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第1章
第6話:出航の朝
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アルトマールの町が、これほどまでに早く目覚めたことは、かつてなかっただろう。東の空が白み始めるよりも早く、港には一人、また一人と人々が集まり始めていた。誰もが、固唾を飲んで一つの場所を見つめている。バーリントン造船所だ。
二日と二晩、燃え続けた炉の火は落ちたが、その代わりに、それ以上の熱気が満ちていた。
そして、ついにその時が来た。
ギギギ……という巨大な木材が軋む音と共に、造船所の壁がゆっくりと外側に開かれていく。朝日が差し込み、逆光の中に現れたその船の姿に、集まった人々から、どよめきとも感嘆ともつかない声が漏れた。
そこにいたのは、誰もが知っていた古びた輸送船『海燕(シー・スワロー)』号ではなかった。
船底から船腹にかけて流れるような曲線を描く船体は、まるで海の生き物を思わせる。滑らかに磨き上げられた黒い船腹は、ただの木材とは思えないほどの光沢を放っていた。複雑に張り巡らされたロープと、天を突くようにそそり立つマストは、内に秘めた力を誇示するかのように静かに佇んでいる。それは、生まれ変わった、全く別の船だった。
「……できた。本当に、できやがった……」
職人の一人が、夢うつつに呟いた。その顔は煤と汗で汚れ、目の下には深い隈が刻まれている。だが、その瞳は、己の仕事に対する誇りと達成感で爛々と輝いていた。ゲオルグ・バーリントンは、仁王立ちで船を見上げ、満足げに髭を扱いている。彼の傍らでは、エリアナが父の腕にしがみつき、涙を浮かべていた。
しかし、船はまだ完成ではなかった。最も重要な心臓部、帆がまだ張られていない。
人々が固唾を飲んで見守る中、町のもう一方の端から、新たな一行が港へと向かってきた。先頭に立つのは、背は曲がっているが、その足取りは驚くほどしっかりとした老婆マーサ。彼女の後ろには、町の女たちが、それぞれ大切そうに、巨大な布の塊を抱えて続いている。
その布が、朝日を浴びた瞬間、人々は再び息を呑んだ。
それは、誰もが見慣れたごわごわとした亜麻の帆布ではなかった。薄く、しなやかで、表面が油膜のように鈍い光を放っている。色は、生糸本来の白銀色。まるで、月の光を織り込んだかのような、神秘的な輝きを放っていた。
「マーサ婆さん……」
ゲオルグが、感嘆の声を漏らす。
「約束の品だよ、ゲオルグ」
マーサは、皺だらけの顔に誇りに満ちた笑みを浮かべた。「わしの織り子人生の、最高傑作さ。こんな途方もないものを織ったのは、後にも先にもこれっきりだろうね」
いよいよ、最後の工程が始まる。
「総員、持ち場につけ!帆を張るぞ!」
俺の号令が、夜明けの港に響き渡った。この二日間、ろくに眠らず指示を出し続けたせいで声は掠れていたが、不思議と身体の芯には力がみなぎっていた。
ダリオが、経験豊富な航海士として、ロープの配分と帆を上げる手順を的確に指示していく。彼の失われた片足のハンデを感じさせない、鋭敏な動きだった。職人たちが一斉に動き出し、巨大な絹の布がマストへと引き上げられていく。
それは、複雑で、精密さを要求される作業だった。俺の設計した帆は、複数の小さな帆を組み合わせることで、あらゆる風に対応する複雑な構造を持っている。少しでも取り付ける角度やロープの張り具合が違えば、その性能は半減してしまう。
だが、今の職人たちに、迷いはなかった。この二日間、俺の指示のもとで働き続けた彼らは、俺の設計思想を、言葉ではなく身体で理解し始めていた。
そして、約束の時刻。
ちょうど太陽が水平線の向こうから完全にその姿を現した、その時だった。
