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第十三話 ヴェルセット公爵は何を語るか
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クロードから二通の手紙——新聞のインクが少し付いてしまった、どちらも上等な封書だ——を差し出され、一歩進んでアンドーチェは反射的に受け取ろうと出した手を止めて、引っ込めた。
表情を窺えば、アンドーチェの中性的で端正な顔に、濃い不安の色が広がっているのが見て取れる。
立ちすくんだようなアンドーチェは目を伏せて、戸惑いを口にする。
「クロード様。本当に、私などが手紙の内容を知ってもいいのでしょうか?」
アンドーチェの言う『私』は、『どこの馬とも知れぬ自分』なのだ。
アンドーチェは、今も自分がヴェルセット公爵家令嬢クラリッサの娘だと本心からは信じていないのだろう。それどころか、自分は本来貴族と関わり合いになるような身分ではないとばかりに非常に謙虚だ。
そう——アンドーチェは、期待せず、そんなふうに思っていたほうが傷つかない、と思っているのだろう。
それは、薄汚い大人のクロードからすれば、実に子どもらしい純粋な考えだとすら思える。
貴族の娘、クラリッサの娘だと言われているのなら、その建前を存分に使って自分のために利益とすべきだ。真偽などどうでもいい、その疑いがあるという大義名分を使い倒せばいいのに、アンドーチェはその図々しさ、図太さがない。人を騙すようで気が引けるのか、あるいは——貴族や上流階級が嫌いなのかもしれない。
だとしても、アンドーチェは巻き込まれた人間として、知る権利がある。そのくらいの権利を主張したってバチは当たらない。そう考えるべきで、もしかすると今クロードの手にある二通の手紙の内容を知っていることで、将来アンドーチェは切り札を手に入れるかもしれないのだ。
そこは悟らせずに、クロードはアンドーチェへ軽口を叩いて説得する。
「逆に聞きたいね。君に知る資格がないなら、誰にあると言うんだい?」
「分かりません。もしかすると、知るべき人はすでにこの世界にいないのかもしれません」
「そうだね……だが、それの確認も含めて、僕たちはこの手紙を読むべきだ」
巻き込まれたという意味でなら、クロードも今のアンドーチェと同じ立場だ。今後、人生のどこかでイアムス王国の面倒ごと——最悪、『行方不明のクラリッサ嬢』事件に関わるすべての王侯貴族から睨まれる可能性が生まれる——に関わらざるをえなくなったとき、これらの手紙を読んでいるか否かによって選べる選択肢が変わるかもしれない。
やらない後悔よりも、やって後悔すべきだ。クロードは、アンドーチェに最後の一押しをかける。
「この二つの手紙、特にドゥ夫人からの手紙、内容次第ではこの国は……ひどい未来に突き進むかもしれない。もちろん僕はそんなことを望んではいない、だが、今の僕は誰に対して誠実であればいいかを悩んでいる」
その意味をアンドーチェが尋ねようと、口を開きかけたとき、部屋の扉が重苦しく三回、ゆっくりとノックされた。
宿の主人ではない、近隣の客もノックはもっとテンポが早い。貴族ではないのだから、それが当たり前だ。
「……客?」
クロードとアンドーチェは目を見合わせる。少なくとも、今日のクロードにアンドーチェ以外の客の予定はない。
すると、アンドーチェが進んで扉へと向かう。クロードは手紙を新聞の下に隠し、扉を開けるアンドーチェを見守ることにした。誰が来たとしても、執事見習いのアンドーチェのほうが来客のあしらいに慣れているだろう、情けなくもクロードはそう思った。
軽い咳払いをして、アンドーチェは執事らしく、音もなく扉を押して誰何した。
「はい、どなたでしょうか?」
そこまではよかった。
来客の顔を確認したであろうアンドーチェが、明らかに声を震わせて、素早くクロードへと振り返ったのだ。
「ク、クロード様!」
「どうした?」
普段と違い、クロードは真面目で神妙な声色に聞こえるよう応じたつもりだったが——アンドーチェを押しのけて来客がやってくると、「はて?」と首を傾げざるをえなかった。
無断入室してきた来客は、短い白髪の老人だった。六十代半ばから七十くらいだろうか、とはいえ、老人とは思えないほど体格はよく、先日会った王宮付武官アルキスに勝るとも劣らない。それは軍服らしき紐飾りの多い礼服と赤い鞘のサーベルが見栄えするほどで、顔のしわで予想させる年齢よりもはるかにキビキビした足の動きでやってきたのだ。
よく見れば、白髪の老人の後ろには護衛らしき筋骨隆々の男性たちが二人ついてきていた。さらに廊下にはまだ手勢がいるようで、一体全体この物々しさは何なのか、部屋の主人であるクロードはまるで予想だにしない事態に身動きが取れない。
そんな戸惑いをよそに、白髪の老人はクロードの前に立ち、真正面から見据えてきた。
「貴殿がエルネスト・クロードか」
その声は、さして大音量でもないくせに、恐ろしいほどに威圧的で、腹の底から畏怖が湧き上がる。耳ではなく体に直接的に響いてくるものだから、クロードは白髪の老人がただものではないと悟る。
