18 / 94
第十章 南洋の密林の島に八つ首の大蛇は存在した
竜の住める家
しおりを挟む
オルニアルから帰還した健太郎達を子供達が出迎え、その後、戻ったロミナとキューによってその日はステーキが振舞われた。
場所はレベッカの家の庭、木のテーブルの上にはロミナが用意したサラダが盛られた器が置かれ、メインの肉料理は買って来て味付けされた牛肉と、キューが狩って来た鹿肉が彼のブレスによって器用に焼かれていた。
子供達は焼き上がった肉を頬張り、コロが肉の乗った皿をせっせとテーブルへ運んでいた。
「ふむ、キューは脱皮して第三幼体になった様だな」
グリゼルダはその肉を口に運びながら、丸焼きにされている鹿肉と、網に置かれた牛肉に交互に炎のブレスを浴びせるキューを見てボソリと呟いた。
ブレスは直接炎を当てるのではなく、遠赤外線の効果で焦げないギリギリに調整されているあたり、キューの美味しい物を食べたいという思いが垣間見える。
「そうなんだ、お前達がオルニアルに向かってすぐ脱皮が始まって、こんなに大きくなってしまったんだ……まぁ、大きくなっても食い意地が張っている所は相変わらずだが……」
グリゼルダとロミナの話を聞いていたミラルダは、大きくなったキューを見てうーんと口をへの字に曲げた。
「コホーッ?」
どうしたのミラルダ?
「いやね、このままドンドン大きくなっちまったら、庭にも入り切らなくなるんじゃないかと思ってねぇ」
「コホー……」
確かにな……。
健太郎の脳裏にこの世界に来て初めて出会った魔物である、赤い鱗の竜の姿が思い浮かぶ。
あの食いしん坊な竜は健太郎を一飲みに出来るほど大きかった。キューがあのサイズまで成長するなら、大きいとはいえ街中の一軒家に過ぎないレベッカの家では暮らす事は難しいだろう。
「……ミラ姉、キューはお家にいられないの?」
ミラルダと健太郎の会話を聞いていたのだろう。ミミが不安そうに眉根を寄せて尋ねる。
「誰かが家から出ていく時は、その子自身がもうこの家に頼らなくても生きていけると思った時さ。でも困ったねぇ……家の大きさは変えられないし、キューに大きくなるなとも言えないし……」
「何悩んでんだ? 今回の仕事は国レベルの貸し借りになったんだぜ。ガッドの野郎に屋敷の一つも寄越せって言ゃあいいだろうが?」
あくまでレベッカの家でキューと暮らそうと考えていたミラルダには、ギャガンの言葉は考えの外だった。
「でもねぇ。この家には愛着もあるし、師匠の蔵書の事も……」
「だったら屋敷の敷地にこの家を移設すりゃあいいじゃねぇか。本はこの家から持ち出すとヤバいんだろ?」
「移設ねぇ……」
「コホーッ」
移設するなら俺がDXで運んでもいいよ。
「うーん、でもねぇ……」
「ねぇ、ミラルダ、移設って事はクルベストを出るの? わたしはディランの事があるからクルベストに居たいんだけど……」
「そうだな。わたしも真田に武術を教わらなくてはならんから、この街から離れるのは困る」
パムとロミナはクルベストから離れる事に難色を示した。
パムは自立しているからいいとして、金の無いロミナは仕事を探さないとならないだろう。
まぁ、彼女の腕なら冒険者として問題無くやって行けるだろうが……。
ミラルダとしても故郷であるクルベストから離れるのは抵抗があった。
確かに差別された記憶も多くあるが、幼少期、レベッカの家で一緒だった子供達と街を駆け回り遊んだのだ。
かけっこをした石畳の道も、かくれんぼをした裏通りも忘れられない大事な場所だった。
そんな事を考えていると、ズイッと焼かれた肉が皿にのせてミラルダの前に差し出された。
「キュエーッ!!(上手に焼けたのッ!!)」
「キュー……ありがとよ、こりゃ美味しそうだ」
「キュエーッ!!(当たり前なの、ホントはキューが食べたいぐらいなのッ!!)」
キューが出したハンドサインを読み取ったロミナが苦笑を浮かべている。
子供達とロミナが考えたハンドサインは指の折り曲げの組み合わせで、かなり複雑な事まで伝えられる。
考え出した子供達やロミナはそれでキューとコミュニケーションをとっているが、教えられたばかりのミラルダ達は何とか読み取れるといったレベルだった。
いずれは健太郎にも応用出来そうな方法だったが、その為にはまだ時間が掛かりそうだった。
ともかくとしてミラルダは、人懐っこいこの竜の場所を用意しようと、受け取った肉を食べながら心の中で決めた。
ちなみにキューが焼いた牛肉は外側はカリっと、内側はジューシーでとても美味だった。
■◇■◇■◇■
二日後、伯爵の金髪角刈りおじさんから呼び出された健太郎達は、迎えの馬車に乗って彼の城へと向かった。
通されたのは以前と同様、縁側付きの和室だった。
畳の部屋で伯爵のアドルフと公爵のガッドが背の低いテーブルの向こうに腰を下ろしている。
「ご苦労さん、話はガッドから聞いた。上手くやったみてぇだな?」
アドルフは健太郎達を座らせると、そう言って嬉しそうに笑う。
「まぁ、なんとか……」
「部下から受けた報告では、アーデンにいた迷宮の件の首謀者、イシドウアキラと協力して、殆ど君らだけで事を解決したそうじゃないか?」
「だから言ったろ、自由にやらせときゃいいってよぉ」
「しかし、これだけ有能な人材を野に放っておくのは……はぁ……分かったよ」
ガッドは健太郎達に物欲しそうな視線をむけたが、隣のアドルフからの威圧を感じると、ため息をついて肩を落とした。
「それで、今回の依頼……内容は随分と違ってしまったが、オルニアルには大きな貸しを作れた。これで外交面でも有利に事を運べるだろう。それにオルニアルの新体制は若手中心で風通りも良くなったようだし、その点でもやりやすくなった」
「あの国はアキラの記憶じゃ汚職が横行していたようだからな」
アキラの過去を覗いたグリゼルダがガッドの言葉に同意を示す。
「うむ、その通りだ。薬品の輸入についてもこれまでは中間業者が多くてね。それも今後是正されて行くだろう。それで今回の報酬なんだが……事前に提示した物とは別に君らの要望を聞こうと思ってね」
ガッドはオルニアルが健太郎達を欲しがっている事にも気付いていた。
新たに長官の椅子に座ったオーグルも絶賛していたし、自分に初めに接触してきたバレットも折に触れて健太郎達の事を尋ねてきたからだ。
それも分からなくはない、もし彼らがいなければ最悪、オルニアルは寄生生物に支配された魔物の国になっていただろう。
ざっと調べた所では彼らはアドルフが言っていた南の獣人の国、ロガエスト以外でも、魔人の国エルダガンド、竜人の国ベルドルグ、エルフの国リーフェルドでも色々やった事が判明している。
結論として、彼らはその気になればラーグを出て別の国に拠点を築く事も可能な筈だ。
追加の報酬は、オルニアルとの関係が有利になった事以上に、彼らをこの国に止めて置く為の餌の意味が大きい。
「要望……あの、じゃあこの街に庭付きの家……成長したドラゴンが暮らせるぐらいの家が欲しいです」
「ドラゴンが暮らせる家……キューか?」
アドルフの問い掛けにミラルダは頷きを返した。
「はい、今回の依頼から戻ったら、さらに大きくなっていて……正直、私達の家では今後、彼が暮らす事は難しいと思うんです」
「なるほどな。確かにタニアも一回脱皮してデカくなったしなぁ」
そう言ってアドルフは着流しから出した右手を顎にやった。
ちなみにタニアは現在、城の庭に作られた池で暮らしている。
「家か……いいだろう。アドルフ、費用はこちらで出そう。ドラゴンが暮らせる邸宅をクルベストに用意してもらえるか?」
「いいだろう」
「伯爵、キューは赤竜だ。最終的に小山程の大きさになる筈、その点も加味して家を用意して欲しい」
「分かってるさ。こっちにもタニアがいるんだ、竜についちゃ色々調べてる。任せな」
アドルフはグリゼルダの要望にニヤッと笑みを返した。
「ふえぇ、ホントに家が貰えるんだねぇ……ギャガンギャガン」
「あん? なんだパム」
「それって、わたしも住んでいいのかな?」
パムが隣に座ったギャガンの服を引っ張り頭を下げた彼の耳元で囁く。
「当たり前だろ、お前ぇも働いたんだしよぉ」
「そっ、そっか……」
宿じゃなくてちゃんとした家で暮らせるんだ……パムはそう呟いて嬉しそうにえへへと笑った。
「場所は……そうだな……フィッシュバーン家の別荘が街の北、私有地の森に面した場所にある。元は俺の先祖が狩猟用に森に併設して作ったもんだが、あんだけ広けりゃドラゴンでも問題ない筈だぜ」
「……アドちゃんちの別荘……うっ、昔、あの森で遭難した記憶が……」
ガッドは幼い頃の記憶を思い出したのか、顔を顰めていた。
「ガハハッ、あん時は捕まえた兎を二人で分けたな。腹が減ってたから凄く美味かったぜ」
「……確かに兎は美味かったが、私は地面じゃ無くて、ちゃんとベッドで寝たかったよ……」
