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第十章 南洋の密林の島に八つ首の大蛇は存在した
貴族の作法
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健太郎達がギルドでフェンデアの情報を集めていた頃、屋敷ではギャガンとグリゼルダ、ロミナ、そして子供達がグラスに貴族の礼儀作法について学ぶ為、屋敷の一室に集められていた。
名誉騎士に任じられれば、間違い無く近づく貴族が現れる。
そんな時、礼儀を知らない事で健太郎達が貴族間で馬鹿にされるのは、フィッシュバーン家にとっても問題だとグラスは考えたようだ。
「なぁ、グラス……兄ちゃんなのか? それとも姉ちゃん?」
「ケント、そんな事聞くなんて失礼だよッ!」
不躾なケントの質問をおませなシェラが窘める。
「だって、分かんないと呼びにくいじゃん。それでどっちなんだい?」
腕白坊主のケントは大人達が聞けない事をためらいなく聞いた。
それについてはその場にいた全員が聞きたい事だったので、自然と視線はグラスに集まる。
「……そうですね。隠していた訳では無いのですが、少々言い辛いと言いますか……」
「言いたくねぇなら言わなくていい。ケント、別に男だろうが女だろうが、んな事はどっちでもいいだろう?」
「だってギャガン兄、グラス兄なのか、グラス姉なのかで色々変わるじゃんよ」
「ふむ、確かにグラスが女性であるなら、控えるべき事柄もあるか……」
ケントは少年らしく、虫やカエル、蜥蜴などが好きで捕まえては家族に自慢げに見せていた。
砂漠の島にいたグリゼルダやサバイバル経験のあるロミナは平気だが、シェラ等は大袈裟に逃げ回っていた。
「だろだろ。そんでグラスさん、どっち?」
「私は……肉体的には女性です」
「じゃあグラス姉……」
「ですが精神的には男です」
「えっ? それってどういう事?」
首を捻ったケントにトーマスが説明する。
「ケント、世界にはそういう人もいるんだよ。ほら、武器屋のバルガスさんもおじさんだけど、しゃべり方は女の人だろう?」
「ああ、バルガスのおっちゃんのおばちゃんか。んじゃ扱い的には男でいいんだね?」
「え……ああ、そうですね」
余りにあっさりと受け入れたケントに戸惑いながら頷いたグラスを見て、彼はニカッと笑みを浮かべる。
「了解、んじゃ、今度、何か捕まえたら見せるとするよ」
「見せる? 何を見せて頂けるのでしょうか?」
「ん? 虫とかだよ。この前、捕まえた奴なんて俺史上、最大クラスのクワガタでさぁ」
「アレは確かに大きかったねッ」
「だろーッ」
博物学好きのジェフの言葉にケントは自慢げに鼻の下を擦る。
「むっ、虫ですか……」
「あっ、グラス姉もドラ○もんと同じで虫が苦手なのッ!?」
シェラは私も私もと嬉しそうに彼の手を握って微笑んだ。
「ふぅ、ケント。男女に関わらず虫が苦手な者はいる」
ロミナがケントに向かって苦笑を浮かべる。
「分かってるけど、巨大クワガタだぜ? 男だったらテンション上がるだろ?」
「決めつけはよせ。すまんなグラス、この子は虫捕りが上手くてな。捕った虫を自慢するのが好きなんだ」
「そっ、そうですか……ケントさん、申し訳ありませんが私は虫はそれ程、好きではないので……」
「ちぇ、分かったよ。グラス兄には見せるのは止めるよ」
ケントは少し残念そうに口をへの字に曲げた。
彼は森の中に作る予定のツリーハウス、そこを昆虫採集の拠点にしようと考えていた。
そしてそこで捕らえた成果を家族や屋敷の人々に披露しようと考えていたのだ。
だが、恐らくメイド達は嫌がるだろう事は想像がついていた。
なので、グラスが男ならばと思っていたのだが……。
「いつも通り、俺達が見てやるから嫌だっていう奴に無理強いはするな」
「分かってるよ。ただ成果を大勢に見て欲しかっただけさ」
「まぁ、あのクワガタを見せたいって気持ちは分かるぜ」
「だろっ! 流石、ギャガン兄ッ!」
「へへッ」
そう言って両手を握ったケントの頭にポンと左手を置き、ギャガンはグラスに視線を向ける。
「んで、貴族の礼儀作法だったか?」
「え、ええ……あの、皆さん平然とされていますが、その、気持ち悪くは無いのですか?」