町の入り口から、一台の豪奢な馬車が、護衛の騎士たちを伴って、静かに港へと入ってきた。セラフィーナ・フォン・ルクスブルクの到着だった。
彼女はゆっくりと馬車を降りると、目の前の光景に、わずかに紫水晶の瞳を見開いた。
生まれ変わった船の姿。そして、まるで儀式のように、荘厳に掲げられていく白銀の帆。港に満ちる、疲労と、それを上回る異様なまでの熱気。
彼女が報告書の上でとっくに「無価値」と断じた港が、彼女の知らないうちに、全く別の場所に生まれ変わっていた。
「……時間通り、ですわね」
セラフィーナは、すぐにいつもの冷徹な仮面を取り戻し、扇で口元を隠しながら言った。その声は平静を装っていたが、俺にはその奥にある微かな動揺が感じ取れた。
「ええ、監察官殿。お約束通り、船の準備は整いました」
俺は、最後の帆がマストの頂点に固定されるのを見届けると、船から飛び降り、彼女の前に立った。煤と油で汚れた作業着のままだったが、俺は少しも臆することなく、彼女の視線を真っ直ぐに受け止めた。
「これより、商人ボルガ氏との契約通り、隣町オーベルまで積荷を輸送し、日没までにこの港へ帰還いたします。この航海の成功をもって、このアルトマール港の潜在能力の証明とさせていただきたい」
俺の宣言に、集まった人々が「おお……」とどよめいた。
セラフィーナは、俺から、生まれ変わった海燕号へと視線を移した。特に、白銀に輝く絹の帆を、彼女は値踏みするように、細めて見つめている。
「……面白い見世物ではありますわ。ですが、見た目が変わったところで、結果が伴わなければ意味がありません。この海の危険性は、船一隻の見た目を変えたくらいで、どうにかなるものではないでしょう」
彼女は、あくまでも冷静だった。
「約束は約束。もしあなたが、日没までに、無事に利益を上げて帰還したのなら、この港の閉鎖勧告は見直しましょう。……ですが、もし失敗すれば?船が海の藻屑となるか、時間までに帰ってこられなかった場合、あなたには、即刻、この港の閉鎖命令書に署名をしてもらいます。よろしいですわね?」
「望むところです」
俺は、不敵な笑みを浮かべて答えた。
俺は船に乗り込み、積荷である干物の樽が次々と運び込まれるのを確認する。ボルガが、感極まった様子で俺の手に礼金を握らせてきた。
「ミナト様……いえ、代官様!どうか、ご無事で!」
俺は頷き、船首に立つ。
「ダリオ殿、頼む」
「おう!」
老航海士が力強く頷き、舵輪を握る。
俺は、風詠みの力で、風の流れを読む。予報通り、北東からの安定した追い風が吹き始めている。これ以上ない、最高の船出だった。
「錨を上げろ!帆を張れ!出航だ!」
俺の号令一下、船に残った職人たちが最後の仕事に取り掛かる。ずしり、と重い錨が海面から引き上げられ、畳まれていた白銀の帆が、風を孕んで、音もなく、しかし力強く膨らんだ。
船が、すうっと、滑るように岸壁を離れていく。
それは、この世界の誰もが見たことのない光景だった。重々しく水を押しのけて進む従来の船とは違う。まるで、水面を滑走するかのような、軽やかで、圧倒的な速力。
岸壁から、割れんばかりの歓声が上がった。この二日間、不可能に挑んだ男たちの、そしてそれを見守った人々の、全ての思いが込められた声援だった。
セラフィーナは、その光景を、ただ黙って見つめていた。
彼女の脳裏で、驚くべき速さで計算が始まっていた。あの船の速度、帆の形状、風の角度。それらから導き出される答えは、彼女がこれまで学んできた、あらゆる常識を覆すものだった。
「……ありえない。あの速度は、今の王国軍の最新鋭伝令船に匹敵する……いや、それ以上……?」
彼女の小さな呟きは、港の歓声の中に消えていった。
海燕号は、あっという間に港の入り口を抜け、外洋へとその姿を現す。
