50 / 56
第一章 イフィゲニア王都奪還作戦編
第13話 雄々しい角
しおりを挟む
個人の強さなどたかが知れている。
複数に囲まれでもしたら、生き延びることは困難である。けれども、位置取りを調整して一対一に持ち込めば、活路が開けてくる。
が、そんなまどろっこしい戦法はアレックスには無用だった。
覚悟を決めたアレックスが、漆黒の大剣を両手に携え、縦横無尽に戦場を駆け巡る。迫りくる敵へ上段からアレックスが愛剣を袈裟切り、左右へと薙ぐ。沢山の兵に囲まれても、剣を一振りするだけで面白いように道が出来る。
位置取りなど考える必要は、皆無だった。
「オラオラオラオラぁー! 命が惜しい奴は道を開けて去ね! 然もなくば、死ねぇ!」
アレックスが漆黒の両手剣を威嚇するよう大振りしながら、戦場を駆け抜ける。
(まるで狂戦士化したブラックみたいじゃねえか)
アレックスは、森の中へ突撃していくブラックが叫んでいた場面を思い出し、自嘲気味に笑う。
「どうしたぁ! ゲイリーの奴は逃げたのか? はっ、とんだ弱虫だな!」
アレックスは、わざと敵の指揮官を大声で侮辱し続ける。
「調子に乗るなっ。過誤者風情が!」
己の指揮官を侮辱され、魔人族が冷静さを見失う。しかも、ゲイリーは王族だ。むしろ、怒らない方がおかしい。怒気を含んだ叫び声と共に、多くの魔人族たちがアレックスに群がる。
「弱い弱い! 弱すぎるぞぉ!」
力をそれほど込めていないにも拘らず、手ごたえを感じることもなく鎧ごと敵兵を両断し、死を量産していく。
ただでさえ、シーザーやブラックの奮闘により、イフィゲニア王国親衛隊は逃げ腰だったのだ。いくらアレックスたちより三倍の兵力を誇ろうとも地力が違いすぎる。
当たり前だ。
高くてもBランク相当の能力しかない敵の魔人族とSSSランクのアレックスとでは、基準値比較で一五倍も差があるのだから。
辛うじて拮抗していた戦線は、アレックスの参戦で綻びはじめ、瞬く間に大きな穴が生まれる。旗色が、アレックス陣営に傾いていく。それでも、ゲイリー陣営の兵士が踏み止まるのは、魔人族故の矜持が邪魔をしているだけに過ぎないだろう。
挑発をし続けること十数分が過ぎた。
「どこだっ。ゲイリー! さっさと出てこい! 仲間を見捨てるのか!」
アレックスが、再び敵の指揮官の名を叫ぶ。
(指揮官のくせしてどこに行きやがったんだ? 頼むから出てきてくれ!)
最早、これ以上人殺しをする気にはなれなかったのだ。
アレックスの装備品は、すべて黒を基調としている。あまり目立たないが、全身に血を浴びており、オリハルコンで装飾された部分が深紅に上塗りされている。
一時は、興奮状態だったこともあり、どうということもなかったが、時間が経過すると共に冷静さを取り戻していく。
途端、罪悪感が押し寄せてきたのだった。
そのころになると、ゲイリー陣営から少ないながらも逃げ出す者が出始めていた。けれども、アレックスを取り囲み、行く手を阻もうとする胆力ある者たちも現在だったのだ。
(まったく、震えているじゃねえかよ)
アレックスが視線を巡らすと、眼球の挙動に合わせて敵兵たちが恐怖で身体を震わせるようにして後退るのだった。
アレックスは、覚悟したと言いつつも、率先して人殺しをするつもりは、毛頭ない。味方の命を優先して仕方なくなのである。
とどのつまり、ガタガタと震えている相手を認め、可哀そうになってきたのだ。
(やはり、ゲームの能力はチート過ぎるな……いや、これはバケモノだ)
アレックスは、ここまでの戦闘で己のステータスの異常さを把握しており、無敵であることを自覚していた。アレックスは、改めて思った。ジャンが槍で倒れたとき、我を失って力任せに剣を振り抜いた。
結果、フレイムホースごと魔人騎士の身体が爆散したのだ。さらには、手加減をしても、胴体を真っ二つにしてしまう。幸か不幸かゲームみたいな現象のおかげで、罪悪感を覚えながらも、ギリギリのところでアレックスは正気を保てていた。