「気持ち悪い? どうして?」
パムが不思議そうにグラスを見上げる。
「だって、見た目は女なのに心は男なのですよ?」
「へっ、そんな奴は軍にはいくらでもいたぜ」
「確かにな。男ばかりの隊で長期間、潜入任務が続くとそっちに走る者は一定数いた。だが彼らが優秀な軍人である事に変わりは無い」
「冒険者でもそういう人はいたよ。強引な人もいたけど、大体はお互い了承して付き合ってたッ」
警備隊にいたロミナも覚えがあるのか、ギャガン達の言葉にうんうんと頷いている。
「軍隊……それに冒険者……でも子供達は……」
「えっと、僕等はミラ姉が街の人たちから嫌われて、色々意地悪されているのを見て育ちました。でも僕等はミラ姉が優しくて頑張り屋だって知ってます……その、何が言いたいのかというと……」
子供達を代表してトーマスが言葉をぎこちなく紡ぐ。
「頑張れ、トーマス兄ッ!!」
「う、うん。えっと、だから見た目や種族、性別とかその人にどうしょうもない事で人を見るのは止めようって、そう決めてるんです」
「……あなた達はそれを自分で?」
「はい、だって僕等はミラ姉の事が大好きですから」
「……」
グラスの脳裏に女として生きていた過去が浮かぶ。
グラスは男爵家に生まれ淑女として育てられた。
舞踏会でドレスを着て踊り、いずれはどこかの貴族に嫁ぎ妻として生きていく。
自分の性別に違和感を抱えながら、それが当然なのだと思い込む事でなんとかやって来た。
しかし、いざ、見合いが始まり求婚される様になると違和感は膨れ上がり、苦しくてたまらなくなった。
そしてある日の舞踏会、会場であるホールから抜け出し、バルコニーで一人泣いていた所をアドルフに見つかった。
「よぉ、嬢ちゃん。こんな所でなに泣いてんだよ?」
「あっ、アドルフ様……お見苦しい所をお見せしました」
変わり者だと噂の人物だが、相手は伯爵、無礼があってはならないとグラスはハンカチで涙を拭い、微笑みを浮かべる。
「……確かエンバードのトコの娘だな」
「はい、グラス・エンバードでございます」
「んで、何がそんなに辛ぇんだ?」
「それは……」
「いいから言えよ。言わねぇならお前ぇの家に押しかけてでも聞き出すぜ」
完全に追い込みをかけるヤクザの雰囲気でアドルフはグラスを眺めている。
その迫力と相手の伯爵という地位もあり、グラスは自分が性の不一致で苦しんでいる事を告白してしまった。
「なるほどな……意識が男で男に抱かれるのは確かに辛ぇわな……分かった。エンバードには俺が話を通してやる」
「えっ? 何で……」
「へへッ、俺の城下町にもお前ぇと同じ事で悩んでた奴がいる。そいつはドワーフの鍛冶屋なんだが、男が好きでよ。国に居ずらいってんでスカウトしたんだ。そういう奴がいるって知っちまったら貴族としちゃあどうにかしなきゃだろ?」
「でも私は他領の人間で……」
「貴族ってのは民を守るのが勤めだ。お前ぇもラーグの民には違いねぇし傷付いてんなら救わねぇとな」
その後、アドルフはエンバード家を訪ね、グラスの父母に彼の秘密を伝え、おぞましい物でも見る様な目をグラスに向けた彼らに「お前ぇらがいらねぇなら俺が貰う」と啖呵を切ってクルベストに連れ帰った。
追憶から立ち返ったグラスは視線をトーマス達に向ける。
「なるほど……」
グラスは恩人であるアドルフが大きな仕事をこなしたとはいえ、何故一冒険者である健太郎達を優遇するのか分かった気がした。
「これは気合を入れて事に当たらないといけませんね」
グッと拳を握ったグラスを見てケントが顔を引きつらせる。
「いや、グラス兄、ドラ○もんやミラ姉とかは名誉騎士になるかもだけど、俺達は平民だからさ。その貴族の礼儀とかは別に……」
当初、グラスが男か女かで話題が逸れ言えなかったが、そもそもケントは礼儀作法の勉強等したくはなかったのだ。
「いえ、そういう訳には参りません。ミシマ様達が貴族社会で恥を掻かぬよう精一杯、指導させて頂きます」
「うぇ……俺はそういうのはいいぜ」
「私も遠慮したいな……そもそも我々は他国人だ。多少、この国の作法に疎くても構わんだろう? 伯爵も気にしていないようだし……」
鼻に皺を寄せたギャガン、首を竦めたグリゼルダにグラスは首を振る。
「駄目ですッ! 作法の事であなた方が他の貴族に何か言われる等、私が耐えられませんッ!!」
自分を当たり前に受け入れてくれた人々が誹謗中傷される。それを想像したグラスは使命感に燃えていた。
そんな諦めそうにないグラスの姿に、ギャガン達は顔を見合わせため息を吐いた。
名誉騎士に任じられれば、間違い無く近づく貴族が現れる。
そんな時、礼儀を知らない事で健太郎達が貴族間で馬鹿にされるのは、フィッシュバーン家にとっても問題だとグラスは考えたようだ。
「なぁ、グラス……兄ちゃんなのか? それとも姉ちゃん?」
「ケント、そんな事聞くなんて失礼だよッ!」
不躾なケントの質問をおませなシェラが窘める。
「だって、分かんないと呼びにくいじゃん。それでどっちなんだい?」
腕白坊主のケントは大人達が聞けない事をためらいなく聞いた。
それについてはその場にいた全員が聞きたい事だったので、自然と視線はグラスに集まる。
「……そうですね。隠していた訳では無いのですが、少々言い辛いと言いますか……」
「言いたくねぇなら言わなくていい。ケント、別に男だろうが女だろうが、んな事はどっちでもいいだろう?」
「だってギャガン兄、グラス兄なのか、グラス姉なのかで色々変わるじゃんよ」
「ふむ、確かにグラスが女性であるなら、控えるべき事柄もあるか……」
ケントは少年らしく、虫やカエル、蜥蜴などが好きで捕まえては家族に自慢げに見せていた。
砂漠の島にいたグリゼルダやサバイバル経験のあるロミナは平気だが、シェラ等は大袈裟に逃げ回っていた。
「だろだろ。そんでグラスさん、どっち?」
「私は……肉体的には女性です」
「じゃあグラス姉……」
「ですが精神的には男です」
「えっ? それってどういう事?」
首を捻ったケントにトーマスが説明する。
「ケント、世界にはそういう人もいるんだよ。ほら、武器屋のバルガスさんもおじさんだけど、しゃべり方は女の人だろう?」
「ああ、バルガスのおっちゃんのおばちゃんか。んじゃ扱い的には男でいいんだね?」
「え……ああ、そうですね」
余りにあっさりと受け入れたケントに戸惑いながら頷いたグラスを見て、彼はニカッと笑みを浮かべる。
「了解、んじゃ、今度、何か捕まえたら見せるとするよ」
「見せる? 何を見せて頂けるのでしょうか?」
「ん? 虫とかだよ。この前、捕まえた奴なんて俺史上、最大クラスのクワガタでさぁ」
「アレは確かに大きかったねッ」
「だろーッ」
博物学好きのジェフの言葉にケントは自慢げに鼻の下を擦る。
「むっ、虫ですか……」
「あっ、グラス姉もドラ○もんと同じで虫が苦手なのッ!?」
シェラは私も私もと嬉しそうに彼の手を握って微笑んだ。
「ふぅ、ケント。男女に関わらず虫が苦手な者はいる」
ロミナがケントに向かって苦笑を浮かべる。
「分かってるけど、巨大クワガタだぜ? 男だったらテンション上がるだろ?」
「決めつけはよせ。すまんなグラス、この子は虫捕りが上手くてな。捕った虫を自慢するのが好きなんだ」
「そっ、そうですか……ケントさん、申し訳ありませんが私は虫はそれ程、好きではないので……」
「ちぇ、分かったよ。グラス兄には見せるのは止めるよ」
ケントは少し残念そうに口をへの字に曲げた。
彼は森の中に作る予定のツリーハウス、そこを昆虫採集の拠点にしようと考えていた。
そしてそこで捕らえた成果を家族や屋敷の人々に披露しようと考えていたのだ。
だが、恐らくメイド達は嫌がるだろう事は想像がついていた。
なので、グラスが男ならばと思っていたのだが……。
「いつも通り、俺達が見てやるから嫌だっていう奴に無理強いはするな」
「分かってるよ。ただ成果を大勢に見て欲しかっただけさ」
「まぁ、あのクワガタを見せたいって気持ちは分かるぜ」
「だろっ! 流石、ギャガン兄ッ!」
「へへッ」
そう言って両手を握ったケントの頭にポンと左手を置き、ギャガンはグラスに視線を向ける。
「んで、貴族の礼儀作法だったか?」
「え、ええ……あの、皆さん平然とされていますが、その、気持ち悪くは無いのですか?」
「気持ち悪い? どうして?」
パムが不思議そうにグラスを見上げる。
「だって、見た目は女なのに心は男なのですよ?」
「へっ、そんな奴は軍にはいくらでもいたぜ」
「確かにな。男ばかりの隊で長期間、潜入任務が続くとそっちに走る者は一定数いた。だが彼らが優秀な軍人である事に変わりは無い」