目指すは、海の魔物が巣食うと言われる危険な海域の先にある、隣町オーベル。
この航海は、もはや単なる交易ではない。
古い常識と、新しい可能性の戦い。
没落貴族の烙印を押された男が、帝国の絶対的な権力に挑む、最初の戦いの火蓋が、今、切られたのだ。
二日と二晩、燃え続けた炉の火は落ちたが、その代わりに、それ以上の熱気が満ちていた。
そして、ついにその時が来た。
ギギギ……という巨大な木材が軋む音と共に、造船所の壁がゆっくりと外側に開かれていく。朝日が差し込み、逆光の中に現れたその船の姿に、集まった人々から、どよめきとも感嘆ともつかない声が漏れた。
そこにいたのは、誰もが知っていた古びた輸送船『海燕(シー・スワロー)』号ではなかった。
船底から船腹にかけて流れるような曲線を描く船体は、まるで海の生き物を思わせる。滑らかに磨き上げられた黒い船腹は、ただの木材とは思えないほどの光沢を放っていた。複雑に張り巡らされたロープと、天を突くようにそそり立つマストは、内に秘めた力を誇示するかのように静かに佇んでいる。それは、生まれ変わった、全く別の船だった。
「……できた。本当に、できやがった……」
職人の一人が、夢うつつに呟いた。その顔は煤と汗で汚れ、目の下には深い隈が刻まれている。だが、その瞳は、己の仕事に対する誇りと達成感で爛々と輝いていた。ゲオルグ・バーリントンは、仁王立ちで船を見上げ、満足げに髭を扱いている。彼の傍らでは、エリアナが父の腕にしがみつき、涙を浮かべていた。
しかし、船はまだ完成ではなかった。最も重要な心臓部、帆がまだ張られていない。
人々が固唾を飲んで見守る中、町のもう一方の端から、新たな一行が港へと向かってきた。先頭に立つのは、背は曲がっているが、その足取りは驚くほどしっかりとした老婆マーサ。彼女の後ろには、町の女たちが、それぞれ大切そうに、巨大な布の塊を抱えて続いている。
その布が、朝日を浴びた瞬間、人々は再び息を呑んだ。
それは、誰もが見慣れたごわごわとした亜麻の帆布ではなかった。薄く、しなやかで、表面が油膜のように鈍い光を放っている。色は、生糸本来の白銀色。まるで、月の光を織り込んだかのような、神秘的な輝きを放っていた。
「マーサ婆さん……」
ゲオルグが、感嘆の声を漏らす。
「約束の品だよ、ゲオルグ」
マーサは、皺だらけの顔に誇りに満ちた笑みを浮かべた。「わしの織り子人生の、最高傑作さ。こんな途方もないものを織ったのは、後にも先にもこれっきりだろうね」
いよいよ、最後の工程が始まる。
「総員、持ち場につけ!帆を張るぞ!」
俺の号令が、夜明けの港に響き渡った。この二日間、ろくに眠らず指示を出し続けたせいで声は掠れていたが、不思議と身体の芯には力がみなぎっていた。
ダリオが、経験豊富な航海士として、ロープの配分と帆を上げる手順を的確に指示していく。彼の失われた片足のハンデを感じさせない、鋭敏な動きだった。職人たちが一斉に動き出し、巨大な絹の布がマストへと引き上げられていく。
それは、複雑で、精密さを要求される作業だった。俺の設計した帆は、複数の小さな帆を組み合わせることで、あらゆる風に対応する複雑な構造を持っている。少しでも取り付ける角度やロープの張り具合が違えば、その性能は半減してしまう。
だが、今の職人たちに、迷いはなかった。この二日間、俺の指示のもとで働き続けた彼らは、俺の設計思想を、言葉ではなく身体で理解し始めていた。
そして、約束の時刻。
ちょうど太陽が水平線の向こうから完全にその姿を現した、その時だった。
町の入り口から、一台の豪奢な馬車が、護衛の騎士たちを伴って、静かに港へと入ってきた。セラフィーナ・フォン・ルクスブルクの到着だった。
彼女はゆっくりと馬車を降りると、目の前の光景に、わずかに紫水晶の瞳を見開いた。