故に、アレックスは自然体で敵兵を前にして突っ立っている。構えることもしない。
「おい、お前たちは逃げなくてもいいのか?」
「だ、だまれっ、過誤者に後れを取る我々ではない!」
アレックスを取り囲む魔人族たちへと声を掛けるが、予想通りの反応だった。おそらく、魔人族のプライドが逃げることを許さないのだろう。
ただ、そんな必要はないように思える。
おそらく、ゲイリーは既に逃げ出しているのだろう。あれだけ名前を叫び、侮辱しても現れないのだから。シルファから聞いていたゲイリーの性格からして、それはあり得ないのだ。
「ほーう、それは殊勝なこった。できれば、俺も無駄な殺しをするつもりはない」
「ふ、ふざけるなっ。これだけ殺戮を繰り広げておいて、いまさら戯言を抜かすな!」
「あー、確かに、それもそうか」
アレックスの言葉が想定外だったのか、一瞬呆けた魔人族が正論を突き付けてきた。これには、アレックスも納得せざるを得ない。全身を真っ赤に染め上げておいて、言うセリフではなかった。
刻一刻と変わる戦況。
指揮官を失った集団は、なんと脆いものか。イフィゲニア王国親衛隊は、最早部隊の体を成していない。
「魔人族としての矜持がなんちゃらというのならやめた方がいいぞ。俺の予想だが、ゲイリーは既にこの戦場から離脱しているぞ」
「貴様っ。愚弄するか!」
種族的なものかは不明だが、アレックスが優しく伝えたにも拘らず、気に食わなかったようだ。一人が地面を蹴ってアレックスへと突進を開始した。それが合図となり、他の兵士たちもアレックスへと飛び掛かってきた。
「ふんっ、少しは学習したようだが、まったくもって理解はしていないようだな」
魔人族は、魔法が得意な種族である。それはゲームの設定だけではなく、シルファからも聞いていたため間違いない。ただ、アレックスは、自動魔法障壁のパッシブスキル持ち。彼らは、アレックスに魔法が効かないとみると、手に持った武器を握りしめ、襲い掛かってきたのである。
「俺だって魔法が使えるんだよ。ただ、使わなかっただけだ!」
言下、アレックスが右手を前方へとかざし、ボイスコマンドで魔法を起動させる。
「インペリアルフレイム!」
途端、魔力の奔流が可視化されて赤みを帯びる。アレックスの右手から、炎の渦が発生し、灼熱の炎の波が迫りくる魔人族たちを呑みこんだ。
明らかにオーバーキルだった。
悲鳴が聞こえた気がしたが、もう確認できない。跡形もなくすべてを燃やし尽くしてしまったのだ。
(頼む、これで引いてくれ!)
じっとりとした汗をかきながら、アレックスが辺りを見渡す。あまりの熱量に、離れた位置で戦闘を続けていた者たちが、こぞってアレックスへと視線を集中させている。
ゲイリーの部隊は、一様に驚愕の表情をしていた。それでも、逃げ出す敵兵は皆無だった。わざわざイフィゲニア王国の血統魔法を使ったにも拘わらず、効果がなかったのだ。
(仕方がない。もう一度あの手で行くか……)
アレックスが咳払いを一つ。声音を変え、一人称も変える。
「これでわかっただろう。我は、お主らが至高の御方と呼ぶ魔神であるぞ! そなたらのことは、シルファ王女からも聞き及んでいる。角がないというだけで自国の民を傷つけて何とする! 敵国のシヴァ帝国と裏切り者のヴェルダ王国を退けるのが先ではないのか!」
アレックスが、威厳を込めた低い声音で演技めいたセリフを吐く。ほとんどヤケクソだった。シルファ曰く、魔神の名を出すことは、虚言と捉えられてしまうと逆効果らしい。実際、ゲイリーたちが攻撃してきたのも、そう取られてしまったせいのような感じだったのだ。
だがしかし、今回ばかりは、その場を静寂が支配した。
ただの一人も声を発することもせず、身動ぐことさえしなかったのである。アレックスの言葉の真偽を確かめるように、魔人族同士が顔を見合わせていた。
(くっ、ダメか……もう少しだと思うんだけどなぁ……そ、それなら奥の手だ!)
