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どうやら私、伝説の存在らしい
王宮工房けんがくー
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出発してから30分、私達は馬車に乗って王宮工房へ向かっていた。
そうそう、馬車!憧れだったのよー。でも、
ごめん、同級会にはいけません。
今ルシアンさんの膝の上にいます…
なんでこうなったかって言うと単純に日本の乗り物、温室育ちの私のお尻は馬車の揺れに耐えられませんでした。
それを心配したルシアンさんが強引に乗せてくれました。はい、助かります。
ルシアンさん曰く、「あちゃー、これでもだめかぁ、揺れが少ない馬車選んだんだけどねぇ、これ無理だったらこの国の馬車ほとんど無理だよぉ、」だそうです。
元の世界ではどんな風に移動してたのかって聞かれたから、ルシアンさんにペンと紙をかりて説明しました。研究者で実は超絶エリートだというルシアンさんにめちゃくちゃ質問責めにされました。
もちろん、私は専門ではないので出来る限りで答えました。服飾目指してた高校生なんかにわかるわけない!
ルシアンさんは目を輝かせてました。ぜひ!開発してください!!!!
「お!あれあれ!もうすぐつくよー」
夫になったルシアンさんが指を指して示した方にはでっかいヨーロッパのお城みたいな…建物があった。
「わ!す、すごいー!!なにあれ!かっこいいーうおーーー異世界キター!てか王宮工房なんて名前だからもっとこじんまりした(?)小さいイメージでした。」
「だよねーびっくりするよねぇなんてったって国中の職人が集まってるからね、武器職人、靴職人、 服職人とかは勿論、錬金術師、魔導鍛冶師、獣骨細工師、符刻師、魔穀パン職人、幻獣革なめし師…などなど毎日職人達切磋琢磨しあってるんだ」
「わー!ファンタジーだぁ、聞いてるだけでワクワクします!!」
「うんうん!よかった。でも本来の目的忘れちゃダメだからね!ちゃんと意識するように!」
「はーい」
「お、着いたみたいだね。いこっか」
馬車から降りるのにルシアンさんにエスコートされた。なんか私お姫様みたい。
憧れのシュチュエーションとまだ見ぬ何かにワクワクしながら私はそこに足を踏み入れた。
「うわぁ!素敵!」
豪華な扉をドアマン?のイケメンが開けてくれた。そこをルシアンさんがエスコートしてくれる。
中に入ると、まずあったのは上流階級ですか!?これぞ貴族!!みたいな大理石の空間にいっぱいの宝石、アクセサリーがガラスケースに入って展示されていた。
「ひぃぃいいっっ!!」
私は日本の庶民。こんな上流階級な、一個何円なの!?一生かかっても買えないよ!
な空間にビビった。私はガクブル震えながら縮こまってルシアンさんにくっつきながら歩いた。
そんな私の様子にルシアンさんは肩を震わせていた。
ふんっ笑いたきゃ笑えばいいさ!
むっとした私の表情に気づいたのか
「ふふっ、ごめんごめん。普通の女性ならこんな空間目を輝かせて買って!欲しい!って強請るところなのに、空ちゃんったら…ひぃいいい!って笑笑あははは、」
「もー笑い事じゃないですよ!私は高価なものいらないです!壊しちゃったら怖いもん!17歳のちんちくりんには紐…リ、リボンで充分なんですよっ!ほらっ、はやくここのゾーン抜けてください!」
「ふっ…わかったわかった笑笑」
そうしてやっと抜けた。
「ふーっ」私は落ち着いて息を吐いた。
「ふーって笑笑笑笑」
「もー、またバカにしてる…安心したんですよ!」
「ごめんね笑笑じゃあ空ちゃんは一階は見なくていいかな?」
「?」
「一階はね聖女様見学の為にドレス、アクセサリー、装飾品とか高級な職人の工房が揃ってるんだよ。ちなみに購入もできるから気に入ったのあったら俺に教えてね」
「でも私、お金持ってないよ?」
「俺に払わせて?大好きな可愛い妻にプレゼントさせて?」
「!!わ、わかったありがとう」
「よしっ!じゃあ2階行こっか」
「はーい」
私達は階段を登った…
エレベーターってないのかな。
「2階はどんな職人さんが集まっているんですか?」
「2階はね時計、符札、ガラス細工…あと香水もあったかな。1階ほど高級じゃないフロアだよ。」
「香水!!私香水好きです!楽しみ!」
「そうなんだ!あ、いつもつけてる良い匂いって香水?」
「そうです!召喚された日の朝に前の世界でお姉ちゃんに貰ったもので…魔法陣の中にいる時も、これだけは!って必死に握ってたら一緒にこの世界に来れちゃって。誰も知ってる人がいない中でこの香水だけが味方だったんです。いつも持ち歩いてます。ほら、これです!」
「そうだったんだ、前の世界の、ほうほう、わぁ、このガラス細工は見事だね。色も形も艶もこの国では見たことないほど繊細だよ。でもこれは…あまり人に見せない方が良いかもね」
「わかりました…やっぱり前の世界とは違うんですね厳重に鞄に入れてるので大丈夫だと思います。」
「うんうん。俺もなくならないように探索魔法かけてあげる、ちょっと近くに…うん、できた!これでなくなってもどこにあるかわかるよ」
「わぁ!GPSみたい!ありがとうございます!」
「ちなみに他の階?はどんな感じなんですか?」
「ここは6階まであって3階はレストラン、まぁ、ここも食の職人が集まるかんじかな…で4階は研究・修繕エリアだったかな。薬、ポーションとか壊れた魔道具を直してくれたりするところかな」
「ほうほう、ポーション!すごい!レストランも楽しみだなぁ、日本食に近いのあるかな」
「5階は武器とか戦闘系かな武器、防具、弓、爆弾とかあるよー」
「わぁああ!刀とかあるかなぁ」
「刀…ていうのは聞いたことないな、空ちゃんの世界の武器?」
「そうです!めちゃくちゃかっこいいんですよ。」
「質問責めしたいところだけど、5階にあくまで我慢しておくね、」
「はーい!6階はなんですか…?」
「6階は…まぁ、うん。変人フロア…かな」
「変人?」
「あ!2階ついたね。まわろっか。」
なんか話を逸らされたけど6階って変人ってなんなんだろう?ワクワクしちゃうなぁ楽しみ!!
そして2階に入った瞬間…ドン⚫︎の香水コーナーのような色んな匂いが織り混じった凄まじい香りが私を襲った。眩暈がする…
「う、うぅ、」
「あー、相変わらずきっついなー獣人はマスクするか素通りするエリアだもんねー空ちゃん大丈夫?ちょっと休む?」
「うぅう…いや、大丈夫です…香水はどうしても見たいので、でも先に他のとこから回らせてください。」
「了解!じゃああっちの方行くか」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
王宮工房やっと始まりました。
かくのがとっても楽しいです。
こっからもっと色んな人増やしていくつもりなのでついてきてください!
あと登場人物まとめ作りました!
本編に詳しく書いてないこともへーそうだったんだって思っていただける感じになっております。最新まで追いついたらぜひそちらも確認してみてください!
ではまたまたー!
そうそう、馬車!憧れだったのよー。でも、
ごめん、同級会にはいけません。
今ルシアンさんの膝の上にいます…
なんでこうなったかって言うと単純に日本の乗り物、温室育ちの私のお尻は馬車の揺れに耐えられませんでした。
それを心配したルシアンさんが強引に乗せてくれました。はい、助かります。
ルシアンさん曰く、「あちゃー、これでもだめかぁ、揺れが少ない馬車選んだんだけどねぇ、これ無理だったらこの国の馬車ほとんど無理だよぉ、」だそうです。
元の世界ではどんな風に移動してたのかって聞かれたから、ルシアンさんにペンと紙をかりて説明しました。研究者で実は超絶エリートだというルシアンさんにめちゃくちゃ質問責めにされました。
もちろん、私は専門ではないので出来る限りで答えました。服飾目指してた高校生なんかにわかるわけない!
ルシアンさんは目を輝かせてました。ぜひ!開発してください!!!!
「お!あれあれ!もうすぐつくよー」
夫になったルシアンさんが指を指して示した方にはでっかいヨーロッパのお城みたいな…建物があった。
「わ!す、すごいー!!なにあれ!かっこいいーうおーーー異世界キター!てか王宮工房なんて名前だからもっとこじんまりした(?)小さいイメージでした。」
「だよねーびっくりするよねぇなんてったって国中の職人が集まってるからね、武器職人、靴職人、 服職人とかは勿論、錬金術師、魔導鍛冶師、獣骨細工師、符刻師、魔穀パン職人、幻獣革なめし師…などなど毎日職人達切磋琢磨しあってるんだ」
「わー!ファンタジーだぁ、聞いてるだけでワクワクします!!」
「うんうん!よかった。でも本来の目的忘れちゃダメだからね!ちゃんと意識するように!」
「はーい」
「お、着いたみたいだね。いこっか」
馬車から降りるのにルシアンさんにエスコートされた。なんか私お姫様みたい。
憧れのシュチュエーションとまだ見ぬ何かにワクワクしながら私はそこに足を踏み入れた。
「うわぁ!素敵!」
豪華な扉をドアマン?のイケメンが開けてくれた。そこをルシアンさんがエスコートしてくれる。
中に入ると、まずあったのは上流階級ですか!?これぞ貴族!!みたいな大理石の空間にいっぱいの宝石、アクセサリーがガラスケースに入って展示されていた。
「ひぃぃいいっっ!!」
私は日本の庶民。こんな上流階級な、一個何円なの!?一生かかっても買えないよ!
