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第2章 沢田くんとお友達から
沢田くんと嫉妬(?)
しおりを挟む「小野田くん、沢田くんの知り合いでしょ? 近所に住んでるみたいだし、もしかして小学校の同級生だったりした?」
ヒントというかそのままの答えを沢田くんに投げつけてみる。すると、
【その通り!(//∇//)】(小野田)
【ないない】(沢田)
二人の声がかぶった。
【同級生だったらさすがに俺でも覚えてるって!】
忘れてるくせに、沢田くんってば。私が呆れかけた時だった。
【佐藤さん……この人と仲が良さそうだったな……。こういうオラオラ系の人が好きなのかな? 俺と真逆なタイプだな……って、なに暗くなってんだ俺。当たり前だろ、俺なんかが佐藤さんに好かれるわけがない……】
沢田くんの無表情がなんだか落ち込んでいるように見えて、私はドキッとした。
沢田くん、もしかして本当に落ち込んでる?
もしかして……私と小野田くんに嫉妬してる……?
嫉妬ってことは、つまり、沢田くんは私のこと……好きになってくれたりしてる⁉︎
ど、どうしよう⁉︎ 沢田くんが私のこと……⁉︎
私の心臓がバクバクとし始めた。するとその時、小野田くんが沢田くんの家のドアを強引に引っ張って開けた。
「とにかく、邪魔するぜ【わーい、沢田んちに初上陸~ヽ(*^ω^*)ノ】」
小野田くん、やっぱり帰ってーーー!!!
……って思うのはやっぱり悪いよね、うん。
小野田くんが先に初上陸してしまったので、私もその勢いに便乗することにした。
ドアの陰に隠れたままの沢田くんに、まずはドア越しに「お邪魔します」とご挨拶する。
「ごめんね、沢田くん。具合悪いのに押しかけて。すぐに帰るから」
「うん……【佐藤さんはいいんだよ、佐藤さんは! 問題はあの怖そうな人!! どんな会話したらいいのかさっぱり分からないよ~!!】」
沢田くん、私と会話するのも難しいのにね。
心中お察しします。
「ところで、今ご両親は?」
「……いない【二人とも夜まで帰ってこない】」
「そうなんだ。夕飯は用意されてるの?」
「うん……【一応、バナナが10本】」
先生、バナナはごはんに入りますか?
相変わらず沢田くんのお母さんはメニューが尖っていると思う。
「食欲ないの?」
「……うん【胸がいっぱいなんだ】」
どうしたんだろう、沢田くん。元気がなくて心配だなあ。
【どうしちまったんだ、沢田。元気がなくて心配だよー!!】
私の心の声と重なるように聞こえてきたのは、小野田くんの心の声だ。
「とにかく、こんなところにいないでさっさと部屋へ戻ったらどうだ?【沢田の部屋!! 楽しみ~~!!\(//∇//)\】」
「あの……【帰って】」
「何だよ【何でも言えよ、遠慮なく!】」
「……何でもありません【顔が怖くて帰ってなんて言えない~~。゚(゚´ω`゚)゚。】」
小野田くんの顔面インパクトにビビった沢田くんはいつも以上にピヨピヨしている。
こんな調子で、大丈夫かなあ?
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