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第一話 聖女と魔王
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かつて、エルヴィーラは『癒しの聖女』と呼ばれていた。
彼女が病人に息を吹きかければ平癒し、瀕死の者がその血を飲めば回復する。片田舎の小さな神殿で分け隔てなく祝福を授けるエルヴィーラは、誰からも慕われ尊敬された。
だが、その評判が遠くディール王国の都まで届いたとき、彼女の人生は一変する。大神殿に招かれたはずのエルヴィーラは王城の地下牢に監禁され、その血と肉を国主たちの私腹を肥やす道具にされたのだ。
国王は聖女の血を高値で売り捌く一方、大臣たちには特別に無償で分け与えた。味方を増やし地位を盤石にしたところで、かねてからの野望であった他国への侵略に乗り出す。聖女の血を前線の兵士たちに送り続けて半年、ついに周辺三国を支配下に置いた。しかし、そこで人界には不干渉であったはずの魔王が対ディール国の盟主として参戦する。同盟軍総出でディール王国軍を迎え撃つうちに、魔族軍はいとも簡単に王都を陥落させた。
『賠償金の一部を免除する代わりに、魔王に癒しの聖女を送れと言われたが、あれは我々のものだ。くれてやるにしても、腕だけで充分だろう』
征服した領土の返還と元々の領地の割譲を受けても、ディール国の国主たちは聖女さえ手の内にあればいくらでもやり直せると浅はかにも考えていた。彼らにとってエルヴィーラは奇跡を起こす生きた聖遺物であり、彼女が意思を持ち、痛みを感じる人間であることを気に留めもしないのだ。
「離して……っ、離してください!」
長年にわたり血を抜かれ続けた瀕死の聖女に、出来る抵抗は少ない。散切りにされた髪を振り乱して牢屋の石床に踏ん張るが、いとも簡単に兵士二人に抱えられる。
「離して……っ,止めて、わたしからこれ以上何をとりあげ……!?」
台の上で骨と皮だらけの四肢を鎖で固定され、目の前で斧を振り上げられた。エルヴィーラが白刃の向こうに満月を認めた直後、鈍い光がスローモーションで振り下ろされる。骨が砕ける強烈な痛みと共に、目の前が真っ赤に染まった。
*
「いやああああああ……っ!」
自分の断末魔で飛び起きた。胸を抑え、薄い肩を抱き締める。荒い息を整えようとしたがうまくいかない。エルヴィーラは肩を大きく上下させながら、違和感を覚えた。
――腕がある? たしかに斬り落とされたはずなのに。
指先を動かすと、何の問題もなく動く。それどころか、全身を傷つけられじくじくと苛んでいる痛みすら今は感じなかった。
戻ってきた体の一部は相変わらず醜い。爪を剥がされた傷だらけの指先、かつて白く滑らかだった上腕は肉を削がれ血を抜かれ、やせ衰えて皮膚がたるんでいた。だが、これ以上もなく愛おしいのだ。
「わたしの両腕」
口にするとより一層実感がわいてきて、嬉しさにボロボロと涙が落ちた。しばらくして涙を拭ったところで、ふと白いパフスリーブの袖をめくる。両肩のすぐ下、傷口をつなぎ合わせてジグザグに縫い付けた痕があった。まるで綿の出たぬいぐるみを雑に補修したような見た目だ。
――魔族に送られたはずのわたしの腕を、誰が元に戻したの?
斬られた腕を繋ぎ合わせて指先まで神経を通わせるなど、人間にできる技ではない。
エルヴィーラは周囲を見回す。どうやら、自分は天蓋付きの寝台に寝かされていたようだ。広い寝室の壁紙は明るい黄色で、並べられた調度品には蔦や花のたおやかな意匠が施されている。童話のなかのお姫様に憧れた幼い頃、いつか住んでみたいと思ったそのままの部屋だった。その一方、大きな窓の向こうは月や星はまったく浮かんでおらず、完璧な暗闇で塗り固められていた。
――わたしが最後に記憶している夜は、満月だったわ。あれから、何日経っているの?
