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43.恋の自覚①
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アンバーを連れて、瓦礫の積まれた広場を離れる。川岸の広場は街の中心地からは少し外れていて、日が暮れると黒く染まった民家の屋根の向こうに祭りの赤い光が広がっていた。
ただでさえ、火祭りは爆竹や花火の音で騒々しい。物見台は崩れてしまったが、アンバーのおかげで怪我人は出なかった。おそらく、祭りは滞りなく続けられるだろう。
わたしはそれより、アンバーを狙った頭巾の男が気にかかっていた。果たして、精霊王まで召喚するような地魔法の使い手が今の世に存在しただろうか。この国の貴族は、約一万人。地魔法の使い手が四分の一として、二千五百人。王太女の権限で、調べられない数ではない。異常なほど高い魔法力とアンバーの誘拐。『グレードサラマンダーの心臓が強力な魔法石になる』事実が絡んでいるのは、間違いなかった。
そんなことを考えていたが、すれ違う人々からやけに視線を向けられ、はたと自分の状態に気が付く。
――お姫様抱っこされたままだった!
「グ、グラシアン様っ!」
「なんだ?」
「さすがに降ろしてください。わたしの体重は、そんなに軽くないんですっ!」
わたしは女性にしては背が高いから、その分体重もある。グラシアンの腕のなかは安定感があって居心地がいいので、ついそのまま考え事に没頭してしまった。
だが、グラシアンは離さないぞと言わんばかりに、わたしの肩をぎゅっと抱きしめる。
「俺は気にならない。キャロルは細すぎるから、むしろもっと太ったほうがいいぞ」
「わたしが気になるんです! それから、これ以上太りたくありません!」
「俺がかまわないと言っているのに」
そうは言いながらも、最終的にはわたしをベンチの前に下ろした。ここは座ったほうがいいのかなと窺っていると、彼が懐から大判のハンカチを取り出してベンチに敷く。
「座ってくれ」
「ありがとう、ございます」
本性を暴いても、紳士なのは変わらなかった。しかし、グラシアンは何故かベンチには座らず、わたしの前に片膝をつく。今のわたしはメイドなので、まるで主君に拝するような姿勢は絶対間違っている。
「手を見せてくれ」
「もう治しましたよ」
「いいから」
再度言われて、仕方なく両手を広げる。グラシアンは念入りに確認すると、初めてほっとした顔を見せた。硬い表情から柔らかいそれに変わる瞬間が、花綻ぶようで思わず目を奪われる。
わたしは再び、自分の体温が上昇するのを感じた。今のわたしはわざと野暮ったく変装してるから、グラシアンのそばにいるのが恥ずかしい。とはいっても、普段のわたしが特別綺麗というわけでもない。ただ、次期女王として見られる格好をしているだけだ。
――わたしはまだ、グラシアンの伴侶にふさわしい人間じゃない。
そんな気持ちが沸き上がり、落ち込みそうになる。自分が王太女として未熟なのは、以前から分かっていたことだ。だけど、今はとにかくグラシアンに認められたかった。この感情は何だろう。アンバーがさらわれそうになる前、ふと脳裏によぎったことを思い出す。
『――わたしは、グラシアンのことが好きなのだろうか』
胸がドキドキしたり、顔が真っ赤になったりするのはいつからだろう。それはわたしが面食いでグラシアンの顔が素晴らしいから、起こる現象だと思っていた。わたしは、グラシアンに恋している? じゃあ、以前のグラシアンに苛立ったのは、彼がわたしに本性を見せてくれなかったから? 断じて認めたくないが、考えてみるとしっくりくる。
――嫌だ、恥ずかしすぎる。
好きな人の本心を探ろうと、その人の屋敷にまで乗り込んだってこと? 貴重な休みを使って、王太女のわたしが?
「キャロル? 大丈夫か? 肩を何度も蹴られてただろ? 痛むのか?」
黙り込んだわたしに、グラシアンは再び顔を曇らせる。
「見てたんですか? でも、そっちも治療したから大丈夫です。ほらっ」
わたしは、左腕をぐるぐるとまわして見せた。さすがに、肩をじかに見せろとは言われないだろう。
「無理するな」
「無理してませんよ。そんなことより、もう座ってください。グラシアン様が、メイドに膝を着かないでください」
グラシアンはまだ納得がいっていないのか、不承不承ベンチに座る。
「戦うのは専門じゃないだろ? なんで、飛び込んでくるんだ?」
水魔法の使い手は『癒し手』として重宝されるから、どうしても後方に回りがちだ。わたしは弓を使うけれど、それでも実戦経験はない。そのうえ、グラシアンは国で一、二を争うほどの強力な騎士だ。グラシアンの疑問は、当然だった。
「グラシアン様がいれば大丈夫だって、思ったんです」
それは、わたしの嘘偽りのない気持ちだ。婚約者にストーカーのような真似をしたり、意地を張って反抗的な態度を見せたり、わたしは穴を掘って入りたい心境に陥っている。しかし、一方でグラシアンに苛立つ理由もわかり、気持ちも楽になった。だから後は、自分の気持ちに素直でいるだけだ。何故なら、時間は有限なのだから。
わたしが笑うと、グラシアンは大きく息を吐いてから、目元をほのかに赤くして、最後に視線を外した。わたしより九つ上だがもう少し下に見えたし、とても色っぽい。そんな姿にドキッとしてしまった。
「帰るか。いろいろあって疲れただろ?」
「疲れてません。……まだ、お祭りを楽しみたいです。だって、わたし、お祭りに参加するのは初めてなんですよ。もう少し、ここにいさせてください」
わたしが懇願すると、グラシアンは仕方がないとばかりにため息を落とした。
「帰りたくなったら、言えよ」
「ありがとうございます!」
火祭りは、夜遅くまでにぎやかだ。
子どもたちがユニコーンやセイレーンの形をした風船を持って、はしゃいでいる。アンバーはそれが気に入り、グラシアンに自分の尻尾に紐をつけさせると、プラプラと浮いて固まって風船になり切っていた。わたしはその姿が可愛らしく思えて、垂れている紐を持ってやる。幼い幻獣は人間の子どものようにはしゃぎ声をあげて、とても嬉しそうだ。
「さあ、アリス王女様と婚約者のグラシアン卿の絵姿だよっ! 美男美女のロイヤルカップルのお姿をとくとご覧あれっ!」
「一カ月後には、お二人の結婚式があるよっ! ご成婚祝いに買った! 買った!」
絵描きが木箱に乗って、版画絵を掲げている。祭りの灯りに照らし出されたそれには、幸せそうに寄り添う男女の姿が描かれていた。だが、わたしはそれを見に行こうとは思わない。版画絵が自分たちに似ているかまでは、興味をおぼえなかったのだ。
ただでさえ、火祭りは爆竹や花火の音で騒々しい。物見台は崩れてしまったが、アンバーのおかげで怪我人は出なかった。おそらく、祭りは滞りなく続けられるだろう。
わたしはそれより、アンバーを狙った頭巾の男が気にかかっていた。果たして、精霊王まで召喚するような地魔法の使い手が今の世に存在しただろうか。この国の貴族は、約一万人。地魔法の使い手が四分の一として、二千五百人。王太女の権限で、調べられない数ではない。異常なほど高い魔法力とアンバーの誘拐。『グレードサラマンダーの心臓が強力な魔法石になる』事実が絡んでいるのは、間違いなかった。
そんなことを考えていたが、すれ違う人々からやけに視線を向けられ、はたと自分の状態に気が付く。
――お姫様抱っこされたままだった!
「グ、グラシアン様っ!」
「なんだ?」
「さすがに降ろしてください。わたしの体重は、そんなに軽くないんですっ!」
わたしは女性にしては背が高いから、その分体重もある。グラシアンの腕のなかは安定感があって居心地がいいので、ついそのまま考え事に没頭してしまった。
だが、グラシアンは離さないぞと言わんばかりに、わたしの肩をぎゅっと抱きしめる。
「俺は気にならない。キャロルは細すぎるから、むしろもっと太ったほうがいいぞ」
「わたしが気になるんです! それから、これ以上太りたくありません!」
「俺がかまわないと言っているのに」
そうは言いながらも、最終的にはわたしをベンチの前に下ろした。ここは座ったほうがいいのかなと窺っていると、彼が懐から大判のハンカチを取り出してベンチに敷く。
「座ってくれ」
「ありがとう、ございます」
本性を暴いても、紳士なのは変わらなかった。しかし、グラシアンは何故かベンチには座らず、わたしの前に片膝をつく。今のわたしはメイドなので、まるで主君に拝するような姿勢は絶対間違っている。
「手を見せてくれ」
「もう治しましたよ」
「いいから」
再度言われて、仕方なく両手を広げる。グラシアンは念入りに確認すると、初めてほっとした顔を見せた。硬い表情から柔らかいそれに変わる瞬間が、花綻ぶようで思わず目を奪われる。
わたしは再び、自分の体温が上昇するのを感じた。今のわたしはわざと野暮ったく変装してるから、グラシアンのそばにいるのが恥ずかしい。とはいっても、普段のわたしが特別綺麗というわけでもない。ただ、次期女王として見られる格好をしているだけだ。
――わたしはまだ、グラシアンの伴侶にふさわしい人間じゃない。
そんな気持ちが沸き上がり、落ち込みそうになる。自分が王太女として未熟なのは、以前から分かっていたことだ。だけど、今はとにかくグラシアンに認められたかった。この感情は何だろう。アンバーがさらわれそうになる前、ふと脳裏によぎったことを思い出す。
『――わたしは、グラシアンのことが好きなのだろうか』
胸がドキドキしたり、顔が真っ赤になったりするのはいつからだろう。それはわたしが面食いでグラシアンの顔が素晴らしいから、起こる現象だと思っていた。わたしは、グラシアンに恋している? じゃあ、以前のグラシアンに苛立ったのは、彼がわたしに本性を見せてくれなかったから? 断じて認めたくないが、考えてみるとしっくりくる。
――嫌だ、恥ずかしすぎる。
好きな人の本心を探ろうと、その人の屋敷にまで乗り込んだってこと? 貴重な休みを使って、王太女のわたしが?
「キャロル? 大丈夫か? 肩を何度も蹴られてただろ? 痛むのか?」
黙り込んだわたしに、グラシアンは再び顔を曇らせる。
「見てたんですか? でも、そっちも治療したから大丈夫です。ほらっ」
わたしは、左腕をぐるぐるとまわして見せた。さすがに、肩をじかに見せろとは言われないだろう。
「無理するな」
「無理してませんよ。そんなことより、もう座ってください。グラシアン様が、メイドに膝を着かないでください」
グラシアンはまだ納得がいっていないのか、不承不承ベンチに座る。
「戦うのは専門じゃないだろ? なんで、飛び込んでくるんだ?」
水魔法の使い手は『癒し手』として重宝されるから、どうしても後方に回りがちだ。わたしは弓を使うけれど、それでも実戦経験はない。そのうえ、グラシアンは国で一、二を争うほどの強力な騎士だ。グラシアンの疑問は、当然だった。
「グラシアン様がいれば大丈夫だって、思ったんです」
それは、わたしの嘘偽りのない気持ちだ。婚約者にストーカーのような真似をしたり、意地を張って反抗的な態度を見せたり、わたしは穴を掘って入りたい心境に陥っている。しかし、一方でグラシアンに苛立つ理由もわかり、気持ちも楽になった。だから後は、自分の気持ちに素直でいるだけだ。何故なら、時間は有限なのだから。
わたしが笑うと、グラシアンは大きく息を吐いてから、目元をほのかに赤くして、最後に視線を外した。わたしより九つ上だがもう少し下に見えたし、とても色っぽい。そんな姿にドキッとしてしまった。
「帰るか。いろいろあって疲れただろ?」
「疲れてません。……まだ、お祭りを楽しみたいです。だって、わたし、お祭りに参加するのは初めてなんですよ。もう少し、ここにいさせてください」
わたしが懇願すると、グラシアンは仕方がないとばかりにため息を落とした。
「帰りたくなったら、言えよ」
「ありがとうございます!」
火祭りは、夜遅くまでにぎやかだ。
子どもたちがユニコーンやセイレーンの形をした風船を持って、はしゃいでいる。アンバーはそれが気に入り、グラシアンに自分の尻尾に紐をつけさせると、プラプラと浮いて固まって風船になり切っていた。わたしはその姿が可愛らしく思えて、垂れている紐を持ってやる。幼い幻獣は人間の子どものようにはしゃぎ声をあげて、とても嬉しそうだ。
「さあ、アリス王女様と婚約者のグラシアン卿の絵姿だよっ! 美男美女のロイヤルカップルのお姿をとくとご覧あれっ!」
「一カ月後には、お二人の結婚式があるよっ! ご成婚祝いに買った! 買った!」
絵描きが木箱に乗って、版画絵を掲げている。祭りの灯りに照らし出されたそれには、幸せそうに寄り添う男女の姿が描かれていた。だが、わたしはそれを見に行こうとは思わない。版画絵が自分たちに似ているかまでは、興味をおぼえなかったのだ。
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