「冒険者でもそういう人はいたよ。強引な人もいたけど、大体はお互い了承して付き合ってたッ」
警備隊にいたロミナも覚えがあるのか、ギャガン達の言葉にうんうんと頷いている。
「軍隊……それに冒険者……でも子供達は……」
「えっと、僕等はミラ姉が街の人たちから嫌われて、色々意地悪されているのを見て育ちました。でも僕等はミラ姉が優しくて頑張り屋だって知ってます……その、何が言いたいのかというと……」
子供達を代表してトーマスが言葉をぎこちなく紡ぐ。
「頑張れ、トーマス兄ッ!!」
「う、うん。えっと、だから見た目や種族、性別とかその人にどうしょうもない事で人を見るのは止めようって、そう決めてるんです」
「……あなた達はそれを自分で?」
「はい、だって僕等はミラ姉の事が大好きですから」
「……」
グラスの脳裏に女として生きていた過去が浮かぶ。
グラスは男爵家に生まれ淑女として育てられた。
舞踏会でドレスを着て踊り、いずれはどこかの貴族に嫁ぎ妻として生きていく。
自分の性別に違和感を抱えながら、それが当然なのだと思い込む事でなんとかやって来た。
しかし、いざ、見合いが始まり求婚される様になると違和感は膨れ上がり、苦しくてたまらなくなった。
そしてある日の舞踏会、会場であるホールから抜け出し、バルコニーで一人泣いていた所をアドルフに見つかった。
「よぉ、嬢ちゃん。こんな所でなに泣いてんだよ?」
「あっ、アドルフ様……お見苦しい所をお見せしました」
変わり者だと噂の人物だが、相手は伯爵、無礼があってはならないとグラスはハンカチで涙を拭い、微笑みを浮かべる。
「……確かエンバードのトコの娘だな」
「はい、グラス・エンバードでございます」
「んで、何がそんなに辛ぇんだ?」
「それは……」
「いいから言えよ。言わねぇならお前ぇの家に押しかけてでも聞き出すぜ」
完全に追い込みをかけるヤクザの雰囲気でアドルフはグラスを眺めている。
その迫力と相手の伯爵という地位もあり、グラスは自分が性の不一致で苦しんでいる事を告白してしまった。
「なるほどな……意識が男で男に抱かれるのは確かに辛ぇわな……分かった。エンバードには俺が話を通してやる」
「えっ? 何で……」
「へへッ、俺の城下町にもお前ぇと同じ事で悩んでた奴がいる。そいつはドワーフの鍛冶屋なんだが、男が好きでよ。国に居ずらいってんでスカウトしたんだ。そういう奴がいるって知っちまったら貴族としちゃあどうにかしなきゃだろ?」
「でも私は他領の人間で……」
「貴族ってのは民を守るのが勤めだ。お前ぇもラーグの民には違いねぇし傷付いてんなら救わねぇとな」
その後、アドルフはエンバード家を訪ね、グラスの父母に彼の秘密を伝え、おぞましい物でも見る様な目をグラスに向けた彼らに「お前ぇらがいらねぇなら俺が貰う」と啖呵を切ってクルベストに連れ帰った。
追憶から立ち返ったグラスは視線をトーマス達に向ける。
「なるほど……」
グラスは恩人であるアドルフが大きな仕事をこなしたとはいえ、何故一冒険者である健太郎達を優遇するのか分かった気がした。
「これは気合を入れて事に当たらないといけませんね」
グッと拳を握ったグラスを見てケントが顔を引きつらせる。
「いや、グラス兄、ドラ○もんやミラ姉とかは名誉騎士になるかもだけど、俺達は平民だからさ。その貴族の礼儀とかは別に……」
当初、グラスが男か女かで話題が逸れ言えなかったが、そもそもケントは礼儀作法の勉強等したくはなかったのだ。
「いえ、そういう訳には参りません。ミシマ様達が貴族社会で恥を掻かぬよう精一杯、指導させて頂きます」
「うぇ……俺はそういうのはいいぜ」
「私も遠慮したいな……そもそも我々は他国人だ。多少、この国の作法に疎くても構わんだろう? 伯爵も気にしていないようだし……」
鼻に皺を寄せたギャガン、首を竦めたグリゼルダにグラスは首を振る。
「駄目ですッ! 作法の事であなた方が他の貴族に何か言われる等、私が耐えられませんッ!!」
自分を当たり前に受け入れてくれた人々が誹謗中傷される。それを想像したグラスは使命感に燃えていた。
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