本来であれば、ゲイリーをとっちめて部隊を退却させるつもりだったのだが、無理な話だ。ここまでして現れないのなら、逃亡したのは確定事項だ。最後まで残った彼らを引かせるには、より上位の存在と信じさせるしかないのだった。
すかさずシステムメニューを開き、ドレアアイテムを装備する。
途端、雄々しい二本の角が頭から突き出した。頭付近はきつめの渦を巻いているが、先端に向かって鋭利に尖っており、魔神を騙るには丁度良いアイテムだ。
これで無理ならアレックスにはどうすることもできない。意を決してアレックスが口を開く。
「我に従えば、そなたたちの望みを叶えよう。あるいは、逃げ出したゲイリーに引き続き忠誠を誓うのであれば、命はないと思え」
(……は? って、何言ってんだよ俺ぇ! これで効果がなかったら引くに引けねえじゃねーか……ん? マジかーキタコレ)
思わず勢いで吐いたセリフに内心で焦りまくっていたアレックスだったか、どうやら効果覿面だったようだ。
アレックスの頭上へと視線が集まり、次々に魔人族たちが手に持った武器を放り投げ、その場に跪いて頭を垂れるのだった。
複数に囲まれでもしたら、生き延びることは困難である。けれども、位置取りを調整して一対一に持ち込めば、活路が開けてくる。
が、そんなまどろっこしい戦法はアレックスには無用だった。
覚悟を決めたアレックスが、漆黒の大剣を両手に携え、縦横無尽に戦場を駆け巡る。迫りくる敵へ上段からアレックスが愛剣を袈裟切り、左右へと薙ぐ。沢山の兵に囲まれても、剣を一振りするだけで面白いように道が出来る。
位置取りなど考える必要は、皆無だった。
「オラオラオラオラぁー! 命が惜しい奴は道を開けて去ね! 然もなくば、死ねぇ!」
アレックスが漆黒の両手剣を威嚇するよう大振りしながら、戦場を駆け抜ける。
(まるで狂戦士化したブラックみたいじゃねえか)
アレックスは、森の中へ突撃していくブラックが叫んでいた場面を思い出し、自嘲気味に笑う。
「どうしたぁ! ゲイリーの奴は逃げたのか? はっ、とんだ弱虫だな!」
アレックスは、わざと敵の指揮官を大声で侮辱し続ける。
「調子に乗るなっ。過誤者風情が!」
己の指揮官を侮辱され、魔人族が冷静さを見失う。しかも、ゲイリーは王族だ。むしろ、怒らない方がおかしい。怒気を含んだ叫び声と共に、多くの魔人族たちがアレックスに群がる。
「弱い弱い! 弱すぎるぞぉ!」
力をそれほど込めていないにも拘らず、手ごたえを感じることもなく鎧ごと敵兵を両断し、死を量産していく。
ただでさえ、シーザーやブラックの奮闘により、イフィゲニア王国親衛隊は逃げ腰だったのだ。いくらアレックスたちより三倍の兵力を誇ろうとも地力が違いすぎる。
当たり前だ。
高くてもBランク相当の能力しかない敵の魔人族とSSSランクのアレックスとでは、基準値比較で一五倍も差があるのだから。
辛うじて拮抗していた戦線は、アレックスの参戦で綻びはじめ、瞬く間に大きな穴が生まれる。旗色が、アレックス陣営に傾いていく。それでも、ゲイリー陣営の兵士が踏み止まるのは、魔人族故の矜持が邪魔をしているだけに過ぎないだろう。
挑発をし続けること十数分が過ぎた。
「どこだっ。ゲイリー! さっさと出てこい! 仲間を見捨てるのか!」
アレックスが、再び敵の指揮官の名を叫ぶ。
(指揮官のくせしてどこに行きやがったんだ? 頼むから出てきてくれ!)
