DiaryRZV500

深町珠

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1987 GR50と 36

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日記 1977/

[GR50とちょっとしたromance]




んで、俺と彼女は別の高校へ行った。
彼女は看護学校へ行き、俺は普通の県立校へ行った。

不思議と勉強は出来たほうだったので、バイクの免許がOKな学校にしたのだ。



免許とって、最初に乗ったのは兄貴が買ったGR50だった。
このGRはあちこち改造し、RDのヘッドに面研、ポート研磨、ロッド研磨にポータイ変更、
20φキャブにレーシングチャンバ、でピーク回転が12000rpm、と、とんでもない仕様だった。

パワーバンドは9000から、と言うおよそ公道向きではないエンジン(笑)
でもまあ軽量だから、そこそこ下の回転でも走る事は走る。


で...



俺の住む田舎町を流してたら、例のあの子(トモちゃんと言うが、華原似ではなく...
どちらかと言うと欧州風の顔で長身の細身美人であった)が、俺を呼び止めた。



俺はアーケードにバイク寄せて、すぐエンジンを切った。

なぜかって、うるさいから。(笑)
当時は今と違ってチャンバーは即違反、だったから
駐在さんが飛んでくる前に、と言うわけだ。



トモは俺にこういった。


「バイク、乗っけてよ」



どっかで聞いたセリフだな、と俺は思った(笑)
もともと、記憶力は良い方だ。



そうだ、中学の頃した約束をまだ果たしてないな、と俺は思ったが
GR50もシングルシートだ。(笑)。



誰か、ボーイフレンドにでも乗せてもらえよ、と俺は言ったが

ヘンでしょ、そういうの、だいいち....と、
トモは言葉を濁した。


そう、もうそういう年頃だから。



だったら俺なら安全だと思ってるのか?と俺は言いたかったが....

黙っていたら、トモはGRの荷台(後ろにキャリアを付けていた。)に横座りした。(笑)



ムリだってば、と俺が言うのに「よーし、しゅっぱーつ!」と..



仕方ないからGRのエンジンを掛けた。



パラパラパラ...ヴァーン、ウァーン、と恐ろしい排気音にトモは一瞬怯んだが
長い髪を左手でかきあげ、もっていたスポーツバッグを腕に通し
俺の腰に手を回した。


セーラー服の紺のスカートが汚れないか気になったが、幸いチャンバーは右側だった。
この頃は無論ミニじゃないから、スカートが後輪に巻かれないかを確認してから
俺は6000rpmでクラッチを入れた。



低速がないので、ナがーい半クラッチをつかってどうにか走りだしたGR。

アーケードに小気味よい2スト単のサウンド(煩いノイズとも言う)が響く。
タバコやのおばちゃんが顔を顰める。



当時は50はノーヘルOKだったから、俺ももちろんかぶってなかった。
だから、誰が乗ってるかすぐわかるので.....




また、駐在さんに後で叱られたのは言うまでもない(笑)。

ぼーず、自動二輪免許持ってるんならデカイの乗れ、って...



当時はそんな風にのんびりしていたから、バイクで飛ばしてもいつも爽快だった。
信号も少なかったし、車もまた少なかった。


国道1号バイパスが高架で建設されて、その開通前の道路で
最高速試験をし、このGRは120km/hをマークした想い出のバイクだったが




回しすぎが祟って、フラマグが壊れた。

ヤマハの50は丈夫である。




んで、その後は自動二輪を買うのだ。駐在さんの忠告に従って(笑)
それが間違いの元だった。(^^)

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