宇宙戦争時代の科学者、異世界へ転生する【創世の大賢者】

赤い獅子舞のチャァ

文字の大きさ
224 / 368
冒険の旅

贈り物2

しおりを挟む
 —エリー本体—
 さぁ、そろそろ竜馬さんとロッテちゃんが話題に困って書庫にでも凸ってる頃なんじゃ無いかな?
 あの書庫に入ると電脳化ナノマシンでゆっくり時間を掛けて電脳化が行われるんだ。
 その上で魔導書にでも手を付ければ、ロッテちゃんは火と炎の才能が有るし、竜馬さんは風と土の才能が有るから、其々属性魔法が使えるようになる、筈。
 ちなみに、余談だけど水属性でもあまり強い魔法では無いけど回復魔法が発生しました。
 傷を癒してHPを回復、SPも少し回復と言う感じの魔法です。

 まぁ兎に角、竜馬さん達は御実家には今夜遅くか翌朝位には竜馬さんの実家に到着するんじゃ無いかと思う訳で、その到着時には、プレゼントのドラグランダ―は完成して居ない。
 もう一日くらい掛かる事でしょう。
 アレ見たらどんな顔するか、楽しみなのでしっかりスパイダーには録画しといて貰おうと思って居る。
 どんな顔するかなぁ~、楽しみぃ~。
 -----------------------
 -竜馬—
 この書庫は、こじんまりとしては居るがなかなか面白い本が揃ってるな。
 エリー殿が著者の本が多いが・・・
 興味深い。
 薬学、工学、理術、物理、地学、こっちのは何だろう、絵が掛かれていて、そのセリフのようなものが書き足されたこの本は・・・
 成程、この枠で割り振ってある、これは物語を綴って居るのか。
 これは面白そうだな。
 こっちは?
 何と、魔導書?
 不思議な事に、俺には、風の章と言うのと、土の章と言うのは読めるが、他の魔導書の文字は読む事が出来なかった。
 リゼさんは、火の章は読めるが他は一切読めなかったと言う、もしかして、エリー殿の話して居た適正とかそう言うのに関係しているのだろうか。
 何度か見て知って居る程度だったが、エリー殿が使って居るのを見て、凄いとは思って居たので、俺にも使えるのだろうか?
 もしかするとこの本を読むと、使えるようになるのかも知れない。
 巻末まで読んでみるとしよう。
 --------------
 読み終える頃には、俺の故郷へと戻って来ていた。
 間も無く、生家のある村へとたどり着くだろう。
 しかし、読みふけってしまった為に気付かなかったが、夜が明けて居たようだ。
「ロッテさん、もうすぐ到着します。」
「は、はい、支度をします。」
 風呂に入って居る余裕は無いので、二人ともクリーンルームに入って見る事にした。
 何だろう、これは、不思議だ。
 ものの数秒で、湯浴みをした後のようにすっきりした。
 村の入り口となって居る門の前でスパイダーは停まった。
 スパイダーを降りると、薙刀を構えたおとめ姉さんが鬼の形相で出迎えてくれた・・・
「おとめ姉さん、ただいま、結局嫁には行かなかったんだね。」
「竜馬! なんだい!このデカい化け物は!」
「ああ、済まない、これは知り合いの錬金術師を名乗る者に借りた魔道具だ、馬車なんかよりずっと速く走る。」
「わたしゃてっきり魔物が来たんかっち思ったちゃ無かか!
 こげなもんで帰って来るなら前もって言っとぉかせ!」
 どうやって連絡しろと言うのか・・・
「そんな事より、今日は紹介したい人が居て連れて来ちゅうがじゃ。」
「何だい? まさか嫁でも連れて来よったと?」
「ああ、実は、そのまさかじゃ。
 未だ結婚を前提にお付き合いを始めたばかりやっとが。」
「何だい!そんなら先に連絡せえっち言うちょるやろが!?
 急に連れて来られても何のもてなしも出来んじゃろうがっ!」
 だからどうやって連絡しろと・・・
 相変わらずだな、姉さん・・・
「あ、あのっ! 私! りょ、竜馬さんと、お付き合いさせて頂いてましゅっ! りりり、リーゼロッテと、申しましゅ!
 ・・・かんじゃった。」
 リゼさんは緊張すると噛み癖が有るらしい。
 赤面するリゼさんが可愛い。
「竜馬っ!」
「な、何だよ姉さん。」
「随分別嬪な良い子や無いかっ!」
 ビックリするから一々怒鳴るような大声で話すのを止めてくれ、姉さん。