最早、これ以上人殺しをする気にはなれなかったのだ。
アレックスの装備品は、すべて黒を基調としている。あまり目立たないが、全身に血を浴びており、オリハルコンで装飾された部分が深紅に上塗りされている。
一時は、興奮状態だったこともあり、どうということもなかったが、時間が経過すると共に冷静さを取り戻していく。
途端、罪悪感が押し寄せてきたのだった。
そのころになると、ゲイリー陣営から少ないながらも逃げ出す者が出始めていた。けれども、アレックスを取り囲み、行く手を阻もうとする胆力ある者たちも現在だったのだ。
(まったく、震えているじゃねえかよ)
アレックスが視線を巡らすと、眼球の挙動に合わせて敵兵たちが恐怖で身体を震わせるようにして後退るのだった。
アレックスは、覚悟したと言いつつも、率先して人殺しをするつもりは、毛頭ない。味方の命を優先して仕方なくなのである。
とどのつまり、ガタガタと震えている相手を認め、可哀そうになってきたのだ。
(やはり、ゲームの能力はチート過ぎるな……いや、これはバケモノだ)
アレックスは、ここまでの戦闘で己のステータスの異常さを把握しており、無敵であることを自覚していた。アレックスは、改めて思った。ジャンが槍で倒れたとき、我を失って力任せに剣を振り抜いた。
結果、フレイムホースごと魔人騎士の身体が爆散したのだ。さらには、手加減をしても、胴体を真っ二つにしてしまう。幸か不幸かゲームみたいな現象のおかげで、罪悪感を覚えながらも、ギリギリのところでアレックスは正気を保てていた。
故に、アレックスは自然体で敵兵を前にして突っ立っている。構えることもしない。
「おい、お前たちは逃げなくてもいいのか?」
「だ、だまれっ、過誤者に後れを取る我々ではない!」
アレックスを取り囲む魔人族たちへと声を掛けるが、予想通りの反応だった。おそらく、魔人族のプライドが逃げることを許さないのだろう。
ただ、そんな必要はないように思える。
おそらく、ゲイリーは既に逃げ出しているのだろう。あれだけ名前を叫び、侮辱しても現れないのだから。シルファから聞いていたゲイリーの性格からして、それはあり得ないのだ。
「ほーう、それは殊勝なこった。できれば、俺も無駄な殺しをするつもりはない」
「ふ、ふざけるなっ。これだけ殺戮を繰り広げておいて、いまさら戯言を抜かすな!」
「あー、確かに、それもそうか」
アレックスの言葉が想定外だったのか、一瞬呆けた魔人族が正論を突き付けてきた。これには、アレックスも納得せざるを得ない。全身を真っ赤に染め上げておいて、言うセリフではなかった。
刻一刻と変わる戦況。
指揮官を失った集団は、なんと脆いものか。イフィゲニア王国親衛隊は、最早部隊の体を成していない。
「魔人族としての矜持がなんちゃらというのならやめた方がいいぞ。俺の予想だが、ゲイリーは既にこの戦場から離脱しているぞ」
「貴様っ。愚弄するか!」
種族的なものかは不明だが、アレックスが優しく伝えたにも拘らず、気に食わなかったようだ。一人が地面を蹴ってアレックスへと突進を開始した。それが合図となり、他の兵士たちもアレックスへと飛び掛かってきた。
「ふんっ、少しは学習したようだが、まったくもって理解はしていないようだな」
魔人族は、魔法が得意な種族である。それはゲームの設定だけではなく、シルファからも聞いていたため間違いない。ただ、アレックスは、自動魔法障壁のパッシブスキル持ち。彼らは、アレックスに魔法が効かないとみると、手に持った武器を握りしめ、襲い掛かってきたのである。
「俺だって魔法が使えるんだよ。ただ、使わなかっただけだ!」
言下、アレックスが右手を前方へとかざし、ボイスコマンドで魔法を起動させる。
「インペリアルフレイム!」
途端、魔力の奔流が可視化されて赤みを帯びる。アレックスの右手から、炎の渦が発生し、灼熱の炎の波が迫りくる魔人族たちを呑みこんだ。
明らかにオーバーキルだった。
悲鳴が聞こえた気がしたが、もう確認できない。跡形もなくすべてを燃やし尽くしてしまったのだ。
(頼む、これで引いてくれ!)