寝台から降りようとして、履物がないことに気が付く。仕方がないので縁に腰掛けた。
「ど……どなたか、……いらっしゃいませんか?」
久しぶりに張り上げた声は擦れるどころか、震えてもいる。
「呼びましたか、エルヴィーラ嬢?」
その声に恐る恐る頭を上げると、二十代後半と思しき長身の男性が立っていた。長くまっすぐな黒髪に、ルビーのような切れ長の瞳。頬骨や鼻梁は高く、唇は薄い。肌は透き通り滑らかで、全身黒装束のなかでひと際白く輝いている。鍛えられた肉体から醸し出される男性的な色香に、エルヴィーラは目が離せなかった。
全体から受ける印象は硬質なのに、人の目を引き付けてやまない華がある。エルヴィーラは『外が暗闇なのは、月が姿を変えてこの場にいるから』と聞かされたら納得しただろう。
――雄鹿のような角が、頭部に生えていなければ。
「魔族……? ……どうしてわたしをここに?」
「エルヴィーラ嬢が本来いるべきところに、お連れしたまでです」
「わたしがいるべきところ……?」
途方に暮れたエルヴィーラの前で、男性は衣を翻して片膝をつく。真摯な赤い瞳のなかに、彼女の驚いた顔が映った。
「あなたは本来魔族として生まれる運命でした。しかし、誤って魂が人界に落ちたことにより、魔族の力を持ちながら脆弱な人間の身体に入ってしまったのです」
話についていけない。目を白黒させるエルヴィーラに、男性は熱く言葉を重ねた。
「我々魔族には、大なり小なり他人の病や傷を治す力があります。エルヴィーラ嬢の能力は魔族なら持っていて当然のものです。ですから、ここにはあなたを傷つける者はおりません。どうか安心してください」
一番聞きたかった言葉をようやく耳に留め、エルヴィーラは肩の力を抜く。落ち着いて見ると、男の双眸は意外にも柔らかく、ゆっくり紡がれる低い声も耳触りが良かった。
「わたしが魔族というなら、あなたはどなたですか?」
「わたしの名はルートヴィッヒ。人間や天使族からは『魔王』と呼ばれています。ここではあなたの庇護者になります。お見知りおきを」
そのとき、魔族は賠償金の一部を免除する代わりにエルヴィーラの身柄を求めた話を思い出した。彼が力のある魔族とは疑っていなかったが、まさか魔王本人とは思わないではないか。
「腕を治してくださったのも、あなたですか?」
「そうです。エルヴィーラ嬢の保護を申し出たのに、ディール国の者はよりにもよってあなたの身体の一部を連合軍に送ってきたのです。二本の細い腕を見たときの衝撃ときたら、言葉になりませんでした」
魔王の美しい面には、今にも喉を掻きむしらんばかりの苦悩が浮かんでいる。エルヴィーラはそれを見るだけで心が痛み、自分の話をしているのに口を挟めなかった。
「わたしは急ぎディール国へ飛び、出血多量で命尽きようとしていたあなたを攫いました」
あのとき、エルヴィーラは痛みと貧血で意識が朦朧として、周囲で何が起きているのかまったく分からなかった。自分が間もなく死ぬと確信したとき、彼女にはまだ生きたいという願いしかなかったのだ。
「救ってくださって、ありがとうございます」
感謝の意を伝えると、ルートヴィッヒは目を閉じて頭を下げる。
「あなたが、まだこの世に絶望していなかったことに感謝します」
不思議なことに、その言葉は魔王の本心であるかのように聞こえた。エルヴィーラはルートヴィッヒを前にして恐怖を感じない。彼女が最も恐れるのは、自分の血や肉体を欲しがるディール王国の人間だ。魔王が一時的にでも庇護してくれるなら、願ったり叶ったりだ。
すっかり肩の力を抜いたエルヴィーラに、ルートヴィッヒは言葉を濁した。
「全身の痛みもとりましたが、すべての傷痕を消すにはもうひと手間必要です。しかし、あなたがそれに耐えられるか」
「耐えられないとは、ひどく痛むのですか?」
「痛むことは有りませんが、傷口に直接唇で触れなくてはならないのです」
「え?」
エルヴィーラは、自分の顔に熱がこもるのを自覚した。恋人か夫でないとできない行為だ。彼女はもじもじと膝を見下ろした。
「それなら……せめて、女性の魔族の方にお願いできないでしょうか?」
「申し訳ないのですが、わたしと同等の魔力を持った女性の魔族はおりません」
全身に魔王の口づけを受けることを想像して、卒倒しそうになった。しかし、醜い傷跡をこれ以上、この美しく高貴な人に晒したくない気持ちもある。彼女は、心の中で天秤を傾けた。
「耐えられなくなったら、……途中で止めてもいいですか?」
魔王は微笑む。どきりとするほど艶っぽい笑顔だった。
「はい。少しずつ進めていきましょう」
彼女が病人に息を吹きかければ平癒し、瀕死の者がその血を飲めば回復する。片田舎の小さな神殿で分け隔てなく祝福を授けるエルヴィーラは、誰からも慕われ尊敬された。
だが、その評判が遠くディール王国の都まで届いたとき、彼女の人生は一変する。大神殿に招かれたはずのエルヴィーラは王城の地下牢に監禁され、その血と肉を国主たちの私腹を肥やす道具にされたのだ。
国王は聖女の血を高値で売り捌く一方、大臣たちには特別に無償で分け与えた。味方を増やし地位を盤石にしたところで、かねてからの野望であった他国への侵略に乗り出す。聖女の血を前線の兵士たちに送り続けて半年、ついに周辺三国を支配下に置いた。しかし、そこで人界には不干渉であったはずの魔王が対ディール国の盟主として参戦する。同盟軍総出でディール王国軍を迎え撃つうちに、魔族軍はいとも簡単に王都を陥落させた。
『賠償金の一部を免除する代わりに、魔王に癒しの聖女を送れと言われたが、あれは我々のものだ。くれてやるにしても、腕だけで充分だろう』
征服した領土の返還と元々の領地の割譲を受けても、ディール国の国主たちは聖女さえ手の内にあればいくらでもやり直せると浅はかにも考えていた。彼らにとってエルヴィーラは奇跡を起こす生きた聖遺物であり、彼女が意思を持ち、痛みを感じる人間であることを気に留めもしないのだ。
「離して……っ、離してください!」
長年にわたり血を抜かれ続けた瀕死の聖女に、出来る抵抗は少ない。散切りにされた髪を振り乱して牢屋の石床に踏ん張るが、いとも簡単に兵士二人に抱えられる。
「離して……っ,止めて、わたしからこれ以上何をとりあげ……!?」
台の上で骨と皮だらけの四肢を鎖で固定され、目の前で斧を振り上げられた。エルヴィーラが白刃の向こうに満月を認めた直後、鈍い光がスローモーションで振り下ろされる。骨が砕ける強烈な痛みと共に、目の前が真っ赤に染まった。
*
「いやああああああ……っ!」
自分の断末魔で飛び起きた。胸を抑え、薄い肩を抱き締める。荒い息を整えようとしたがうまくいかない。エルヴィーラは肩を大きく上下させながら、違和感を覚えた。
――腕がある? たしかに斬り落とされたはずなのに。
指先を動かすと、何の問題もなく動く。それどころか、全身を傷つけられじくじくと苛んでいる痛みすら今は感じなかった。
戻ってきた体の一部は相変わらず醜い。爪を剥がされた傷だらけの指先、かつて白く滑らかだった上腕は肉を削がれ血を抜かれ、やせ衰えて皮膚がたるんでいた。だが、これ以上もなく愛おしいのだ。
「わたしの両腕」
口にするとより一層実感がわいてきて、嬉しさにボロボロと涙が落ちた。しばらくして涙を拭ったところで、ふと白いパフスリーブの袖をめくる。両肩のすぐ下、傷口をつなぎ合わせてジグザグに縫い付けた痕があった。まるで綿の出たぬいぐるみを雑に補修したような見た目だ。
――魔族に送られたはずのわたしの腕を、誰が元に戻したの?
斬られた腕を繋ぎ合わせて指先まで神経を通わせるなど、人間にできる技ではない。
エルヴィーラは周囲を見回す。どうやら、自分は天蓋付きの寝台に寝かされていたようだ。広い寝室の壁紙は明るい黄色で、並べられた調度品には蔦や花のたおやかな意匠が施されている。童話のなかのお姫様に憧れた幼い頃、いつか住んでみたいと思ったそのままの部屋だった。その一方、大きな窓の向こうは月や星はまったく浮かんでおらず、完璧な暗闇で塗り固められていた。
――わたしが最後に記憶している夜は、満月だったわ。あれから、何日経っているの?
寝台から降りようとして、履物がないことに気が付く。仕方がないので縁に腰掛けた。
「ど……どなたか、……いらっしゃいませんか?」
久しぶりに張り上げた声は擦れるどころか、震えてもいる。
「呼びましたか、エルヴィーラ嬢?」
その声に恐る恐る頭を上げると、二十代後半と思しき長身の男性が立っていた。長くまっすぐな黒髪に、ルビーのような切れ長の瞳。頬骨や鼻梁は高く、唇は薄い。肌は透き通り滑らかで、全身黒装束のなかでひと際白く輝いている。鍛えられた肉体から醸し出される男性的な色香に、エルヴィーラは目が離せなかった。
全体から受ける印象は硬質なのに、人の目を引き付けてやまない華がある。エルヴィーラは『外が暗闇なのは、月が姿を変えてこの場にいるから』と聞かされたら納得しただろう。
――雄鹿のような角が、頭部に生えていなければ。
「魔族……? ……どうしてわたしをここに?」
「エルヴィーラ嬢が本来いるべきところに、お連れしたまでです」
「わたしがいるべきところ……?」
途方に暮れたエルヴィーラの前で、男性は衣を翻して片膝をつく。真摯な赤い瞳のなかに、彼女の驚いた顔が映った。
「あなたは本来魔族として生まれる運命でした。しかし、誤って魂が人界に落ちたことにより、魔族の力を持ちながら脆弱な人間の身体に入ってしまったのです」
話についていけない。目を白黒させるエルヴィーラに、男性は熱く言葉を重ねた。
「我々魔族には、大なり小なり他人の病や傷を治す力があります。エルヴィーラ嬢の能力は魔族なら持っていて当然のものです。ですから、ここにはあなたを傷つける者はおりません。どうか安心してください」
一番聞きたかった言葉をようやく耳に留め、エルヴィーラは肩の力を抜く。落ち着いて見ると、男の双眸は意外にも柔らかく、ゆっくり紡がれる低い声も耳触りが良かった。
「わたしが魔族というなら、あなたはどなたですか?」
「わたしの名はルートヴィッヒ。人間や天使族からは『魔王』と呼ばれています。ここではあなたの庇護者になります。お見知りおきを」
そのとき、魔族は賠償金の一部を免除する代わりにエルヴィーラの身柄を求めた話を思い出した。彼が力のある魔族とは疑っていなかったが、まさか魔王本人とは思わないではないか。
「腕を治してくださったのも、あなたですか?」
「そうです。エルヴィーラ嬢の保護を申し出たのに、ディール国の者はよりにもよってあなたの身体の一部を連合軍に送ってきたのです。二本の細い腕を見たときの衝撃ときたら、言葉になりませんでした」
魔王の美しい面には、今にも喉を掻きむしらんばかりの苦悩が浮かんでいる。エルヴィーラはそれを見るだけで心が痛み、自分の話をしているのに口を挟めなかった。
「わたしは急ぎディール国へ飛び、出血多量で命尽きようとしていたあなたを攫いました」
あのとき、エルヴィーラは痛みと貧血で意識が朦朧として、周囲で何が起きているのかまったく分からなかった。自分が間もなく死ぬと確信したとき、彼女にはまだ生きたいという願いしかなかったのだ。
「救ってくださって、ありがとうございます」
感謝の意を伝えると、ルートヴィッヒは目を閉じて頭を下げる。
「あなたが、まだこの世に絶望していなかったことに感謝します」
不思議なことに、その言葉は魔王の本心であるかのように聞こえた。エルヴィーラはルートヴィッヒを前にして恐怖を感じない。彼女が最も恐れるのは、自分の血や肉体を欲しがるディール王国の人間だ。魔王が一時的にでも庇護してくれるなら、願ったり叶ったりだ。
すっかり肩の力を抜いたエルヴィーラに、ルートヴィッヒは言葉を濁した。
「全身の痛みもとりましたが、すべての傷痕を消すにはもうひと手間必要です。しかし、あなたがそれに耐えられるか」
「耐えられないとは、ひどく痛むのですか?」
「痛むことは有りませんが、傷口に直接唇で触れなくてはならないのです」
「え?」
エルヴィーラは、自分の顔に熱がこもるのを自覚した。恋人か夫でないとできない行為だ。彼女はもじもじと膝を見下ろした。
「それなら……せめて、女性の魔族の方にお願いできないでしょうか?」
「申し訳ないのですが、わたしと同等の魔力を持った女性の魔族はおりません」
全身に魔王の口づけを受けることを想像して、卒倒しそうになった。しかし、醜い傷跡をこれ以上、この美しく高貴な人に晒したくない気持ちもある。彼女は、心の中で天秤を傾けた。
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「はい。少しずつ進めていきましょう」
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