そんな大人物が、わざわざクロードを訪ねてくる理由など——考えてもみたが、やはりあったため、クロードは礼儀正しく接することにした。
「ええと、閣下、どこかでお会いしましたか?」
「アルキスから聞いている。我が義娘の秘密を暴かんとする無謀な男がいる、とな」
王宮付武官アルキス。イヴォンヌとともにクロードへ接触して、ドゥ夫人からの手紙を秘密裏に渡してきた人物の名がここで出るということは、アルキスはこの白髪の老人へクロードについてすべて話したということだろう。
それだけの高位の人物、大人物で白髪の老人となると、当てはまるのはごく少数だ。加えて、ここがロロベスキ侯爵領ゾフィアであることを勘案すると、やってこられるのは一人しかいない。
「まさか」
それでもまだ信じられないクロードへ、白髪の老人はついに名乗った。
「メレディッド・ロイバード・ルチル・メイリン・オヴ・ヴェルセット。それとも、ヴェルセット公爵と名乗ったほうが通りがいいかね、Dr.クロード」
白髪の老人は、長い長い自身の名前に誇りを持っているようだ。その名に偽りはなく、クロードの想像どおり、名前のとおりの人物だろう。
確かにクロードは会えることなら会ってみたかったが、まさかクラリッサの義父であるヴェルセット公爵自らやってくるとは思いもしなかった。おずおずとこちらの様子を窺っているアンドーチェにとっては、義理の祖父に当たる可能性のある人物だ。
護衛の一人に扉を閉められ、出入り口が塞がれたところで、クロードは観念して自らも名乗ることにした。頭を下げ、胸の前に右手を置き、歌が響いていくように喉から声を通らせる。この作法をやるのは、幼少期以来だった。
「お目にかかり恐悦至極にございます、公爵閣下。私の名は、エルネスト・クロード。ジルヴェイグ大皇国、帝立フローリングス大学にて教鞭を取る、しがない法医学者であり……あとはそうですね、没落貴族の係累、という肩書も持っていますよ」
「言うものだな」
「いえいえ、事実ですとも。我が家——先代皇帝の大叔父ロマン・リュミヌーを祖とする輝耀家は、神籤を批判してすでに没落しましたので」
当然、それはもうヴェルセット公爵も既知のことだろう。ロロベスキ侯爵夫人たるマダム・マーガリーの客人クロードの名を知り、その経歴を調べずに会いにくる、ということはありえない。
そして——そもそも、別段隠しもしていないが——ジルヴェイグ大皇国没落貴族の末裔であるクロードは、『行方不明のクラリッサ嬢』事件のある一点において真偽を見抜けるのだから、そのアドバンテージを披露しておくことは悪い手ではない。
歴史が一歩間違えていればジルヴェイグ大皇国皇帝であったかもしれない男は、きっぱりとヴェルセット公爵へ己の見解を断言する。
「だからこそ、分かるのです。ポーラウェーズ伯爵家など存在せず、当時の第二皇女キルステンが主張した反乱云々は、我が家のことを指しているのだ、と」
表情を窺えば、アンドーチェの中性的で端正な顔に、濃い不安の色が広がっているのが見て取れる。
立ちすくんだようなアンドーチェは目を伏せて、戸惑いを口にする。
「クロード様。本当に、私などが手紙の内容を知ってもいいのでしょうか?」
アンドーチェの言う『私』は、『どこの馬とも知れぬ自分』なのだ。
アンドーチェは、今も自分がヴェルセット公爵家令嬢クラリッサの娘だと本心からは信じていないのだろう。それどころか、自分は本来貴族と関わり合いになるような身分ではないとばかりに非常に謙虚だ。
そう——アンドーチェは、期待せず、そんなふうに思っていたほうが傷つかない、と思っているのだろう。
それは、薄汚い大人のクロードからすれば、実に子どもらしい純粋な考えだとすら思える。
貴族の娘、クラリッサの娘だと言われているのなら、その建前を存分に使って自分のために利益とすべきだ。真偽などどうでもいい、その疑いがあるという大義名分を使い倒せばいいのに、アンドーチェはその図々しさ、図太さがない。人を騙すようで気が引けるのか、あるいは——貴族や上流階級が嫌いなのかもしれない。
だとしても、アンドーチェは巻き込まれた人間として、知る権利がある。そのくらいの権利を主張したってバチは当たらない。そう考えるべきで、もしかすると今クロードの手にある二通の手紙の内容を知っていることで、将来アンドーチェは切り札を手に入れるかもしれないのだ。
そこは悟らせずに、クロードはアンドーチェへ軽口を叩いて説得する。
「逆に聞きたいね。君に知る資格がないなら、誰にあると言うんだい?」
「分かりません。もしかすると、知るべき人はすでにこの世界にいないのかもしれません」
「そうだね……だが、それの確認も含めて、僕たちはこの手紙を読むべきだ」
巻き込まれたという意味でなら、クロードも今のアンドーチェと同じ立場だ。今後、人生のどこかでイアムス王国の面倒ごと——最悪、『行方不明のクラリッサ嬢』事件に関わるすべての王侯貴族から睨まれる可能性が生まれる——に関わらざるをえなくなったとき、これらの手紙を読んでいるか否かによって選べる選択肢が変わるかもしれない。
