予想どおり、最初から日本のランジェリーショップのようなお店にはならなかった。
少しずつ世間の目を慣らしながら地固めをしていく必要があり、花柄やレース付きの可愛い「ステテコおぱんつ」など、保守的な層を引き付けるためのアイテムがまだまだ大半を占めている。
庶民向け店舗の出店計画も、実現はだいぶ先になりそうだ。まずはオルランディアに産業革命を起こす必要があり、大量生産に向けて縫製機の開発を後押ししなくてはならない。
おぱんつ会議は新たなフェーズに入り、これからも続いていく。
商人街が盛り上がる中、旅に出ていたイレーネさんが帰ってきた。
彼女は王宮大舞踏会の直後から家族でルアラン王国を訪れ、一ヶ月以上かけてあちこちの観光名所を巡っていた。
旅のメインイベントは、ルアラン出身の人気画家、ヴィッヒル・ハートの個展だ。
わたしも行きたかったけれど、結婚式や視察旅行の時期と重なっていたため泣く泣く諦め、彼女のお土産話を心待ちにしていた。
「どうだった? ハート様の個展! 良かった?」
午後の日が当たる暖かいサロンで、わたしは身を乗り出した。
「マジでヤバかった……ヴィッヒル・ハート……」
彼女はテーブルに両肘をついてガッと頭を抱えた。令嬢ことばを忘れ、カラオケで騒ぎすぎた翌朝のような声を出している。
「あのね、リア様。絶対、ぜえっったいにイケメンですわっ!」
「……あれ? 絵の話じゃないの?」
「わたくし、本人を見ちゃった気がするのです。いや、絶対に見ちゃってるの! あれは本人なの!」
おお、落ち着け、友よ(笑)
個展の会場でヴィッヒル・ハート本人と思しき男性の後ろ姿を見かけ、それが金髪のイケメンだったと興奮している。
ヴィッヒル・ハートは謎多き天才画家だ。
芸術関係の雑誌には「実力派の若手」と、取ってつけたような紹介文が載っているだけで、年齢を含め詳しいことはすべて「非公開」とされている。
「プロフィールなんて絵と関係ない」と、本人が言ったとか言わなかったとか……少しクセのある人物らしいのだ。
アレンさんに聞いたところ「画家の若手は若くない」と名言(迷言?)が飛び出した。
画家の世界の「若手」は、だいたい四十代あたりを指すらしい。それより下は「駆け出し」とか「新進気鋭」とか、もっとフレッシュな言葉で表現されることが多いそうだ。
「四十代のイケメン……? イレーネさんて、年上好きなのでしたっけ?」
「いいえ、全然」と、彼女は笑っている。
「どうして本人だと思ったの?」
「その人が『ハートさん』と呼ばれて、返事をしていたのです。彼の名は筆名ですから。ルアランに同じ家名を持つ人はいないのですよ」
「おお……。ということは、まさしくご本人降臨」
彼女がうらやましかった。ハート様はファンレターすらも受け付けていないため、お会いする以外に感謝の気持ちを伝えることができない。支援者になれば、活動資金を提供する代わりに交流もできるのだろうけれど、隣国にいては難しいだろう。
イレーネさんのお土産話は珍道中記のようで、楽しい話ばかりだった。
彼女が面白いのはいつものことだけれど、アラニス家の人々も明るい性格をしているので、一家で移動すると必然的に面白いことが起きてしまうようだ。
彼女は帰国してすぐに『淑女の秘密』を訪れ、買い物をしてくれたらしい。
「ドレスの中もおしゃれして、素敵な男性を射止めてね」と言うと、彼女の表情がふっと暗くなった。
「……どうしたの?」
「ううん。もう結婚は諦めていますの。新しい家族は励ましてくださるけれど、何かほかのことで家に貢献できればと思って……」
彼女らしからぬ弱気な発言に、わたしは一瞬言葉を失った。
イレーネさんは素直な人だ。
確かに、初めて謝罪に来た頃は「もう結婚は諦めた」と話していたけれど、それは時間の経過とともに前向きな発言へと変わっていった。
家のために結婚をしたい。でも、求めるのは愛のある結婚生活だ。相手を好きになりたいから、できればイケメンで優しくて明るい人がいい。そのためなら出会いの形やきっかけには一切こだわらない。政略結婚でもなんでも来いだ――と、常々そう話していた。
「何があったの? 夜会で流行中のスウィーツ・ビュッフェはいいの?」と、わたしは尋ねた。
「うっ! た、確かにそれは魅力的なのですけれど……」
彼女は動揺している。
近頃、高級ホテルではスウィーツ・ビュッフェが流行りだ。高額なうえに時間制限がある。しかし、舞踏会の軽食コーナーに登場した場合は別料金がかからないし、会が終わるまで時間無制限だ。断然お得だと、貴族令嬢の間で話題になっている。
「殿方に『どれがいい?』ってケーキを取ってもらいたい、と言っていたでしょう?」
「ふぐっ! そ、それはスゴクしてもらいたい……ですけれど」
スウィーツ・ビュッフェの流行とともに、貴族令息の間では、女性にケーキを取ってあげながら交流をするのが流行っている。
彼女が「男性と一緒に甘いものを食べながら、甘い話をして激甘な関係になれれば最高に幸せだ」と力説していたのは、わずか数か月前のことだ。
「それに『本物のスローダンス』を踊るのではなかったの?」
「うううっ! 踊りたいっ。踊りたいですわ~っ」
「イケメンと頬を合わせ、しっとりと濃密な大人の時間を共有するのでしょう?」
「うぁあぁぁん、すごぉーくしたぁ~いっ!」
出会い系の夜会は王宮舞踏会とは似て非なるものだ。
楽団は巷で流行っているポップな曲も奏でるし、カラフルな照明やミラーボールも登場してビカビカに派手な場合もあると聞く。そこで時折かかるムーディーな曲に合わせ、オトナはしっとりとスローダンスを踊るのだ。
いずれも貴族向けの雑誌などに載った旬の夜会事情だった。自他ともに認める「流行りもの大好き人間」の彼女が、諦められるわけがない。
「夜会の蝶になるのではなかったのーっ!」
「なりたいですわーっ!」
「それを全部諦めるなんて、イレーネさんらしくないわ。わたしでよければ、詳しく事情を話して」
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