な空間にビビった。私はガクブル震えながら縮こまってルシアンさんにくっつきながら歩いた。
そんな私の様子にルシアンさんは肩を震わせていた。
ふんっ笑いたきゃ笑えばいいさ!
むっとした私の表情に気づいたのか
「ふふっ、ごめんごめん。普通の女性ならこんな空間目を輝かせて買って!欲しい!って強請るところなのに、空ちゃんったら…ひぃいいい!って笑笑あははは、」
「もー笑い事じゃないですよ!私は高価なものいらないです!壊しちゃったら怖いもん!17歳のちんちくりんには紐…リ、リボンで充分なんですよっ!ほらっ、はやくここのゾーン抜けてください!」
「ふっ…わかったわかった笑笑」
そうしてやっと抜けた。
「ふーっ」私は落ち着いて息を吐いた。
「ふーって笑笑笑笑」
「もー、またバカにしてる…安心したんですよ!」
「ごめんね笑笑じゃあ空ちゃんは一階は見なくていいかな?」
「?」
「一階はね聖女様見学の為にドレス、アクセサリー、装飾品とか高級な職人の工房が揃ってるんだよ。ちなみに購入もできるから気に入ったのあったら俺に教えてね」
「でも私、お金持ってないよ?」
「俺に払わせて?大好きな可愛い妻にプレゼントさせて?」
「!!わ、わかったありがとう」
「よしっ!じゃあ2階行こっか」
「はーい」
私達は階段を登った…
エレベーターってないのかな。
「2階はどんな職人さんが集まっているんですか?」
「2階はね時計、符札、ガラス細工…あと香水もあったかな。1階ほど高級じゃないフロアだよ。」
「香水!!私香水好きです!楽しみ!」
「そうなんだ!あ、いつもつけてる良い匂いって香水?」
「そうです!召喚された日の朝に前の世界でお姉ちゃんに貰ったもので…魔法陣の中にいる時も、これだけは!って必死に握ってたら一緒にこの世界に来れちゃって。誰も知ってる人がいない中でこの香水だけが味方だったんです。いつも持ち歩いてます。ほら、これです!」
「そうだったんだ、前の世界の、ほうほう、わぁ、このガラス細工は見事だね。色も形も艶もこの国では見たことないほど繊細だよ。でもこれは…あまり人に見せない方が良いかもね」
「わかりました…やっぱり前の世界とは違うんですね厳重に鞄に入れてるので大丈夫だと思います。」
「うんうん。俺もなくならないように探索魔法かけてあげる、ちょっと近くに…うん、できた!これでなくなってもどこにあるかわかるよ」
「わぁ!GPSみたい!ありがとうございます!」
「ちなみに他の階?はどんな感じなんですか?」
「ここは6階まであって3階はレストラン、まぁ、ここも食の職人が集まるかんじかな…で4階は研究・修繕エリアだったかな。薬、ポーションとか壊れた魔道具を直してくれたりするところかな」
「ほうほう、ポーション!すごい!レストランも楽しみだなぁ、日本食に近いのあるかな」
「5階は武器とか戦闘系かな武器、防具、弓、爆弾とかあるよー」
「わぁああ!刀とかあるかなぁ」
「刀…ていうのは聞いたことないな、空ちゃんの世界の武器?」
「そうです!めちゃくちゃかっこいいんですよ。」
「質問責めしたいところだけど、5階にあくまで我慢しておくね、」
「はーい!6階はなんですか…?」
「6階は…まぁ、うん。変人フロア…かな」
「変人?」
「あ!2階ついたね。まわろっか。」
なんか話を逸らされたけど6階って変人ってなんなんだろう?ワクワクしちゃうなぁ楽しみ!!
そして2階に入った瞬間…ドン⚫︎の香水コーナーのような色んな匂いが織り混じった凄まじい香りが私を襲った。眩暈がする…
「う、うぅ、」
「あー、相変わらずきっついなー獣人はマスクするか素通りするエリアだもんねー空ちゃん大丈夫?ちょっと休む?」
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「了解!じゃああっちの方行くか」
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王宮工房やっと始まりました。
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本編に詳しく書いてないこともへーそうだったんだって思っていただける感じになっております。最新まで追いついたらぜひそちらも確認してみてください!
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