残念女子高生、実は伝説の白猫族でした。

具なっしー

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どうやら私、伝説の存在らしい

夫探し

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目が覚めたらもうお昼を少し過ぎていた。

わたしっっ、アルトとあんなこと…
あぁああ!どうしよう。だってだって、まだ出会って3日目だよ!!?うわぁ、しかも親子でやる健全なものだったのに私、私、もうーーー!完全に痴女じゃない!
どうしようどうしよう。アルトと顔をあわせるのがはずかしい…

私が起きて先程の羞恥に悶えていると
良い笑顔のアルトがいた。
いつからそこに!!?

「あ、起きた?」

「う、うん、起きた…」

「お昼作ったんだ!一緒に食べよう!(布団かぶってもぞもぞしてんの可愛すぎる…恥ずかしがってるのやばい、頑張れ俺の理性!)」

「ありがとう!食べる!」

何事もなかったかのように爽やかなアルトだったので私もあわせることにした。

アルトが作ってくれたパスタを食べながら今後について2人で語り合った。

「そら、あのね…本当は城内でも女性が1人で歩くのは、あまりよくないんだ。」

「そうなの?」

「うん。いくら城の人間はルールを守る、ちゃんと教育を受けてきた奴らだ。とは言っても、何を考えてるかなんてわからないからね」

「わかった。でもこれからどうすれば良いの?」

「それなんだけど、空は一妻一夫制の世界からきたってわかってる。なんなら僕だって空をずーっと独り占めしてたい。だけど、この世界では僕だけじゃ君を守れないんだ…だからはやめに、夫を10人にまで増やしてほしい。」

「わかった…頑張るよ。ルシアンさんにも言われたもんね。」

「それでなんだけどね、僕、明日は仕事で空のそばにいられないんだ。だからルシアンにきてもらって、夫候補、恋人として付き添ってもらって、城内で夫探しをしてきてほしいんだ。」

「了解!…なんか夫候補と夫候補を探すって複雑だねぇ」

「そうだね笑!空はどんな人がタイプなの?どんな職業の夫を考えてる?」

「わ、私のタイプ!?そうだなぁ…んー、常識があって、清潔感があって、笑顔が素敵な人、優しい人お互いに尊重し合える人…かなぁ。職業は、この世界にどんなのがあるかまだわからないけど、職人さんとか魔法とか興味あるかも…」

「なるほどねー!(何このできた奥さんは!こんなタイプ掲げてたら国中の男が俺でもいける!って集まってきちゃうよ!!でも僕のこともそう思ってくれてるのかな?嬉しいな)職業に関してはルシアンに伝えておくよ。」

「はーい!」

こんな感じで私達は楽しく1日を過ごしたのだった。

余談(アルト視点)

「あのね、さっきタイプ聞いたよね。それにさ、僕って当てはまってる?」

「あぁ!あれね、実はアルトを思い浮かべて話してたの。タイプなんて考えたことなかったからさ笑結局好きになった人がタイプなのかも…」

そう言って僕の天使はニコッと笑った。
「くっっっっっっ…(しぬしぬしぬ!僕幸せすぎてしぬ!!!!)空、ありがとう。愛してるよ。」

空はボフンっと顔を真っ赤なゆでだこにして…なんだか湯気まで見えるけど…
もじもじしながら僕の天使はこう言ったのだ。

「わ、わたしも……アルトのこと、あ、愛してる…よ」

「ぐはっっっ尊い…神様ありがとうございます。僕長生きして後世にまで、空の魅力を伝え続けます。最高、僕の奥さん。幸せすぎて死にそうです。僕の天使が尊すぎて殺されそうです…はぁ、天は二物を与えすぎではないですか?この完璧生物はなんなんでしょうか………」

「あ、あると?ぶつぶつ言ってるけど大丈夫?おーい?」

「あぁ、なんて素敵なんだ…僕を呼ぶ声までも耳が蕩けそうなほどに甘美で、僕はヘロヘロになっちゃいそうです…神様、ほんと………………」

「どうしちゃったんだろ…まぁいっか、さっき貰ったお絵描きでもしてようかな!」

そうして僕は壊れた…のだった。
ていうか、鼻歌歌ってにぱにぱしながら絵を描いてるベビーな天使にまた萌え死んだ、…もちろん天使が僕に絵をくれると言うので、額に入れて僕だけが見られる場所に飾りましたよ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

モチベのために、ハート、感想、お気に入りなどなどお願いします…
こっからはどんどん夫増やしていきたいと思います。名前を覚えるのが大変です。
そのうち人物まとめ的なのも、だすことになると思います。よろしくお願いします!

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