「りっちゃんで良いかい!? あんた!良くこんな木偶の坊と付き合うてくれちょうな、ありがとよ!
 ほんっとに良い子だね、鍛えてるようだし強そうじゃ!
 これならあたしの肩の荷も降りるってもんじゃ!
 あたしの若い頃みたいでこれなら安心じゃわ!」
 何か無茶苦茶な事を言ってるな・・・
「これからこの馬鹿の事を頼んだよっ!」
 一人で喋ってるしな・・・
「さぁさぁ! 何のもてなしも出来んけど、こっちきんしゃい! 長旅疲れとろう!?」
 やっと終わったか?
 良く喋る姉だ。
 リゼさんも圧倒されて目を丸くして言葉を失ってる様子だ。
 --------------------
 家の中でも、姉さんは喋り通しだった、余程嬉しかったのかも知れないと言う事にしておこう、それにしても気が付いたらリゼさんが姉とすっかり意気投合して居るんだがどうなってるんだ?
 俺の両親は、昨年亡くなってしまって居るので、この家は姉さんが一人で済んで居る事に成る。
「姉さん、今日はもう遅いし、俺達はあの魔道具の寝室で寝るからそろそろリゼさんを言開放してやってくれんちゃね?」
「あんた!もうヤッとるんとちゃうやろね!?」
「まだだ! デリカシーが無いんか、姉ちゃん!」
「何じゃ、まだやったんか、少しでもはように子の顔を見せに戻って来るかと思っちょったのに残念じゃの。」
 こう言う人だった、そう言えば・・・ガックリ。
「また朝、こっちに来るから。」
「それはそうと竜馬! あたしはその魔道具とか何とかには入れないのかい!? 中を見せちょくれ。」
 まぁ、その位なら良いだろう。
 姉さんの物好きが始まったなぁ。
 疲れたろうから家にお入りと言ってずっと喋ってるんだからむしろ今の方が疲れているリゼさんを早めに休ませたいんだけどな・・・
 昨日の晩も本を読み明かしてしまってあまり寝て居ないしなぁ。
 ---------------------
 何とか姉さんを家に帰して翌朝・・・
『ドラグランダ―が完成しました。』
 こんな、AIの音声で起こされた・・・
 リゼさんと一緒に、スパイダーのカーゴスペースへ移動すると、そこには、地龍を模った、馬車より三回りほど大きい位の、多分乗り物と思われる物があった。
 見ていると、何故か俺の記憶の中にこいつの知識が存在して居る。
 エリーと関わって居たので半ばあきらめていたが、いつの間には電脳化と言うのをされて居るらしい。
 まぁ、知識が増えるのは悪い気はしないので良いけどな。
 カーゴベイが開き、ドラグランダ―が自動的にスパイダーから降りる。
 そして、スパイダーのアナウンスにこう告げられた。
『これより、当機は所有者のMkⅢ様の元へ帰投します。
 リース契約が終了しますので、速やかに降機願います。』
 このスパイダーの書庫の知識には少し後ろ髪を引かれるものがあったが、電脳にはこの書庫の物は全て入っている、らしい・・・
 ので、スパイダーを降りると、『それでは失礼致します、又のご利用をお待ちしております。』
 そんなアナウンスを残して走り去って行った・・・
 又の利用? そんな事に成るのかねぇ?
 ドラグランダ―の方が速く走るし、十分な装備が搭載されている気がするのだが・・・
 ってか、もしかしてこのドラグランダ―がエリー殿からの贈り物・・・なんだろうね・・・
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

【流血】とある冒険者ギルドの会議がカオスだった件【沙汰】

一樹
ファンタジー
とある冒険者ギルド。 その建物内にある一室、【会議室】にてとある話し合いが行われた。 それは、とある人物を役立たずだからと追放したい者達と、当該人物達との話し合いの場だった。

Millennium226 【軍神マルスの娘と呼ばれた女 6】 ― 皇帝のいない如月 ―

kei
歴史・時代
周囲の外敵をことごとく鎮定し、向かうところ敵なし! 盤石に見えた帝国の政(まつりごと)。 しかし、その政体を覆す計画が密かに進行していた。 帝国の生きた守り神「軍神マルスの娘」に厳命が下る。 帝都を襲うクーデター計画を粉砕せよ!

英雄召喚〜帝国貴族の異世界統一戦記〜

駄作ハル
ファンタジー
異世界の大貴族レオ=ウィルフリードとして転生した平凡サラリーマン。 しかし、待っていたのは平和な日常などではなかった。急速な領土拡大を目論む帝国の貴族としての日々は、戦いの連続であった─── そんなレオに与えられたスキル『英雄召喚』。それは現世で英雄と呼ばれる人々を呼び出す能力。『鬼の副長』土方歳三、『臥龍』所轄孔明、『空の魔王』ハンス=ウルリッヒ・ルーデル、『革命の申し子』ナポレオン・ボナパルト、『万能人』レオナルド・ダ・ヴィンチ。 前世からの知識と英雄たちの逸話にまつわる能力を使い、大切な人を守るべく争いにまみれた異世界に平和をもたらす為の戦いが幕を開ける! 完結まで毎日投稿!

異世界亜人熟女ハーレム製作者

†真・筋坊主 しんなるきんちゃん†
ファンタジー
異世界転生して亜人の熟女ハーレムを作る話です 【注意】この作品は全てフィクションであり実在、歴史上の人物、場所、概念とは異なります。

完結 シシルナ島物語 少年薬師ノルド/ 荷運び人ノルド 蠱惑の魔剣

織部
ファンタジー
 ノルドは、古き風の島、正式名称シシルナ・アエリア・エルダで育った。母セラと二人きりで暮らし。  背は低く猫背で、隻眼で、両手は動くものの、左腕は上がらず、左足もほとんど動かない、生まれつき障害を抱えていた。  母セラもまた、頭に毒薬を浴びたような痣がある。彼女はスカーフで頭を覆い、人目を避けてひっそりと暮らしていた。  セラ親子がシシルナ島に渡ってきたのは、ノルドがわずか2歳の時だった。  彼の中で最も古い記憶。船のデッキで、母セラに抱かれながら、この新たな島がゆっくりと近づいてくるのを見つめた瞬間だ。  セラの腕の中で、ぽつりと一言、彼がつぶやく。 「セラ、ウミ」 「ええ、そうよ。海」 ノルドの成長譚と冒険譚の物語が開幕します! カクヨム様 小説家になろう様でも掲載しております。

転生勇者が死ぬまで10000日

慶名 安
ファンタジー
ごく普通のフリーター・岩倉運命は謎の少年に刺され、命を落としてしまう。そんな岩倉運命だったが、サダメ・レールステンとして転生を果たす…

扱いの悪い勇者パーティを啖呵切って離脱した俺、辺境で美女たちと国を作ったらいつの間にか国もハーレムも大陸最強になっていた。

みにぶた🐽
ファンタジー
いいねありがとうございます!反応あるも励みになります。 勇者パーティから“手柄横取り”でパーティ離脱した俺に残ったのは、地球の本を召喚し、読み終えた物語を魔法として再現できるチートスキル《幻想書庫》だけ。  辺境の獣人少女を助けた俺は、物語魔法で水を引き、結界を張り、知恵と技術で開拓村を発展させていく。やがてエルフや元貴族も加わり、村は多種族共和国へ――そして、旧王国と勇者が再び迫る。  だが俺には『三国志』も『孫子』も『トロイの木馬』もある。折伏し、仲間に変える――物語で世界をひっくり返す成り上がり建国譚、開幕!

男爵家の厄介者は賢者と呼ばれる

暇野無学
ファンタジー
魔法もスキルも授からなかったが、他人の魔法は俺のもの。な~んちゃって。 授けの儀で授かったのは魔法やスキルじゃなかった。神父様には読めなかったが、俺には馴染みの文字だが魔法とは違う。転移した世界は優しくない世界、殺される前に授かったものを利用して逃げ出す算段をする。魔法でないものを利用して魔法を使い熟し、やがては無敵の魔法使いになる。

処理中です...