宇宙戦争時代の科学者、異世界へ転生する【創世の大賢者】

赤い獅子舞のチャァ

文字の大きさ
120 / 368
冒険の旅

ポルコ

しおりを挟む
 しょうも無い雑談をしつつ、空も白み始めて来たので、皆で朝食を頂く事にした。
 私が朝食にチョイスしたのは、玉葱のお味噌汁茗荷添え、サーペントのお肉のベルガモット酢醤油(ポン酢のスダチの代わりにベルガモットを使って見た)掛け、出汁巻き卵、キャベツ、ニンジン、アスパラガスの野菜炒めの、一汁三菜。
 白いご飯にとても合うおかずです。
「この白いのは何だ?」
 まぁ、初めてだわね、今回助けた人たちは。
 タイタンズや勇者一家達はカレーで食べたから知ってる程度だろうけど、白いご飯に何も乗って居ないのは初めてだろうな。
 リョーマさん一行と電脳化した皆は私同様お箸を使って食べている。
 電脳化組は私の知識をクラウドでパッチ化して配布してるから使えるんだけどね。
 何気にマカンヌは前世の記憶から箸使ってたけど少しブキッチョな持ち方だった。
 当然、漆黒の風の面々は、お箸使えないだろうと思ったので、スプーンとフォーク、ナイフを用意したんだけど、食べにくそうではあったけど味には絶賛していた。
 両腕を義手にした彼、ヴァイスは、電脳化してるのでお箸使ってたけどな。
 それにしてもやはり、こっちに来てバージョンアップした新型義体の高性能っぷりが伺える、だって義手として義体化したばかりだと言うのに訓練も無しで箸使って飯食ってるんだぜ? 凄くねぇ?
 朝食を終えて、あれだけ苦しめられたカトブレパスをあっさり倒して来たカイエンやキースに、教えを乞う事にしたらしい漆黒の面々が、承諾したキース立と模擬戦をして居る所に、どうも港町の方から来たと思われる騎士隊が走って来た。
 私のナノマシンデータリンクで間もなく到着すると確認した私は、出迎えるべくしてその騎士隊へ向かって歩き出す。
「何だあの巨大な蜘蛛の様なのは、あれが魔物か?」
 騎士隊は口を揃えてそんな事を言って居るようだ。
 その騎士隊の隊長っぽい鎧を着ている人物が、私を発見して騎獣を降りた。
 のだが・・・・
「げ、オーク!?」
「ちゃうわいっ!」
 だってなぁ、赤ら顔のオークにしか見えなかったんだよ、よく見たら人間だった。
 体型もアレだったし、マジでアル中のオークみたいだったんだもん(失礼)
「ああ、よく見たら人間だった、ごめんごめん。」
「あのなぁ、こいつ・・・
 俺はこの先の港町、ローデストの騎士隊長で、代官補佐をしているポルコ・ロッソだ、これでも一応騎士爵を賜って居る。」
 やっぱ豚じゃん! ってか、ポルコロッソ??
 直訳したら紅の豚だぞ?
 良いのか?まんまじゃ無いか。
 こりゃぁ、こいつに航空機でも宛がったら面白そうだなw
「これはご丁寧に、先程は失礼した、私はCクラス冒険者で錬金術師のエリー、よろしく。」
 それにしてもこの豚、さっきの間髪入れない突っ込み、お笑いを判って居ると言うか、なんか前世を覚えてる口なんじゃ無いか?
 見た目と名前の妙な一致観も何となく概視感が有ると言うか、ねぇ・・・
「こんな小娘がCクラス?
 まじか・・・
 所であの蜘蛛のようなのは何だ? 多脚戦車?」
 お、こいつ異世界人決定!
 あれ見て多脚戦車ってすぐ出るなら間違いないね。
「あれは私の開発した魔素で稼働する多脚戦車、クリムゾンスパイダーだ。」
「そうか、カッコイイな、俺も欲しいかも知れん。」
「いや、お前には航空機の方が良いんじゃ無いのか?」
 と言ってにやりと笑って見せると、「な!お前やっぱりそうか!」
 ああ、お前も異世界人を疑ってたのか。
「良いのか?部下がいっぱい居る中で自分を異世界人と認める発言してしまって。」
「おっと、つい。」
「この話は後でゆっくりしよう、私も港に向かって居た所だしな。」
「そうなのか、所で大型の魔物が出て冒険者がヤバそうだと聞いて飛んで来たのだが、どうなったか知って居るか?」
「ああ、私達が保護したよ、それと、大型の魔物ってのはカトブレパスだったから、ほっとくと危険なので駆除させて貰った。」
「な! そんな危険な奴だったのか、良く駆除できたな。」
「ああ、紹介しよう、神速の勇者カイエンとその妻、ファーストくノ一のマカンヌ、そして双大剣の英雄キースと、氷結の魔女、鉄拳の聖女、拳聖オーブ、そして私、不本意な二つ名貰って納得はしていないんだが、破壊の聖女とか言われている。
「何だその出鱈目な集団は。」
「いやぁ、確かに強すぎるのがこれだけ集まっちゃって出鱈目に聞こえるかもしれないが、事実だ。」
「そうか、兎に角駆除は出来たんだな、では我々は町の警備に戻るとしよう、協力感謝する、では後で。」
 しかし、騎獣で休息無しで来れるって事は、もうそんなに遠くは無いのだろう。この森の向こう側って所かな?
 だったらのんびり行きましょう。
 野営の撤収をし、クリムゾンスパイダーで時速30㎞/hで走り出し、その間に私は部屋に籠ってポルコの戦闘機を開発していた。
 タンデムにはしなくて良いだろうから・・・
 滑走路の無いこの世界で飛ばすなら、水上機だよな、ますますジブリのアレっぽいしw
 水上機で、バルカンを二門搭載、それと、ミサイルベイを4つ、レーダータイプのロックオンシステムにナノマシンデータリンクレーダー、但し半径50㎞限定で。
 ナノマシンによる弾薬補給システムで、ミサイルの炸薬も火薬では無く魔素を利用した爆裂術式。
 魔素駆動コンパクトジェットエンジンは水没しないように、吸気も排気もコックピットより高い位置に・・・何だか、神電みたいな外観に成ったけど、まぁいっか。
 最高速度は、M3.5位出りゃいいかな?
 ん?Gスーツが無いと無理だろうって?
 そこは身体強化で頑張れ!w
 大丈夫、ポルコ君、君ならできる! 多分・・・
 そして私のストレージ内に機体が完成した頃、我々は港町ローデストに到着したのであった。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

異世界異話 天使降臨

yahimoti
ファンタジー
空から天使が降って来た。 落ちたんだよ。転生かと思ったらいきなりゲームの世界「ロストヒストリーワールド」の設定をもとにしたような剣と魔法の世界にね。 それも面白がってちょっとだけ設定してみたキャラメイクのせいで天使族って。こんなのどうすんの?なんの目的もなければ何をしていいかわからないまま、巻き込まれるままにストーリーは進んでいく。

【流血】とある冒険者ギルドの会議がカオスだった件【沙汰】

一樹
ファンタジー
とある冒険者ギルド。 その建物内にある一室、【会議室】にてとある話し合いが行われた。 それは、とある人物を役立たずだからと追放したい者達と、当該人物達との話し合いの場だった。

異世界亜人熟女ハーレム製作者

†真・筋坊主 しんなるきんちゃん†
ファンタジー
異世界転生して亜人の熟女ハーレムを作る話です 【注意】この作品は全てフィクションであり実在、歴史上の人物、場所、概念とは異なります。

英雄召喚〜帝国貴族の異世界統一戦記〜

駄作ハル
ファンタジー
異世界の大貴族レオ=ウィルフリードとして転生した平凡サラリーマン。 しかし、待っていたのは平和な日常などではなかった。急速な領土拡大を目論む帝国の貴族としての日々は、戦いの連続であった─── そんなレオに与えられたスキル『英雄召喚』。それは現世で英雄と呼ばれる人々を呼び出す能力。『鬼の副長』土方歳三、『臥龍』所轄孔明、『空の魔王』ハンス=ウルリッヒ・ルーデル、『革命の申し子』ナポレオン・ボナパルト、『万能人』レオナルド・ダ・ヴィンチ。 前世からの知識と英雄たちの逸話にまつわる能力を使い、大切な人を守るべく争いにまみれた異世界に平和をもたらす為の戦いが幕を開ける! 完結まで毎日投稿!

【幸せスキル】は蜜の味 ハイハイしてたらレベルアップ

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前はアーリー 不慮な事故で死んでしまった僕は転生することになりました 今度は幸せになってほしいという事でチートな能力を神様から授った まさかの転生という事でチートを駆使して暮らしていきたいと思います ーーーー 間違い召喚3巻発売記念として投稿いたします アーリーは間違い召喚と同じ時期に生まれた作品です 読んでいただけると嬉しいです 23話で一時終了となります

神様、ちょっとチートがすぎませんか?

ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】 未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。 本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!  おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!  僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇  ――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。  しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。  自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。 へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/ --------------- ※カクヨムとなろうにも投稿しています

死神と恐れられた俺、転生したら平和な時代だったので自由気ままな人生を享受する

オカさん
ファンタジー
たった一人で敵軍を殲滅し、『死神』と恐れられた男は人生に絶望して自ら命を絶つ。 しかし目を覚ますと500年後の世界に転生していた。 前世と違う生き方を求めた彼は人の為、世の為に生きようと心を入れ替えて第二の人生を歩み始める。 家族の温かさに触れ、学園で友人を作り、世界に仇成す悪の組織に立ち向かって――――慌ただしくも、充実した日々を送っていた。 しかし逃れられたと思っていたはずの過去は長い時を経て再び彼を絶望の淵に追いやった。 だが今度こそは『己の過去』と向き合い、答えを導き出さなければならない。 後悔を糧に死神の新たな人生が幕を開ける!

【めっさ】天使拾った【可愛ぃなう】

一樹
ファンタジー
酔っ払いが聖女を拾って送迎する話です。

処理中です...