ハーレムでハブられてるけど、一番愛してる自信ある!

珈琲きの子

文字の大きさ
1 / 32
第一章

しおりを挟む
この世界には、魔王というものが数百年に一回の周期で生まれ出でる。
 魔王という存在は『恨み、怒り、悲しみ、憎しみ』そういった感情が蓄積した澱が具現化したものである。その澱を定期的に浄化する力が働いているからだと言われているけれど、それを知るのは神様ぐらいだと思う。

 魔王が生まれると、アルタヴォカシオン大神殿(長いから以下、大神殿)の大神官様達の有難い力を借りて、世界主要5ヵ国W5が順番に勇者様を異世界から召喚することになっている。
 その勇者様にはこの世界の魔王を打ち破って頂くことになる。というのも勇者様には神様より特別な加護が付けられ、その力によってのみ魔王を倒しせしめることができるからだ。
 神頼みならぬ、勇者頼みなのである。
 歴代の勇者様はその加護の事を『ちーと』と呼ばれており、魔王退治には『はーれむ』が不可欠であるともおっしゃっている。

 なぜこんなに詳しいかというと、不幸なことに、僕が生きている時代に魔王が生まれてしまったからだ。
 今の話はぜーんぶ僕が受けた、魔王の発生が観測されると必修科目となってしまう『勇者史学』にて学んだこと。
 その講義では歴代の勇者様の名前や魔力属性、使っておられた武器防具、はたまた勇者様の性格やハーレムの人数と構成まで勉強するのである。
 こんなの全く必要ないのに、なんでこんなことまでするのかというと、異世界から来た勇者様は十人十色で、責任感のある方から女の子のお尻ばっかり追い掛けている方、部屋に引きこもって出てこない方などなど、その時代時代で勇者様の扱いが非常に難しかったからだという。
 簡単にいうと『どんなのが来るか分からないから、覚悟しとけよ』と言う警告である。


 ――しかし、不幸なことはそれに留まらなかった。


 そう、僕はかの『はーれむ』の一員に選ばれてしまったのだ。

しおりを挟む
感想 10

あなたにおすすめの小説

目覚ましに先輩の声を使ってたらバレた話

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
サッカー部の先輩・ハヤトの声が密かに大好きなミノル。 彼を誘い家に泊まってもらった翌朝、目覚ましが鳴った。 ……あ。 音声アラームを先輩の声にしているのがバレた。 しかもボイスレコーダーでこっそり録音していたことも白状することに。 やばい、どうしよう。

ハッピーエンドのために妹に代わって惚れ薬を飲んだ悪役兄の101回目

カギカッコ「」
BL
ヤられて不幸になる妹のハッピーエンドのため、リバース転生し続けている兄は我が身を犠牲にする。妹が飲むはずだった惚れ薬を代わりに飲んで。

男子高校に入学したらハーレムでした!

はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。 ゆっくり書いていきます。 毎日19時更新です。 よろしくお願い致します。 2022.04.28 お気に入り、栞ありがとうございます。 とても励みになります。 引き続き宜しくお願いします。 2022.05.01 近々番外編SSをあげます。 よければ覗いてみてください。 2022.05.10 お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。 精一杯書いていきます。 2022.05.15 閲覧、お気に入り、ありがとうございます。 読んでいただけてとても嬉しいです。 近々番外編をあげます。 良ければ覗いてみてください。 2022.05.28 今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。 次作も頑張って書きます。 よろしくおねがいします。

同僚に密室に連れ込まれてイケナイ状況です

暗黒神ゼブラ
BL
今日僕は同僚にごはんに誘われました

怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人

こじらせた処女
BL
 幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。 しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。 「風邪をひくことは悪いこと」 社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。 とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。 それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?

お兄ちゃん大好きな弟の日常

ミクリ21
BL
僕の朝は早い。 お兄ちゃんを愛するために、早起きは絶対だ。 睡眠時間?ナニソレ美味しいの?

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました

まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。 性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。 (ムーンライトノベルにも掲載しています)

大好きな幼なじみが超イケメンの彼女になったので諦めたって話

家紋武範
青春
大好きな幼なじみの奈都(なつ)。 高校に入ったら告白してラブラブカップルになる予定だったのに、超イケメンのサッカー部の柊斗(シュート)の彼女になっちまった。 全く勝ち目がないこの恋。 潔く諦めることにした。

処理中です...