やらない後悔よりも、やって後悔すべきだ。クロードは、アンドーチェに最後の一押しをかける。
「この二つの手紙、特にドゥ夫人からの手紙、内容次第ではこの国は……ひどい未来に突き進むかもしれない。もちろん僕はそんなことを望んではいない、だが、今の僕は誰に対して誠実であればいいかを悩んでいる」
その意味をアンドーチェが尋ねようと、口を開きかけたとき、部屋の扉が重苦しく三回、ゆっくりとノックされた。
宿の主人ではない、近隣の客もノックはもっとテンポが早い。貴族ではないのだから、それが当たり前だ。
「……客?」
クロードとアンドーチェは目を見合わせる。少なくとも、今日のクロードにアンドーチェ以外の客の予定はない。
すると、アンドーチェが進んで扉へと向かう。クロードは手紙を新聞の下に隠し、扉を開けるアンドーチェを見守ることにした。誰が来たとしても、執事見習いのアンドーチェのほうが来客のあしらいに慣れているだろう、情けなくもクロードはそう思った。
軽い咳払いをして、アンドーチェは執事らしく、音もなく扉を押して誰何した。
「はい、どなたでしょうか?」
そこまではよかった。
来客の顔を確認したであろうアンドーチェが、明らかに声を震わせて、素早くクロードへと振り返ったのだ。
「ク、クロード様!」
「どうした?」
普段と違い、クロードは真面目で神妙な声色に聞こえるよう応じたつもりだったが——アンドーチェを押しのけて来客がやってくると、「はて?」と首を傾げざるをえなかった。
無断入室してきた来客は、短い白髪の老人だった。六十代半ばから七十くらいだろうか、とはいえ、老人とは思えないほど体格はよく、先日会った王宮付武官アルキスに勝るとも劣らない。それは軍服らしき紐飾りの多い礼服と赤い鞘のサーベルが見栄えするほどで、顔のしわで予想させる年齢よりもはるかにキビキビした足の動きでやってきたのだ。
よく見れば、白髪の老人の後ろには護衛らしき筋骨隆々の男性たちが二人ついてきていた。さらに廊下にはまだ手勢がいるようで、一体全体この物々しさは何なのか、部屋の主人であるクロードはまるで予想だにしない事態に身動きが取れない。
そんな戸惑いをよそに、白髪の老人はクロードの前に立ち、真正面から見据えてきた。
「貴殿がエルネスト・クロードか」
その声は、さして大音量でもないくせに、恐ろしいほどに威圧的で、腹の底から畏怖が湧き上がる。耳ではなく体に直接的に響いてくるものだから、クロードは白髪の老人がただものではないと悟る。
そんな大人物が、わざわざクロードを訪ねてくる理由など——考えてもみたが、やはりあったため、クロードは礼儀正しく接することにした。
「ええと、閣下、どこかでお会いしましたか?」
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王宮付武官アルキス。イヴォンヌとともにクロードへ接触して、ドゥ夫人からの手紙を秘密裏に渡してきた人物の名がここで出るということは、アルキスはこの白髪の老人へクロードについてすべて話したということだろう。
それだけの高位の人物、大人物で白髪の老人となると、当てはまるのはごく少数だ。加えて、ここがロロベスキ侯爵領ゾフィアであることを勘案すると、やってこられるのは一人しかいない。
「まさか」
それでもまだ信じられないクロードへ、白髪の老人はついに名乗った。
「メレディッド・ロイバード・ルチル・メイリン・オヴ・ヴェルセット。それとも、ヴェルセット公爵と名乗ったほうが通りがいいかね、Dr.クロード」
白髪の老人は、長い長い自身の名前に誇りを持っているようだ。その名に偽りはなく、クロードの想像どおり、名前のとおりの人物だろう。
確かにクロードは会えることなら会ってみたかったが、まさかクラリッサの義父であるヴェルセット公爵自らやってくるとは思いもしなかった。おずおずとこちらの様子を窺っているアンドーチェにとっては、義理の祖父に当たる可能性のある人物だ。
護衛の一人に扉を閉められ、出入り口が塞がれたところで、クロードは観念して自らも名乗ることにした。頭を下げ、胸の前に右手を置き、歌が響いていくように喉から声を通らせる。この作法をやるのは、幼少期以来だった。
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当然、それはもうヴェルセット公爵も既知のことだろう。ロロベスキ侯爵夫人たるマダム・マーガリーの客人クロードの名を知り、その経歴を調べずに会いにくる、ということはありえない。
そして——そもそも、別段隠しもしていないが——ジルヴェイグ大皇国没落貴族の末裔であるクロードは、『行方不明のクラリッサ嬢』事件のある一点において真偽を見抜けるのだから、そのアドバンテージを披露しておくことは悪い手ではない。
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