能天気な私は今日も愛される

2章ポピーはじめました。

誘拐！？

ある日、私は夜中にパッと目を覚ました。
むむむ、なんだか嫌な予感がするぞ？
はっ！！！！
「依頼のやつはコイツか、屋敷の警備も余裕だな」
「へへぃ！兄貴！さっさとずらかるっす！」
「むぐぐうきゃあーーーーうわーーーーんん」
「しずかにしやがれ！まぁ、防音結界を貼ってるから無駄だがなひゃははははは！」

こんばんは！ポピーです！
今怪しいやつの腕の中にいます…
南北に中断する橋を私は渡っています。
本当は、あの頃が恋しいけれど…

なーんちゃって！てへぺろです！

ﾜﾃｸｼ、チートもちではあるんですが、まだ歩けるようになるまで魔法はやらないようにしよう！危険危険！て思ってインターネットしか使ったことがなかったんです。
いやーまずいっすね
アレクシオンはどうなったかな？


この時、アレクシオンは屋敷内の裏切り者に無理やり掃除の仕方がわからないとかなんとか理由をつけて誘き出されていたので
気づくことができなかったのだ。
気づいた時には何者かによってポピーは誘拐されていた。


むー、どうしたもんかなぁ、どこでもドア使って帰れるっちゃ帰れるんだけど、いきなり帰ったところで偽物？本物を返せ！おらぁ！みたいに倒されたりしたら嫌だし、助けを待つしかないのかな…うん！ちょっと待って来なそうだったらどこでもドアで帰ろうかな！


「よし！追手はきてないな？」
「巻いたっす！完璧っす！」
「ご主人！依頼のやつ連れてきたぞー」
「ふぎゃあーーーーーおんぎゃあーーーー」
「ふぉっふぉっふぉっご苦労であった！これが報酬だ！もっていけ！」
「あざーっす！またよろしくお願いシャッス！！」


「ほれほれ！顔をよく見せよ！じいじであるぞ」

なに！？この小太りてらてら陰険ジジイが私の祖父だと！？ふざけるなーゼーったい認めん！美形意外認めんぞー！
「おぎゃーーーーーーーーーーーーーー」

「あーうるさいうるさいほれほれ泣き止めうるさいのぉ」

「もーとうさまぁ、はやくソイツ黙らせてくださぁいそんなのに構ってないではやく私と続きしましょぉ」

「ふぉっふぉっふぉっそう焦るでない。一応そなたも此奴の母親なんだから少しくらいどうにかせい。」

え、母様…？なの？ほんとに？
え、父様っていったよね、異世界のパパ活？いやぁ、でも結構顔似てるし…おぇえええ、きもちわるーい


「んもぉー、しょうがないなぁ貸してくださぁい」

そうして知らぬ間に私はブヨブヨ男から香水が臭い自称母の元へうつされた。
まじ、カレー味のうんこか、うんこ味のカレーかくらいどっちも嫌なんですけどぉ、
うわーーーん、アレクシオン助けてぇ
「ふんぎゃーーーーーーおぎゃーーー」

「うっっっさいわね！耳障りなのよ！」
バシッ

いたっ！コイツ今叩いたな！
「おぎゃーーーーーーーーーうぎゃーーーーーーーーーーーーーー」

バシッバシッ

「ひっく、ひっく、うぅう、みぃに…」
痛いよぉ、痛いよぉ、兄様助けてぇ

「ふぅ、やっと静かになったわね」

「ふぉっふぉっさすが母親であるな！さぁ、こっちへ来い！」

どたどたどたどたバタバタバターーんジュッカチカチカチカチボーーーーン！パチパチパチきゃーーーーーぎゃーーどかーんガシャーンどたどたどたどた

こ、この音は！？奴が…来るのか……？

「おい！ここで何をしてる！」

「む！誰じゃ！ここへは立ち入り禁止だぞ！」

「そ、そうよ！はやく出ていってちょうだい！」

「先程伯爵家から、要請があった！やましいことがないのならどけ！」

「ふんぎゃーーーーーーーーーーーー」

「！！？？？ポピー？ポピーだ！！おまえら！コイツらを捕えろ！」

そうして、私はラミュ兄様じゃない、なんだかカイ父様に雰囲気が似た不思議な美形の腕の中で力尽きた…うぅ、異世界ライフ厳しいこともある。

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ちょっとだけチヤホヤじゃない部分も入れてみました。この美形はいったいだれなのか！？いや、わかりやすすぎる笑笑

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