生まれ変わった船の姿。そして、まるで儀式のように、荘厳に掲げられていく白銀の帆。港に満ちる、疲労と、それを上回る異様なまでの熱気。
彼女が報告書の上でとっくに「無価値」と断じた港が、彼女の知らないうちに、全く別の場所に生まれ変わっていた。
「……時間通り、ですわね」
セラフィーナは、すぐにいつもの冷徹な仮面を取り戻し、扇で口元を隠しながら言った。その声は平静を装っていたが、俺にはその奥にある微かな動揺が感じ取れた。
「ええ、監察官殿。お約束通り、船の準備は整いました」
俺は、最後の帆がマストの頂点に固定されるのを見届けると、船から飛び降り、彼女の前に立った。煤と油で汚れた作業着のままだったが、俺は少しも臆することなく、彼女の視線を真っ直ぐに受け止めた。
「これより、商人ボルガ氏との契約通り、隣町オーベルまで積荷を輸送し、日没までにこの港へ帰還いたします。この航海の成功をもって、このアルトマール港の潜在能力の証明とさせていただきたい」
俺の宣言に、集まった人々が「おお……」とどよめいた。
セラフィーナは、俺から、生まれ変わった海燕号へと視線を移した。特に、白銀に輝く絹の帆を、彼女は値踏みするように、細めて見つめている。
「……面白い見世物ではありますわ。ですが、見た目が変わったところで、結果が伴わなければ意味がありません。この海の危険性は、船一隻の見た目を変えたくらいで、どうにかなるものではないでしょう」
彼女は、あくまでも冷静だった。
「約束は約束。もしあなたが、日没までに、無事に利益を上げて帰還したのなら、この港の閉鎖勧告は見直しましょう。……ですが、もし失敗すれば?船が海の藻屑となるか、時間までに帰ってこられなかった場合、あなたには、即刻、この港の閉鎖命令書に署名をしてもらいます。よろしいですわね?」
「望むところです」
俺は、不敵な笑みを浮かべて答えた。
俺は船に乗り込み、積荷である干物の樽が次々と運び込まれるのを確認する。ボルガが、感極まった様子で俺の手に礼金を握らせてきた。
「ミナト様……いえ、代官様!どうか、ご無事で!」
俺は頷き、船首に立つ。
「ダリオ殿、頼む」
「おう!」
老航海士が力強く頷き、舵輪を握る。
俺は、風詠みの力で、風の流れを読む。予報通り、北東からの安定した追い風が吹き始めている。これ以上ない、最高の船出だった。
「錨を上げろ!帆を張れ!出航だ!」
俺の号令一下、船に残った職人たちが最後の仕事に取り掛かる。ずしり、と重い錨が海面から引き上げられ、畳まれていた白銀の帆が、風を孕んで、音もなく、しかし力強く膨らんだ。
船が、すうっと、滑るように岸壁を離れていく。
それは、この世界の誰もが見たことのない光景だった。重々しく水を押しのけて進む従来の船とは違う。まるで、水面を滑走するかのような、軽やかで、圧倒的な速力。
岸壁から、割れんばかりの歓声が上がった。この二日間、不可能に挑んだ男たちの、そしてそれを見守った人々の、全ての思いが込められた声援だった。
セラフィーナは、その光景を、ただ黙って見つめていた。
彼女の脳裏で、驚くべき速さで計算が始まっていた。あの船の速度、帆の形状、風の角度。それらから導き出される答えは、彼女がこれまで学んできた、あらゆる常識を覆すものだった。
「……ありえない。あの速度は、今の王国軍の最新鋭伝令船に匹敵する……いや、それ以上……?」
彼女の小さな呟きは、港の歓声の中に消えていった。
海燕号は、あっという間に港の入り口を抜け、外洋へとその姿を現す。
目指すは、海の魔物が巣食うと言われる危険な海域の先にある、隣町オーベル。
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