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15「密室の二人」
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昨日、浪川先輩とのイベントで、本来のストーリーとは違う行動を取ればストーリーは変わる可能性が高い、という事が分かった。
であれば、だ。これからも意図的に違う行動をするようにしよう!と決意した。
だがしかし、それは『これから起こる事が分かっている事』に対して有効なのであって、予期していなかった事、そう例えば『忘れていた事』に対しては当然無効になるというものだ。
え?つまり何を言いたいのかって? それは…
「…ん、良いだろう。よく書けている」
「ありがとうございます」
「しかし、君が寝坊で遅刻するとは。意外だな」
野分先輩ルートの最初のイベント『寝坊で遅刻しちゃって風紀委員長に反省文を書かされる』の存在を綺麗さっぱり忘れていたからである。
何故、この読んで字のごとくなイベントが起こったのか。それを説明するためには、時を昨日の晩に戻す必要がある。
昨日、俺は希望が見えてきたぞー!とルンルンで寮に帰って、それはそれはもう気持ち良ーく就寝した。だが、その夜、俺は変な夢を見た。
どんな夢かというと、知らない部屋で、ベッドに寝ている誰かを一生懸命起こすという意味不明な内容のものだった。
不思議だったのはそれだけではなく、夢の中の俺はただそれだけの事だったのに、それを幸せに感じていた。
そして、よく分からないけど気分的に良い(?)夢を見たなぁって起きたら、時計がいつも寮を出る時刻を指していたのだ。
当然、俺は飛び起きた。だが、秒速で準備を整えて寮を出たものの、あともう少しで校門に辿り着くという所でチャイムが鳴ってしまい、無情に閉められた門の傍に立っていた野分先輩に反省文を書いて放課後持ってくるように申し渡されてしまったのである。
この時になって、俺は漸くこれが野分先輩ルートの最初のイベントだと気が付いた。
しかし、気が付いたところでもう既に起こってしまっているため、時既に遅しという奴で。
このイベントは、確か、反省文を提出しに放課後風紀委員会の執務室に届けに行った際に(覚えていないが)なんやかんやあって警備の人に間違って鍵を閉められ、執務室に野分先輩と閉じ込められる。というイベントだったはず。
何とも少女漫画にありがちな展開だが、ここはBLゲームの世界。そんな展開でさえもまかり通ってしまうのがお約束というものだ。
さて、ではどうやって回避するかと考えて、俺は閃いた。警備の人が何故間違って施錠してしまったのかは謎だが、要は警備の人が見回る時間まで執務室にいなければ良いのではないか、と。
つまり、さっさと反省文を出して、早々に立ち去ってしまえば良いのだ。
…え?その肝心の反省文は出来ているのかって?
勿論、もう既に書き上げてあるとも。抜かりはない。
後は放課後を待つばかり。…と思っていたのだが、何となく何かを見落としているような不安に駆られたので、昼食時に友広に野分先輩について聞いてみた。すると、
『野分先輩は兎に角真面目だな。家は代々教師とか大学教授とかが多いらしいし。あ、あと人望はあるな。生徒会長も人気あるけど、風紀委員長はそういうのとはまた別の人気があるよ』
という答えが返ってきた。
不安を完全に拭えたかというとそうではないが、とりあえずその情報だけは頭に入れておいた。何が役に立つか分からないからな。
さて、そんな訳で放課後になり、今に至る訳なのだが…
「確かに、反省文は受け取った。提出、ご苦労だったな」
「いえ。それでは」
一礼し、扉に向かって踵を返す。よし、後はこのまま執務室を出れば──
「──はぁ…」
思わず、背後から聞こえた重苦しい溜め息に足が止まる。
振り返って見れば、先程と変わらず書類に視線を落としている野分先輩がいて。でも、
…なんか、げっそりしてる?
どこか疲れた様子の野分先輩の執務机には、書類の山が三つ程並んでいた。
「…ん? どうかしたのか?」
「あ…いえ……その、そういえば他の風紀委員会の人はどうしたんですか?」
「今は別件で出払っていたり、病欠で休んでいたりしていてな」
「それは…大丈夫なんですか?」
「ああ、これくらい私だけでも出来るから──」
「いえ、そうではなくて」
「? 何がだ?」
「何だかお疲れのようなので…」
「!」
そう言うと、野分先輩は驚いたように眼鏡の奥の緑眼を見開いた。
え、何でそんなに驚いてるの?な、何か変な事言ったかな?
「…驚いた。まさか気付かれるとは…」
「え?」
気付く?って何を?
意味が分からず首を傾げると、野分先輩は苦笑して説明してくれた。
「いや、私は色々と顔に出にくい質でね。この仏頂面も別に不機嫌という訳ではないんだが、よく誤解されるんだ。まあ、何故か燈堂には腹立たしい事に気付かれるんだが…それは今は関係ないな。兎に角、大抵の人にはなかなか気付かれないから驚いたんだ」
それは…何というか
「…辛くないですか?」
「え?」
「だって、辛いのに誰も気付いてくれないなんて。野分先輩は誰よりも皆の事を見てるのに、不公平だと思います」
俺は友広から少し聞いただけだけど、それでも野分先輩が人一倍頑張ってる努力家だって事は分かる。
なのに、そんな努力を誰も分かってくれないなんて。そんな境遇にいたら、俺だったらとても耐えられないだろう。
「………そんな事は初めて言われた」
「っ、す、すみません!」
「いや、気を悪くした訳じゃない。寧ろ逆だ」
逆…?
「私は…頑張るのが当たり前だと思っていた。だが、そうだな…努力を認めて貰えるというのは存外嬉しいものなんだな」
無愛想な面持ちが、はにかむように綻んで。でもきっと心から笑っているのだろうと分かったと同時に、なんて不器用な人なんだろうと思った。
だからだろうか。気が付いた時には「あの、もし宜しければ手伝いましょうか」と言っていた。
*****
「…ん、もうこんな時間か」
野分先輩の声に、作業に没頭していた意識がはっと戻る。
窓の外を見れば、もう夕刻で。下校時刻はとっくに過ぎていた。
…しまった!
「すまない、集中していて気が付かなかった。ありがとう。後はもう良いから、君は帰りなさい」
「は、はい」
急いで荷物を持って扉へ向かう。
「お先に失礼しま──って、あれ?」
ガチャン。扉を開けようと手をかけた瞬間、反対側からそんな音がした。
まさか…とよぎった考えに、さあっと血の気が引いていく。
「どうした?帰らないのか?」
「あ、いえ、その…」
「? …まさか、開かないのか?」
「そのまさかです…」
ちなみに捕捉しておくと、風紀委員会や生徒会の執務室の扉は特別製で。外側から鍵がかかると安全のため鍵をかけた時に使った鍵でないと、開けられないシステムになっている。
つまり、今し方この扉の鍵をかけた誰かが持っている鍵でもう一度開けてもらう必要があるのだ。
あと、もう一つ捕捉しておくと、この扉は魔法は勿論どんな物理攻撃にも耐え得るので、壊して出るというのは不可能に近い。
そんな諸々の訳を考慮して落ちる沈黙に、冷や汗が止まらずにいると
「申し訳ない」
突然、野分先輩が頭を下げた。
「え、何で野分先輩が謝るんですかっ」
「私が君の厚意に甘えたせいだ。本当に申し訳ない」
「………」
「内線があるから直ぐに警備室に連絡を入れる。それまで、君には悪いが──」
「待って下さい」
突然言葉を遮られ、訝しむ野分先輩に、俺は構わず口を開いた。
「俺の厚意に甘えたせいって何ですか?」
「それは、」
「先輩を手伝いたいと思ったのは俺の意思です。例え先輩だろうとそれを軽く見られるのは許せません」
「す、すまない」
「謝って欲しい訳じゃありません。だいたい、先輩は自分に厳しすぎるんです。もっと素直になって良いと思います」
「素直に…?」
初めて聞く単語だと言わんばかりに驚く野分先輩に、俺はどこまでも本当に不器用な人なんだなと思った。
「…先輩、俺が手伝うと言った時、どう思いましたか?」
「………」
「俺はその気持ちを、今、聞きたいです」
緑眼を真っ直ぐに見つめ、返事を待つ。
「…そう、だな。確かに私は少し考え過ぎていたのかもしれないな」
ふっと笑うと、野分先輩は再び頭を下げた。
「ありがとう。手伝ってくれて、本当に助かった」
「どういたしまして、です」
顔を上げると、野分先輩はどこかすっきりしたような顔をしていた。
その後、宣言通り野分先輩は内線で警備室に連絡し、連絡を受けた件の警備員によって鍵は開けられた。
「あ~、疲れた…!」
いつもより遅くに帰ってきた寮の自室で、いつぞやと同じく背中からベッドに倒れ込む。
「うーん…」
気になっているのは、勿論今回のイベントについて。
今回のイベントは、ストーリー通りに野分先輩と執務室に閉じ込められたが、特にBなL要素は無かったように思う。
ただ…一つ、気がかりな事があるとすれば…
「…ちょっと仲良くなっちゃったんだよなぁ」
警備員によって扉が開くまで、俺と野分先輩はたわいもない会話で盛り上がっていた。
勿論、少女漫画みたいに二人で寄り添いあって…とかではなく、普通に机に座って適度な距離で話していた。
これは…一応BなL展開の回避は成功した、という事になるのだろうか?
……………あーもう分からんっ。
分からない事は考えても無駄だと前世の人生で学んだ。
なので、俺はもう寝ます!
明日以降の事は、明日以降の俺が何とかするでしょう!
という訳で、お休みなさい!!
であれば、だ。これからも意図的に違う行動をするようにしよう!と決意した。
だがしかし、それは『これから起こる事が分かっている事』に対して有効なのであって、予期していなかった事、そう例えば『忘れていた事』に対しては当然無効になるというものだ。
え?つまり何を言いたいのかって? それは…
「…ん、良いだろう。よく書けている」
「ありがとうございます」
「しかし、君が寝坊で遅刻するとは。意外だな」
野分先輩ルートの最初のイベント『寝坊で遅刻しちゃって風紀委員長に反省文を書かされる』の存在を綺麗さっぱり忘れていたからである。
何故、この読んで字のごとくなイベントが起こったのか。それを説明するためには、時を昨日の晩に戻す必要がある。
昨日、俺は希望が見えてきたぞー!とルンルンで寮に帰って、それはそれはもう気持ち良ーく就寝した。だが、その夜、俺は変な夢を見た。
どんな夢かというと、知らない部屋で、ベッドに寝ている誰かを一生懸命起こすという意味不明な内容のものだった。
不思議だったのはそれだけではなく、夢の中の俺はただそれだけの事だったのに、それを幸せに感じていた。
そして、よく分からないけど気分的に良い(?)夢を見たなぁって起きたら、時計がいつも寮を出る時刻を指していたのだ。
当然、俺は飛び起きた。だが、秒速で準備を整えて寮を出たものの、あともう少しで校門に辿り着くという所でチャイムが鳴ってしまい、無情に閉められた門の傍に立っていた野分先輩に反省文を書いて放課後持ってくるように申し渡されてしまったのである。
この時になって、俺は漸くこれが野分先輩ルートの最初のイベントだと気が付いた。
しかし、気が付いたところでもう既に起こってしまっているため、時既に遅しという奴で。
このイベントは、確か、反省文を提出しに放課後風紀委員会の執務室に届けに行った際に(覚えていないが)なんやかんやあって警備の人に間違って鍵を閉められ、執務室に野分先輩と閉じ込められる。というイベントだったはず。
何とも少女漫画にありがちな展開だが、ここはBLゲームの世界。そんな展開でさえもまかり通ってしまうのがお約束というものだ。
さて、ではどうやって回避するかと考えて、俺は閃いた。警備の人が何故間違って施錠してしまったのかは謎だが、要は警備の人が見回る時間まで執務室にいなければ良いのではないか、と。
つまり、さっさと反省文を出して、早々に立ち去ってしまえば良いのだ。
…え?その肝心の反省文は出来ているのかって?
勿論、もう既に書き上げてあるとも。抜かりはない。
後は放課後を待つばかり。…と思っていたのだが、何となく何かを見落としているような不安に駆られたので、昼食時に友広に野分先輩について聞いてみた。すると、
『野分先輩は兎に角真面目だな。家は代々教師とか大学教授とかが多いらしいし。あ、あと人望はあるな。生徒会長も人気あるけど、風紀委員長はそういうのとはまた別の人気があるよ』
という答えが返ってきた。
不安を完全に拭えたかというとそうではないが、とりあえずその情報だけは頭に入れておいた。何が役に立つか分からないからな。
さて、そんな訳で放課後になり、今に至る訳なのだが…
「確かに、反省文は受け取った。提出、ご苦労だったな」
「いえ。それでは」
一礼し、扉に向かって踵を返す。よし、後はこのまま執務室を出れば──
「──はぁ…」
思わず、背後から聞こえた重苦しい溜め息に足が止まる。
振り返って見れば、先程と変わらず書類に視線を落としている野分先輩がいて。でも、
…なんか、げっそりしてる?
どこか疲れた様子の野分先輩の執務机には、書類の山が三つ程並んでいた。
「…ん? どうかしたのか?」
「あ…いえ……その、そういえば他の風紀委員会の人はどうしたんですか?」
「今は別件で出払っていたり、病欠で休んでいたりしていてな」
「それは…大丈夫なんですか?」
「ああ、これくらい私だけでも出来るから──」
「いえ、そうではなくて」
「? 何がだ?」
「何だかお疲れのようなので…」
「!」
そう言うと、野分先輩は驚いたように眼鏡の奥の緑眼を見開いた。
え、何でそんなに驚いてるの?な、何か変な事言ったかな?
「…驚いた。まさか気付かれるとは…」
「え?」
気付く?って何を?
意味が分からず首を傾げると、野分先輩は苦笑して説明してくれた。
「いや、私は色々と顔に出にくい質でね。この仏頂面も別に不機嫌という訳ではないんだが、よく誤解されるんだ。まあ、何故か燈堂には腹立たしい事に気付かれるんだが…それは今は関係ないな。兎に角、大抵の人にはなかなか気付かれないから驚いたんだ」
それは…何というか
「…辛くないですか?」
「え?」
「だって、辛いのに誰も気付いてくれないなんて。野分先輩は誰よりも皆の事を見てるのに、不公平だと思います」
俺は友広から少し聞いただけだけど、それでも野分先輩が人一倍頑張ってる努力家だって事は分かる。
なのに、そんな努力を誰も分かってくれないなんて。そんな境遇にいたら、俺だったらとても耐えられないだろう。
「………そんな事は初めて言われた」
「っ、す、すみません!」
「いや、気を悪くした訳じゃない。寧ろ逆だ」
逆…?
「私は…頑張るのが当たり前だと思っていた。だが、そうだな…努力を認めて貰えるというのは存外嬉しいものなんだな」
無愛想な面持ちが、はにかむように綻んで。でもきっと心から笑っているのだろうと分かったと同時に、なんて不器用な人なんだろうと思った。
だからだろうか。気が付いた時には「あの、もし宜しければ手伝いましょうか」と言っていた。
*****
「…ん、もうこんな時間か」
野分先輩の声に、作業に没頭していた意識がはっと戻る。
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…しまった!
「すまない、集中していて気が付かなかった。ありがとう。後はもう良いから、君は帰りなさい」
「は、はい」
急いで荷物を持って扉へ向かう。
「お先に失礼しま──って、あれ?」
ガチャン。扉を開けようと手をかけた瞬間、反対側からそんな音がした。
まさか…とよぎった考えに、さあっと血の気が引いていく。
「どうした?帰らないのか?」
「あ、いえ、その…」
「? …まさか、開かないのか?」
「そのまさかです…」
ちなみに捕捉しておくと、風紀委員会や生徒会の執務室の扉は特別製で。外側から鍵がかかると安全のため鍵をかけた時に使った鍵でないと、開けられないシステムになっている。
つまり、今し方この扉の鍵をかけた誰かが持っている鍵でもう一度開けてもらう必要があるのだ。
あと、もう一つ捕捉しておくと、この扉は魔法は勿論どんな物理攻撃にも耐え得るので、壊して出るというのは不可能に近い。
そんな諸々の訳を考慮して落ちる沈黙に、冷や汗が止まらずにいると
「申し訳ない」
突然、野分先輩が頭を下げた。
「え、何で野分先輩が謝るんですかっ」
「私が君の厚意に甘えたせいだ。本当に申し訳ない」
「………」
「内線があるから直ぐに警備室に連絡を入れる。それまで、君には悪いが──」
「待って下さい」
突然言葉を遮られ、訝しむ野分先輩に、俺は構わず口を開いた。
「俺の厚意に甘えたせいって何ですか?」
「それは、」
「先輩を手伝いたいと思ったのは俺の意思です。例え先輩だろうとそれを軽く見られるのは許せません」
「す、すまない」
「謝って欲しい訳じゃありません。だいたい、先輩は自分に厳しすぎるんです。もっと素直になって良いと思います」
「素直に…?」
初めて聞く単語だと言わんばかりに驚く野分先輩に、俺はどこまでも本当に不器用な人なんだなと思った。
「…先輩、俺が手伝うと言った時、どう思いましたか?」
「………」
「俺はその気持ちを、今、聞きたいです」
緑眼を真っ直ぐに見つめ、返事を待つ。
「…そう、だな。確かに私は少し考え過ぎていたのかもしれないな」
ふっと笑うと、野分先輩は再び頭を下げた。
「ありがとう。手伝ってくれて、本当に助かった」
「どういたしまして、です」
顔を上げると、野分先輩はどこかすっきりしたような顔をしていた。
その後、宣言通り野分先輩は内線で警備室に連絡し、連絡を受けた件の警備員によって鍵は開けられた。
「あ~、疲れた…!」
いつもより遅くに帰ってきた寮の自室で、いつぞやと同じく背中からベッドに倒れ込む。
「うーん…」
気になっているのは、勿論今回のイベントについて。
今回のイベントは、ストーリー通りに野分先輩と執務室に閉じ込められたが、特にBなL要素は無かったように思う。
ただ…一つ、気がかりな事があるとすれば…
「…ちょっと仲良くなっちゃったんだよなぁ」
警備員によって扉が開くまで、俺と野分先輩はたわいもない会話で盛り上がっていた。
勿論、少女漫画みたいに二人で寄り添いあって…とかではなく、普通に机に座って適度な距離で話していた。
これは…一応BなL展開の回避は成功した、という事になるのだろうか?
……………あーもう分からんっ。
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