じっとりとした汗をかきながら、アレックスが辺りを見渡す。あまりの熱量に、離れた位置で戦闘を続けていた者たちが、こぞってアレックスへと視線を集中させている。
ゲイリーの部隊は、一様に驚愕の表情をしていた。それでも、逃げ出す敵兵は皆無だった。わざわざイフィゲニア王国の血統魔法を使ったにも拘わらず、効果がなかったのだ。
(仕方がない。もう一度あの手で行くか……)
アレックスが咳払いを一つ。声音を変え、一人称も変える。
「これでわかっただろう。我は、お主らが至高の御方と呼ぶ魔神であるぞ! そなたらのことは、シルファ王女からも聞き及んでいる。角がないというだけで自国の民を傷つけて何とする! 敵国のシヴァ帝国と裏切り者のヴェルダ王国を退けるのが先ではないのか!」
アレックスが、威厳を込めた低い声音で演技めいたセリフを吐く。ほとんどヤケクソだった。シルファ曰く、魔神の名を出すことは、虚言と捉えられてしまうと逆効果らしい。実際、ゲイリーたちが攻撃してきたのも、そう取られてしまったせいのような感じだったのだ。
だがしかし、今回ばかりは、その場を静寂が支配した。
ただの一人も声を発することもせず、身動ぐことさえしなかったのである。アレックスの言葉の真偽を確かめるように、魔人族同士が顔を見合わせていた。
(くっ、ダメか……もう少しだと思うんだけどなぁ……そ、それなら奥の手だ!)
本来であれば、ゲイリーをとっちめて部隊を退却させるつもりだったのだが、無理な話だ。ここまでして現れないのなら、逃亡したのは確定事項だ。最後まで残った彼らを引かせるには、より上位の存在と信じさせるしかないのだった。
すかさずシステムメニューを開き、ドレアアイテムを装備する。
途端、雄々しい二本の角が頭から突き出した。頭付近はきつめの渦を巻いているが、先端に向かって鋭利に尖っており、魔神を騙るには丁度良いアイテムだ。
これで無理ならアレックスにはどうすることもできない。意を決してアレックスが口を開く。
「我に従えば、そなたたちの望みを叶えよう。あるいは、逃げ出したゲイリーに引き続き忠誠を誓うのであれば、命はないと思え」
(……は? って、何言ってんだよ俺ぇ! これで効果がなかったら引くに引けねえじゃねーか……ん? マジかーキタコレ)
思わず勢いで吐いたセリフに内心で焦りまくっていたアレックスだったか、どうやら効果覿面だったようだ。
アレックスの頭上へと視線が集まり、次々に魔人族たちが手に持った武器を放り投げ、その場に跪いて頭を垂れるのだった。
0
あなたにおすすめの小説
田舎娘、追放後に開いた小さな薬草店が国家レベルで大騒ぎになるほど大繁盛
タマ マコト
ファンタジー
【大好評につき21〜40話執筆決定!!】
田舎娘ミントは、王都の名門ローズ家で地味な使用人薬師として働いていたが、令嬢ローズマリーの嫉妬により濡れ衣を着せられ、理不尽に追放されてしまう。雨の中ひとり王都を去ったミントは、亡き祖母が残した田舎の小屋に戻り、そこで薬草店を開くことを決意。森で倒れていた謎の青年サフランを救ったことで、彼女の薬の“異常な効き目”が静かに広まりはじめ、村の小さな店《グリーンノート》へ、変化の風が吹き込み始める――。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
【運命鑑定】で拾った訳あり美少女たち、SSS級に覚醒させたら俺への好感度がカンスト!? ~追放軍師、最強パーティ(全員嫁候補)と甘々ライフ~
月城 友麻
ファンタジー
『お前みたいな無能、最初から要らなかった』
恋人に裏切られ、仲間に陥れられ、家族に見捨てられた。
戦闘力ゼロの鑑定士レオンは、ある日全てを失った――――。
だが、絶望の底で覚醒したのは――未来が視える神スキル【運命鑑定】
導かれるまま向かった路地裏で出会ったのは、世界に見捨てられた四人の少女たち。
「……あんたも、どうせ私を利用するんでしょ」
「誰も本当の私なんて見てくれない」
「私の力は……人を傷つけるだけ」
「ボクは、誰かの『商品』なんかじゃない」
傷だらけで、誰にも才能を認められず、絶望していた彼女たち。
しかしレオンの【運命鑑定】は見抜いていた。
――彼女たちの潜在能力は、全員SSS級。
「君たちを、大陸最強にプロデュースする」
「「「「……はぁ!?」」」」
落ちこぼれ軍師と、訳あり美少女たちの逆転劇が始まる。
俺を捨てた奴らが土下座してきても――もう遅い。
◆爽快ざまぁ×美少女育成×成り上がりファンタジー、ここに開幕!
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる