能天気な私は今日も愛される

具なっしー

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1章なぎさちゃん

人生終了のお知らせ

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駅からコンビニまでは走って2分くらいかかる、そこから学校までは走って15分くらいかかる。
さっきからお前どんだけ走るんだよ!て思った人いますよね。
実は私、運動音痴なんです。入ってる部活が文化部な時点でお察しだと思いますが…
はははは、頭の中では走っているんですよ。しかし!!走ったところで歩くスピードと変わらない!てことで歩いているのです。いや、これは歩いているように魅せながら走っているのです。
なんてことは置いておいて、コンビニはもう目の前だ!多少遅刻しても仕方ない。
よゆうよゆう!てことで私はお菓子を吟味する。んー今日はしょっぱいのと甘いのどちらにしようかな神様の言う通り!鉄砲撃ってバンバンバンもひとつおまけにバンバンバン柿の種月火水木金土日鬼じゃないよ!(地域によって違うらしいよね、私は地元でもなにそれ?て言われますこれなに!?私の知ってるこれは誰が教えたのよ!)
よし!今日はかりんとうにしよう!
私はスマートにバーコード決済をして
軽快なpaoooon♪に笑みがこぼれた。
何回聞いてもおもしろいなー!店員のおばあちゃんにバイバイしてスキップしながらコンビニを出た。
いざ!学校へ参る!

私はそこがランウェイかのように堂々と歩いていった。
だって、焦っても仕方ないの、お菓子を吟味しているうちにキーンコーンカーンコーンとかいう間抜けで耳障りな音が鳴ったから。
私じゃなくて、学校が来いよ!(?)
私は裏道を駆使して堂々と歩いていく、
そしてあとちょっとで学校につくぞ!ってところで堂々とちょっと大きな横断歩道を渡っていたら、暴走機関車トラックが

ズコーーーーーーンバコーーーーーーーン

と私を巻き込んで電柱にダイブしてきたのだ。

そうして私は思春期にJKから天使になったのだ。
壊れかけのNagisa より


いやさ、酷くないですかー?
もうちょっとで卒業だったんですけど!
LJKだったんですけど!友達に申し訳ないんですけど!やりたいこといっぱいあったんですけど!うわーーーーーーーーん
なんで私なの、遅刻したのが不味かったのか!バチが当たったのか!ごめんなさーい
うぅ~、まぁ、でも大学受験とかいうプレッシャー行事をパスできたのはラッキーかも…

でも、1番の心残りは、


彼氏が、ほし、カッ…た………………



そうして私は目を閉じた。








「な……さ………お………て」

んー?

「なーぎーさーちゃん!!おきてー」

んん、あと10分、

「なー!ぎー!さー!ちゃん!!良い加減起きて」

んーんーんーーーーまだねるの!


「先輩、本当にコイツでいいんすか?」
「良いのよ、こんなに魂が綺麗な子はいないわ。それにあんまり他の魂に影響されなそうだしね」
「まぁ、先輩がそういうならいいスけど。」

んぅう、うるさいなー

「あ、起きたかな?」

!!!!!!???????

「こっっっっここここここここここここ!!!!!?」

「えーなにそれ鶏?クスクスクス」

え!何ここどこ!てか誰!?この爆美女とグッドルッキングガイは何者????私、死んだ??えーとえーとたしかランウェイ気分で歩いてたらトラックがぶつかってきて
うーわ、絶対死んだわ。てか最後に考えたこと彼氏欲しいて、寂しー、寂しー女だぁ、いやーでももうちょいいきたかったな。大学で彼氏とラブラブになる予定だったのに。
うむうむ、それにしてもなんて綺麗な場所なの!ここ!!天国て想像以上に素敵なのね!これはまた生まれ変わったとしても早く死にたくなっちゃうわ!地獄も気になるけど、ここが気に入っちゃったから、いっぱい良いことしてまたここにこよう!あれ、でも遅刻とかいっぱいしちゃってたのに天国??むむむ、ここは地獄なのか?
んーわからん。よし、こうなったらモッカイ寝よう!!

「あーーだめだめだめ!ちょっと!!話があるのよ」

「やっと起きたと思ったらお前阿呆の極みスネ、こんな阿呆な人間はじめてみたっすよ」

「む?なんか失礼だな?だがだが、バカって言われるより阿呆って言われるほうがなんかちょっと賢そう?面白そうに聞こえるかも…ニヤリ」

「じゃあ馬鹿でいいっす」

「んもぅ!そんなくだらないことはいいのよどんだけ待ったと思ってるの?200年よ!凪紗ちゃんを起こしはじめてから200年!」

「ん??」

「凪紗ちゃんが死んだあたりにね、一発逆転!!異世界転生抽選会!!!が行われたのよ。1人一回引くんだけどね、凪紗ちゃんは期限ギリギリのところで死んで滑り込みで引いて見事に1等を当てたのよ!」

「えー記憶にないな」

「そりゃそうよあなたここにきて、夢だ!とか言って全裸で踊ったり、ナンパしたり、大暴れするものだから強制的に夢ってことにして眠りに入らせたのよ」

「そ、そんな…私がそんなこと、、、くっっっ恥ずかしい…しにたい…恥ずかしぬ」


「てな感じでねー、1等は生きてた時大切だった人への最後の挨拶も特典に含まれてたんだけどぉ、予想外になぎさちゃんめちゃめちゃお寝坊さんだったから200年たっちゃって、なくなっちゃった」

「そんな、じゃあ私が死んだ後みんなはどうなったんですか?」

「そうねぇ、みんな中々暗い人生だったわねぇどこにいくにもあなたの面影を探して苦しんでいたわ、でもね、あなたが残した絵や、粘土の作品、好きだった音楽。それらがねみんなの心を強く支えたの。あの子はこの作品の中で生きてるって、みんな強く生きたわ。」

「200年あんたを待ち続けてるっすからね」

「え?会える…の?」

「会えるっす!みんな次の人生勧められてたけど、断ってあんたの目覚めを待ち続けたっす!!呼んでくるっすねーー」

「そっ……かぁ、みんなまちつづけて…200年も…うっ」

「「「「「「「なぎさ!!!!!」」」」」」」

パパ、ママ、りく、うた、あかね、こはる、みお、

私はみんなの顔を見た瞬間涙が止まらなかった。
みんなもよく見ると目に涙を浮かべている。


「もう!姉ちゃん遅いよ!!目覚めるの!」

「うぅ、ごめんりく、待っててくれてありがとう😭」

「そうだぞ、何勝手に死んでるんだ!あれほどなぎさは自分の世界に入ると周りが見えなくなるから気をつけろと言ったのに!!!」

「パパ…ごめん、ランウェイの気分で横断歩道渡ってました。ビヨーーンセとか聞いちゃってました…」

「もう、あんたって子は!!私がどれだけ後悔したかわかる?もっと早く起こしてればとか昨日夜更かししてるのを注意していたらとか本当にさぁ、もう、ずっと会いたかったんだからね!また寝過ぎよ!」

「ママ…ごめんねごめんね、私ママとやりたいことが沢山あったよ。ありがとう、待っててくれてありがとう、会えてよかった」

「なぎさ!なに勝手に死んでるのよ!
卒業旅行行こうって約束したじゃない!」

「そうよそうよ!なぎさがいなくてつまんなかったんだからね!」

「遺影は盛れてる写真にしておいたから!」

「卒アルあんたのだけ去年の学生証の写真のったからニヤニヤ」

「うた、あかね、こはる、みお、待っててくれてありがと!こはるまじナイス
みおそれマジ!??最悪なんですけどーあんなおでこ丸出してかてかで載ったわけ!?ママ!なんで許可したのよ!」

「ふんっあたし達を残して逝った罰よ!」

「うぅ、なんともいえない」




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見てくれてありがとうございました!
誤字とかの指摘お願いします!感想アドバイス、コメント、??いろいろおねがいしまーす!!
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