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2章ポピーはじめました。
美形達の正体
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「まったくもー、ポピーったらだめだよぉこんなの触ったらばっちぃからねほら手を貸してキレイキレイにしようねぇ」
「おい!セラ!てめぇ俺をバイ菌みたいに扱いやがって!!」
「あーやだやだ、ポピーの可愛いお耳に汚い声が入っちゃうよー」
「てんめぇ!仕事いっぱい押し付けてやるからな!後で覚悟しとけよ!!」
「うぅう、周りが無能だから、僕が優秀すぎるばっかりに…いじめられるーポピーお父ちゃまを助けてー」
「まぁまぁ、2人とも落ち着いてポピーちゃんびっくりしちゃってるから」
「ラミュ、そうやって言いながら君だって僕に仕事押し付ける気だろ!ポピーの前だからって良い人ぶりやがって!」
「そりゃあね、僕が仕事してる間にこんな天使とあってるなんて許せないもんね」
「……同意…」
「カイ!君もか!やっと喋ったと思ったら
僕に仕事を押し付けるって宣言か!そんな口はいらないな!切るぞ!」
おぉ、この4人仲良いなぁ、なんかいいなこんな関係性。学園?だっけそこに行けば私もこんな言い合える友達できるかな…
そうしてポピーがぼんやりとしているうちも4人の醜い争いは続いたのであった。
そのうち、ポピーは眠りにつき、それに気がついたアレクシオンに叱られ、外に出された。
翌朝、伯爵家の廊下で正座して説教されている4人の姿が目撃されたのだそうだ。
一体何時間正座していたのだろう、使用人一同、同情はするが、見てみぬふりをしたそうだ。
実はこの4人の仕事が忙しいのは、この屋敷の支配者であるアレクシオンが黒幕らしい…
「ふぁああああー」
おはようございます!!ポピーです!!
昨日はお父様と美形達のお話がよくわかんないし、長くて途中で眠ってしまいました!
「おはようございます♪ポピー様」
アレクシオンがいつもの爽やかな笑顔で挨拶してくれた
「あううやうう!」
私も笑顔で挨拶をして手をぶんぶん振ってみる!
「はぅぅぅ、お嬢様が今日も可愛い…尊い!」
アレクシオンが急に悶えているが大丈夫だろうか。
どたどたどたどたバタバタバターーんジュッカチカチカチカチボーーーーン!パチパチパチきゃーーーーーぎゃーーどかーんガシャーンどたどたどたどた
奴が…きた……
もうこの音も1ヶ月になると流石に慣れてきた。スポーツみたいに選手が入場する為のBGMだと思えるようになった。
そして今日もキラキラ笑顔のお兄様がやってきた!そうして私の顔を見るなり、いつものように
「はわわわわわ!!!今日もかあいぃでちゅねぇポピーーーーーー、はぁ、可愛いね本当に可愛い、むぎゅーーーーーーーチュチュチュチュはぁ、可愛い、好きすぎる、可愛い可愛いもう大好き結婚しよう」
これである。慣れたもんだ。この世界のあいさつは情熱的だなくらいに思えるようになった。でも兄様毎回結婚しようって言ってくるけど兄妹ですよ!?こんなやつよりもっと良い人探してくださいよ!
(ポピーは周りが美形すぎて自分が爆美女であることをすっかり忘れてしまっていた。しかし、ポピーはこの美形達と並んでも比べものにならないほど美形である。しかし、まだ赤ちゃんなので本当の実力は発揮されていない。にしても天使ではある。)
「それにしてもポピー、昨日の夜は大変だったそうだね、僕の父がごめんねうるさかったよね、」
「あうう?」
「そうだよ僕の父だよ!ラミナード・エルノアって言うんだ!結構似てたでしょ」
なぬ!兄様の父様だったのか!似てた似てた!!
「あれ?そういえば僕の名前をまだ教えていなかったよね僕の名前はラミュエルだよ!ラミュエル・エルノア!ラミュ兄って呼んでね」
「あうにー?」
きたー!美形兄貴の名前!ラミュ兄ってかわいいな。
「!!!!????ポピー!もしかして今僕の名前を呼んでくれたの?もう一回言って!」
「あうううぃーー!!きゃははは」
「ポピーーーーー!!!あぁ!僕はなんて幸せ者なんだ!!可愛い、本当に可愛すぎる。僕の妹天使すぎるよ、大好き!すきぃ、かわいぃ、あ!ちなみにあの耳生えたおっさんはアルメリオ・エルノア、あの無口のおっさんはカイリス・エルノアだよ!みんなポピーのお父様だからね、ラミュ父様、アル父様、カイ父様て呼べば良いよ!」
なぬー!全員私の父様だったのか!?
「あ!そうそう。ちなみに2人にも子供がいるよ。僕たちの兄様だね、アル兄様、アルマン・エルノアとカイ兄様カイデル・エルノアだね!!その他にも兄弟はいるらしいんだけど僕は会ったことないんだよね、なんてったって母親があんなんだしね」
おぉ、覚えやすくていい!カイ兄様とアル兄様かぁ、早く会ってみたいなぁ~
それにしてもラミュ兄様の母への評価が低いぞ…生まれた時しか会ったことないけど、どんな人なんだろう、優しいラミュ兄様にこんなに言われちゃう母大丈夫なのか…?
ポピーはこの世界がわかりません…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
見てくれてありがとうございます!
人の名前を覚えるのって大変ですよね!
お気に入り、いいねよろしくです
「おい!セラ!てめぇ俺をバイ菌みたいに扱いやがって!!」
「あーやだやだ、ポピーの可愛いお耳に汚い声が入っちゃうよー」
「てんめぇ!仕事いっぱい押し付けてやるからな!後で覚悟しとけよ!!」
「うぅう、周りが無能だから、僕が優秀すぎるばっかりに…いじめられるーポピーお父ちゃまを助けてー」
「まぁまぁ、2人とも落ち着いてポピーちゃんびっくりしちゃってるから」
「ラミュ、そうやって言いながら君だって僕に仕事押し付ける気だろ!ポピーの前だからって良い人ぶりやがって!」
「そりゃあね、僕が仕事してる間にこんな天使とあってるなんて許せないもんね」
「……同意…」
「カイ!君もか!やっと喋ったと思ったら
僕に仕事を押し付けるって宣言か!そんな口はいらないな!切るぞ!」
おぉ、この4人仲良いなぁ、なんかいいなこんな関係性。学園?だっけそこに行けば私もこんな言い合える友達できるかな…
そうしてポピーがぼんやりとしているうちも4人の醜い争いは続いたのであった。
そのうち、ポピーは眠りにつき、それに気がついたアレクシオンに叱られ、外に出された。
翌朝、伯爵家の廊下で正座して説教されている4人の姿が目撃されたのだそうだ。
一体何時間正座していたのだろう、使用人一同、同情はするが、見てみぬふりをしたそうだ。
実はこの4人の仕事が忙しいのは、この屋敷の支配者であるアレクシオンが黒幕らしい…
「ふぁああああー」
おはようございます!!ポピーです!!
昨日はお父様と美形達のお話がよくわかんないし、長くて途中で眠ってしまいました!
「おはようございます♪ポピー様」
アレクシオンがいつもの爽やかな笑顔で挨拶してくれた
「あううやうう!」
私も笑顔で挨拶をして手をぶんぶん振ってみる!
「はぅぅぅ、お嬢様が今日も可愛い…尊い!」
アレクシオンが急に悶えているが大丈夫だろうか。
どたどたどたどたバタバタバターーんジュッカチカチカチカチボーーーーン!パチパチパチきゃーーーーーぎゃーーどかーんガシャーンどたどたどたどた
奴が…きた……
もうこの音も1ヶ月になると流石に慣れてきた。スポーツみたいに選手が入場する為のBGMだと思えるようになった。
そして今日もキラキラ笑顔のお兄様がやってきた!そうして私の顔を見るなり、いつものように
「はわわわわわ!!!今日もかあいぃでちゅねぇポピーーーーーー、はぁ、可愛いね本当に可愛い、むぎゅーーーーーーーチュチュチュチュはぁ、可愛い、好きすぎる、可愛い可愛いもう大好き結婚しよう」
これである。慣れたもんだ。この世界のあいさつは情熱的だなくらいに思えるようになった。でも兄様毎回結婚しようって言ってくるけど兄妹ですよ!?こんなやつよりもっと良い人探してくださいよ!
(ポピーは周りが美形すぎて自分が爆美女であることをすっかり忘れてしまっていた。しかし、ポピーはこの美形達と並んでも比べものにならないほど美形である。しかし、まだ赤ちゃんなので本当の実力は発揮されていない。にしても天使ではある。)
「それにしてもポピー、昨日の夜は大変だったそうだね、僕の父がごめんねうるさかったよね、」
「あうう?」
「そうだよ僕の父だよ!ラミナード・エルノアって言うんだ!結構似てたでしょ」
なぬ!兄様の父様だったのか!似てた似てた!!
「あれ?そういえば僕の名前をまだ教えていなかったよね僕の名前はラミュエルだよ!ラミュエル・エルノア!ラミュ兄って呼んでね」
「あうにー?」
きたー!美形兄貴の名前!ラミュ兄ってかわいいな。
「!!!!????ポピー!もしかして今僕の名前を呼んでくれたの?もう一回言って!」
「あうううぃーー!!きゃははは」
「ポピーーーーー!!!あぁ!僕はなんて幸せ者なんだ!!可愛い、本当に可愛すぎる。僕の妹天使すぎるよ、大好き!すきぃ、かわいぃ、あ!ちなみにあの耳生えたおっさんはアルメリオ・エルノア、あの無口のおっさんはカイリス・エルノアだよ!みんなポピーのお父様だからね、ラミュ父様、アル父様、カイ父様て呼べば良いよ!」
なぬー!全員私の父様だったのか!?
「あ!そうそう。ちなみに2人にも子供がいるよ。僕たちの兄様だね、アル兄様、アルマン・エルノアとカイ兄様カイデル・エルノアだね!!その他にも兄弟はいるらしいんだけど僕は会ったことないんだよね、なんてったって母親があんなんだしね」
おぉ、覚えやすくていい!カイ兄様とアル兄様かぁ、早く会ってみたいなぁ~
それにしてもラミュ兄様の母への評価が低いぞ…生まれた時しか会ったことないけど、どんな人なんだろう、優しいラミュ兄様にこんなに言われちゃう母大丈夫なのか…?
ポピーはこの世界がわかりません…
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