「コホー……」
自分ちの敷地で遭難って……どれだけ広いんだよ……。
健太郎は改めて貴族のスケールの大きさに肩を竦めた。
場所はレベッカの家の庭、木のテーブルの上にはロミナが用意したサラダが盛られた器が置かれ、メインの肉料理は買って来て味付けされた牛肉と、キューが狩って来た鹿肉が彼のブレスによって器用に焼かれていた。
子供達は焼き上がった肉を頬張り、コロが肉の乗った皿をせっせとテーブルへ運んでいた。
「ふむ、キューは脱皮して第三幼体になった様だな」
グリゼルダはその肉を口に運びながら、丸焼きにされている鹿肉と、網に置かれた牛肉に交互に炎のブレスを浴びせるキューを見てボソリと呟いた。
ブレスは直接炎を当てるのではなく、遠赤外線の効果で焦げないギリギリに調整されているあたり、キューの美味しい物を食べたいという思いが垣間見える。
「そうなんだ、お前達がオルニアルに向かってすぐ脱皮が始まって、こんなに大きくなってしまったんだ……まぁ、大きくなっても食い意地が張っている所は相変わらずだが……」
グリゼルダとロミナの話を聞いていたミラルダは、大きくなったキューを見てうーんと口をへの字に曲げた。
「コホーッ?」
どうしたのミラルダ?
「いやね、このままドンドン大きくなっちまったら、庭にも入り切らなくなるんじゃないかと思ってねぇ」
「コホー……」
確かにな……。
健太郎の脳裏にこの世界に来て初めて出会った魔物である、赤い鱗の竜の姿が思い浮かぶ。
あの食いしん坊な竜は健太郎を一飲みに出来るほど大きかった。キューがあのサイズまで成長するなら、大きいとはいえ街中の一軒家に過ぎないレベッカの家では暮らす事は難しいだろう。
「……ミラ姉、キューはお家にいられないの?」
ミラルダと健太郎の会話を聞いていたのだろう。ミミが不安そうに眉根を寄せて尋ねる。
「誰かが家から出ていく時は、その子自身がもうこの家に頼らなくても生きていけると思った時さ。でも困ったねぇ……家の大きさは変えられないし、キューに大きくなるなとも言えないし……」
「何悩んでんだ? 今回の仕事は国レベルの貸し借りになったんだぜ。ガッドの野郎に屋敷の一つも寄越せって言ゃあいいだろうが?」
あくまでレベッカの家でキューと暮らそうと考えていたミラルダには、ギャガンの言葉は考えの外だった。
「でもねぇ。この家には愛着もあるし、師匠の蔵書の事も……」
「だったら屋敷の敷地にこの家を移設すりゃあいいじゃねぇか。本はこの家から持ち出すとヤバいんだろ?」
「移設ねぇ……」
「コホーッ」
移設するなら俺がDXで運んでもいいよ。
「うーん、でもねぇ……」
「ねぇ、ミラルダ、移設って事はクルベストを出るの? わたしはディランの事があるからクルベストに居たいんだけど……」
「そうだな。わたしも真田に武術を教わらなくてはならんから、この街から離れるのは困る」
パムとロミナはクルベストから離れる事に難色を示した。
パムは自立しているからいいとして、金の無いロミナは仕事を探さないとならないだろう。
まぁ、彼女の腕なら冒険者として問題無くやって行けるだろうが……。
ミラルダとしても故郷であるクルベストから離れるのは抵抗があった。
確かに差別された記憶も多くあるが、幼少期、レベッカの家で一緒だった子供達と街を駆け回り遊んだのだ。
かけっこをした石畳の道も、かくれんぼをした裏通りも忘れられない大事な場所だった。
そんな事を考えていると、ズイッと焼かれた肉が皿にのせてミラルダの前に差し出された。
「キュエーッ!!(上手に焼けたのッ!!)」
「キュー……ありがとよ、こりゃ美味しそうだ」
「キュエーッ!!(当たり前なの、ホントはキューが食べたいぐらいなのッ!!)」
キューが出したハンドサインを読み取ったロミナが苦笑を浮かべている。
子供達とロミナが考えたハンドサインは指の折り曲げの組み合わせで、かなり複雑な事まで伝えられる。
考え出した子供達やロミナはそれでキューとコミュニケーションをとっているが、教えられたばかりのミラルダ達は何とか読み取れるといったレベルだった。
いずれは健太郎にも応用出来そうな方法だったが、その為にはまだ時間が掛かりそうだった。
ともかくとしてミラルダは、人懐っこいこの竜の場所を用意しようと、受け取った肉を食べながら心の中で決めた。
ちなみにキューが焼いた牛肉は外側はカリっと、内側はジューシーでとても美味だった。
■◇■◇■◇■
二日後、伯爵の金髪角刈りおじさんから呼び出された健太郎達は、迎えの馬車に乗って彼の城へと向かった。
通されたのは以前と同様、縁側付きの和室だった。
畳の部屋で伯爵のアドルフと公爵のガッドが背の低いテーブルの向こうに腰を下ろしている。
「ご苦労さん、話はガッドから聞いた。上手くやったみてぇだな?」
アドルフは健太郎達を座らせると、そう言って嬉しそうに笑う。
「まぁ、なんとか……」
「部下から受けた報告では、アーデンにいた迷宮の件の首謀者、イシドウアキラと協力して、殆ど君らだけで事を解決したそうじゃないか?」
「だから言ったろ、自由にやらせときゃいいってよぉ」
「しかし、これだけ有能な人材を野に放っておくのは……はぁ……分かったよ」
ガッドは健太郎達に物欲しそうな視線をむけたが、隣のアドルフからの威圧を感じると、ため息をついて肩を落とした。
「それで、今回の依頼……内容は随分と違ってしまったが、オルニアルには大きな貸しを作れた。これで外交面でも有利に事を運べるだろう。それにオルニアルの新体制は若手中心で風通りも良くなったようだし、その点でもやりやすくなった」
「あの国はアキラの記憶じゃ汚職が横行していたようだからな」
アキラの過去を覗いたグリゼルダがガッドの言葉に同意を示す。
「うむ、その通りだ。薬品の輸入についてもこれまでは中間業者が多くてね。それも今後是正されて行くだろう。それで今回の報酬なんだが……事前に提示した物とは別に君らの要望を聞こうと思ってね」
ガッドはオルニアルが健太郎達を欲しがっている事にも気付いていた。
新たに長官の椅子に座ったオーグルも絶賛していたし、自分に初めに接触してきたバレットも折に触れて健太郎達の事を尋ねてきたからだ。
それも分からなくはない、もし彼らがいなければ最悪、オルニアルは寄生生物に支配された魔物の国になっていただろう。
ざっと調べた所では彼らはアドルフが言っていた南の獣人の国、ロガエスト以外でも、魔人の国エルダガンド、竜人の国ベルドルグ、エルフの国リーフェルドでも色々やった事が判明している。
結論として、彼らはその気になればラーグを出て別の国に拠点を築く事も可能な筈だ。
追加の報酬は、オルニアルとの関係が有利になった事以上に、彼らをこの国に止めて置く為の餌の意味が大きい。
「要望……あの、じゃあこの街に庭付きの家……成長したドラゴンが暮らせるぐらいの家が欲しいです」
「ドラゴンが暮らせる家……キューか?」
アドルフの問い掛けにミラルダは頷きを返した。
「はい、今回の依頼から戻ったら、さらに大きくなっていて……正直、私達の家では今後、彼が暮らす事は難しいと思うんです」
「なるほどな。確かにタニアも一回脱皮してデカくなったしなぁ」
そう言ってアドルフは着流しから出した右手を顎にやった。
ちなみにタニアは現在、城の庭に作られた池で暮らしている。
「家か……いいだろう。アドルフ、費用はこちらで出そう。ドラゴンが暮らせる邸宅をクルベストに用意してもらえるか?」
「いいだろう」
「伯爵、キューは赤竜だ。最終的に小山程の大きさになる筈、その点も加味して家を用意して欲しい」
「分かってるさ。こっちにもタニアがいるんだ、竜についちゃ色々調べてる。任せな」
アドルフはグリゼルダの要望にニヤッと笑みを返した。
「ふえぇ、ホントに家が貰えるんだねぇ……ギャガンギャガン」
「あん? なんだパム」
「それって、わたしも住んでいいのかな?」
パムが隣に座ったギャガンの服を引っ張り頭を下げた彼の耳元で囁く。
「当たり前だろ、お前ぇも働いたんだしよぉ」
「そっ、そっか……」
宿じゃなくてちゃんとした家で暮らせるんだ……パムはそう呟いて嬉しそうにえへへと笑った。
「場所は……そうだな……フィッシュバーン家の別荘が街の北、私有地の森に面した場所にある。元は俺の先祖が狩猟用に森に併設して作ったもんだが、あんだけ広けりゃドラゴンでも問題ない筈だぜ」
「……アドちゃんちの別荘……うっ、昔、あの森で遭難した記憶が……」
ガッドは幼い頃の記憶を思い出したのか、顔を顰めていた。
「ガハハッ、あん時は捕まえた兎を二人で分けたな。腹が減ってたから凄く美味かったぜ」
「……確かに兎は美味かったが、私は地面じゃ無くて、ちゃんとベッドで寝たかったよ……」
「コホー……」
自分ちの敷地で遭難って……どれだけ広いんだよ……。
健太郎は改めて貴族のスケールの大きさに肩を竦めた。
0
あなたにおすすめの小説
『辺境伯一家の領地繁栄記』序章:【動物スキル?】を持った辺境伯長男の場合
鈴白理人
ファンタジー
北の辺境で雨漏りと格闘中のアーサーは、貧乏領主の長男にして未来の次期辺境伯。
国民には【スキルツリー】という加護があるけれど、鑑定料は銀貨五枚。そんな贅沢、うちには無理。
でも最近──猫が雨漏りポイントを教えてくれたり、鳥やミミズとも会話が成立してる気がする。
これってもしかして【動物スキル?】
笑って働く貧乏大家族と一緒に、雨漏り屋敷から始まる、のんびりほのぼの領地改革物語!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
英雄将軍の隠し子は、軍学校で『普通』に暮らしたい。~でも前世の戦術知識がチートすぎて、気付けば帝国の影の支配者になっていました~
ヒミヤデリュージョン
ファンタジー
帝国の辺境で、ただ静かに生き延びたいと願う少年、ヴァン。
彼に正義感はない。あるのは、前世の記憶と、母が遺した『物理法則を応用した高圧魔力』という危険な理論だけだ。
敵の大軍が迫る中、ヴァンは剣も振るわず、補給線と心理を切り裂く。
結果、敵軍は撤退。代償も、喝采も、彼には無意味だった。
だが、その「効率的すぎる勝利」は帝国の目に留まり、彼は最高峰の『帝国軍事学院』へと引きずり出される。
「英雄になりたいわけじゃない。生き残りたいだけだ」
謎の仮面メイド『シンカク』、命を取引に差し出した狼耳の少女『アイリ』。
少年は選択する。正義ではなく、最も費用対効果の高い道を。
これは、合理が英雄譚を侵食していく、学園ミリタリーファンタジー。
【※作者は日本語を勉強中の外国人です。翻訳ソフトと辞書を駆使して執筆しています。至らない点もあるかと思いますが、物語を楽しんでいただければ幸いです。】
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!
たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。
新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。
※※※※※
1億年の試練。
そして、神をもしのぐ力。
それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。
すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。
だが、もはや生きることに飽きていた。
『違う選択肢もあるぞ?』
創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、
その“策略”にまんまと引っかかる。
――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。
確かに神は嘘をついていない。
けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!!
そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、
神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。
記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。
それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。
だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。
くどいようだが、俺の望みはスローライフ。
……のはずだったのに。
呪いのような“女難の相”が炸裂し、
気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。
どうしてこうなった!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる

